まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼東京第二友の会 音楽会 / 小山実稚恵 ピアノリサイタル       2014/2/11(火・祝)
▼土曜ソワレシリーズ《女神(ミューズ)との出逢い》 第238回       2014/1/25(土)

▼第49回日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート      2014/1/19(日)


 東京第二友の会 音楽会 / 小山実稚恵 ピアノリサイタル

東京第二友の会 音楽会

小山実稚恵 ピアノリサイタル

2014年2月11日(火・祝)
開演:14:00
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

シューベルト:即興曲 作品142-3 変ロ長調
ベートーヴェン:ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」作品27−2
バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ
〜後半〜
ショパン:
ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64−2
ワルツ 第6番 変二長調 「小犬ノワルツ」作品64−1
アンダンテスピアーナと華麗なる大ポロネーズ 作品22
ピアノ協奏曲 第2番 第2楽章 ラルゲット(ピアノ・ソロ版)
バラード 第4番 へ短調 作品52

<アンコール>
スクリャービン:
左手のための2つの小品
作品9-2「ノクターン」
ショパン:
ノクターン「遺作」
英雄ポロネーズ




先週、大雪が降った東京ですがその雪の残りがまだある中渋谷へ向かいました。
今日のコンサートは渋谷のさくらホールですが、小山さんに取りましては始めてのホールであり、また普段あまり使用されていないスタインウェイだった様でその弾き慣らしも行った様です。
ホールの場所は、渋谷駅を降りてオーチャードとは逆の国道246線の方向へと歩きます。駅からは約15分くらいの場所になります。
もともとは大和田小学校だった場所を渋谷区文化総合センターに模様替えした様で、コンサートホール以外に12階にはコスモプラネタリウムが完備されています。
今日は主婦の友が主催者である事からも観客の多くは主婦の方たちでした。
指定席も用意してありましたが、自由席も多く取ってある事から開演前から沢山の方が入場を待っていました。
僕は入場開始時間の約20分前に現着しましたが既に沢山の皆さんが順番待ちをしていてホール前の待ち場所は入りきれない位の人数になっていたため少し早めの入場開始となりました。
客席は729席あり室内楽やピアノリサイタルなどには程良い素晴らしい施設でした。
演奏が始まる前に小山さんのトークがありました。
演目の紹介や分かり易い説明でしたが、今日は主婦の友の会の皆さんが主体で普段あまりクラシック音楽に触れることの無い方も来演されていたと思いますのでとても嬉しい心使いだったと思います。
そして前半はシューベルトとベートーヴェン、そしてバッハと本格的なクラシックの醍醐味が味わえる重厚な演目です。バッハのブゾーニ:シャコンヌは何度聴いてもその素晴らしさに心打たれる物があります。
そして後半はオールショパン。こちらはクラシック音楽の楽しさを満喫出来るとて素敵なプログラムでした。
特に後半はショパンの美しい旋律が十二分に楽しめるプログラムでしたので、主婦の皆様方も普段の疲れを忘れてその余韻に浸って頂けていた様でした。
アンコールも3曲弾いて頂き、特にスクリャービンの左手のためのノクターンは皆さんの心をとても癒して下さった様でした。
終演後のサイン会も勿論大盛況で沢山の皆さんが小山さんとの楽しい会話を楽しんでいました。
まだまだ寒い日が続く様ですが春も静かに近づいて来ています。次のコンサートでまた皆さんとお会いする事を楽しみにしています。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


本日のお勧めの1枚です!
本日演奏をしたレコード・アカデミー賞受賞した「シャコンヌ」です=> こちらです




寒空の渋谷です
先日の大雪がまだ残って印す



ホールはオーチャードとは別の方角です

ホールは246号線の先にあります。



ホールはとても立派な建物でした



渋谷区の文化総合センターにあります




プラネタリウムも展示してあります

当日券も若干ありました



自由席の沢山の入場待ちしていました





入場開始となりました




明るいロビーです



729席の立派なホールでした





CDも販売されました



終演となりました

サイン会は長蛇の列でした




アンコールは3曲です



サイン会はファンの皆さんとの楽しい語らいの場です。
<撮影・掲載は了解済みです>

今日も素敵なドレスでした!
<撮影・掲載は了解済みです>



だいぶ日が伸びました

ハチ公に挨拶をしてから帰宅しました



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Date: 2014/2/11(火・祝)

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 土曜ソワレシリーズ《女神(ミューズ)との出逢い》 第238回

土曜ソワレシリーズ《女神(ミューズ)との出逢い》 第238回
小山実稚恵 ピアノ・リサイタル

2014年1月25日(土)
17:00開演
会場:フィリアホール


オープニングトーク(音楽評論家 萩谷由喜子)

J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ ニ短調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004より)
〜休憩〜
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲


バッハの不朽の名作へ。限りなき小山実稚恵の想い。

Wataru Nishida2008年から始まった小山実稚恵の"作曲家の想い"シリーズもいよいよ後半に突入。悠久のときを刻む1つのアリアと、極めて高度な作曲技法で連綿と続く30の変奏。「巨大な知の建築物」として、時代を超えて人々の心を揺さぶり続ける、バッハのゴルトベルク変奏曲。





フィリア・シリーズ(全6回シリーズ)

2008年1月からスタートしている「作曲家の想い」のシリーズ。
2年に一度のペースで全6回、最終回はなんと2018年。

第1回目 「ラフマニノフの想い」(2008年) 
第2回目 シューマン(2010年) 
第3回目 ショパン(2012年)
第4回目 バッハ(2014年)
第5回目 シューベルト(2016年)
第6回目 ベートーヴェン(2018年)最終回
フィリアホールで2年に1度のペースで行われているシリーズで今回は4回目です。
今回はバッハです。シャコンヌとゴルトベルク変奏曲とまさにバッハを代表する2作品です。
バッハだけと言う特別なプログラムにも係わらず場内はほぼ満席に近い状態でした。
今日は音楽評論家の萩谷由喜子さんによるオープニングトークもあると言う事でトークも楽しみにしていました。
萩谷さんとは12月3日(火)の11:30〜12:30においてプレトークがここフィリアホールでありましたが、平日の日中と言う事で僕は残念ながら参加出来ませんでした。なので今日のオープニングトークはとても嬉しい企画です。
萩谷さんはいつもの様に美しい和服姿で登場されました。日本舞踊花柳流の専門部名取である事から和服はとてもお似合いです。
トークは本日のバッハに関する内容で我々素人にもとても分かり易く、演奏を聞く前の情報としては大変にありがたいものでした。
特にゴルトベルク変奏曲についてはプログラムの中にも解説を書いて下さっていますが、アリアで始まりアリアで終わる。そして30変奏については3つのグループに分ける事が出来ます。宇宙を創造させる壮大なバッハの曲ですが、そこには緻密で計算しつくされた音楽が詰まっていると言うお話を聞き、益々バッハの偉大さを思わずにはいられないトークの内容でした。
そして小山さんは最後のアリアが戻ってくる所が一番お気に入りであると言うお話も聞かせて頂きました。
確かに永遠とも思えるように続く変奏曲の最後に再びあのアリアを聴くと、壮大な宇宙の旅からまるで帰還した様な気持ちになります。
オープニングトークが終わると小山さんが登場されました。ゴールドと茶系を組み合わせたとてもシックで落ち着いたバッハをイメージさせる素敵なドレスでした。
シャコンヌは先のレコード・アカデミー賞を受賞した曲でもあり小山さんにとっても忘れる事の出来ない曲になっていると思います。
壮大で重厚、且つとても繊細で感動的な小山さんのシャコンヌ、生演奏もそしてCDでも何度も聴いています。
観衆の皆さんもシャコンヌの演奏に釘付け状態で、演奏が終わった瞬間、ブラボーと沢山の拍手が場内を駆け巡りました。
シャコンヌの余韻が残る中、ホワイエに出ると今日も沢山の小山ファンの皆さんとお会いする事が出来ました。
ファンの皆さんは九州、山梨、仙台、大阪と日本全国からここフィリアに駆けつけて来て下さっています。
小山さんは本当に多くの皆さんから慕われているピアニストであるのだなと、しみじみと感じます。
そして後半はゴルトベルク変奏曲。小山さんはゴールド一色の眩いばかりのドレスで登場されました。ゴルトベルクにとても良く似合うドレスでした。
場内が静まり返るとアリアが・・・・・
そして永遠と続く変奏曲、まるで宇宙を旅する様に果てしなく続きます。素人の感想ですが永遠とも思える長い変奏曲を暗譜で弾いていく事、まずはそこで驚きを感じざるを得ません。今更ながらですが小山さんはどの様にして暗譜が出来るのか?勿論、ゴルトベルク以外にも連日沢山の曲を弾かれています。いくら本職とは言え本当に凄い事だと今更ながら思わせるゴルトベルクの高度な演奏技術です。最後に再び現れたアリア。その感想に思わず涙したのは僕だけでしょうか?
本当に素晴らしいゴルトベルクでした。観衆の皆さんの思いも同じで、その感動は最高点に達していました!
ブラボーと沢山の拍手がその感度の大きさを表していました。小山さんは何度もカーテンコールを受け、そして終演となりました。
バッハの無限の宇宙を思わせる素晴らしい演奏に、クラシック音楽の素晴らしさを改めて認識させてもらった一日となりました。
サイン会は勿論、長蛇の列で今日も1時間くらいファンの皆さんと交流を図られていました。
小山さん、連日のコンサートが続き本当にお疲れ様でした。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


本日のお勧めの1枚です!
本日演奏をしたレコード・アカデミー賞受賞した「シャコンヌ」です=> こちらです





今日はオールバッハです!




フィリアホールは魅力あるコンサート満載




入場となりました



休憩時間の様子です




CD売り場です

開演前の様子です



今日もサイン会は長蛇の列でした

丁寧にサインをする小山さん
<撮影・掲載 了解済みです>



ゴールドの衣装が素敵でした!
<撮影・掲載 了解済みです>

萩谷さんとのツーショットです!
<撮影・掲載 了解済みです>



終演後はすっかり暗くなっていました

青葉台駅はホールの目の前です



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Date: 2014/1/25(土)

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 第49回日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート

第49回日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート

2014年1月19日(日)
14:00 開演

グリンカ: オペラ『ルスランとリュドミラ』序曲
ドヴォルザーク: チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
<アンコール>
バッハ:
無伴奏チェロ組曲第3番より「ブーレ」(チェロアンコール)
〜休憩〜
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
<アンコール>
ラフマニノフ:
前奏曲 op.32-5(ピアノアンコール)

指揮:垣内悠希
東京都交響楽団

ピアノ:小山実稚恵
チェロ:宮田大


先日の横浜みなとみらいホールでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴き、歓喜に浸った事は記憶に新しいのですが、今日は引き続きラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をここサントリーホールで聴きます。
小山さんにとりましても、またファンにとりましても嬉しいプログラムが目白押しです。先日の横浜みなとみらいホールもチケット完売で2000人のホールは埋めつくされましたが、今日のサントリーホールも完売で2000人のファンが訪れています。
一歩ホールに足を踏み入れるとそこは沢山の聴衆の皆さんでその熱気に圧倒されました。前半がドヴォルザークのチェロ協奏曲で後半がラフマニノフのピアノ協奏曲第3番と、何と楽しみなプログラムなのでしょうか!
そして今年は新年より晴れ続きでこんな穏やかな日が続く新年も珍しいのではないでしょうか?ピリっと張り詰めた空気がラフマニノフの音楽にピッタリの今日です。
前半はグリンカのオペラ『ルスランとリュドミラ』序曲、 そしてドヴォルザーク:チェロ協奏曲。チェロは期待の若手であります宮田大さん。とても新鮮でフレッシュなドヴォルザークは聴衆の心を大きく掴み、僕もこの素晴らしいチェリストに終始心を奪われました!これからの日本のクラシック音楽界を担う事を十分に期待させる音楽性、人間性を兼ね備えた素晴らしいアーチストでした。
アンコールはバッハの無伴奏チェロ組曲第3番より「ブーレ」でしたが、静まり返った大ホールに流れるチェロの音は例えようもなく美しく、そしてバッハの無限の世界へと導いてくれました。
聴衆の皆さんの感動も最高に達し、ホール内はブラボーと拍手がいつまでも響き渡りました。
今日のコンサートは第49回目の日本赤十字社 献血チャリティ・コンサートであり、休憩時間は募金での活動も行われていました。
そして後半はいよいよラフマニノフのピアノ協奏曲第3番です。
小山さんはオレンジの美しいドレスで登場され席に着席ました。指揮者の垣内悠希さんとコンタクトを取ると演奏が始まりました。
今日のスタインウェイもとても良く調律がされていて音がすごく自然でホール全体に広がっています。東京都交響楽団の皆さん、そして垣内悠希さんと絶妙な流れで奏でられて行きます。そしてカデンツァ。小山さんの気迫溢れるカデンツァは素晴らしい緊張感と感動に満ち溢れ、金縛りの状態になりその感動で涙腺が緩んでいました。
オーボエの美しい旋律で第2楽章が始まるとロシアの大地が目の前広がりがり、そして徐々に高揚が高まり、感動は最高点に達しました!
小山さんのピアノの表現はダイナミックでありながらとても繊細であり聴く者をラフマニノフの世界に十分に浸らせてくれました。この瞬間が永遠に続いて欲しい。誰もがそう思う瞬間であります。この時には涙腺は全開一歩手前まで来ていました。周りに誰もいなければ涙腺は開いていたと思います。
力強く第3楽章へ入ると小山さん、垣内悠希さん、そして東京都交響楽団の皆さんは出来る限りのエネルギーで融合していき聴衆は息も忘れる程の感動の中でフィナーレへと進んで行きます。終盤のピアノが奏でると楽団が返す、この瞬間は本当に素晴らしく感動は最高点に達していました。
最後の1音が終わった瞬間、場内から沢山のブラボー、そして拍手が怒涛のように押し寄せて来ます。やっぱりラフマニノフの音楽は本当に感動の玉手箱だと思います。
2000人の感動が一つになった瞬間は例え様も無く掛け替えの無い時間であり聴衆の皆さんも永遠にこの瞬間を忘れないと思います。
力を出し切った小山さんですが、なんとラフマニノフの前奏曲 op.32-5のアンコールを弾いて下さいました。
感動で燃え上がった心を優しく包んでくれた小山さんのピアノ。最高のアンコールでした!!!!!
終演後は宮田大さんと並んでのサイン会がありました。本当に長蛇の列でしたが、お二人とも疲れを微塵も感じさせる事は無く、大きな仕事を成し得た者だけが持つことの出来る素晴らしい笑顔をお二人とも終始絶やす事はありませんでした。
宮田さん、小山さん、垣内さん、そして東京都交響楽団の皆さん、最高の芸術をありがとうございました。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!



地下鉄からサントリーホールへ





今日もとても良いお天気です



今日もチケットは完売です






カラヤン広場はいつ来ても新鮮です




宮田大さんはドヴォルザークのチェロ協奏曲



2時の開演です




たくさんの人で熱気溢れていました!



2階ホワイエです

2階 喫茶コーナーです



開演前の様子です





休憩時間の様子です




CD売り場です。



終演となりました




宮田大さんとサイン会を
<撮影・掲載 了解済み>

終演後の小山さんです
<撮影・掲載 了解済み>




今日も沢山の感動をありがとうございました



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Date: 2014/1/19(日)

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