今日は自宅から一番近いフィリアホールです。
新年を迎えてから晴れの天気が続いていましたが、今日は雪がパラつきそうなとても寒い日です。
自宅を出て15分でホールに着きました。近いと本当に楽です・・・
ここフィリアでのコンサートは2年に1回のペースで2008年1月からスタートした「作曲家の想い」のシリーズ。
全6回、最終回はなんと2018年で第6回目は「小山実稚恵の世界」より1年先です。
フィリア通信 インタビュー
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http://www.philiahall.com/j/interview/080119/index.shtml
第1回目 「ラフマニノフの想い」(2008年) ・・・残念ながら行けませんでした。
第2回目 シューマン(2010年) ・・・
管理人の感想
第3回目 ショパン(2012年)
第4回目 バッハ(2014年)<予定>
第5回目 シューベルト(2016年)<予定>
第6回目 ベートーヴェン(2018年)最終回<予定>
今回は弦楽四重奏のクァルテット・エクセルシオの皆さんとの共演ですが、
2011年1月29日に第一生命ホールで共演しています。(この時は残念ながら行けませんでした)
実は今回のプログラムの中のピアノ協奏曲第1番、2番は昨年11月に
厚木市文化会館で聴きました。(メンバーは 景山誠治 ・ 景山裕子(ヴァイオリン),安藤裕子(ヴィオラ), 上森祥平(チェロ) 渡辺玲雄(コントラバス):敬称略)
同じ曲ですが演奏者、ホールの違いでどの様に違うのか、それもひとつの楽しみになっています。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズは気品に満ち溢れ、ショパンの香りを十分に味わせてくれました。
そしてピアノ協奏曲第2番です。クァルテット・エクセルシオの演奏はとても新鮮で繊細な音色はショパンの香りを余すことなく表現されており、小山さんとの音の共演はとても素晴らしくオーケストラ版では味わうことの出来ない至福の時間でありました。第2楽章のラルゲットはそれぞれの楽器の持ち味を十分に引き出されており、その甘酸っぱいショパンの心の内を余すことなく表現されていました。
そして後半は第1番。最近気がついた事なのですが、アーチストのコンディションもさることながら聴く者のコンディションがとても重要だと言うことが判りました。もちろん、前半の演奏も素晴らしいのですが、特に後半の演奏は心から楽しむ事が出来る。これは自分自身の耳が徐々になれてきて特に後半がベストの状態になるのでは?と思いました。たとえば前半が1番で、後半が2番だったら例え同じ演奏を聴いたとしても聴く者の状態できっと違っていたのだろうなと。
そんな訳で後半の1番は最高のコンディションで聴ける事になりクァルテット・エクセルシオの皆さんと小山さんの演奏が如何に素晴らしいかを実感出きて、心の心底から、あぁ、いいなぁ〜〜と。。。大げさな表現ですが、生きていてこの様な素晴らしい演奏を聴けることは最高の幸せだと。しみじみ思いました。
聴衆の皆さんも僕と同じ気持ちになれてブラボーの掛け声と共にいつまでも続く拍手がフィリアホールに響き渡りました。
そしてアンコールはラルゲット。じっくりと聴かせて下さいました。この楽章だけを何度聴いても毎回涙すると思います。
心にジ〜〜ンと来たまま終演となりました。
クァルテット・エクセルシオの皆さんとはこれからも是非共演して頂きたく思います。
終演後はサイン会がありました。
今日も本当に多くの皆さんが参加されました。
そしていつも小山さんのコンサートに駆けつけて下さいます多くのファンの皆様とも挨拶が出来、嬉しい限りです。
皆様にこの場をお借りしましてお礼を申し上げます。
今年はコンサートが続いていて、次は月曜日に行われます都民芸術フェスティバル(東京文化会館)でコバ研さんとのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番を聴きに行きます。
また皆さんとお会い出来ることを楽しみにしつつ・・・・・
このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください =>
こちらです
今日のお勧めの1枚は1月25日に新譜発売される Vocalis です!
昨年の震災は小山さんの人生をも変える程の辛い出来事でした。
そんな中で、心優しい小山さんが思いを込めて弾き上げたアルバムです。
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