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「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2022」ご報告
covariant
サイト管理人 まさと 様
ファンサイトのリニューアル、おめでとうございます!
久しぶりに書き込みもできることに大喜びです。!!

5月4日・5日、小山さんは金沢にお越しになり、
「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2022」で2公演にご出演されました。
この春の私の生活は、新たに始めた習いごと如きものもあって、目まぐるしく過ぎていくこともあり、ここには簡単にご報告致します。

5月4日(水・みどりの日) 19:35〜
石川県立音楽堂コンサートホール
”小山実稚恵のラフマニノフ第2番”
 .罐戞璽襦Ε好澄璽鷸愆 東京交響楽団
  リスト 交響詩「前奏曲」
 ▲罐戞璽襦Ε好澄璽鷸愆 東京交響楽団
   Pf/小山実稚恵  ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番
 <小山さんのアンコール>
  ショパン ノクターン 第2番 変ホ長調 op.9-2

5月5日(木・こどもの日) 15:20〜
金沢市アートホール
”小山実稚恵 ソロと室内楽”
 .轡紂璽戰襯函‖╋酋
   Pf/小山実稚恵
  即興曲D935 作品142-2 変イ長調
  即興曲D935 作品142-3 変ロ長調
  即興曲D899作品 90-2 変ホ長調
 ▲轡紂璽泪
  ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44
   Pf/小山実稚恵
   Vc/アビゲイル・ヤング
   Vc/江原 千絵
   Va/古宮山 由里
   Vc/ルドヴィート・カンタ

石川県立音楽堂での東京交響楽団の響きは、演奏者の数からも、私が普段聴いているオーケストラ・アンサンブル金沢の響きとは質の異なる大編成なので、先ずはその違いに圧倒され、平凡な表現になってしまいますが、生で身近に聴く迫力満点の小山さんのラフマニノフを満喫しました。
そして、音楽祭の限られた時間配分の中に小山さんはアンコール演奏も入れて頂き、埋め尽くした聴衆は大喜びでした。
私は7日(土)に訪れた某ショッピングセンターの馴染みの店員さんから、このアンコール曲での感動を話したお客さんがいましたよ!と伝え聞きました。

金沢市アートホールでのシューベルトの即興曲は、私には耳慣れたものですが、今回の小山さんによる演奏は、それがピアノであることを超えた音に聞こえました。
私にとってはこれまで聴いたどの回よりも印象に残るシューベルトの魂でした。
そしてシューマンの五重奏曲は、流石にオーケストラ・アンサンブル金沢の首席奏者の方々を交えた協演であるからか、輪郭のはっきりした素晴らしい合奏、私の印象は精緻な工芸品を見るかのような、とても聴き応えのある味わい深いシューマンの室内楽でした。

小山さんにはお忙しいスケジュールを縫って金沢にまでお越し頂いたことに感謝致します。次年度からは広上淳一さんも金沢に来られる機会が増えますし、また当地でもお会いできますように願っております。
Date: 2022/05/09/19:30:08 No.5026

Re:「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2022」ご報告
管理人@まさと
covariantさん

ご無沙汰しております。
早速の書き込みをありがとうございました。
やっとの事でファンサイトをリニューアルしました。
また新たな気持ちでファンサイトを続けて行きたいと思いますので宜しくお願いします。
Date: 2022/05/10/09:18:56 No.5027


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Carte Blanche Vol.5(シリーズ最終回)のご報告
ぴあのふぉるて
9月24日、小山さんの Carte Blanche Vol.5を拝聴しました。
シリーズ最終回の今回は、コンチェルト二つ! まことに素晴らしいステージでした。
〜〜〜
日本フィル杉並公会堂シリーズ2021-2022 第3回
 Carte Blanche 小山実稚恵 Vol.5 (シリーズ最終回)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
指揮:梅田俊明
ピアノ:小山実稚恵
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
〜〜〜

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番はベートーヴェンイヤーの昨年3月11日、Carte Blanche Vol.3 で演奏される予定の曲でしたが、残念ながらコロナ禍のため公演は中止となりました。
シリーズ最終回でその曲をご披露いただけるなんて、感謝感激です! さらに今回はラフマニノフの名曲、小山さん最愛のコンチェルトとのカップリングです! 幻のVol.3では、確かベートーヴェンの美しい第4番のピアノコンチェルトが組まれていました。
毎回、想いの込められたプログラミングに感じ入っております。

《ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番》
小山さんの演奏でこの曲を体験するのは、今回が初めてです。
若竹色のドレスで颯爽と登場された小山さんに、青年ベートーヴェン像が重なりました。

曲のはじめ、小山さんはオーケストラの提示部に合わせて全身でリズムを取りながら音楽と一つになっておられます。その情景に、もうすっかり心を奪われてしまいました。
続いて、いよいよピアノが語り始めます。粒のそろった音階、力強い印象的な主題、細やかなトリル、美しい歌、深みのある和音、、、小山さんは柔らかな微笑みをたたえて、慈しむように演奏なさっていました。真心のこもった音色から、ベートーヴェンへの深い想いとピアノ愛がまっすぐ伝わってきます。
カデンツァでは優美なアルペジオに胸キュン。他にもピアノの魅力がいっぱいです。
オーケストラの響きも心にしみます。どことなく古風な香りの漂う、端整な曲ですね。
緩徐楽章は、気品に満ちた穏やかな調べにうっとり聴き入りました。
弦楽器や木管楽器とピアノが優雅に溶け合う響きは、美しさの極み。
軽快な第3楽章。小山さんと団員の皆様の躍動感あふれる瑞々しい奏楽に魅了されました。
ベートーヴェンらしい堂々とした楽曲には作者の強い意思を感じます。

《ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番》
ステージ後半、小山さんは真紅色のドレスで登場なさいました。演目にぴったりの、情熱あふれる色ですね!

ラフマニノフの魂が乗り移ったように優美で雄大、かつ清々しい演奏でした。憂いに満ちた出だしから迫力のフィナーレまで、想いの込められた演奏にワクワクドキドキ、興奮が止まりません。
何度も聴いた曲なのに、初めて聴くように新鮮です。

小山さんのブレない身体の軸、解放された腕、柔らかい手首、正確な指、そして、集中力の素晴らしさ! 全身全霊をささげてピアノを奏でておられるお姿に釘づけです。
豊かな和音、煌めく高音、鮮やかなオクターブの連打、まろやかな弱音… 小山さんの壮大なカデンツァには、ただひれ伏すしかありません。

おびただしい数の音符から美しい旋律が聴こえてくる妙技、力強い情景と繊細な心情の鮮やかな対比、などすべてに心をつかまれました。
小山さんの左手の意志には、特に胸を打たれます。

オーケストラも緊張感あふれる引き締まった演奏でした。
ピアノとオーケストラの音色が合わさって生まれる分厚い響きに陶酔しました。

もしラフマニノフの故郷ロシアへ帰る願いが叶っていたならば、これほど心揺さぶられる音楽は生まれていなかったかもしれませんね。望郷の念が胸に迫ります。
と同時に、どこか吹っ切れたような爽やかさが印象的でした。
「痛快!」 やはりこの曲が大好きな夫も、感激しきりです。

《アンコール曲》
熱い盛大な拍手に応えて、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より、第18変奏をお聴かせくださいました。ソロ曲でなくてこの作品をお選びになるところに、小山さんの温かい謙虚なお人柄を感じます。

小山さん、梅田さん、日本フィルの皆様、どうもありがとうございました。
小山さんと皆様のご共演をまた楽しみにしております。
Date: 2021/10/20/08:26:06 No.5018


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「ベートーヴェン、そして…」第5回《結晶体》@オーチャードホールのご報告
ぴあのふぉるて
6月19日(土)、オーチャードホールにて、小山さんの「ベートーヴェン、そして…」第5回《結晶体》を主人といっしょに拝聴しました。
小山さん超絶素晴らしかった!!
ベートーヴェン作品と、ベートーヴェンの音楽に深い影響を与えたバッハとモーツアルトの作品を、幻想曲とフーガつながりでまとめた構成の妙。珠玉のプログラムは、瑞々しい活力と明るい光に満ちあふれていました

開演前に会場で買い求めた新譜CDには、小山さんの直筆サイン色紙が付いていました。
感謝感激です。

小山さんのドレスは美しい光沢のある浅葱色。
演奏に入る前に、マイクを持ってマスク越しにお話しくださいました。

〜〜 以下、当日のメモより転記します。ご参考まで 〜〜
まずは、テーマの趣旨について:
 《結晶体》この回は、一つの芯のある、しかし、非常に一粒一粒の濃い意思がグッとしまった形で、静かな輝きを持っている。

続いて、演奏曲目について:
31番は後期の象徴的作品
 ベートーヴェンらしい人間味というものを考えさせられる…
30番は自然、透明感。 32番は異次元、別世界の到達
31番は人間としての愛、深々しい思いやりの愛
”嘆きの歌” 個人的な嘆きでない。人間であるからには嘆きもある

コロナ禍:
去年はベートーヴェン生誕250周年記念の年でした。
 もしこれがベートーヴェン以外だったら、耐えられたかわからない…
何があっても人間、生きることの素晴らしさ
音楽は不滅のもの。考えさせられる…

ベートーヴェン:6つのバガテル
最後の作品。ソナタを完成した後に完成した
クレッシェンドの後、かならずピアノ(p)になる
新しい気持ちが芽生えた…
ソナタの後、何でもないことに心を寄せた意味で作られたのでは?と感じます
一つ一つが結晶体。ふだん見逃していたものが楽しかったり、素敵だったり…

バッハ:フーガ
BACH 音がテーマとなって展開される大伽藍
(音を詳しく説明してくださったのですが、うまくメモできませんでした。スミマセン)

モーツァルト:ファンタジー
モーツァルトの時代にこれだけ自由な作品を作ったのか…?!
すべてにおいて(=楽想、転調、フレージング)、変化がある。
しかし、厳格で、深い。

それから、ソナタ31番です。聴いていただけたら嬉しく思います。
〜〜〜

この後、演奏に入られました。

ベートーヴェン:6つのバガテル 作品126
心地の良い素敵な音楽です。若い頃に書かれた作品のように感じてしまうのですが…
晩年の作品だったのですね!
小山さんはすべてを慈しむように、微笑みながら演奏なさっています。
のどかな一日の始まりのような幸福感あふれる冒頭から、惹きこまれました。
特に変わったところのない、素直で平易な音楽に聴こえて、でも実際にはいろいろな仕掛けや工夫が凝らされているに違いありません。さりげなく、しっかりと。
例えば、柔らかな出だし、はっきりした緩急のコントラスト、心洗われる賛美歌のようなメロディ、不気味で印象的な低音部と煌めく高音の追いかけっこ、穏やかな優しい語り、潔い締めくくり、等。小さな曲にピアノの魅力がぎゅっと詰まっています。

真に物事を極めた人が到達するところは、どこまでも自然な表現なのだと改めて感じ入っております。

報告レポート下書き中に、ふと、一つの詩を思い出しました。 
〜〜
《日日草》
今日も一つ
悲しいことがあった
今日もまた一つ
うれしいことがあった

笑ったり 泣いたり
望んだり あきらめたり
にくんだり 愛したり
・・・・・・・・
そして これらの一つ一つを
柔らかく包んでくれた
数え切れないほど沢山の
平凡なことがあった
 
『花の詩画集 鈴の鳴る道』星野富弘 著 より
〜〜
  
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ウィキペディア情報によると、
〜 バッハの生前から評価されて死後も影響力を保ち…19世紀に入っても人気は続き、ベートーヴェンは1810年に筆写をおこなっているそうです。
この曲は小山さんの CD Fantasie に収録されていますね。
今年1/30のソロリサイタル@川口リリア・音楽ホールでも聴かせていただきました。

長引くパンデミックで疲弊する心に、バッハの音楽は救いです。
小山さんは目を閉じて、天を仰ぐように弾いておられます。渾身の演奏に胸を打たれました。小山さんの深い祈りを聴けば、コロナウイルスももはやこれまでと観念することでしょう。
深々と打ち込まれた最終音。崇高な余韻のゆくえを聴き届けたかったのに、気の早い拍手にさえぎられてしまいました。あーぁ、残念無念。
拍手は、小山さんの両腕がお膝に戻ったことを確認して、さらに数十秒待ってからでも遅くないと思います。オーチャードホールはせっかちな人が多いのかしら?

休憩時間、親しいファン仲間の皆様と久しぶりにお会いできました。

モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
ちょっと怖くて可愛い作品ですね。
小山さんの豊かな音量の和音や、美しい滑らかな音階に魅了されました。低音から高音まで駆使されて、スタインウェイピアノも喜んでいたと思います。
この曲に続けてピアノ・ソナタ14番が拝聴できたら素敵ですね。
いつの日か小山さんのモーツァルト・シリーズが生まれると嬉しく思います。2026年はモーツァルト生誕270周年記念の年ですね…
そのころにはBunkamuraの大規模改修工事も完了しているでしょうか。

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110 
「私は、ベートーヴェン32曲のソナタの中でこのソナタが一番好きです」(「ピアノと私」第86回 モーストリークラシック2021年7月号)

《結晶体》のメインに据えられた作品の演奏が、いよいよ始まります。
全身全霊でピアノに向かわれる小山さんの、尊いお姿を拝みました。
このところ小山さんの奏楽はいっそう深まりを増して、素晴らしい!
「苦悩から歓喜へ」の想いが胸に迫ります。小山さんの音色はコロナ禍の閉塞感を打ち破る強い生命力と、明るい希望に満ちていました。
まさに、「音楽は不滅」。そのことをあらためて強く実感します。

どんな状況下でもひるむことなく信念を貫き、真心あふれる演奏をなさる小山さん!
まじょるか魔女さんもおっしゃったとおり、小山さんご自身こそが《結晶体》ですね。

アンコールは、シューベルト:即興曲 D935 作品142-2 変イ長調
厳かな優しい音色に包まれて、感謝の念でいっぱいになりました。

小山さん、どうもありがとうございました。
Date: 2021/06/27/10:21:41 No.5014


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凛々と音が降る。 〜小山さんの新譜CD『ベートーヴェン ピアノソナタ第30、31、32番』
まじょるか魔女
6月16日に発売された小山さんのCD 『ベートーヴェン ピアノソナタ第30、31、32番』を拝聴しました。
まず、CDの装丁に魅入られました。ジャケットの写真はグランドピアノの前に立たれる小山さん。色彩は、赤と黒。黒いドレスは胸元が赤く、スタインウェイの譜面台はアラベスク模様のような彫刻が施されています。アラベスク模様はライナーノーツの裏表紙に続き、CDを取り外すと、透明なケースの下に鍵盤が見えます。
前回のCD 『ベートーヴェン ピアノソナタ第28、29番(ハンマークラヴィーア)』とドレスの色調は同じで、こちらは透明なケースの下は、グランドピアノの内部の写真になっていましたね。
2枚のCDに収められたベートーヴェン最後のピアノソナタ5曲への“チーム小山さん”の思いが伝わってきます。譜面台のモチーフは、ベートーヴェンの楽譜を介しての時空を超えた会話が象徴されているかのようです。

……小山さんの密やかで芯のある音色が拡がってきました。本年2月に軽井沢の大賀ホールで録音されたのですね。ファンサイトのFacebookに、小山さんと雪だるまの写真が掲載されていましたね。
小山さんの各地での一期一会演奏会とはまた異なる、内省的な静謐を感じます。ベートーヴェンとの会話を音にして、大賀ホールの彼方の私たちに届けていただいているような。外はしんしんと雪が降っていたのでしょうか。ホールの中には、小山さんの音色が凛々と降り注いでいたのですね。
小山さんのドレスに配された仄暗い赤のように、内からの勁さも歌われます。
とさまさんが仰るように、稀有なテンポ感により、3曲がまとまった一つの曲のように聴こえました。
以前にも少し書かせていただきましたが、
第28番「序」
第29番「破」
第30、31、32番「急」
と、音楽の星座の印象があり、星々の輝きに心が浄められます。
30番が第一楽章、31番が第二楽章、32番が第三楽章のように、ひと息の勢いを感じ、時を忘れました。
今、音楽はダウンロードが主流のようですが、小山さんのこの2枚のCDは、装丁、ライナーノーツを含めてCDとして持つべきですね!このCDに限りませんが…!
「ベートーヴェン、そして・・・」シリーズの演奏会は、CDの拝聴と並行して、より味わい深くなることと感謝しています。
小山さん、雪割草のように勁く瑞々しい音色をCDに記していただき有り難うございます。演奏会の日程変更など大変な状況が続きますが、お身体大切になさってください。様々な形で小山さんの音楽に触れる時間をこれからも心待ちにしています。
Date: 2021/06/24/18:32:25 No.5013


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小山さんの希求の結晶 「ベートーヴェン、そして・・・」第5回〈結晶体〉
まじょるか魔女
6月12日(土)、名古屋しらかわホールにて、小山さんのピアノシリーズ
「ベートーヴェン、そして・・・」第5回〈結晶体〉を拝聴しました。
曲目は、
◇ベートーヴェン:6つのバガテル 作品126
◇バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ長調 BWV903
◇モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.475
◇ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110

梅雨の合間の薄曇り日、ホールのピアノの横には空に伸びるような青葉とグラジオラスなどの花が置かれています。
小山さんは、深緑のドレスで登場され少しお話をされました。
結晶体、という意味について。ベートーヴェンが長い音楽の時代を築き、最後の3つのピアノソナタ、ディアベリ変奏曲、6つのバガテル、とピアノソロ作品として音楽人生の結晶となった。
6つのバガテルは、ピアノとフォルテ、緩急がシンプルな中に結集している。コロナで規制のある生活になり、何事もなくいられたことの価値、有り難みが分からなかったものの大切さを知った。小さなことがこんなにフレッシュで、こんなに素敵…そんな曲です。
バッハとモーツァルトの幻想曲。幻想曲というものの自由さ、最後に行き着くのは自分の芯となるもの。バッハはアルペジオで次から次に転調が導かれる。モーツァルトはロマン派の域を超えた深み、自由な展開は天才としか言いようがない。
最後に演奏するベートーヴェンピアノソナタは、彼のピアノソナタのなかでいちばん好きな曲。深い愛と、しみじみした人間らしさ。嘆きの歌から、人生讃歌、勇気の塊になる。コロナの今、心に沁みる曲です。

〜ニュアンスですみません、このようなお話をしてくださいました。

「6つのバガテル」は、日常生活の喜怒哀楽を切り取ったような印象。ウィルス禍前の何気ないシンプルな日常スケッチ。
そして、次のバッハ「半音階的幻想曲とフーガ」では、生々しい導入に現代音楽のような衝撃を受けました。1720年頃の作品ということは300年前ですね。「コロナ禍」というタイトルでも頷けるような焦燥感と心の揺らぎを感じます。折り重なるフーガでホールは音の伽藍となり、最後の和音に微かな光が見えるようでした。
モーツァルトの幻想曲では、手探りで混沌の世界を歩いているような浮遊感と希求が綯い交ぜになり…
ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番の始めの歌のトリルが希望の種を孕んで膨らんだものの、「嘆きの歌」では疲れ切って息も絶え絶えになって。希望の鐘が遠くから鳴り始め、フーガの音伽藍再びの後、諦めない希求の糸を辿って全力の和音がスパークします。小山さんの長い髪が最後の和音で跳ね上がり、渾身の祈りがホールに満ちました。
鳴り止まない拍手に、小山さんは感無量の表情で応えてくださいました。

◇アンコールは、
 シューベルト:即興曲 142-2 変イ長調

もはや、アンコールではありませんね。
どんな時でも黙って隣に座ってくれる親友のようなシューベルトの調べに心が撫でられるようでした。

今回のプログラムはコロナ禍以前に組まれたものですが、今の状況にエールをいただいた心地でした。
音楽の結晶体…それは、小山さんご自身ですね。
小山さん、勇気と芯のあるパワーを届けていただき有り難うございます。
今日は、小山さんのファン仲間(師匠)とご一緒できて、アンコールまでの5曲の繋がりの素晴らしさ、小山さんの類い稀なテンポ感と思いの籠った音楽の有り難さを語り合いました。
各地でファン仲間の皆さまと心置きなく小山さん讃歌を語り合った日々が思い出されます。
また安心して集える日が訪れますように。皆さまお身体大切におすごしください。
6月15日発売の、小山さんのCD 『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30、31、32番』を心待ちにしています。
Date: 2021/06/12/23:57:15 No.5011

Re:小山さんの希求の結晶 「ベートーヴェン、そして・・・」第5回〈結晶体〉
covariant
まじょるか魔女様

さっそくのご報告をありがとうございます。
コロナ禍に疲弊しきっている感の日本の世情にあって、小山さんの変わらぬ演奏姿勢や、それをこうして伝えていただいたまじょるか魔女さんの、これも変わらぬ迅速なご報告に、とても元気を頂きます。今回の小山さんはお話も多かったようですね。

最近の小山さんのご活動はFacebookでも逐一拝見しており、これはこのファンサイトのトップページにあるリンクからアクセスするのが、(AMATIやSONY等、他へのリンクでも同様に)小山さん情報に最短(最小手数)で届くので、とても便利ですね。管理人まさとさん、ありがとうございます。

ベートーヴェン、そして・・・ シリーズの第5回は、小生、公演延期になってしまった大阪いずみホールで予約していたので、急遽今回の名古屋にも伺いたかったのですが、残念ながら個人的な日程事情で出控えました。
それだけに、発売日(SONYの発表では16日となっていますね)には届くであろう、予約済みの<後期3大ソナタ>CDが私には待ち遠しいところです。

それにしても今回の曲目は、ベートーヴェン2曲の他に、これらと有機的に繋げられたバッハ、モーツアルトと更にシューベルトですか。ピアニスト小山さんの集大成の一端ですね。ますますお元気でどんどん私たちに聴かせていただけますように、お願いするばかりです。
Date: 2021/06/13/02:09:29 No.5012


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「クラッシック音楽ベストテン」3冠達成、おめでとうございます!
covariant
大変遅くなりましたが、月刊『音楽の友』創刊80周年記念、あなたが選ぶ「クラッシック音楽ベストテン」での、3冠達成!誠におめでとうございます!!

小生元々、他人(ヒト)と勝敗を争うことや優劣を競うことは苦手で、その結果に執着することも好きではないのですが
Q1:「あなたの好きなクラッシック音楽家は?」
Q4:「あなたの好きなピアニストは?」
Q12:「あなたの好きな日本人ピアニストは?」
という3部門もの問いに対して最も獲得点数が多かった、という結果は、ファン冥利に尽きることです。
小山さんはピアノを通して、一人でも多くの方々にクラシック音楽の素晴らしさを味わってもらうということに貢献されていると断言できるからです。

私が最初に小山さんの演奏に関心を抱いたのは、具体的な日時や演奏曲目の記録がないのですが、
「あ、日本語で演奏してもらった、凄く自然に心に染みた。」と感じたことがきっかけでした。
それで、あの12年に亘る ーピアノで綴るロマンの旅ー 24回のリサイタルシリーズ を知り、何としてもこのリサイタルを聴きに行きたいと願うようになったのでした。

この「日本語で演奏してもらった」と感じたことの意味は、日本人である私に、クラシック音楽の本質を伝えて頂いたということなのです。この地球上のヒトには、人種の違い、用いる言語の違い、そして文化の違い等ありますが、不思議なことに、その文化の中の芸術だけは、これらのヒト共通に無条件に伝わり、殊に音楽にあってそれは顕著です。

日本国内で生まれ、育って、お二人の日本人の先生だけに師事なさっていながら、若くして世界の二大国際コンクールで認められ、その後の弛まぬ努力とご活躍を続けてこられた小山さんこそ、天に通じる才能をお持ちの「天才」です。
(ちょっと歯の浮くような表現になってしまいましたが、今回ばかりはお赦しください。(^^;; )
西洋起源のクラシック音楽であるのに、純粋に日本で生活されてきた小山さんがそれを存分に表現できるというのは、ご自身の才能に向かわれることが、すなわち音楽の本質的側面に向かわれることと同一であるからだと思うのです。
小山さんがバッハを一番尊敬なさってきたということが、それを証明している、と私は勝手に解釈しております。
(音楽にド素人の小生でも、このような主張を述べることができる本サイトの存在に感謝致します。m(_ _)m )

政治、マスコミの現状に加え、コロナ禍のせいで、私もYouTubeを見る機会が多くなっていますが、その私の性向を捉えてか、それとも小山さん人気の上昇を表わすものか、最近は小山さんの演奏番組を発見することが多くなりました。
その中で、最近私が嵌まった小山さんの Scriabin曲の演奏を見つけましたが、どの曲でも演奏後の小山さんの表情が私のよく知っている満面の笑みとは違って、魅せられております。(^^;

月刊『音楽の友』創刊80周年記念での3冠をも励みに、一人でも多くの方々にクラシック音楽の素晴らしさをお伝え頂けますように、訪問頻度の少ない北陸にも、もっともっとお越し頂けますように、願っております。
まだまだコロナ禍が治まりませんが、どうぞお元気で益々のご活躍をお祈り致します。
Date: 2021/04/10/12:47:30 No.5009


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二人の偉大な音楽家による「肯定感」の幸せな邂逅(かいこう)
とさま
 小山さんのBeethoven作品の演奏は、いつも奇跡のような音楽体験を聴衆に提供して下さいます(Beethovenに限りませんが)。3月21日(日)、サントリーホールで、小山さんは、マエストロ小林研一郎先生の指揮する日本フィルハーモニ交響楽団の演奏をバックに、Beethovenのピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73(以下、便宜的に「皇帝」と呼びましょう)のソリストとして登場されました。

 今回の「皇帝」は、そのテンポが遅く、小山さんの長い「皇帝」演奏史上最遅(さいち)のテンポ設定だったと思われます。第1楽章冒頭の輝かしいピアノのカデンツアに続く、オーケストラによる提示部の演奏テンポは遅く、まるで往年の巨匠(オットー・クレンペラーやカルロ・マリア・ジュリニーと言った大指揮者)を髣髴とさせる、マエストロによる気宇雄大な音楽造りに驚きの念を禁じえませんでした。私が心を奪われたのは、第1ヴァイオリンにより提示される第1主題の深々とした響きでした。これほど意味深く奏された第1主題の事例を私は知りません。しかしながら、この遅いテンポは、小山さんが望まれるテンポとは随分異なると強く推認されたので、私は一抹の不安を抱いたのでした。

しかし、これは全くの杞憂でした。

 マエストロの設定したテンポが造る音楽は、Beethovenの情熱の滾り(たぎり)を表現するには遅すぎ、言葉の本来の意味での音の伽藍のような神聖な様相を呈していたのです。ところが、小山さんのピアノが登場するやいなや、オーケストラに化学変化が起きました。全ての音符の熱量が尋常ではなくなり、小山さんのピアノの音色はいよいよ燦然と輝き、小山さんに触発されたかのように、オーケストラとピアノが渾然一体化し、肯定感に充ち溢れたBeethovenの音楽が全開したのです!

 「皇帝」の第3楽章ロンド・・・私は、小山さんの演奏以上に聴き手の心を揺さぶる演奏にかつて出会ったことがありません。第3楽章のテンポは、第1楽章ほどではありませんでしたが、マエストロのテンポがやや遅めに設定されていたので、小山さんの演奏としては遅めでした。しかしながら、第3楽章ロンドの冒頭、ピアノにより呈示される躍動感溢れる第1主題は、このテンポを取ることにより、心の底からの“確固とした歓喜の想い”を表出することに成功したのです。第3楽章の全編に渡り、どのフレーズを取っても、歓喜が主要な要素となり、聴き手を幸福に導きます。そして、第3楽章の白眉は、美しいトリルに導かれて第378小節から始まる、ピアノの右手が付点音符を使ったオクターブで高らかに賛歌のように感動的に歌われる箇所です。小山さんは、常に、このオクターブを毅然とした態度で、会場の隅々まで届くような強いフォルテで弾き切られます。唯一無二の小山さん独自の奏法であり、その明るい「肯定感」は聴き手に勇気と喜びをもたらします。今回、やや遅めのテンポを設定されたことにより、一つ一つの音の熱量が増幅され、その結果、この喜びの賛歌は、なお一層深く聴き手の心の襞に到達し、私たちはBeethovenの想いと完全に一体化することができたのです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 後半、マエストロ小林研一郎先生の指揮するドヴォルジャークの交響曲第9番「新世界より」は歴史に残る名演でした。終演後、日フィルの理事長から、マエストロが令和2年度第77回恩賜賞・日本芸術院賞を受賞されたことが報告され、舞台で花束贈呈が行われました。その後、マエストロは、マイクを取って、アンコールにドヴォルジャークのユモレスクを演奏すると仰り、「ユモレスクの出だしは人生の歩みの始めであり、それに続く得も言われぬ美しいフレーズは天国に至る道のようであり、中間部は人生の様々な喜怒哀楽を表しているかのようであり、そして最後にもう一度人生の最初と終わりを回想するかのような曲です」・・・と言った趣旨のお話しをして下さいました。解説の途中、コンサートマスターの田野倉さんが、人生の最初のテーマと天国への道のテーマを演奏して下さいました。

 オーケストラの弦楽器だけでアンコール曲として演奏されたユモレスク・・・マエストロの万感の想いを込めた演奏は、聴き手に震えるような感動をもたらし、音楽を聴くことの歓びに打ちのめされたのです。とめどもなく溢れる涙を抑えることができなかった、私の60年以上に及ぶ音楽体験の中でも屈指の時間でした。

 この感動は、小山さんのピアノから受ける感動と同種のものであることにも気づきました。その外見は大きく異なるものの、「皇帝」の第3楽章の根底に流れる「肯定感」の小山さんによる表現と「ユモレスク」の根底に流れる人生に対する「肯定感」の小林研一郎先生の指揮による表現との幸福な邂逅(かいこう)の場に居合わすことのできた、今回の名曲コンサート@サントリーホールは、私にとって忘れがたい公演となりました。

小山さん、小林先生、日フィルの皆様 誠に有難うございました。
Date: 2021/03/23/22:49:18 No.5008


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ファンサイト 17周年記念!
管理人@まさと
ファンの皆様へ

いつもご利用を頂きまして、誠にありがとうございます。
2004年にファンサイトを立ち上げてから、3月3日で17年目を迎えました。
ここまで続けてこれたのはファンの皆様のお陰であります。
これからも小山実稚恵さんの応援を宜しくお願い致します。
Date: 2021/03/03/07:38:24 No.5003

Re:ファンサイト 17周年記念!
ぴあのふぉるて
まさと様
小山さんファンサイト設立17周年記念、まことにおめでとうございます

まさとさんのご尽力とお気遣いに、心より感謝申し上げます
今後とも素敵なファンサイトの拡充と発展をお祈りいたします

これからも皆で小山実稚恵さんの応援を続けましょう!

そして、今日、桃の節句は…
ララちゃん、お誕生日おめでとうございます
コロナに負けず、楽しく元気に過ごしてね

Date: 2021/03/03/09:41:31 No.5004

Re:ファンサイト 17周年記念!
まじょるか魔女
ファンサイトの17周年記念おめでとうございます🎶
まさとさんのおかげで、小山さんファンの皆さまとのかけがえのないご縁をいただき、小山さんの音楽の力について理解を少しずつ深めることができています。深く感謝しています。
ララちゃん、9歳のお誕生日おめでとうございます。素敵なお写真拝見しました。「ネコふんじゃわないで!」を演奏中?焼きたてのパンのようなネコのお人形と向かい合うお写真など、気品のあるララちゃんの表情に見惚れました。小山さんのいちばん近くで音楽を浴びているララちゃんの元気な成長をお祈りしています。
これからも、ファンサイトでの交流を楽しみにしています。
まさとさん、皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
Date: 2021/03/05/09:11:11 No.5005

Re:ファンサイト 17周年記念!
covariant
まさと様

ファンサイト17年目、おめでとうございます!
遅い Reply で申し訳ありません。3月3日はララちゃんのお誕生日でもありましたね。Facebook で「ネコふんじゃわないで!」の写真も拝見しておりました。(^^;

2004年とはどんな年だったかなと、小生も振り返りましたが、会社員としては思いがけずその2月に、最も充実した最晩年コースが始まった年でした。
まさとさんも、きっとお忙しい中でも、何としても小山さんのファンサイトをという思いで始められたのでしょうね。私たちファンとしては何度感謝の言葉をお伝えしても足りない気持ちです。
そして小山さんは、私が先にこのファンサイトに投稿しましたとおり(2021/02/16 No.5000)、「スクリャービン&ラフマニノフ 連続ピアノ・リサイタル」の最終回を迎えられ、今の私が愛好するそのCDを出された年なのですね。

このファンサイトを通じ、小山さんや私たちファンが、今後益々元気を頂いて日々生活していけますように祈念致します。
Date: 2021/03/08/01:08:00 No.5006


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