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無題
篠村友輝哉
先日、小山さんのお誕生日に、熱狂の日音楽祭にて、ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』拝聴させていただきました。

「自在さ」「自由さ」は、おおらかさや揺るぎない土台があるからこそ、その真価を発揮するのだろうと、今回の演奏を聴いて思った。タタルスタン交響楽団の持つ深くあたたかい響きは、豊かな音色とレンジを兼ね備え、濃厚な情感を漂わせてこの上ない。そのサウンドを、スドラドコフスキーの情熱的な棒が、巧みに操っていた。その上で、自在に駆け巡る小山さんのピアノは、まさに水を得た魚の如くの瑞々しさと鮮やかさに満ちていた。どんなに速いパッセージでも、演奏が瞬時として機械的になることはなく、すべてが心から流れ出る歌となって聴き手の心に入ってくる。濃厚な管弦楽のおおらかな波にのって、ピアノが自由自在に飛び回る。胸のすくような名演であった。有名な第18変奏でも、心情がすぐに飽和することなく、寄せては返し、悶え揺れ動く郷愁感が、息の長いフレーズ感で奏でられる。ラフマニノフが込めた心情が、おおらかなサウンドで、繊細に、自由に歌いあげられた。
おおらかな管弦楽と、情感豊かな指揮、そしてその支えの上でいつも以上に自在に歌うピアノに導かれて、ラフマニノフの世界を存分に味わった。
Date: 2014/05/06/21:33:29 No.4175

Re:無題
とさま
篠村友輝哉様へ

仙台のとさまです。ご無沙汰していますが、お元気ですか。

1月19日サントリーホールでのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の小山さんのコンサートは、このファン掲示板で多くの方が絶賛されていました。そこでの友輝哉さんの感想は、今回の同じ作曲家の『パガニーニーの主題による狂詩曲』を小山さんの演奏で聴かれた時の感想と対をなしているかのようです。

小山さんの最愛のコンチェルトの一つである前者に対しては「(冒頭)まるでその旋律がその瞬間にふと心から出てきたように、自然に、ただ静かに想いを奏でていく。」「カデンツァでは、抑えても抑えても湧き上がる激情が、聴き手の魂を揺さぶる。」と、このラフマニノフの作品の本質を見事に表現され、後者の『パガニーニ狂詩曲』では、「「自在さ」「自由さ」は、おおらかさや揺るぎない土台があるからこそ、その真価を発揮するのだろう」、「有名な第18変奏でも、心情がすぐに飽和することなく、寄せては返し、悶え揺れ動く郷愁感が、息の長いフレーズ感で奏でられる」と、小山さんの演奏の本質をラフマニノフの音楽的特質と結びつけて見事に表現されています。短い文章の中に、音楽に対する溢れんばかりの愛情と小山さんの演奏に対する深い敬愛の念が自然に凝集しており、素晴しいです。小山さんのファンの一人としてとても嬉しく拝読させていただきました。

本質だけが凝集したかのような友輝哉さんの文章を拝読させていただき、ラフマニノフの前奏曲作品23の第2(変ロ長調)を思い起こしました。この曲は短いながら、ラフマニノフの渾身の想いや壮大なロシア的な想念が凝集した名作で、第3コンチェルトでの友輝哉さんの感想「(第3楽章のコーダ)ピアノとオーケストラが一体となって壮大に歌っている。切なさ、慟哭、郷愁、かすかな希望、すべてが胸に迫り、涙が止まらなかった。」と相通じる、聴き手の魂を揺さぶる凄まじい作品です。音の旅での小山さんの屈指の名演の一つであり、CDの演奏でも、小山さんのお言葉「四角い入れ物があったら、そこに収まる丸を描くのではなく、はみ出るくらいの丸を描くような気持ちで演奏したい」を具現しているかのようです。

以前「名演奏家に共通すること」と題する拙文を投稿させていただきました。別の視点で名演奏家を定義できそうです。伝説的な名演奏家(レジェンド)や大家と言われる演奏家に共通する要素として、皆がその素晴らしさを語り合いたくなる、というものです。機会を見て投稿させていただきたいと思います。小山さんのファンの方々が語り合うこのファンサイトの存在は、まさとさんのお力によるものですが、それは小山さんが真の名演奏家(音楽家)だからだと思います。

友輝哉さん、どうぞお元気で活動なさって下さい。またお目にかかれる日を楽しみにしています。

とさま@仙台
Date: 2014/05/10/10:32:10 No.4176

Re:無題
管理人@まさと
友輝哉様
とさま様

ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』の感想をありがとうございました。
この音楽祭も早くも10年を向かえ、日本のクラシック音楽の祭典として定着しましたね。毎年、小山さんのお誕生日に行われていると言うのも粋だと思います。

友輝哉さん、とさまさんの交流がこのファンサイトで行われ、少しでも皆さんの団欒の場としてお役に立てている事を嬉しく思います。
どうぞこれからも引き続き宜しくお願いいたします。
Date: 2014/05/14/10:18:22 No.4178

Re:
篠村友輝哉
とさま様
ご丁寧な返信をありがとうございました。また、反応が遅れまして大変申し訳ありません。
見識高いとさまさんにそのように言っていただけて、とても嬉しく思っております。この掲示板に載せる感想は、単に演奏の感想を述べるのではなく、その小山さんの演奏から感じられたメッセージや、人としての生き方をシンクロさせて書こうと思っています。音楽とは、単なる音の連なりではなく、音によって心情を描き、人と人とが内なる対話を交わすことのできるあたたかいものだと思うので。。
私もまた、とさまさんの文章を楽しみにいたしております。
Date: 2014/05/18/21:31:12 No.4185


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藍紫の花の音色は・・・ )^o^(
まじょるか魔女
こんにちは。バラが色鮮やかな季節になりました。
小山さんの第17回「音の旅」の花がもうすぐ福岡で開花、次々大輪の花が全国で咲きますね。私は名古屋の宗次ホールでの開花を待ちながら、「クラシック広め隊」隊員としてホールのお知らせを配ったり、スタッフさん手作りの温かくて勉強になる音楽講座に参加したりしています。5月3日の講座は「宗次ホールの音響の秘密を探る」でした。残響の比較をしたり、スタッフさんの演奏(ショパン:ノクターン第2番)を聴きながら席を移動して聴こえ方の違いを確かめたりしました。
ホールの席をどこにするかは嬉しい悩みですよね。今までは、小山さんの手や指の動きを見たいので、左側の席を選ぶことが多かったのですが、ホール担当の方のお勧めは、1階席の7列目くらいのピアノの反響板の延長線上の席でした。ピアノ本来の音色が感じられるのだそうです。2階席の2列目も反響が充分届き全体が見渡せていいですよ、とのこと。
宗次ホールは1・2階合わせて310席という密度の濃い設計ですから、ホールによってお勧めの席は様々なのでしょうね。
カレーハウスを創業された方が造られたホールだけあって、楽屋のお弁当はカレーライスだとか。小山さんも召し上がっているのかしら・・・と想像しました。

ぴあのふぉるてさんの「舞曲の園 レクチャー&サロン」レポートで演奏会前のワクワク感がつのります♪ 管理人まさとさんレポートでは、イメージカラーの藍紫の花影にワルツの秘密が潜んでいるように感じました。ポトハレ音階とは・・・?!楽しみポイントが増えました。
篠村友輝哉さんの描くラフマニノフの世界は音楽と深く関わっている方ならではの想いが凝縮され、愛情あふれる歌が湧き上がってくるようです。私のピアノの先生の最愛の作曲家はラフマニノフで「長い冬を耐えて耐えて、ようやく春が来る感じが好き」と言われます。
とさまさんの仰る「音の旅での 小山さんの屈指の名演の一つ」である『ラフマニノフ前奏曲:作品23の第2(変ロ長調)』を聴きました。(CD「プレイズ・ラフマニノフ」より) 第一音の前から音楽が始まっていると思わずにいられない、堰を切ったような音の噴流に驚愕。ロシアの厚い凍土の下で熱い決意が蠢き、遠い春を待つだけではなく、つかみに行くような勁さ(つよさ)と おおらかさが響いてきます。

小山さんの藍紫のワルツを楽しみに・・・カウントダウンをしています。
Date: 2014/05/15/09:09:08 No.4180

Re:藍紫の花の音色は・・・ )^o^(
ぴあのふぉるて
まじょるか魔女さんの投稿文は、香気を放つ麗しいバラの花のようですね。
いつもいろいろな発見や熱い想いを共有させていただけて、感謝しています。
宗次ホールの音楽講座のご報告、たいへん興味深く拝見しました。ピアノ本来の音色が感じられるのは「反響板の延長線上の席」なのですね。今後の座席選びに大いに参考にさせていただきます。私も当初は小山さんの手がよく見える左側がいいと思っていました。最近は、小山さんの表情が拝見できる右側の席も時々選びます。音響的には「反響板の延長線上…」、次回から意識してみます。(ところで、反響板って…蓋のことでしょうか?)
宗次ホール楽屋のカレーライスは、彩り豊かな薬味もおいしいでしょうね。

今日、とさま様おすすめラフマニノフの前奏曲「作品23-2」を、私も聴いてみました。小山さんの曲の始まりは本当に「堰を切ったような音の噴流」ですね。そして「ロシアの厚い凍土の下で熱い決意が蠢き、遠い春を待つだけではなく、つかみに行くような勁さ(つよさ)と おおらかさが響いてきます」に、大きく頷きました。誠にそのとおりですね。こんなふうに小山さんの音楽を言葉で表現できる、そういう者に ワタシハナリタイ。
まじょるか魔女さんのピアノの先生のお言葉にも共感します。特にあの曲の第18変奏は、ほんとに「長い冬を耐えて耐えて、ようやく春が来る感じ…」がしますね。

とさま様の「続・レジェンド考察」を拝見するのを楽しみにしています。
篠村さんの本質を捉えた感想も、また楽しみにしています。
小山さんファン同士の語り合いを可能にしてくださる名管理人まさとさん、いつも本当にどうもありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Date: 2014/05/15/20:37:54 No.4181

Re:
まじょるか魔女
ぴあのふぉるてさん、温かいコメント有難うございます。
小山さんのピアノに出会ってまだ3年目、小学校以来のピアノ再開まだ4年目のビギナーですが、ぴあのふぉるてさんの愛情溢れる文章に、こんな風に素直に感じるままに書けばいいんだ・・といつも嬉しく、励まされる思いをいただいて感謝しています。
「ピアノ本来の音色が感じられるのは『反響板の延長線上の席』」という箇所、正しくは、「ピアノ本来の音色が感じられるのは『上蓋(大屋根)の延長線上の席』」でした。うろ覚えのまま書いてしまい失礼しました。響板は弦の下に位置しているところの名称でしたね。
グランドピアノの構造を調べてみると「グランドピアノでは弦を覆う上蓋(大屋根)がついており、これを持ち上げることによってより豊かな音量を出すことが出来る。これは支え棒によって斜め約45度に固定される。これにより音が指向性を帯びる。」とありました。「アップライトピアノも上部の蓋を開けることができ、これによって若干の音量調節は可能になるものの、グランドピアノほど効果的ではない。むしろほこりが入るので開ける事はあまり好まれない」とも・・(^_^;) 宝くじが当たったら、猫に小判のグランドピアノを選んでみたい、そういう人にワタシハナリタイ。
「グランドピアノは響板から響く“直接音”と大屋根からはねかえる“反射音”の両方を聞けるので、音色がクリアであざやか。細かな音の表情を自分の耳で確かめながら弾けるので、演奏感覚を磨く上でも有利です。また、ピアノ全体が共鳴体となる構造により、多くの倍音が調和し、深みのある豊かな音を生み出しているのです。」なるほどですー
宗次ホールの方によると、大屋根の切れ目のようなところから、2階席にも響きが拡がっていくそうです。
小山さんの生み出される“直接音”と“反射音”を、共に味わいましょう。それでは、皆さまとの語り合いを楽しみに。
Date: 2014/05/15/21:40:34 No.4182

Re:藍紫の花の音色は・・・ )^o^(
とさま
ぴあのふぉるて様へ
まじょるか魔女様へ
皆様

お元気ですか?少しご無沙汰しています。仙台のとさまです。

レコード芸術6月号に、不定期シリーズものになっている小山さんとその仲間が載るようです。今回は、指揮者の下野竜也さんが対談相手です。

下野さんは、私の一番好きな指揮者の朝比奈隆先生(1908年ー2001年)の薫陶を受けた鹿児島出身の指揮者です。朝比奈先生の最後の演奏会は2001年10月24日に愛知県芸術劇場で開かれました。プログラムはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番と交響曲第5番だったそうです。ピアノは何と小山さんだったのです。ベートヴェン、ブラームス、ブルックナー、チャイコフスキーをこよなく愛する巨大な指揮者であった朝比奈先生は、その日の体調は最悪で、いまにも倒れそうなのに、最後まで立って指揮をされたとのことです。私の知人がその会場に居合せていて、大阪フィルハーモニ交響楽団のメンバーと小山さんが、音楽の力で朝比奈先生を必死に支えていたかのようだった、と報告してくれました。2ヶ月後に、朝比奈先生は天国に旅立たれました。

余りにも特殊な状況下であったので、純粋に音楽の競演という観点からすれば、小山さんもきっと弾きずらかったのではないかと思います。しかし、朝比奈先生の芸格の大きさは、エベレストを眺めるかのようです。そして小山さんが、20世紀の最大の指揮者の一人である朝比奈先生の最後の演奏会に出演され、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を弾かれた・・・この一期一会の出来事は、元々人格・芸格で突出されている小山さんの、その後の音楽家・芸術家としての充実した活動に反映している、と想像してしまいます。そして、朝比奈先生が最後まで音楽の力を信じて活動されたのと同じように、小山さんも、どんな困難があっても、3.11のような困難に苛まれても、音楽の力を信じて、真直ぐに歩んでいらっしゃる姿、私には、朝比奈先生の生き方と本質的に同じに映ります。この話題は出ないかもしれませんが、小山さんと下野さんとの対話が楽しみです。

小山さんが演奏された『パガニーニーの主題による狂詩曲』の皆様の感想を楽しく読みました。小山さんのファンの一人として本当に有り難いです。臨場感が伝わってくるので、そこに居合わせられたら幸せだと思いますが、たとえ行けなくても、感想を読むのは嬉しいです。

ぴあのふぉるてさんの「舞曲の園 レクチャー&サロン」レポートは読ませていただき、私もワクワクしてきました。この報告は、曲を理解する上で、非常に参考になります。仙台での講演は6月1日(日)ですが、楽しみが倍増しました。まじょるか魔女さんのピアノを聴くときの席の位置に関するお話も参考になります。有難うございます。

また、ラフマニノフの前奏曲「作品23-2」に対するまじょるか魔女さんのご感想「堰を切ったような音の噴流」「ロシアの厚い凍土の下で熱い決意が蠢き、遠い春を待つだけではなく、つかみに行くような勁さ(つよさ)と おおらかさが響いてきます」は素晴しいです。

皆様、どうぞお元気で。

とさま@仙台
Date: 2014/05/16/22:52:41 No.4183

Re:
まじょるか魔女
とさまさんの熱いメッセージが胸に迫りました。
朝比奈隆先生の最後の演奏会は 小山さんとの共演だったのですね。「立っているのが私の仕事」と仰っていた 朝比奈先生は93歳でいらっしゃったのですね。
まさに一期一会、音楽の力を信じる力が「場の力」となり、熱を帯びた演奏会であったことと想像します。

皆さまの演奏会やレクチャー&サロンレポート、小山さんの関連記事などのご紹介をいただき、心の襞が少しずつ増えているようで感謝しています。
Date: 2014/05/18/21:10:40 No.4184


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第17回〜舞曲の園〜「レクチャー&サロン」のご報告
ぴあのふぉるて
一昨日、5月10日午後、第17回リサイタル「舞曲の園」の「レクチャー&サロン」に参加いたしました。お話と演奏、それから親睦会。あぁ、何と嬉しい贅沢な催しでしょう。夢のようなひとときに胸が踊りっぱなしでした!

オーチャードホール地下のリハーサル室を入ると、正面左側にグランドピアノ、右側には鮮やかな紫色のお花が飾られたテーブルと、座面の高いカウンターチェアが2つ設置されています。観客席の最前列に、姉と二人で座りました。
係の方のご挨拶の後、小山さんと萩谷さんがにこやかに登場なさいました。

まず、今回のプログラムのイメージ・カラーは「藍紫」とのお話から始まりました。小山さんも萩谷さんもイメージ・カラーを取り入れた衣装/お召し物が素敵! それから、昨年の大きな編曲物から一変して、今回は「小粋な感じに…」と、プログラム全体のイメージを説明され、続いてプログラム順に、作曲家と作品についてご紹介くださいました。
小山さんと萩谷さんお二人の、驚きと喜びあふれる即興演奏のようなやりとり、大好きです。往年の大作曲家たちが、急に身近な、生身の存在に感じられました。作品にまつわるお話はたいへん興味深く、勉強になりました。
演奏会本番がますます楽しみです。
途中、作品の特徴がわかるように、小山さんがシューマンやシマノフスキの曲からポイントを少しずつ弾いてくださったのも温かいお心遣いですね。
最後は、ショパンの作品から、小山さんの大好きなマズルカ第45番(作品67-4)とワルツ第7番(作品64-2)を、フルで演奏してくださいました。感涙。

さてこの後、記念写真の撮影があり、後半は親睦会となりました。
大好きな小山さんとこんなにお近くでご一緒できる幸せを、どう表現すればいいのでしょう? 心に残る至福のひとときを、本当にどうもありがとうございました。
今も感動の余韻に浸っております。


以下、お二人がお話しくださった各作品の聴きどころを、簡単に記します。
ご参照ください。

ドビュッシー:
「レントより遅く」けだるいような、物憂い、不思議な感じのワルツ。
「マズルカ」ノスタルジック。スラブの香り。

シューマン:
「ダヴィッド同盟舞曲集」志を同じくする人の舞曲。闊達、積極的なフロレスタンと、内向的、悲観的なオイゼビウス。おそらく作曲家が自分に内在する対照的な二つの性格を持て余してしまい、二つのキャラクターに反映したのでしょう。二人がいいバランスで出てくる。
構成は、第一部9曲、第二部9曲、計18曲。作曲家自身の言葉によると、「カーナヴァル(謝肉祭)」は仮面舞踏会、「ダヴィット同盟」は素顔、だそうです。
 この曲集から小山さんが少しずつ、さわりを弾いてくださいました。
第1曲:クララのテーマ部分、第2曲:オイゼビウス 部分、第3曲:フロレスタン 部分、第18曲:下のドの音が12回鳴る箇所と、さらにオクターブ下がって3回鳴るところを弾いて示し、続けてこの第18番を通して演奏。

ショパン:
「ワルツ第7番」はさらさらした、儚い感じ。ショパンの美しい姿…
「ワルツ第8番」気品。非常に気高い。多くの転調。
「マズルカ第45番」イ短調:つぶやき…
「マズルカ第37番」変イ長調:門が開かれ、エレガントに踊っているイメージ。

シマノフスキ:
ポーランドの方。最近注目されてきた。緻密で簡素。無骨な山男。ショパンを愛していた。スクリャービンの影響を受けていた。旅に出た後、ポーランドの山岳地帯に住む。特徴は“ポトハレ音階”。即興か? あるいは、山にこだまして変化したのか?「20のマズルカ」より、第1番・11番・4番を少しずつ演奏。
不思議な浮遊感ですね、本番で注意して耳を開こうと思います、と萩谷さん。

リスト:
「4つの忘れられたワルツ」より第1番を「ちょっと差し込んで…」
「村の居酒屋での踊り」メフィスト・ワルツ第1番 これは、悪魔メフィストと取引をして快楽を手に入れようとする ファウスト(老学者)の邪悪な恋の物語。村娘マルガリータが誘惑にはまっていく様子が音楽で表現されている。高音のところがマルガリータ…(ピアノでその箇所を演奏)。誘惑されてかわいそうな運命をたどるんです、と小山さん。ナイチンゲールの鳴き声は意味深長。

聴き応えのあるプログラムですね!と、萩谷さんのまとめの言葉で締めくくられました。  以上。
Date: 2014/05/12/16:50:32 No.4177

Re:第17回〜舞曲の園〜「レクチャー&サロン」のご報告
管理人@まさと
ぴあのふぉるて様

「レクチャー&サロン」ではお世話様でした。
この「レクチャー&サロン」も17回目を向かえましたが、いつも和やかな内に終わり僕に取りましても貴重な時間となっています。
萩谷さんとのレクチャーもとても楽しくそして分かり易い解説で本番のコンサートに向けた素晴らしい企画だと思います。
また目の前で小山さんのピアノが聴けると言うのもこの企画ではの特典だと思います。
「小山実稚恵の世界」の残りもあと8回となりましたが、ますます楽しみになって来ています。
また皆さんと会場でお会いする事を楽しみにしています。
Date: 2014/05/14/10:32:35 No.4179


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ラ・フォル・ジュルネ 5000人の熱狂
ぴあのふぉるて
昨日3日 小山さんのお誕生日に「ラ・フォル・ジュルネ」で、小山さんの生演奏を拝聴しました。
小山さん 今日はきれいな緑色のドレスで、いつものようににこやかに登場されました。
曲は、まさとさんが小山さんのファンサイトを開設なさるきっかけとなったラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲」。
いつもCDで聴いているこの曲を、今回初めて生演奏で聴けると思うと、前日から胸の高鳴りをおさえられませんでした。

そして、小山さんの演奏はやっぱり素晴らしかったデス!!(まだ興奮と感動が持続中…)
生き生きと快活で鮮やかな彩りを放つ音楽が、巨大なホールに響きわたりました。鋭いリズム、ずしりと響く和音、美しい高速音階、煌めく高音…魅力あふれる変奏が次々と展開し、胸を打たれます。厳格さと柔らかさ、悲哀と歓喜など、様々な情感が繊細に、かつ伸びやかに、表現されてゆきました。小山さんの完璧な技巧と多彩な表現力に心を奪われます。鍵盤の上を舞い踊る小山さんの両手の美しさと言ったら!!(我々は2階席でしたが、左右の巨大モニターのおかげで細部まで見られます) もう見とれてしまいますね。
あの優美な第18変奏アンダンテ・カンタービレは、悩ましい表情で、気持ちをたっぷり込めて奏され、まことに抒情的でした。ただし、べたつかず洗練された品の良い甘さ。小山さんの音楽の魅力はこの丁寧なさじ加減にあるのだと思います。

オケとの掛け合いも楽しくて、緊張感のみなぎる演奏でした。
タタルスタン国立交響楽団はどこか懐かしい郷愁を誘うような、温かい音色をしていました。派手さや華やかさはないけれど、しみじみとした良さがあります。弦の音色はどちらかといえば暗めですが、縮緬(ちりめん)のようにきめ細かで美しい響きでした。
第24変奏、曲が盛り上がって終わると、「ブラヴォー!」の声と盛大な拍手が沸き起こりました。ホールA 5000人の熱狂、想像できますか?
ソリスト小山さんを讃える団員の皆さんの大きな足踏み(拍手の代わり)も、思いが伝わって素敵でした。指揮者と小山さんは抱き合ってお互いを祝福なさり、観客の拍手に応えておられました。小山さんはいつもの愛らしい笑顔で深々とお辞儀をなさいました。

後半は、オーケストラによりブラームスのハンガリー舞曲三つ、第1、第4、第5番が奏されました。今年はLFJのテーマが「祝祭の日」ということもあり、この日のお昼、丸ビルのエリアコンサートで(友人の所属する)「丸の内交響楽団」も、やはり華やかな舞曲を演奏していました。

さて、3時からは、別棟で小山さんのサイン会がありました。CDを手に並ぶファンの列は扉の外まで続いていました。(待つ間に、小山さんのプレトークのお相手役をされる萩谷由喜子さんにもお会いできました!)
そしてついに自分の番が来ました。ああ、またしても小山さんの優しい微笑みにノックアウトされてしまいました。用意したことが言えないもどかしい思いと幸せな気持ちが同居する、不思議な瞬間です。「小山さんの笑顔で半年もつね!がんばれるね〜」というまじょるか魔女さんとピア友さんの言葉を思い出しました。
小山さんは予定の時間を大幅に過ぎてもまだ、ひとり一人に温かく応対しながらサインをし続けていらっしゃいました。おそらく1時間余り、微笑みを絶やさずに。
小山さん本当にホントに、どうもありがとうございました。
小山さんのお誕生日の日付入りのサイン、大切にします。
来月のリサイタル「舞曲の園」を楽しみにしております。

まさとさん、いつもお世話になりどうもありがとうございます。
またお会いできる日を楽しみにしています。
Date: 2014/05/04/17:01:11 No.4171

Re:ラ・フォル・ジュルネ 5000人の熱狂
まじょるか魔女
ぴあのふぉるてさんのライブ感溢れる熱いレポートから、5.000人の熱狂と、オーケストラの団員の皆さんの足踏みが聞こえてきそうでした。
年越しのジルベスターコンサートで演奏されたラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲」、「縮緬(ちりめん)のようにきめ細かで美しい響き」のオーケストラと、天衣無縫の天女の羽衣のような 小山さんの音色との掛け合いで、ホール一面に音粒のベールが懸かっている様が見えるようです。
左右の巨大モニターがあるのも祝祭気分が盛り上がるのでしょうね♪
サイン会での、「用意したことが言えないもどかしい思いと幸せな気持ちが同居する、不思議な瞬間」・・・よく分かります〜!
2月の演奏会で「シャコンヌのレコード・アカデミー賞ご受賞おめでとうございます」とお伝えしようと思っていたのに、サイン会で 小山さんの前に立つとオトメのように舞い上がってしまって・・・
小山さんの笑顔を思い出すたびにエネルギーチャージができているような気がします。
私にとっての次のラ・フォル・ジュルネは、6月名古屋での「音の旅」・・・舞曲の園への訪問を心待ちにしています。
Date: 2014/05/05/17:50:00 No.4172

Re:ラ・フォル・ジュルネ 5000人の熱狂
管理人@まさと
ぴあのふぉるてさん
まじょるか魔女さん

ラ・フォル・ジュルネはとても良いお天気に恵まれましたね。
過去も調べてみたら殆どが晴れ日でした。
聞くところによりますとタタルスタン国立交響楽団の皆さん達はウクライナ情勢の影響と思われる事でなかなか日本へ旅立つ事が出来ず、ギリギリの来日だった様です。
長旅で疲れ切った中で日本に着き、その足でリハーサルとまさに多忙なスケジュールとなった様です。
そんな中で、そんなことを微塵も感じさせない素晴らしい名演奏を聴かせて下さいました。
来年のラ・フォル・ジュルネも期待したいと思います。

Date: 2014/05/06/16:32:24 No.4174


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5月3日の誕生花はオーニソガラム✿
まじょるか魔女
新緑が瑞々しいこの日、小山さん お誕生日おめでとうございます
♪ヾ。・∀・。ノ
小山さんの音楽の樹に年輪が一つふえて、またこれから色彩豊かな音の花を咲かせ続けてくださるのですね✿✿✿
お誕生花のオーニソガラムは百合科。キリスト誕生の夜に光り輝いたといわれている「ベツレヘムの星」にたとえられる清楚な純白の花弁で、花言葉は「才能」とのことです・・・!

今日は久しぶりの演奏会、その名も「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」。
小山さんの演奏に臨場する日はいつもラ・フォル・ジュルネです。
どうぞ、お身体大切に・・・ますますのご活躍をお祈りしております。
Date: 2014/05/03/00:18:26 No.4169

Re:5月3日の誕生花はオーニソガラム✿
ぴあのふぉるて
小山さん、お誕生日おめでとうございます。
 本日午後は、ラ・フォル・ジュルネで小山さんの生演奏を拝聴できるのを楽しみにしています。本当に「熱狂」してしまいそう。(今回に限らずいつも、ですけれど。まじょるか魔女さんと同じく…)
 これからもご健康に留意なさり、素晴らしい音楽を届けてください。

p.s. まじょるか魔女さん、小山さんの誕生花について教えてくださってありがとうございます。オーニソガラムは可憐なお花ですね。清楚な純白も、花言葉「才能」も、小山さんにぴったりですね。
Date: 2014/05/03/01:33:59 No.4170

Re:5月3日の誕生花はオーニソガラム✿
管理人@まさと
まじょるか魔女さん
ぴあのふぉるてさん

こんにちは。
いつもありがとうございます。
オーニソガラムと言うお花が小山さんの誕生花なのですね。初めて知りました。
お花の持つ合言葉など、まさに小山さんそのままの内容でした。
また色々と教えて下さい。
これからも宜しくお願い致します。
Date: 2014/05/06/16:21:58 No.4173


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新連載
jacky
月刊誌「MOSTLY CLASSIC」の最新号6月号から、
「小山実稚恵の私とピアノ」
というエッセイが連載でスタートしていて驚きました!
Date: 2014/04/27/17:39:59 No.4167

Re:新連載
管理人@まさと
jacky さん

ご無沙汰を致しております。
雑誌掲載の情報をありがとうございました。
今後とも宜しくお願いいたします。

※ファンの皆様へ
 忙しさに追われ、中々ご返事が出来ず誠に申し訳ありません。
 どうぞ引き続き宜しくお願いいたします。

Date: 2014/04/28/15:16:49 No.4168


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小山さんの記事情報をお届けします
ぴあのふぉるて
皆様、こんにちは。お変わりなくお過ごしですか?
お知らせが遅くなってしまいましたが、音楽誌等に掲載された小山さんの記事情報をお届けいたします。(自分の気付いたものだけですが、あしからず…)

「レコード芸術」2014年3月号 
p.147-149  2013年度 第51回「レコード・アカデミー賞」贈呈式
→ 1月17日に東京・神楽坂の音楽の友ホールで開かれた贈呈式の報告記事です。選定委員の方々や、壇上でご挨拶なさる小山さんのお写真も載っています。
 小山さん、改めておめでとうございます!

「音楽の友」2014年3月号
p.184 多士済々、役者が揃った新春ライヴ!
「日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート」開催
→1月19日にサントリーホールで開かれたチャリティ・コンサートの報告記事です。ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」を演奏なさる小山さんのお写真が、ページ上半分に大きく載っています。素敵!
 以下、本文より少し引用します。「稀代の難曲のスケール感に抱かれつつ、ラフマニノフ芸術への愛を明かし続けた小山に、客席もオーケストラも酔った。ライヴならではの高揚も緊張感も素晴らしい。」
 本当に素晴らしい演奏会でした。当日の興奮と感動が蘇ります。

また、同じ雑誌のp.186には、ロシアのマエストロ ユーリ・テミルカーノフ氏の75歳をお祝いするパーティの報告記事と記念写真。小山さんも、堤剛さんほか、マエストロ所縁の方々とご一緒に笑顔で写っていらっしゃいます。

「ショパン」2014年3月号
p.76-77 この春夏、注目の日本人ピアニスト
→ 音楽評論家のお二人、片桐卓也さんと萩谷由喜子さんが対談形式で、日本人ピアニストの皆様おひとり一人の特色や聞き所がわかるようにご紹介くださっています。(小山さんについては「…進化を続けている。頭が下がります」とのお話)
p.78-80 日本人ピアニスト公演カレンダー
p.81-96 公演プログラム。
小山実稚恵さんの公演プログラムはp.85-86
 小山さんは曲目の種類が多くて驚きます!

同じ雑誌、後方の情報欄p.15 編集部おすすめブックコーナー
「我が偏愛のピアニスト」青柳いづみこ著 中央公論新社
→2010年刊の単行本の文庫化。

著者の感性に響く10名のピアニストとの語り合いから生まれた「敬愛の念に突き動かされた書」(単行本「はじめに」より)。
手元にある単行本ではp.55〜81が小山さんの紹介に充てられています。
「指先談義でわかったレガートの秘密」と題し、小山さんの柔軟性のある手の特徴、教育背景、演奏にかけるお気持ち等、小山さんの秘密が解明されます。まるで映像を見るように小山さんの音色やステージでのご様子が見事な筆致で描写されていて、嬉しいです。小山さんのお話もそのままの口調で載っていますので、すぐそこで普段着の小山さんがお話しなさっているような気持ちになります。
24回リサイタルシリーズの曲目についても、著者の感想が率直に述べられています。妹の大胆な試みを見守るお姉さんのような眼差しが素敵。

最後にもう一つ。2014年3月18日、読売新聞(夕刊)p.10に指揮者クリスチャン・ヤルヴィ氏の紹介記事「教養に縛られずポップに」が載りました。その中に小山さんのお名前を発見! 昨年10月16日サントリーホールでの演奏会についての文章です。以下、引用します。
「13年10月、東京都交響楽団に客演して指揮したプロコフィエフの「ピアノ協奏曲第3番」は、鮮やかな身ぶりがピアニスト小山実稚恵の機敏な感性と見事にマッチした名演だった。」
 機敏な感性。いい言葉ですね。

では、皆様、どうぞお元気で。
Date: 2014/04/15/08:19:41 No.4165

Re:小山さんの記事情報をお届けします
まじょるか魔女
ぴあのふぉるて様

情報ありがとうございます (^o^)/
ぴあのふぉるてさんの 小山さん情報センサーの感度は抜群ですね!
「ショパン」2014年3月号のみ、私は既読でしたが、、、
音楽評論家の 片桐卓也さんは「小山実稚恵さんのBunkamuraのシリーズは欠かさず聴いていますが、どれもおもしろかったです。」とストレートな称賛。
萩谷由喜子さんの「レパートリーや表現力を、すでに手にしていらっしゃるところに安住することなくどんどん広げて進化を続けている。頭が下がります。」という箇所、その通りですね。
今月、小山さんはオフでいらっしゃるのでしょうか。羽を思いきり伸ばされているといいな・・と思います。「機敏な感性」を鮮やかに音色にされる現場に伺う日まで、待つ時間も楽しみです。
Date: 2014/04/16/07:52:55 No.4166


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茂原市のリサイタル
jacky
スケジュールの合間を見つけて、当日券で伺うことができました。

コンサート会社ではなくて地元のピアノの先生方が中心になって運営なさっていたのでしょう、手作り感あふれるアットホームな温かい雰囲気でした。
小山さんもトークの中で「楽屋にもお花が生けられていたりして・・・」と語っていらっしゃいました。

会場も公民館のホールという感じでしたが、そういう場でも全力投球の小山さんを目の当たりにすることができました!

プログラムはすでに小山さんの生演奏でお聴きしたことのある曲で構成されていましたが、例えばショパンの「ワルツ」2曲や「ラルゲット」などは、この日にお聞きした演奏がこれまでで一番良かったように感じました。
特に「ラルゲット」は、協奏曲版より独奏版のほうが素敵だ!と確信させられるものがありました。

驚いたのは、3曲してくださったアンコールの中でリストの「エステ荘の噴水」が出てきたことです。
そもそもアンコールで弾くにはもったいないような重みのある作品で、実際周辺の席からも驚きの声が上がったのですが(私個人としてはこの日の演目の中でこの曲に関してだけは、これまで小山さんの生演奏でお聴きする機会を逃してきたこともあって)そのパワーと自由自在な表現に心底感嘆しました!
(アンコールは他に、スクリャービンの左手のための夜想曲とショパンのワルツ第1番)

客席に、小山さんとこれまで共演の多い「クァルテット・エクセルシオ」のチェロの大友肇さんの姿をお見かけしました。

くれぐれも身体にお気を付けになってご活躍ください。
Date: 2014/03/27/23:46:14 No.4163

Re:茂原市のリサイタル
とさま
Jacky様へ

仙台のとさまです。茂原市での小山さんのリサイタルのご報告を興味深く拝読させていただきました。小山さんは、いつでも、どこでも、ピアノがありさえすれば全力投球をされるのですね。岩手、宮城、福島の小学校の体育館での子供達を前にしても、小山さんは全身全霊でピアノを弾かれます。本当に尊敬してしまいます。

私も、ラルゲットはピアノ独奏版の方が好きです。オーケストラ版では味わいにくい、小山さん独自の終結部での長い音の減衰がもたらす余韻と静寂感がたまらないです。アンコールで弾かれたというスクリャービンの左手のための夜想曲も余韻の美しい、このサイトでも度々話題になる佳曲ですね。Jackyさんは、小山さんがアンコールで弾かれたリストの「エステ荘の噴水」に感銘を受けられたと仰っていますが、その素晴らしさがよく伝わってきます。小山さんのリストは、名人芸的な技術が全て音楽のために奉仕しているため、空虚感が微塵もないのが特徴かと思います。その結果、聴後の充実感が格別になりますね。私も小山さんのリスト演奏が大好きです。

当日、会場に居なかったにも関わらず、Jackyさんの感想を読ませていただき、小山さんの演奏が彷佛としてきました。有り難うございました。
Date: 2014/03/29/10:40:18 No.4164


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