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「音の旅」第18回 福岡市FFGホール
実稚恵さまの微笑み

北九州公演から、ちょうど1週間後の本日、11月9日博多は福岡銀行ホールで行われた「音の旅」第18回公演〜粋な短編小説のように〜に行ってまいりました。

今日は、朝から生憎の雨模様。。実稚恵さまの演奏会は、天気が良いイメージしかないのですが、たまには今日のような、しっとりした風情も良いのかなと思いながら傘を広げ、開場を待つ人の列に並びました。

会場に入ると、ステージ上には、とても立派な生け花が。。見事さに圧倒されます。開演時刻から数分後、実稚恵さまは、北九州公演の時とは違った、とてもエレガンスなオレンジ色のドレスで登場されました。

前回第17回の福岡公演のときと同じく、マイクを持ち演奏曲目等の解説をしてくださいました。内容は、いただいたプログラムとほぼ同じでしたが、音の旅も18回を数え、佳境に入ってきて小品とは言え充実した作品を揃えたこと。また、後半には、本シリーズ初めてのスペインものの作品を演奏すること。ショパンの中長編とも言える2曲を、今回の演奏の中心とすべくプログラムの中間に配したこと。アルベニス、リスト、ドビュッシーの曲は、実は、曲の終わりと最初の音に繋がり(関連)があること。。。等々の興味深いお話を、優しい語り口で説明してくださいました。

曲目等は、前回の北九州公演と同じでした。(正確には次の3曲がアンコールでした。)
アルベニス:パヴァーヌ・カプリッチョ
スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.20,L.375
リスト:愛の夢第3番 

ので、記載は省略させていただきますがスカルラッティの曲のシンプルさに比べて、シューマンの曲は、より多彩で音域も広く、ショパンの曲は、よりドラマティックで音のひとつひとつがダイナミックであったり輝かしかったり、ピアノ音楽のある意味での発展形というか対比が感じられ、とても興味深く演奏を聴くことができました。自分的には、後半冒頭のショパンと対をなすのは、リスト壮年期の作品「巡礼の年第3年第4曲」だ。。と勝手に思ったりもしました。

さて、本日のプログラムも無事に終わったのですが、プログラム演奏後に渡された花束がとても美しく、実稚恵さまも「心がこもっている。」とピアノに置きアンコールを弾いてくださいました。

ステージ奥の生花と実稚恵さまの上品なドレスとピアノ上の花束が照明に照らされてとても美しく、アンコール最終曲の「愛の夢第3番」では、不覚にも感涙してしまいました。(実稚恵さまのFACEBOOKがご覧になれる方は、素敵な花束とエレガントな実稚恵さまのお姿を是非ともご覧ください。)

実稚恵さま、今日も素晴らしい演奏をありがとうございました。

PS

終演後、会場から出ると雨がすっかり上がっていました。やはり実稚恵さまは、お天気の女神のような方だと思いながら家路につきました。


Date: 2014/11/09/23:57:20 No.4242


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感謝
k
響ホールスタッフのひとりです 小山さんは最も好きなアーティストのお一人でした 熱心なリハーサル、職員に対しても丁寧な物腰、そして十分に準備された緻密でハートのある演奏 前回は休みをとり観客として聴かせていただきましたが今回で最後とは残念の極みです
またぜひ響で演奏会を開いてください 
Date: 2014/11/03/09:19:21 No.4239

Re:感謝
まじょるか魔女
第18回「音の旅」がとうとう始まりましたね。
北海道から、本州を飛び越えて 九州へ。

「微笑み」さんの 北九州&博多の連続レポートを楽しみにしていましたが、
北九州が今回までなのですね。本当に残念です。
記念のポスター画像つきのレポート、響ホールでの音色を想像しながら拝読しました。
絵画を描写されるような筆致に惹き込まれます。

「人に、街に、響くホール」・・・響ホールは名称も印象的な720席の親密な空間なのですね。
名古屋の宗次ホールで半年間、「クラシック音楽広め隊」に参加し、スタッフの方ともお話をする
機会がありました。
「小山さんのリサイタルを楽しみにしています」と言いましたら、
「小山さんはとても熱心にリハーサルをされています。スタッフにも優しくて、素敵な方ですよ!」と
kさんと同じことを仰っていました。
またご縁がありますよう、祈っております。
Date: 2014/11/06/23:04:08 No.4240

Re:感謝
ぴあのふぉるて
実稚恵様の微笑みさんの素晴らしいレポートをありがたく拝見いたしました。
演奏される作品の内容、小山さんのステージのご様子、会場の雰囲気…すべてがつぶさに伝わる丁寧なお心のこもった描写に感激します。
「音の旅」響ホール最終公演の記念に、微笑みさんがスタッフの方から会場を飾っていたポスターを譲っていただいたと知り、自分のことのように嬉しくなりました。本当に素敵な記念になりますね。

響ホールスタッフkさんのご感想も心に響きました。掲示板でスタッフの方のご投稿は稀少で、貴重です! ありがとうございました。舞台裏の情景だからこそなおさら小山さんのお人柄がしのばれます。
「熱心なリハーサル」といえば、「モーストリー・クラシック」の連載「ピアノと私」でコンサート前の音作りについてお話しなさっていたのを思い出しました(2014年9月号ご参照) 小山さんは毎回、入念に準備をなさっているのですね。そして、「職員に対しても丁寧な物腰」… やっぱり、小山さんは私どもファンにも、ステージを支える裏方の皆様にも、等しくお優しいのですね。
宗次ホールのスタッフの方のお声も嬉しく拝読しました。(まじょるか魔女さん ありがとうございました)
小山さんの「…緻密でハートのある演奏」、私も大好きです。
ひたむきで、お人柄も音色もほんとに温かくて…いつも心を打たれます。
皆様とともに、これからも小山さんをずっと応援いたします。
Date: 2014/11/07/17:23:34 No.4241


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「音の旅」第18回 北九州市立響ホール
実稚恵様の微笑み

5月25日の響ホールでの「音の旅」第17回公演〜舞曲の園〜から早、約5ケ月。「音の旅」第18回公演〜粋な短編小説のように〜に行ってまいりました。

午後から、気温が下がり木枯らしを思わせる強風が舗道に散った落ち葉を舞い上がらせます。ここ北九州市、八幡は晩秋の風情でした。

いつもは、九州からはじまる「音の旅」も、今回は、北海道スタートでした。そして残念なことに、永らく北九州、福岡の2会場で開催されてきた「音の旅」も今回を以て、北九州での公演は終了。。。
他の都市と同様に、九州での公演も福岡公演1回のみとなります。今まで九州2公演を満喫させていただいたので、とても残念です。

さて、私のそんな気持ちとは、関係なく、実稚恵様は、落ち着いた橙色のドレスを身に纏い、いつも通りにステージに登場されました。

本日のプログラム

D.スカルラッティ:ソナタ 嬰ハ短調 L. 256 / K.247
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 L. 257 / K.206
シューマン:8つのノヴェレッテン 作品21より

〜休憩〜

ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
ショパン:バラード 第1番 ト短調 作品23
アルベニス:
組曲「イベリア」第1集より  第1曲「エボカシオン」
              第2曲「エル・プエルト」
リスト:巡礼の年 第3年 より 第4曲「エステ荘の噴水」
ドビュッシー:版画 より 第2曲 「グラナダの夕暮れ」
ドビュッシー:喜びの島

アンコール

アルベニス:パヴァーヌ・カプリッチョ
リスト:愛の夢第3番
グラナドス:スペイン舞曲第5番

粋な短編小説のように。。と題した今回のプログラムではありますがスカルラッティ、シューマン、ショパン、アルベニス、リスト、ドビュッシーとオールスター級の素晴らしい曲目が並び、豪華絢爛。ブラボーです。
実稚恵様の演奏家としての充実ぶりが反映された今回の音の旅でした。

実稚恵様の2作前のアルバム〜ボカリーズ〜の最初の収録曲「ソナタ嬰ハ短調 」から静かに演奏が始まっていきます。続く、シューマンの作品は前口上から結びまで、色んなストーリーが並ぶ、まさに8編の短編小説集の趣き。

休憩後の、2曲のショパンは圧巻。本当に彼は、ピアノの王様だと思います。いつも、心を鷲掴みにされます。会場から熱い拍手が沸き上がり、ピアノから離れずに実稚恵様は、会釈で受けられました。

続くアルベニスの「エボカシオン」は、熱狂から離れ、1音1音丁寧な演奏が心に届きます。印象的でした。「エル・プエルト」はスペインの鮮やかな景色の色合いが目に浮かぶラテン・テイスト溢れる1曲です。

そして、リサイタルで何度かお聴きした、久しぶりのエステ荘の噴水。これも、ローマでの日差しの中、煌めく水の情景が目に浮かぶ私の大好きな1曲。ダイナミックに美しく、最後は、厳かさも感じさせながら曲が終わります。

ここで、一区切り拍手を受けるのかと思いましたが、さっとドビュッシーの版画第2曲の演奏に移られます。後半は最後まで、一気呵成に弾かれるんだなと思いながらスペインの古都グラナダの風情が感じられる小粋なこの曲を聴きました。

そして終曲は、「喜びの島」。色彩感溢れる、オーケストラ等でもとても人気のあるこの曲をピアノで聴くのは初めてでしたが、実稚恵様は、ダイナミックにこの曲を弾かれました。前作の大作揃いのアルバム〜シャコンヌ〜を彷彿とさせるスケール大きな演奏に終演後は、会場から盛んなカーテンコールがかかりました。
アンコール3曲は、今回の2作曲家と、スペインテイストのグラナドスの珠玉の作品3編。。会場のため息を誘い終演となりました。

次は、9日の博多での演奏を聴きに行きます。今まで、私の感想は、毎回この結びでしたが、この件も今回が最後です。素晴らしい音響で実稚恵様の演奏を聴かせてくれた「響ホール」に感謝し、記念に会場を飾っていた第18回公演のポスターをスタッフの方から1枚譲っていただき、会場を後にしました。
Date: 2014/11/03/08:40:23 No.4238


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こがねいガラ・コンサート2014〜「ピアノは生き物です」
ぴあのふぉるて
10月26日(日)、「こがねいガラ・コンサート2014」へ、姉と行ってまいりました(姉が小金井市民で良かった!)会場は、小金井市民交流センター・大ホール。JR武蔵小金井駅、出口を出てすぐ目の前の建物なので、たいへん便利です。
 壁の案内ポスターには大きく「完売御礼」の表示が入っていました。
明るく快適なホールの座席数は、1階・2階あわせて578席。
そして、このホールには小山さんが選定されたスタインウェイピアノが入っています。
3年半程経ち、人間でいえば、10歳くらいだそうです。育ち盛りですね。
小山さんの演奏を小金井で拝聴するのは、今回が三回目となります。
 一回目 2011年5月22日 スタインウェイ・ピアノお披露目
 二回目 2012年10月4日 ピアノリサイタル 

この日のガラ・コンサートでは、特別な地元のオーケストラと若いピアノが市民の皆様に見守られて、会場全体がまるで一つの大きな家族になったような温かさを感じました。
耳馴染みの良い、明るく爽やかな曲目の並ぶプログラム構成も素敵でした。

以下、当日の様子と感想をお伝えします。
茂木大輔さん(NHK交響楽団首席オーボエ奏者、指揮者)のご挨拶から始まりました。小金井在住の茂木さんの呼びかけに、小金井ゆかりの演奏家の皆様が参集し、このコンサートのために「こがねいガラ・オーケストラ」が編成されたそうです。(40名弱の小編成のオケです)
まず初めは、現在ベルリンで勉強と演奏活動をされている、小金井市ご出身のヴァイオリニスト滝千春さんをソリストに迎えて、小品を二つ演奏。
ベートーヴェン:ロマンス第2番へ長調op.50  滝さんの誠実でのびやかな音色、素晴らしかったです。穏和なオケの響きも素敵です。
二曲目は、スヴェンセン:ロマンス ト長調op26  清涼な北欧の森の香りが運ばれてくるような、美しい響きの曲。滝さんのヴァイオリンは情熱に満ち、ハツラツとして印象的でした。

さて、ピアノがステージ左脇から中央に移動されて…
いよいよ小山さんのご登場です。小山さんのステージドレスは鮮やかな空色。外側には草模様?入りの薄い黒のシフォンをひらひらまとい、ほんとにお美しい。空気が一気に華やぎます。
オーケストラの序奏に身を委ねて音楽に入り込む小山さんのお姿、大好きです。そして、冒頭の力強い和音が響きました。小山さん選定のピアノは、明るく元気で、張りのある音色です。ショパンの情熱あふれるピアノ協奏曲第1番(ショパン・ナショナル・エディション/エキエル版)が、小山さんによって生き生きと鮮やかに奏でられ、感激しました。
演奏中の小山さんの喜びに満ちた表情を拝見すると、こちらも幸せな気持ちになります。高度なテクニックを要する作品だと思いますが、小山さんはいつも本当に楽しそうに弾かれますね。
小山さんの大胆な野太い低音、美しい滑らかな音階、きらめく高音…こうした彩り豊かな音色から、瑞々しい抒情あふれる音楽が生まれるのですね。
第一楽章が終わると、指揮者の茂木さんが小山さんの方を振り返り、お二人は互いに目を合わせて、頷きながら微笑まれました。心温まる光景に感動が深まります。
続く第二楽章…あぁ、なんと慈しみ深いタッチでしょう。思わず息を潜めたくなるほど優しくまろやかな 小山さんの絶品ピアニッシモに心がとろけそう…。
そして、ポーランド色いっぱいの、心浮き立つ第三楽章。左手のアクセントが印象的な旋律に魅了されます。その後もピアノから放たれる多彩な音色に心を打たれました。躍動感あふれる曲の最後、小山さんがピアノパートを弾き終えると(まだオケは鳴っていたのですが…)、会場から拍手と歓声が沸きおこりました。もう抑えられないほど、皆の興奮と歓喜は最高潮に達していたのです。
Brava!!

2階席2列目は、ステージがよく見えて、音響も素晴らしかったです。
まじょるか魔女さんのおすすめどおりですね。(5/15ファンの掲示板でホールの残響について詳しくご紹介くださりありがとうございました)
この曲に、先ほどソリストを務めた滝さんも第一ヴァイオリン奏者として入られていたのですね。私は小山さんしか目に入らないので気づきませんでしたが… 弦楽器好きの姉は初めからちゃんと気づいていたそうです。

思いがけず、カーテンコールの後、茂木さんの愉しい司会進行で小山さんのお話を聞くことができました!
・まずはピアノについて:
「ピアノは刻々と音が変化します。素晴らしく育ってほしい」とのお話。
 それを受けて茂木さんが、「水をかけたり…」とおっしゃったので、小山さんは はにかむように微笑み、会場も笑いに包まれました。

・次は、今回演奏なさった「エキエル版」の楽譜について:
「ショパンの時代はオケも小さく、ショパンが一人で弾いたり…かなり自由に弾かれることが多かった。推察も多い。2010年に完成されたエディションです」とのお話に、茂木さん「楽譜も育つのですね。楽譜にも水をかけましょう」(笑)

・それから、ショパンコンクール(2010年)の審査員を体験されたお話:
「これから輝く原石を発掘するような…トップのコンクールはプロの活動をしている人以上に経験のある人が集う。国を挙げてショパンをお祝いするのはすごい…」とのこと。
その後、茂木さんにアンコールをお願いされて…小山さんが会場に向かって曲名をささやき、弾いてくださったのは、「子犬のワルツ」でした!

休憩をはさみ、後半はメンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」op.90
明るく優美で、情熱的な曲です。こがねいガラ・オーケストラの魅力ある音色はこの作品にぴったりですね。

曲が終わると、(前半で)「衣装早変わり!」の滝千春さんのインタビューとなりました。現在、ベルリンで、ソリスト、オケのコンマス、室内楽など様々なジャンルを勉強し、演奏活動もしているそうです。「ベルリンにお越しの際は、ご招待します! 飛行機代は…各自ご負担ください(笑)」と、楽しくお話しくださいました。

最後に、「アンコールは望まれていないけれど…」(笑)と茂木さんが選んだアンコール曲は「イタリアつながりで」、レスピーギ:リュートのための古い舞曲とアリア第3集 第1楽章「イタリアーナ」  (夜の打ち上げもイタリアンなのだそうです)

終演後はもちろん、茂木さんと小山さんのサイン会に並びました。
素敵なコンサートを本当にどうもありがとうございました。
11月も小山さんのお話と演奏を楽しみにしております。
寒くなりましたので、どうぞお身体お大事になさってください。

まさとさん、いつもお世話になりありがとうございます。
またお会いできますように。

皆様もどうぞご自愛くださいませ。
Date: 2014/10/30/17:53:05 No.4235

Re:こがねいガラ・コンサート2014〜「ピアノは生き物です」
まじょるか魔女
ぴあのふぉるて様

コンサートの楽しく温かいレポート有り難うございました。
小山さんの選定されたスタインウェイピアノでの演奏は格別だったでしょうね。
「私は、どこか自然なピアノ本来の脈々とした輝き、誰かが外から整えたものとは違う
“息吹がある”ピアノに心惹かれます。」と
『ショパン』2014年1月号の特集「ピアノ選びのコツ」で、小山さんがおっしゃっていますね。
「ピアノには、舞台に上がる前からその楽器の“個性”があり、その子がその子らしくのびのびと
いい形で弾いてもらえるようになるのが私の理想です」と。
茂木大輔さん、お姉様と同じく小金井市民になったスタインウェイは、
小山さんに演奏されて嬉しく歌ったことでしょうね♪♪

特集記事のなかには、大阪・いずみホールのピアノ選定をされたお話もありました。
11月の第18回「ロマンの旅」リサイタルは いずみホールの2階席で拝聴しますので、
今から楽しみです。

茂木さんは、ドラマ『のだめカンタービレ』のクラシック音楽監修者としても知られ、落語をされるそうで(亭号は「古典亭盃呑(こてんてい・はいどん)」)愉しい司会進行だったのですね。
よっぽど、いろいろなものに水をかけて育てたいんですね。

オーケストラとヴァイオリンの演奏曲の音源を探して、響きを想像しました。
そして、ぴあのふぉるてさんの熱いレポートに 小山さんの真夏の名古屋での 
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 の心揺さぶられる演奏を想い起しました。

いよいよ明日から、第18回「音の旅」が北海道でスタートしますね。
待つ日々も幸せな11月です。また、皆さまとの語り合いを楽しみに・・・
Date: 2014/10/30/23:49:34 No.4236

Re:こがねいガラ・コンサート2014〜「ピアノは生き物です」
とさま
ぴあのふぉるて様へ
まじょるか魔女様へ

仙台のとさまです。

こがねいガラ・コンサートのご報告 温かい筆致に吸い込まれるようにして拝読させていただきました。

1階と2階を合わせて578席というホールはインティメートな雰囲気を味わうことのできる適正なサイズですね。ショパン自身も、大きなホールでの演奏を好まなかったそうですね。小山さんの極上のピアニズムによる美しいショパンの調べが、一段と映えたのではないでしょうか。ぴあのふぉるてさんの感想から、その様子が生き生きと伝わってきます。

「祈りと静かな意思」と題されたまじょるか魔女様の7月26日の霊感に満ち溢れた投稿と合わせて拝読すると、小山さんのこの曲に対する想い入れが私たちにずっしりと伝わってきます。お二人の素敵な感想から伝わってくる小山さんの意思を背景に、先ほど、改めて小山さんのCDを聴き直してみました。物理的に刻まれている音は変わるはずもないのに、お二人のメッセージのお蔭で、さらに深い感動を得ることができました。本当に素晴らしい演奏ですね。私も、いつか、オーケストラ版で、この曲を小山さんの演奏で聴きたいです(室内楽版では拝聴したことがあります)。そして、いつの日か、ソロ版でも小山さんの演奏が聴けたらいいなと思っています。それは、第2ピアノ協奏曲の第2楽章のソロ版での小山さんの名演が脳裏に焼き付いて離れないからです。

アンコールに弾かれた子犬のワルツもさぞかし素敵な演奏だったことでしょう。

素晴らしいレポートとリプライをどうも有難うございました。

とさま
Date: 2014/11/01/22:37:34 No.4237


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音楽誌の掲載記事情報をお届けします
ぴあのふぉるて
急に冷え込んでまいりました。皆様お元気でお過ごしですか?
今日は音楽誌に掲載された小山さんの記事情報をお届けいたします。

モーストリ―・クラシック 11月号 p.71
連載「ピアノと私」 第6回 ベートーヴェン その2
 「音楽の可能性に挑戦し続けたベートーヴェン」
最晩年の三つのピアノ・ソナタに触れながら、ベートーヴェンの作品作りの特徴や、小山さんが作品から感じることについてお話しくださっています。後半はピアノ協奏曲第4番と5番をあげて、二つの「旋律の美しさ」についてご紹介くださっています。

 同じく11月号p.105 「こがねいガラ・コンサート」(小金井市民交流センター)について茂木大輔さんのお話が載っています。その中に、このセンターのピアノを選定なさった小山さんから寄せられたメッセージをみつけました。
「ピアノは生き物です。ホールと共に育っていきます」
慈しみ深いお言葉ですね。明日のコンサートを楽しみにしております!

モーストリー・クラシック 12月号 p.85
連載「ピアノと私」 第7回 ミュンヘン・コンクールの審査
9月に審査員として参加されたミュンヘン国際音楽コンクールのお話です。
一次予選を聴かれた時のお気持ちがあまりに可愛いくて…思わず小山さんをぎゅっと抱きしめたいくらいでした。その一次予選から本選までの課題曲や審査結果についてのご報告を、たいへん興味深く拝見しました。小山さんの 若い演奏者へ向けられた温かい眼差しに感動します。と同時に、審査をなさりつつ ご自身の演奏をも振り返る、小山さんの謙虚な姿勢に心を打たれました。

番外:「ショパン」11月号おたよりカフェテラスに、拙文が載りました。今回は「ショパン」を購読し始めた時期、印象的だった記事等について問われました。特筆した特集記事は、どれも小山さんの対談やインタビュー記事です!
 まじょるか魔女さんとご縁ができたのが昨年の11月号でしたので、ちょうど一年経ちますね。日々、「音楽の不思議な力」を感じています。
Date: 2014/10/25/09:26:37 No.4233

Re:音楽誌の掲載記事情報をお届けします
とさま
ぴあのふぉるて様へ

仙台のとさまです。いつも、小山さんの記事の情報をご提供いただき有難うございます。小山さんのファンにとって本当に有難いことです。

ベートヴェンのピアノ協奏曲第4番・第5番は小山さんの十八番のレパートリーで、最近も名演を各地で残されてますね。最後の3つのピアノソナタは音の旅の最後の3回で登場する曲なので、今から楽しみです。

小山さんは、前回のショパンコンクールの審査をなさり、そして今回はミュンヘン・コンクールの審査員をなさったのですね。小山さんがどういった視座で審査をされたのか興味深いところです。

音楽誌ショパンにぴあのふぉるてさんの文章が載ったのですね。想い出の号が増えますね。

きょうは、小山さんがショパンのピアノ協奏曲を演奏なさる日でしたね。素晴らしい演奏をお楽しみになって下さい。

とさま
Date: 2014/10/26/09:29:38 No.4234


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仙クラ、行ってきました!
ケンチャンア
10月4日仙クラ二日目、日帰りという非常に気ぜわしい行程でしたが、朝の小川典子さんから最後の小山実稚恵さんの「皇帝」まで6つのコンサートを鑑賞してきました。
日立システムズホールでの5つ目の公演が済み地下鉄で最後の会場であるイズミティ21へ移動、ここの大ホールは1400席以上あるのですが見渡す限りの人人人で見事に満席でした。前半のモーツァルトのクラリネット協奏曲に続いていよいよ小山さんの「皇帝」です。圧倒的な存在感を感じさせる第一楽章、一転してオーケストラに溶け込むような第二楽章、感動感動の第三楽章、夢のような時間はあっという間に過ぎてしまいました。三日間のうち一日の6公演しか聴いていないけれども、今年の仙クラ最高の演奏会だったのではと思います。帰路につくお客さんからも「凄かったね〜」という声がたくさん聞かれました。小山さんの最高のパフォーマンスを拝見する事ができ幸せな一日でした。
Date: 2014/10/09/00:20:09 No.4231

Re:仙クラ、行ってきました!
ぴあのふぉるて
ケンチャンアさん、「今年の仙クラ最高の演奏会…」を体験なさって本当に良かったですね。ご投稿を拝見し、「夢のような時間」を分けていただきました。
小山さんの いつでも・どこでも・誰にでも、心をこめて演奏なさるお姿が目に浮かび、感銘を新たにしています。
小山さんは夏でも冬でも、小さなホールでも大きすぎる会場でも、聴き手を選ばずに、ホントに毎回、最高です!! しかも、長年、絶え間なく その最高の演奏活動を続けていらっしゃるのですから、すごいことです。

本日午後は山梨県韮崎市の演奏会にご出演なさいますね。
ご成功を心よりお祈りしております。
Date: 2014/10/13/11:52:31 No.4232


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プライドと色気が飛び交う L.van Beethoven ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」
オクターブ練習中
 仙台クラシックフェスティバル2014での小山実稚恵さんの演奏を観ることが出来ました。クラシックのコンサートでは自分はずっとピアノソロばかりを見てきたのですが、あるテレビ番組で紹介されて以来気になっていた山田和樹さんが指揮をとり、小山実稚恵さんのピアノ演奏が観れるということで、初のピアノ協奏曲の拝謁です。
 最初に演奏後の風景をつたえたいのですが、ほぼ満席のキャパシティ1450人のホールで拍手がなりやまないということを経験し、ステージ上の方々に大きな敬意を感じました。自分は、ピアノに向かっては行くもののうちのめされる毎日で、演奏することの大変さを理解しているつもりでおりまして、指揮者の山田和樹さん、仙台フィルハーモニー管弦楽団のみなさん、そして”小山実稚恵さん”のプライドを観たように思います。

 そして、演奏に向かう”小山実稚恵さん”です。この日の”小山実稚恵さん”は、ワインレッドのドレスに身を包んでいました。その姿をひと言で表わすとすれば、”妖艶”になるだろうと思います。大人の香が溢れんばかりです。
 演奏風景ですが、ソロコンサートのときは、あたりまえのことなのですが、”小山実稚恵さん”が何かを見つめるという姿を観ることはないのですが、この日は指揮者の山田和樹さんをじっと見詰めるところから演奏がはじまります。強いまなざしの”小山実稚恵さん”です。その表情はすこし怖いくらいにも感じました。でも、演奏中、時折、指揮者の方や楽団の方々を見るのですがそのときの表情は、集中しているけどやわらかなやさしいまなざしになっていたように思います。
 ときおり響くティンパニに身体を揺らし、オーケストラの旋律に身体を揺らして、”小山実稚恵さん”はピアノを奏でます。そして、エンディングにかけてもう一度強いまなざしで真正面をみつめて、曲が終わります。

 コンサート会場をあとにし、家へ向かう帰り道の中、会場でのわれんばかりの拍手や指揮者の山田和樹さん、仙台フィルハーモニー管弦楽団や”小山実稚恵さん”の集中している表情がフラッシュバックのように浮かんできました。そのとき喜怒哀楽の感情が一度に自分の中に湧き上がってきて今回はメッセージが書けそうにないような気になりました。空虚感です。それは、ずっと努力を続けてきたひとへの嫉妬や頑張ることを避けてきた自分への嫌悪感であろうと思います。からっぽになってしまいそうでした。でも、あることに気が付きました。いままで自分が寄せていたメッセージは自分のために書いていたと思えたのです。反省しました。そして、ようやくひとのために書こうという気持ちになれたと思うのです。
 それと、みなさまのメッセージを読んで”ひとの輪”つくられていく光景をみています。
 ようやく、いままできらいだった自分が、すこしきらいでなくなったようにおもいます。 
Date: 2014/10/06/18:42:01 No.4228

Re:プライドと色気が飛び交う L.van Beethoven ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」
まじょるか魔女
今年1月の横浜での「華麗なるコンチェルト(「皇帝」と ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番)」レポートに続き、とさまさん、「オクターブ練習中」さんの素晴らしいレポ−トに、ぴあのふぉるてさんと同じく、
仙台での 小山さんの「皇帝」を想像しています。

facebookで紹介されている秋らしいボルドー色のドレス、裾のデザインも素敵でお似合いですね。
大切に熟成されたワインのように、香り高い音色がホールいっぱいに立ち上ったのでしょうね。

小山さんのピアノ協奏曲を拝聴するまでは、「〔指揮者〕と 〔ピアニスト&オーケストラ〕」という協奏曲の図式イメージを持っていましたが、小山さんは、指揮者とは違う切り口で音楽の全像に終始深く
関わっていらっしゃることに、まったく同感です。楽譜上の休符時には、全身で、また表情で音楽と
溶け合っていらっしゃいますね。

とさまさんが仰る 第3楽章の「小山さんの奇跡」を探し、見つけました!他のピアニストは、
たしかに控えめに柔らかく演奏されています。
小山さんは「まるでベートーヴェンの魂が乗り移ったかのように」、「『感謝』 に充ちた幸福を高らかに歌い上げる賛歌として」、「決然と『フォルテ』でここを弾き切られたのです!」
何て胸躍る描写なのでしょう。
「第九」合唱でいえば、フィナーレの
Tochter aus Elysium,(天国からの娘)
Freude,schöner Götterfunken !(歓喜、美しき神々の火花!)
という、まさに血沸き肉躍る、歓喜のスパーク!ですね。
ただ想像するばかりです・・・体温も上がってしまいそうですね。

とさまさんは本年1月13日に次のような書き込みをされています。
「皇帝」はベートーヴェンが命名した訳ではありません。この曲に対して私が抱くイメージは、「勇壮さ」や「豪快さ」あるいは「立派さ」ではなく、「繊細さ」と「暖かさ」、そして「神々しさ」あるいは「祈り」です。
  ・・・後世につけられたタイトルは曲の一部分は表現しているのでしょうが、私もライブで聴いたことのない「皇帝」を「皇帝」と思わずに聴いてみました。そうすると、とさまさんの「多層的な要素を内包
する『皇帝』」という素敵な表現が少し理解できるように思いました。
   (ちなみに、ピアノソナタ「月光」は 私のなかでは「決意」です)


「オクターブ練習中」さんの「メッセージを・・・ひとのために書こう」という率直なお気持ちが響いて
きました。
以前から、ピアノに取り組まれている書き込みに励まされる思いで嬉しく拝読していました。
魔女の棲家で昭和のアップライトピアノに日々向かい、理想の演奏と現実との激しすぎるギャップに
もがいておりますが、
小山さんの「『何かを伝えたい』と思うことが重要。演奏の出来不出来ではなくて、思いが強ければ
それは伝わると信じています。」というお言葉を何度思ったことでしょう。
ピアノは一人で弾いても楽しいですが、誰かのために弾く、聴いていただく喜びはまた特別・・・と根拠なくポジティブに感じるこの頃です。

「誰かへの想い」・・・それが強い矢印をもって表出したとき、リアルな言葉や音楽、絵画等の形を
もって熱を帯びて伝わっていくのでしょうね。
この掲示板の”ひとの輪”のエネルギー源は 小山さんの音楽、そして“ひと”としてのお力。
そして、輪の拡がりは まさとさんのご尽力のおかげと感謝しています。
Date: 2014/10/08/08:05:27 No.4229

Re:プライドと色気が飛び交う L.van Beethoven ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」
ぴあのふぉるて
オクターブ練習中さま
小山さんのピアノ協奏曲演奏を初めてお聴きになられたのですね! 
オクターブ練習中さんが仙クラで小山さんの「皇帝」をお聴きになったとわかり、本当によかった!と思いました。
小山さんの「強いまなざし」について教えていただきどうもありがとうございます。小山さんの演奏なさるお姿が脳裏に浮かびます。臨場感あふれるご感想を、誠にありがたく拝見しました。
そして、自己肯定感の芽生えをもって締めくくられたご投稿に安心しました。
これからもピアノの練習を頑張ってください。

以前も、オクターブ練習中様の素晴らしいご投稿を拝見し、オクターブ練習中様の観察眼に感動しました。
その時(今年6月)のご投稿から少し引用します…「リサイタルのサイン会で、自分の番になり小山実稚恵さんの前になるとパワーバランスがなくなります。というよりは、小山実稚恵さんがパワーバランスを消している、というほうがあっているような気がします。」…
なるほど。そういうことだったのね!
オクターブ練習中さんのおかげで、小山さんのサイン会で感じる居心地の良さの秘密が解明されて、嬉しかったです。
小山さんの周囲はいつも温かい空気で包まれていますね。

これからも、また皆で小山さんの魅力を語り合いましょう!
Date: 2014/10/08/08:33:56 No.4230


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仙クラでの小山さんの「皇帝」
とさま
皆様 こんにちは、仙台のとさまです。

恒例の仙台クラシックフェスティバル(仙クラ)に出演された、小山さんの奏するベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番(通称「皇帝」)のご報告です(指揮は山田和樹さん、オーケストラは仙台フィル)。

小山さんのベートーヴェン演奏は独創的・・・・と書きかけて、「いやそうではない、私たちは、ようやく作曲家の神髄に迫る演奏に出会えたのだ」・・・・これが昨夜の「皇帝」の名演奏に対する率直な感想です。

多層的な要素を内包する「皇帝」・・・・仇名に相応しい「勇壮さ」、「豪快さ」、「立派さ」に加えて、「繊細さ」と「暖かさ」、そして「神々しさ」あるいは「祈り」までを内包している、まさにベートーヴェンの魅力を満喫できる名曲中の名曲ですね。

豪壮さの中に、星の光の輝きが降り注いでくるかのような繊細で暖かなフレーズが散りばめられている第1楽章、小山さんの集中力が極限的に発揮され、静謐さの中、オーケストラをバックに、微妙に揺蕩う音符が空間を浮遊し、「祈り」を感じさせる第2楽章、いずれも素晴らしかったのですが、ここでは第3楽章のお話をさせて下さい。

第2楽章末尾、第3楽章の主題を静かに予言・・・・そして小山さんは毅然として素晴らしく深みのある音で第3楽章の躍動に満ちた主題を奏でます。この楽章における小山さんの推進力と躍動力は尋常ではなかったです。加えて、ベートーヴェンの深い信仰・・・・困難を抱えながらも、生きていることの喜び、作曲することの喜び、そうした喜びに対する神への感謝・・・・こうした気高い精神の在り方を、聴き手は、小山さんの奏楽から感じ入りました。かくして、次の奇跡が起きたのです。

終結部 印象的な、ティンパニーとピアノが対話をしながら音量を漸減させながら消え入る・・・・そして間髪を入れずに、最後の華麗なピアノのスケールに突入。実は、その瞑想的な2つの楽器の対話の箇所に入る前の部分の33小節が実に感動的です。ファゴットとホルンに導かれ、ピアノの右手がオクターブでメロディーを歌い、それを左手が分散和音で柔らかく支え、続いて右手は長目のトリル、動機は弦楽器やオーボエが交代で担い、そしてピアノのトリルが終わり、ここで小山さんの奇跡が起きます。まるでベートーヴェンの魂が乗り移ったかのように。

すなわち、トリルの終結を受けて、ピアノの右手がオクターブで高らかに歌いあげるのです。この箇所は、楽譜に音量の指示がないのですが、同じ動機が最初に導入される部分に「ピアノ」の指定がありますので、ほとんど全てのピアニストが「ピアノ」もしくは「メゾピアノ」で控えめに弾きます。しかし、小山さんは決然と「フォルテ」でここを弾き切られたのです!絶妙なリズム感、躍動感を伴いながら!もしかすると、物理的な音量は「メゾピアノ」だったかもしれません。しかし、そうだったとしても、小山さんの精神と内面においては、強い意志を感じさせる「フォルテ」だったに違いないと感じさせました。

ベートーヴェンが、この部分に、神への讃歌、喜びの讃歌、音楽への感謝、もしくは神からの祝福のメッセージを注入したのだとすれば、ここは「フォルテ」で高らかに歌って欲しい・・・・・実にベートーヴェンらしい音楽がここに集約されているように思います。第2楽章の「祈り」が昇華され、「感謝」に充ちた幸福を高らかに歌い上げる賛歌として聴こえる演奏は、今まで、小山さん以外のピアニストからは聴くことができませんでした。

小山さん 有難うございました!

小山さんの独創性と比類のない芸格の高さが、またしても現れ、聴衆は興奮のるつぼと化したのでした。

追伸:山田和樹さんがタクトを取ったことで、小山さんにとって幸せな音楽的シナジー効果を産み出すことに繋がったように見えました。山田さんは、第5協奏曲のヴィオラとチェロのパートを深く読み込まれ、独創的かつ説得力のある音楽的世界を産み出していましたが、これは、小山さんのベートーヴェン演奏の独創性と共鳴しており、非常に素晴らしい効果があったこともご報告しておきます。


皆様、お元気でお過ごしください。

とさま@仙台
Date: 2014/10/05/12:00:46 No.4226

Re:仙クラでの小山さんの「皇帝」
ぴあのふぉるて
とさまさんの、演奏会の興奮がそのまま伝わる素晴らしいレポートを拝見し、仙クラにご一緒したような幸福感に浸りました。
演奏会の感動を共有させていただき、どうもありがとうございます。
愛と尊敬に満ちた素晴らしいご感想を、嬉しくて何度も繰り返して読みました。

とさまさんのご投稿を拝見し、小山さんの素晴らしさにますます感じ入ました。
と同時に、とさまさんの、小山さんの音楽を愛するお気持ちと、それを分かち合おうとなさるお気持ちがひしひしと伝わり、感激しております。
とさまさんの次のお言葉にも大きく頷きました。
…「いやそうではない、私たちは、ようやく作曲家の神髄に迫る演奏に出会えたのだ」…
小山さんの演奏で作品に出会えるのは、本当にありがたくて幸せなことですね。
また例えば、とさまさんの次の文章…「そして小山さんは毅然として素晴らしく深みのある音で第3楽章の躍動に満ちた主題を奏でます。この楽章における小山さんの推進力と躍動力は尋常ではなかったです。」… この数行だけでも、小山さんの音楽の特長がいくつも入っていて、小山さんの演奏が実際に聞こえてくるようです。

とさまさんのご解説くださった箇所を、ウチにあるCD数種類で聴いてみました。くだんのオクターブは…確かに、フォルテではなく、もう少し柔らかい音色で奏でられていました。どの奏者もそれぞれ素晴らしい演奏です。
しかし、「決然とここを『フォルテ』で弾き切られた…」小山さんの演奏は、格別に素晴らしかったでしょうね。
小山さんの音楽の魅力は、音に込められた「強い意志」だと、私も思います。
会場の皆様も、喜びや感謝の念を抱きながら聴き入っていらしたことでしょう。

次回、小山さんの「皇帝」を拝聴する機会があれば、第三楽章のこの箇所を特に意識して聴きたいと思います。「…実にベートーヴェンらしい音楽がここに集約されているように思います」…と、とさまさんのおっしゃるこの箇所を。

大型の台風が接近中ですね。
どうぞお気を付けてお過ごしください。
Date: 2014/10/05/22:57:04 No.4227


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