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「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
ぴあのふぉるて
音楽評論家 萩谷由喜子さんの名言「でも、迷う必要はない。どちらも聴けばよいのだから。」(デビュー30周年記念冊子より)のとおり、春に続き、昨日、サントリーホールで小山さんの「デビュー30周年記念〜秋〜」公演を聴いてまいりました。
有馬賞ご受賞のおめでたいニュースの直後に、指揮の広上淳一さん率いるN響の皆さんと小山さんの共演を拝聴することができて、幸せです。
今回も、とさまさん初めファン仲間の皆様とご一緒できて、本当に嬉しくありがたく思いました。

指揮棒を振る小柄な広上さんの楽しい表情と、全身からあふれ出る表現からは、N響の皆さんと小山さんと一緒に音楽を作る大きな喜びが伝わってきました。
主人はこれを広上さんの「幸せオーラ」と呼んでいます。
広上さんが小山さんのピアノ独奏パートをうっとり聴き入るお顔も印象的でした。
小山さんも心から楽しそうに、伸びやかに演奏されていましたね。

昨夜の興奮と感動の余韻が続く中、感想をしたためました。

プログラム前半は、ショパンの第1番。
小山さんは淡い水色のドレスで登場されて、清らかで端正な、そして気持ちのこもった演奏をなさいました。
美しい技巧で彩られたこの作品を一心に演奏なさるお姿を拝見し、30年前のショパンコンクール本選の映像(NHK特集)を思い出しました。
あの時、吉田見知子先生がお話しされた「わたくしの気持ちをすべてショパンに、あなたの演奏をとおして、ショパンに伝えてほしい…」というお言葉を、小山さんは片時も忘れたことはないと思います。
哀愁に満ちた第1楽章、夢のように柔らかな第2楽章、躍動する第3楽章。
会場全体が催眠術にかかったような静けさの中、小山さんの思いのこめられたピアノの音色が胸に深くに染み入ります。
不安をおしのけるようにあふれ出る希望や、明るいエネルギーが、鮮やかな技巧で描き尽くされ、心が満たされました。

デビューされてから30年の間に、ショパンのこの協奏曲は数えきれないほど演奏なさってこられたことでしょう。それなのに、決して色あせた繰り返しではなく、いつも必ず生き生きとした演奏で瑞々しい音楽を聴かせていただけるのです。それは小山さんの弛まぬ努力の賜物であると思うと、感謝の念は日々深まるばかりです。

後半はラフマニノフの第2番。
小山さんは緑がかった濃い青色のドレスに衣装替えなさって登場されました。
ラフマニノフの思いに負けない、強い色としっかりした生地が選ばれたのだと気付きます。
小山さんの力強い、情感あふれる素晴らしい演奏に、心を揺さぶられました。
熱を帯びた演奏で、フォルテの音色も前半のショパン作品の表現とは違います。ピアノの弦が鳴り響くような重厚なフォルテでした。
(ショパンのフォルテとラフマニノフのフォルテは違うと以前、まじょるか魔女さんの言われたとおりですね。)

広上淳一さんと小山さんは、厚い信頼で結ばれていらっしゃるのでしょうね。ピアノとオケとの掛け合いも素晴らしかった。
小山さんが自由に羽ばたくように!演奏していらして、心底感動しました。
音符に託されたラフマニノフの思いと、その思いに寄り添う小山さんの愛がこめられた音楽ですから、もうそれはそれは深くて温かな音色となって心に響きます。
慈しむように鍵盤を操るお姿も、振り乱した御髪も、跳ね上がる腕も 魅力的な小山さん。
美しい叙情的な旋律が印象的ですが、気持ちが高揚して勇気が湧いてくる力強い作品ですね。
炎の第3番でなくて、優美なはずの第2番なのに、今回はどこか凄みすら感じる演奏でした。

演奏後は感謝と賞賛の温かな拍手が鳴り止まず、応援している皆様の層の厚さを感じました。

アンコール演奏の前に、広上さんがご挨拶されて、謙虚なお人柄にじーんときました。
次のような内容です。
〜〜〜
小山さんとは同年代です。あ、年がバレちゃうかな。
昔から憧れの存在でした。
このような大役を務めさせていただき感謝しています。
デビューから30年、弾き続けていらして素晴らしい。
これからも永遠に弾き続けていただけることを祈念して、乾杯!と言いたいところですが… アンコールを二つ。
一つは連弾。 もう一つは素晴らしいオケと一緒に… 」
〜〜〜

そして楽譜をピアノに乗せて、椅子にお二人で仲良く半分ずつ座り、ブラームスの作品を連弾してくださいました。とっても楽しそうに。(ワルツ 作品39 第2番、第15番)
演奏中のお二人を見守るN響団員さんたちのお顔には微笑みがあふれ、やさしい光景に心が和みました。

それから、小山さんの独奏で始まった曲は…
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より、第18変奏。あぁ、なんて美しいの。
2曲目もピアノソロではなくて、広上さんとオケの皆さんと一緒に奏でる作品を選ばれたことに感銘を受けました。小山さんの優しさの証だと思います。最後まで温かい雰囲気に包まれた演奏会でした。

終演後は篠村さんや友人たちと一緒に、サイン会に並びました。
今回は、30年前のショパンコンクールライブ録音CDのライナーノーツ裏表紙にサインをいただきました。
「あっ。ふふ」と優しくお名前を書かれてから、「日付も入れていいですか?」とお尋ねくださいました。(30年前のコンクール演奏時の写真に今の日付を入れても大丈夫かしら?と心配されたのだと思います)小山さんのさりげないお気遣いに感動します。もちろんお願いしました。

友人二人はこの日演奏された曲目、ラフマニノフの2番とパガニーニの主題による狂詩曲がカップリングされたCDを手に、順番を待つ間も熱く感想を語り合っていました。
ちょっとした草の根宣伝活動(小山さんの演奏会ちらし配布、記事の紹介等)が功を奏し、感動を分かち合える仲間がじわじわと増えて、嬉しく思っています。
とさまさん、お先に失礼して申し訳ありませんでした。
まさとさん、日頃はたいへんお世話になりどうもありがとうございます。

小山さん、素晴らしい記念演奏会と温かなサイン会をどうもありがとうございました。
28日、オーチャードホールの「音の旅」を心待ちにしています。
寒くなりましたので、どうぞお身体お大事にお過ごしくださいませ。

P.S. 音楽誌掲載情報をお届けします。
『モーストリー・クラシック』2015年12月号 p.89
「ピアノと私」第19回「ラフマニノフの魅力」
小山さんの、作曲家ラフマニノフと作品への熱い思いが綴られています。
学生時代に取り組まれた曲、ピアノ協奏曲第3番の魅力など、嬉しく拝読しました。

『音楽の友』2015年11月号 p.40〜43
脱力の極み vol.11 お客様はアーチェリーの山本博さん。
珍しく、小山さんがお相手の言葉をやんわりと否定なさる箇所があって、感激いたしました。→「音楽が採点競技に近いというのはどうでしょう。競技ではないですから。…」 穏やかに、しかししっかりとご自分の考えを伝えて、素敵ですね!
それから、スポーツでは再現性を高めることが大切という話を受けて、小山さんがお話しされた言葉に心を打たれました。(音楽の場合は、同じことをいつもできるようにという再現性を求めるのではなく…)「…目標はエベレスト。そこに向けて、自分を高めて行くことだけを考えて、ピアノに向かっています。」

皆様もぜひお読みになってください。
Date: 2015/11/06/22:00:41 No.4413

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
実稚恵さまの微笑み
ぴあのふぉるて様

未だ、熱気と感動に包まれた鑑賞記を拝読させていただきました。

九州から、平日の東京へのコンサート遠征は、相当な気合い(苦笑)が必要で、今回は、見送らせていただきましたが、音楽の聖地、サントリーホールでの、小山さんの素晴らしい演奏が、ぴあのふぉるて様の愛情に満ちた筆致で、ホールとステージの広がりの中で、目の前に広がるような臨場感を味あわせていただきました。ありがとうございました。

コンチェルトを気兼ねなくお聴きになられる環境にお住まいの、首都圏在住のファンの皆さまに、羨望を覚える私でございます(涙)。。。。

さて、いよいよ、明日、11月8日は、博多での音の旅リサイタルです。小山さんとの久しぶりの再会に胸躍らせながら、訪福させていただきます。また、駄文を投稿させていただく所存ですのでよろしくお願いいたします。

ぴあのふぉるて様、素晴らしい鑑賞記を、ご披露いただき誠にありがとうございました。
Date: 2015/11/07/08:49:48 No.4414

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
とさま
ぴあのふぉるて様へ

素晴らしいご感想を有難うございます。小山さんのデビュー30周年という記念すべきコンチェルトの夕べ・・・・ソリストをお努めになった小山さん、指揮者の広上さん、NHK交響楽団の三者が三位一体化したことにより産まれた輝かしい演奏の特徴と様子が活き活きと描写されており、感動を新たにしています。価値のある記録に深く深く感謝致します。機会を見て、ぴあのふぉるてさんの感想の感想も交えた、私の感想も述べさせていただければと思います。

実稚恵さまの微笑み様へ

とさまと申します。いつも、心温まるご感想をご投稿いただき有難うございます。来年2月には日本フィルハーモニ交響楽団の九州公演(福岡・長崎・佐賀・宮崎)が予定されており、小山さんはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏されますね。既にご存知かとは思いますが、次のような予定になっているようです。一部はチケットの発売が開始されているようですね。(不明点ございましたらメールで気楽にお尋ねください。)ご都合が合うとよろしいですね。

出演者
指揮:下野竜也さん 日本フィルハーモニ交響楽団
ピアノ:小山実稚恵さん
プログラム
グリンカ:歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番《革命》

2016年2月7日(日)【福岡】午後2時開演 アクロス福岡シンフォニーホール
2016年2月9日(火)【長崎】午後6時半開演 長崎ブリックホール
2016年2月10日(水)【佐賀】午後7時開演 佐賀市文化会館
2016年2月17日(水)【宮崎】午後7時開演 メディキュット県民文化センター

いよいよ明日は、小山さんのゴルトベルク変奏曲をお聴きになられるのですね。小山さんの素晴らしいバッハの世界をご堪能なさって下さい。

とさま
Date: 2015/11/07/09:48:49 No.4415

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
ぴあのふぉるて
実稚恵さまの微笑み様  とさま様

お二人からお優しいリプライを頂戴し、恐縮しております。
拙い長すぎる感想レポートをそのようにおっしゃっていただき、お恥ずかしいかぎりです。どうもありがとうございました。
そうですね、運良く東京在住なので…小山さんの演奏会は聴き放題なのです!
実稚恵さまの微笑みさん、明日は博多で「音の旅」リサイタルをお楽しみになっていらしてください。
こちらこそ、実稚恵さまの微笑みさん、とさまさんをはじめ、皆様のご投稿をいつも嬉しく拝読させていただいております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Date: 2015/11/07/16:06:17 No.4416

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
jacky
私もうれしいことに春・秋と伺うことができました。
いかにも「スペシャル」な演奏会でした、どちらも。
そのスペシャルな雰囲気が、何か別の祝祭的要素によって成り立っているのではなく、音楽そのものだけで醸し出されていたのが本当に素晴らしいと思いました。
ショパンは思いがけず(1番も2番も)速いテンポの演奏だったことが、30周年とはいえ単なる「老成」とは別の次元の円熟を感じました。
ラフマニノフは2番も3番も文句なしに最高でした。尋常ではない密度の演奏で、身体の中からワァ〜と熱くなるものを感じました。情熱的だけど雑ではない。
まだまだこれからも私たちを楽しませてください!
有馬賞もおめでとうございます。
Date: 2015/11/07/20:15:41 No.4417

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
とさま
jacky様へ

春・秋と両方の記念すべき公演をお聴きになったのですね。

小山さんは、ショパンのピアノ協奏曲第2番・第1番を一晩で演奏されたり、あるいは、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番・第3番を一夜で演奏されたこともありましたね。同じ作曲家の二つの協奏曲を一度に聴かせていただくことで、新しい発見があったのと同様に、この4つの協奏曲が互いにクロスしたプログラムの春・秋の記念公演を聴かせていただくことで、また別の新鮮な発見がありますね。(私は、残念ながら秋の公演だけを聴かせていただきました。)

jackyさんの素晴らしいお言葉の一つ一つ、小山さんの芸術の本質を表現されているお言葉=【音楽そのものだけで醸し出されていた】、【尋常ではない密度の演奏】、【情熱的だけど雑ではない】に深く頷かせていただいています。感動を新たにさせていただき有難うございました。

とさま


Date: 2015/11/07/21:46:13 No.4418

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
ケンチャンア
おはようございます。先週のすばらしい演奏会、小生も春に続いて鑑賞させていただきました。(春秋セットチケットを買った後に京都に転勤となり、いけるかどうかハラハラでしたが・・・笑)

前の席でピアノの裏側付近だったので、普段結構聞き取りにくい左手の音まですごくよく聞こえました。

演奏が終わった後、高齢の男性が二人花束を持って舞台に駆け寄られ、一つは小山さんにとそしてもう一つは広上さんへ渡されました。ファンから指揮者に花束というシチュエーションが珍しく、広上さんは目をパチクリされながら受け取っておられました。楽団から小山さんへの花束もサプライズでした。

ぴあのふぉるてさんも書かれているように、楽団の方々の楽しそうな表情がとても印象的でした。もう小山さんと記念の共演ができるのが、嬉しくて仕方がないという表情に思えました。

アンコールの第18変奏がまたしっとりとしてすばらしい演奏で、来年1月の杉並の演奏会行きたくなってしまいました。

結局今年は小山さんを聴かせてもらったのは3回、延べはもう40回〜50回は行ってるかな〜。一度パンフを数えてみましょう。

この日は本当にもう最高に幸せな時間でした。
Date: 2015/11/08/11:31:48 No.4419

Re:「デビュー30周年記念〜秋〜」の興奮と感動
とさま
ケンチャンア様

お久しぶりです。書き込みを嬉しく拝読させていただきました。ケンチャンア様も春・秋両方の記念公演に駆けつけられたのですね。今回は京都から!

サントリーホールの前の席は指揮者の表情やバトンテクニックを拝見するのには好都合ですが、ピアノの場合にも、左手の動きや低音を充実して聴くことができるのですね。小山さんの左手の音楽的な表現を堪能されたのですね。

ファンの方の花束贈呈は微笑ましかったですね。

世界有数のオーケストラに位置づけられるNHK交響楽団の団員の方々が小山さんに寄せる尊敬と敬愛の念を感じることができた素晴らしい公演でしたね。広上マエストロの素晴らしい指揮も、ケンチャンアさんは堪能されたことでしょうね。同じ会場でご一緒できて嬉しいです。

これからも、どこかの会場でご一緒できますことを楽しみにしています。

とさま

Date: 2015/11/08/14:20:28 No.4420


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演奏家の尊い役割
とさま
オクターヴ練習中さんへ

仙台のとさまです。

音楽の力は限りなく大きいとつくづく思います。神様から祝福されてこの世に生を受けた天才的な作曲家・・・・それでも、波乱万丈の人生を余儀なくされた(と思われる)作曲家達も多く、彼等・彼女達が本当に素晴らしい名曲の数々を産み出したのは、才能はもとより、音楽そのものが持つ本質的な力によるものなのではないでしょうか。他のジャンルの芸術を決して軽視する訳ではありませんが、まるで人生のように、時間と共に刻々と変化していく音楽という芸術は特別の要素を内包していると思います。

そして、当たり前のことながら、音楽は演奏する人が居ないと成立しない芸術ですね。演奏家は作曲家と聴衆を繋ぐことのできる存在です。演奏という行為は何と尊い行為なのでしょうか!別の言い方をすれば、名演奏家が存在しなければ、私たちは音楽の素晴らしさを享受することも、堪能することも出来ないことになりますね。

音楽は、聴く人の心を 愉快にさせることもあれば、疲れた精神を癒すこともありますし、また 活力を蘇らせ、気持ちを前向きにさせる効果もあり、さらには辛い想いをしている人たちに勇気を与え、一歩前に進める力も持っていると思います。東日本大震災という未曾有の災害を前にして、音楽家の皆様が、音楽の力を信じて、誠心誠意 音楽に取り組んで下さったことに 救われた被災者の方は数知れずいらっしゃいますね。

今夏、小山さんは仙台で「こどもの夢ひろば“ボレロ”〜つながる・集まる・羽ばたく〜“ボレロ”大集合コンサート」の企画を実現して下さいました。小山さんは、「心からワクワクする何かに出会うことができれば」、それが「新たな一歩を踏み出す勇気」に繋がり、そしてそれが「逆境に立ち向かえるエネルギーになるはず」とお考えになられました。「そのきっかけになる場をつくりたい」と言う小山さんの強い想いが、この体験型イベントに結実したと伺っています。子供だけでなく、大人も、素晴らしい演奏による音楽に接することで、「一歩踏み出す勇気」が産み出され、「逆境を乗り越えるエネルギー」が生まれるのではないでしょうか。

オクターヴ練習中さんは音楽がお好きで、また小山さんが産み出される音楽の力を受け止められ、再びピアノを弾いてみようか というお気持ちになられて よかったと思います。小山さんのファンの皆様は、小山さんの高い芸格のみならず尊い人格に接し、深く尊敬申し上げ、そして小山さんが奏でる極上の音楽を愛するという気持ちで一緒だと思います。

これからもご一緒に小山さんを応援して参りましょう。

追伸:小山さんの「ゴルトベルク変奏曲」の破格の名演を聴かせていただき、他の人の演奏による同曲を聴くことが出来なくなってしまいました(笑)。困りました・・・。ピアノ音楽を聴くことも憚れるような感動的な小山さんのピアノによる「ゴルトベルク変奏曲」・・・演奏家の方が果たす尊い役割に圧倒されています。

とさま
Date: 2015/11/01/23:14:15 No.4412


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” 小山実稚恵さん ”に伝えたいと思うこと
オクターヴ練習中
シューマン:花の曲 作品19

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(アリアと30の変奏曲)ト短調 BWV.988

”小山実稚恵さん ”が2004年の秋には、30周年の記念の年の終わりに選んだこのふたつの作品。特別の想いとはどのようなものなのだろう。

シューマンの花の曲 この作品への ”小山実稚恵さん ”の想いは、じぶんにはミステリー、謎のままなのですが、どんな特別な想いがあるのだろう、と考えてしまいます。

ゴルトベルク変奏曲は、”小山実稚恵さん ”が一冊の作品集を選ぶならば、平均律クラヴィーア曲集にするかゴルトベルク変奏曲にするか、と迷われるほどの想いが強い作品。知識が少なくて自分にはこの曲のすばらしさが未知数。”小山実稚恵さん ”の解説と演奏を聴いて、すこしわかったような、けれど、わからないような。導入と終焉でおなじアリアが流れ、そのあいだを、30の変奏が紡いでいく。眠れない夜、アリアで気持ちを落ち着かせて、そのあいだに流れるたくさんの変奏は、聴き手にさまざまな感情を導いていく。揺れに揺れたこころは、第30変奏の「 クオドリベット 」で落ち着かせながら、アリアで平静な気持ちをとりもどしていく、のでしょうか。


今回の 「 音の旅 」 第20回 〜究極のアリア〜 仙台公演へ足を運んで感じたこと、”小山実稚恵さん ”につたえたいとおもうことは、”小山実稚恵さん ”に出逢えることが出来て本当によかった、ということです。5歳か6歳のころからひとを信じることができなくなった自分がまたひとを信じることができるようになったわけですから。そして、疑問に思っていたさまざまな出来事への答えがみつかったような気持ちになれたわけですから。


”小山実稚恵さん ”が自分のことを知っている、そう思えるだけで、希望があふれてくるのはなぜなのでしょう。自殺願望がとれず、すべてが嫌、といった感情のままずっと生きてきたわけですが、いま、おもえば、本当にで死ぬ気なのか、言われたら、いや、そうではない、ほんとうはもっと生きたいと、思っていました。そして、これがまともな感覚なのだと思います。それならば、なぜ、死んでしまいたい、というような気持ちになってしまうのでしょうか。これはきっと、-愛の否定- に由来してくるのだろうと思います -愛- この言葉はその意味の広さから受けて側にさまざまな解釈を可能にさせてしまうために、たくさんの食い違いが生じてしまうのだろうと思います。本来ならば、愛するひとへは賞讃を絶えず伝えていく、これが、愛の姿、なのだろう、と思うのですが、時代というのもあるのでしょう、知識というのもあるのでしょう、右に倣えというのもあるのでしょう、身内になるほど、謙遜の意を込めて、否定的な言葉が用いられてきたのだろうと思います。きっと、愛のあるひとならば、離れた場のところで、静かに賞讃を伝えていたのでしょう。

じぶんにはそれはなかった。

意思の否定   ひとが言葉を話すようになれば、さまざまな意思を伝えるようになりますが、幼少期における意思の否定これが連続してくると、おもうことさえやめてしまおうという気持ちになるのだろうと思います。 -思考停止の誘導-

幼少期における躾  ひとならば、だれもが、幼少期にさまざまなしつけをしてもらって、成長していくのだと思うのですが、しつけがこどもにとって恐怖に代わってくると、感情さえも停止してしまうということが、言えるように思います。

悪意はない、一生懸命やっている、けれど、苦しんでいることをつたえることができずに、ジレンマに苦しんでいるけれど、そのことにさえ気づかずに奔ってしまっているひともきっとたくさんいるのでしょう。

じぶんのこころを凍らせた本当の理由は別の所にもあるのですが、このような感覚が自分の中にあって、考えることも、感じることも、もうあきらめていたように思います。

けれど、わずかながら、じぶんをまえへと進ませていた動機は、このころとおなじ幼少期に思いっ切り笑ったという経験だとおもいます。なにもかんがえず、思いっ切り笑った記憶。

”小山実稚恵さん ”に顔を合わせると、この感覚が呼び覚まされてくるのです。”小山実稚恵さん ”に顔をあわせるのは、演奏の会場だけ、たくさんのひとに紛れてならぶサイン会の時なので、けっして、長い時間というわけではないと思います。それでも、思いっ切り笑ったという感覚になってしまうのは。

”小山実稚恵さん ”のまなざし

”小山実稚恵さん ”と顔をあわせて感じるのは、なんてやさしい表情なのだろうということです。どうすればこのような表情をつくれるようになるのだろう、と思ってしまうわけです。

いま思い浮かぶその理由

”小山実稚恵さん ”に顔をあわせると、いちど、”小山実稚恵さん ”に正対したそのあとに、自分とおなじ方向を見てくださっているようなそんな感覚になります。このひとは一体どんな世界をみているのだろうというような好奇心で、おなじ方向をみているような感覚になってしまいます。

ようやくといった感じなのですが、”小山実稚恵さん ”がひとを惹きつけてやまないその理由がわかってきたようにも感じています。

また、ほかに、自分の近況を”小山実稚恵さん ”に伝えてみたい、と思うようになりました。


 前回の 「 音の旅 」 第19回 想い出のアルバム から半年の間には自分にはたくさんの出来事がありました。できないながらにピアノにしがみついていたのですが、貯金の残りが少なくなって、もう働いて収入を入れないといけないところまできてしまい、ピアノはここまでか、とやめてしまいました。あきらめたというほうが正解です。ピアノに触らなくなって、3か月でしょうか、4か月でしょうか、ピアノがひけたらなあとおもいながら、お金のための仕事をしているのですが、休日に小学生のかわいい甥っ子が家に来てピアノを弾いてくれたのでした。それはそれはほんとうにほんとうに、あまり練習をしていなくて、やりたいとはおもっていないけれど、両親がすこしだけ喜ぶからやってあげている、というようなかわいいかわいいピアノでした。けれど、そのピアノを聴いて、もういちどピアノを弾いてみようかなと思わせてくれた甥っ子のピアノリサイタルになってしまいました。ひとの気持ちというのはほんとうにわからないものです。すこしだけピアノを弾いてでも以前とあまり変っていない自分の演奏からピアノからまたはなれてしまいました。
 そんなとき、バイクに乗ってみないか、と自分が兄と慕う従兄から、誘いの連絡がありました。転んで指のケガをするのは嫌だなと思って、何度かの誘いに断りを入れていたのですが、もう指のケガの心配もしなくてもいいかなと思い、ひさしぶりにバイクに跨ってみました。ちょうどいいタイミングで同じバイクにのる人の集まるイベントがあって、福島県いわき市までのバイクの旅。東北の復興を後押しするためのこのイベントにたくさんのひとがあつまっていました。その会場に到着すると、取材をさせてくれませんか、と有名なファッション誌から取材のオファーが来たのでした。自分にしてみれば、借物の衣装に借物のバイク。それでもいいのだろうか、と思いながらバイクにまつわる出来事を聞かれて写真をとっていただきました。どんな記事になるだろうと思いながらそのファッション誌をめくりました。すると、プロのカメラマンが撮るその写真の出来栄えに自分の姿がこうも変わるのか、と感心させられてしまいました。それからは、休日にはバイクで出かけていく日々がつづいていたのですが、あれっ。急にピアノが弾けるかもしれない、とおもうことがありました。
 ピアノを弾いてみると、以前とははっきりと違う感覚がありました。フレーズとフレーズの間を探しながら弾いている、指が以前よりも楽に拡がっている、いいとは言えないけれど曲になっている、という感じになっていました。そこで気がついたのは、≪旋律が歌わなければ音楽ははじまらない≫ということでした。それからは、仕事が終わってから疲れていないときに、ときどき弾くようになってきました。ピアノが弾けるようになれるかもしれない、そんな期待を持ってピアノにむかっています。ピアノが弾ける=ピアノだけが置かれているところで、演奏し、ひとを楽しませる。いつになったらここまでこれるのだろう、と思いながら、いま、毎日をすごしています。


追伸


”小山実稚恵さん ”の演奏へと足をはこんで、すこし、わかってきたことがあります。”小山実稚恵さん ”が、ステージをあとにするとき、最高の笑顔をみせるときがあります。また、あの最高の笑顔をみたいと思ってしまいます。自分はどんなゴルトベルク変奏曲を聴いてみたいだろう。音楽的な知識はμのレベルの自分が、願望を伝えるのは、恐縮してしまうのところなのですが、チェンバロの演奏が記憶に残るゴルトベルク変奏曲。どこまでもやさしく、ゆったりとしたテンポで、眠れない夜のこころに、静かに響き渡る、そんな、ゴルトベルク変奏曲を”小山実稚恵さん ”のピアノで聴いてみたいと、そう、想ってしまいます。 ”小山実稚恵さん ”に、自分の文章は、楽しんでいただけているでしょうか。
Date: 2015/11/01/12:11:46 No.4411


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第20回音の旅「究極のアリア」 仙台公演のご報告
とさま
仙台のとさまです。
第20回音の旅「究極のアリア」 仙台公演のご報告です。

「ゴルトベルク変奏曲」:チェンバロのために作曲された曲であっても、その抗し難い魅力のため、古今東西のピアニストを惹きつけ、夢中にさせる曲。≪音楽学者≫の【知】を満足させ、≪鍵盤楽器奏者≫の好奇心をくすぐり、【知】と【情】の双方に訴える曲。そして、≪音楽愛好家(聴き手)≫は、鍵盤楽器奏者が繰り広げる【技】から産れる活き活きとした音のパレットに心を躍らせ、音楽を聴く歓びに我を忘れます。

小山さんの「ゴルトベルク変奏曲」:破格の演奏

音符が生きて踊るかのような様相を呈する技巧的な変奏曲(第5、14、20、26、28、29)での小山さんの【技】が破格であるのは当然なのですが、全体として感じられる【技】・【知】・【情】の三位一体感こそ、小山さんのバッハ演奏が破格であることを如実に示していると思います。

【小山さんのバッハ演奏の著しい特徴(私見)】
バッハ演奏の新しい歴史のページが開かれた、と言っても過言ではない、想像を絶する凄演でありながら、≪ヒューマンな温かい情感が、通奏低音のように常に流れていて、それが聴き手の心を優しく包みます≫。他の演奏家からは得難い体験でした。

【32分音符に生命を吹き込む小山さん】
ゴルトベルク変奏曲には至る所に32分音符が効果的に登場します。
第13、25、28のように32分音符そのものが音楽全体を支配する曲もあれば、第7、14、23のように32分音符が他の音符と協働して重要な役割を果たす曲もあります。また第8、17のように一瞬だけ挟まれる32分音符が音楽に彩りを与える曲もあります。曲ごとに全く異なる性格を持つ32分音符に、音楽的必然としてそれぞれに生命を吹き込む小山さんの奏楽に圧倒されました。

【理想のテンポを求めて】
 音楽が真に求めるテンポを、小山さんは各曲に確信を持って帰属なさいます。
●第13変奏曲:天使が優雅に舞うように美しい曲ですが、32分音符で分散和音が上昇していく箇所やホ短調に転調する柔らかな動きの部分の表現は絶美でした。左手の確固たる揺らがないテンポとの絶妙な調和感に息を呑みます。
●第25変奏曲:ト短調でAdagioと表記されているためか、繰り返しを施して7〜8分で演奏されることが多いようです。小山さんは、繰り返しをされて5分程度で弾き切られましたが、このテンポがあって初めてこの曲の真の美しさを心の底から味わうことができました。

【圧巻だった終わりの2曲の変奏曲】
●第29変奏曲:冒頭左手の2つの「ソ〜ソ」のバスの音型に続く、特徴的な和音群との対比は圧巻です。小山さんは、その和音群を4声で解釈するとお話下さいました。その熱いエネルギーを保持したまま、3連音符をユニットにしたアルペジオ群の雪崩に突入!凄まじい迫力。繰返しで音量を更に上げ、最後の音は低音を補強され、全エネルギーを受け止めます。その音は、長く引き伸ばされ、そしてついに最後の変奏曲に辿りついたのです。
●第30変奏曲「クオドリベット」:第29変奏曲の火照りを鎮めるかのように、比較的緩やかに開始されますが、前半繰返しでは歓喜の歌となり輝かしいフォルテが会場一杯を満たします。後半、更に音量を増しながら、歓喜から賛歌へと変容していく様相は実に圧巻で、感動で胸が一杯になりました。一緒に聴いた妻は、ベートーヴェンの田園交響曲の第5楽章:「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」を連想し、共通点として「賛歌、楽しいだけではない、神々しさ」を両曲に発見しました。

【旅の終わりに】
長い旅を終えて、再びアリア。冒頭のアリアと全く同じ音符なのに、聴き手には全く異なった音楽として響く奇跡・・・・・。アリアで始まった長大な30の変奏曲が発展してきた過程と意義深い時間を回顧し、まさに音の旅を終える感動!小山さんは、繰返し時、アリアの右手のメロディーを弱く演奏され、相対的に低声部の変奏曲の主題がよく聞えるように演奏なさいました。小山さんの演奏の著しい特徴として≪ヒューマンな温かい情感が、通奏低音のように常に流れていて、それが聴き手の心を優しく包みます。≫と前述しましたが、何故にそう感じたのか、謎が解けた気がします。そうです、このヒューマンな温かい情感の源は、全32曲を支配する、まさにゴルトベルク変奏曲の低声部の主題に他ならなかったのだ、ということです。

私がゴルトベルク変奏曲を初めてピアノで聴いたのは、グレン・グールドの演奏でした。50年以上も昔のことで、子供でしたが、その時の衝撃は今でも鮮明に記憶しています。しかし、バッハの真の音楽に出会えたと言う点で、小山さんの演奏から受けた衝撃は次元と質が異なります。

***********************************
「ゴルトベルク変奏曲」が一番好きと言う私の妻は、小山さんの演奏を聴き、次のような趣旨の小山さん賛歌を繰り広げました。私も同感です。
●「小山さんは、魂が自由、だから誰からも影響を受けない。小山さんだけの唯一無二の音楽が確立している。」
●「小山さんは、いつも心の会話をして、心の声を聴いて行動されている、そして、その声が正しい声だから、小山さんの音楽を聴く人の心は温かく優しくなり、平安になっていく。」
●「小山さんは弾く度に旅をなさっている。私たちを旅に連れ出して下さり、私達が小山さんの魂の旅のお供をすることで、私達も変わることができる。新しい希望の未来に向かって。」
***************

演奏に入られる前、小山さんはゴルトベルク変奏曲の魅力を15分近くお話下さいました。ぴあのふぉるてさんがご報告して下さったレクチャ(No.4404)に準拠されたお話でしたが、最後に小山さんが仰った次のような趣旨のお言葉に深い感銘を受けました。

「きょうは2とか3という数字の規則性のことやシンメトリーのことなど色々とお話しましたが、色々な聴き方があっていいので、そうしたことは頭の隅に置いて、それぞれの聴き方でゴルトベルク変奏曲を楽しんでいただけると 嬉しいです。」

★小山さん:探し求めていた理想のゴルトベルク変奏曲の演奏に出会え、歓びと幸福で身の置き所がありません。ご挨拶できませんでしたが、妻も「過去に聴いた全ての演奏会の中で最高の演奏」と感激していました。素晴らしい音楽をこれからもファンにお届け下さい。有難うございました。

とさま
Date: 2015/10/27/16:11:00 No.4408

Re:第20回音の旅「究極のアリア」 仙台公演のご報告
オクターヴ練習中
あたたかいリプライをしていただきまして、たいへんうれしく思っております。ようやく時間をつくることができまして、これからはじめようというところです。いつもはじめに考えていた内容とは違う結論に、文章を書くというときというのはこのようなものなのだろうか、今回はどうなるんだろう、と感じております。
Date: 2015/11/01/06:06:50 No.4410


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ららら♪クラシック  本日出演!
管理人@まさと
ファンの皆様へ
いつも素晴らしい書き込みをありがとうございます。
早速ですが、小山さんの Eテレ出演情報です。
今年の6月にサントリーホールで収録されたチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1
番」のものからの抜粋映像です。

ららら♪クラシック
「作曲家特集 チャイコフスキー〜名曲の“仕掛け人”たち〜」

[Eテレ]
2015年10月31日(土) 午後9:30〜午後10:00
2015年11月5日(木) 午前10:25〜午前10:55(再放送)

http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-10-31&ch=31&eid=27079


<番組概要>
三大バレエ音楽やピアノ協奏曲…数々の名作を残した、ロシアの偉大な作曲家チャイコフスキー。その成功を支えた3人のエピソードを交えて、名曲誕生秘話をご紹介する。


チャイコフスキー特集第1弾。三大バレエ音楽、ピアノ協奏曲第1番、バイオリン協奏曲…と数々の名曲を世に送り出した、ロシアが誇る偉大な作曲家です。しかし意外にも、そのデビューは遅く、元は法務省で働くエリート官僚でした。「脱サラアーティスト」はいかにして成功できたのか?今回は、チャイコフスキーを代表する3つの名曲をセレクト。名曲誕生の「仕掛け人」となった、重要な人物とのエピソードを交えてご紹介します。


【ゲスト】宮本亜門
【演奏】ピアノ…小山実稚恵,バレエ…ボリショイバレエ団,指揮…ヘルベルト・ブロムシュテット,指揮…尾高忠明,管弦楽…NHK交響楽団,
【司会】石田衣良,加羽沢美濃,【語り】服部伴蔵門
Date: 2015/10/31/06:01:36 No.4409


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つたえたいことがありすぎて
オクターヴ練習中
今日の仙台公演、書き込みをはじめたのですがまとまりそうにありません。休日で時間のとれるときにしようとおもいます。けれど、やっぱり、”小山実稚恵さん ”のピアノ演奏を観ることが出来て良かった、と、そう、思っています。
Date: 2015/10/25/21:55:34 No.4406

Re:つたえたいことがありすぎて
とさま
オクターブ練習中様

きょうは同じ会場で、小山さんの破格のゴルトベルク変奏曲を聴くことができて嬉しく思います。あまりにも破格過ぎて、一体どのような賛辞をしたらこの感動をお伝えできるのか わかりませんね。オクターブ練習中さんと私も同じ気持ちです。私も、よく整理してから、皆様にご報告させていただければと思います。

本当に素晴らしかったですね。

とさま
Date: 2015/10/26/00:24:24 No.4407


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第20回「音の旅」〜究極のアリア〜 レクチャー&サロンのご報告
ぴあのふぉるて
第20回「音の旅」は名古屋 宗次ホールからスタートしたのですね。
まじょるか魔女さん、麗しい詳細レポートをどうもありがとうございました。
とさまさんの深い思いに満ちたリプライもありがたく拝読しました。
熱い感動を共有させていただき、感謝いたします。

10/20(火)夜、第20回「音の旅」レクチャー&サロンに参加いたしました。
オーチャードホール地下リハーサル室に入ると、正面左にスタインウェイ、中央には金色の花や植物が飾られたテーブルとスツールが2脚置かれ、右には楽譜が2種展示されています。
今回のレクチャー、ご出演は音楽学者 礒山雅(いそやまただし)先生。
楽曲の解説やご自身の仮説のご紹介等、礒山先生音楽教室といった趣で、たいへん興味深く勉強になりました。そして、演奏担当アシスタント役の?小山さんが可愛すぎます! 楽曲の演奏のたびにお席とピアノを行ったり来たりとお忙しいのですが、先生の細かいご要望に素直に、にこやかにお応えになるご様子は心が和みます。小山さんの優しいお人柄に改めて感じ入りました。
貴重なお話と素晴らしい演奏で1時間があっという間に過ぎ、記念写真撮影の後は、サロンパーティータイムとなりました。感激です。ファン仲間の皆様とご一緒に、小山さんを囲んで幸せなひとときを過ごしました。
以下、メモを元にレクチャーの内容をご報告いたします。ご参考まで。

壮大なリサイタルシリーズ「音の旅」第20回、小山さんがメインにすえた作品はバッハ「ゴルトベルク変奏曲」。小山さんはデビュー30周年記念の年に一番大切な物を弾きたいと思い、この曲を選ばれたのだそうです。30の変奏曲に「数遊び」も隠されていて楽しいですね。当日は導入としてシューマンの「花の歌」を演奏されます。
続いて礒山雅先生が様々な項目をあげて、作品の解説をしてくださいました。
《作品について》
・バッハは数遊びが好き(例:BACH=数字に置き換えると2+1+3+8=14)
・ゴルトベルク変奏曲は「音による幾何学」と言われている。
・不眠症のための曲であるという逸話については諸説ある。
(バッハの弟子ゴルトベルクが不眠症に悩むカイザーリンク伯爵のためにこの曲を演奏した…と言われている)
 →小山さんのご見解:全くの作り話ではないと思う。この作品はストレス解消のための音楽ではないか? この曲を聴いて気になることを取り除き、別の時に深い眠りにつくための…?(笑)
「眠りたくても眠れない、もったいない時間を充実させるための曲。元気な曲」(先生)、「前向きな曲」(小山さん)とお二人のご意見が一致しました。
また、小山さんはこの作品を「旅」だと感じる、とお話しになりました。
「次から次へ、嬉々として行く旅」だと。
・変奏曲の繰り返し:2回目を変えて演奏する方もいる。
 (小山さんはどのように繰り返されるか、楽しみですね)
・こんなに長い曲なのに、人気がある。Ariaの美しさは印象的。
・変奏曲のテーマは「低音部」である。骨格として鳴り響いている。上の旋律は飾り。ここで小山さんがAriaを(先生のご注文により!)両手でなく、下だけ演奏(笑)。他にも第4変奏等を「低音部」を響かせて弾いてくださいました。

《Ariaについて礒山先生の仮説》
〜バッハの妻アンナ・マグダレーナが書き記した楽譜の分析などから、「変奏曲の部分が先にあって、前後のAriaは本の装丁のように、後から作られたのではないか」〜  この仮説についてどう思われるか尋ねられた小山さんは、「そのアイディアは私の中では新しかった」とお答えになりました。たいへん驚き、納得されたそうです。
・小山さんのお好きな第8変奏は、活気みなぎる曲。素敵な演奏でした。
当時、ポロネーズ(ポーランド舞曲)が流行っていた。カイザーリンク伯爵はポーランド王も兼ねていたそうです。

《カノンの技法》
いかに幾何学的であるか、第3,第6,第9,第12変奏などの特徴について、小山さんの演奏を交えながら、礒山先生よりご説明がありました。追いかけっこ、上下反対、など、いろいろな構成。神業のような曲。
・先生より素朴なご質問:この作品を暗譜で弾かれるんですか? わからなくなりませんか?
 小山さん(ゆっくりお答えになりました):うーん。それは、あまり…。
(礒山先生は小山さんの驚異的な記憶力をご存じでない?!)
・二段鍵盤のために作られたので、鍵盤の先端まで使い切るのを“売り”にした曲である。それを受けて小山さんが「この曲以外では考えられない『腕さばき』」を披露してくださいました。
《第30変奏 Quodlibet》
第30変奏は2つの旋律(民衆の歌)が重なり合う。(長いことお前に会っていない/キャベツとかぶらが俺を追い出した)
小山さんは、これまで(第29変奏まで)の掟を違うものにしたこの第30変奏にバッハの意思を感じる、と言われました。また、先生のお話によると、急に田舎っぽい感じだが、実は技巧が凝らされ、精緻に考えられている、とのこと。

《Ariaに戻って終わる》
レクチャー最後のお二人のやりとりも印象に残りました。
礒山先生: 小山さんがこの曲を「旅」にたとえたことに同感です。旅をすると、いろんなものが心の中に積み重なっていきますね。
このゴルトベルク変奏曲、楽譜の最後に「Ariaに戻って終わる」という一文だけがあり、そこにAriaの楽譜は書かれていない。つまり最後は、最初とまったく同じAriaをもう一度演奏する。それなのに、感動的なのです。30変奏を経て、最後にAriaに戻って完結する。
小山さん: 同じAriaなんですけど…何を変えるということはないのですが、1時間で変化する。変奏曲を1時間くらい演奏するうちに何かが変化する…。
ここで礒山先生が「変化する…老化する」と言い換えられたせいで、小山さん笑い崩れて… 少し落ち着いてからお話を続けられました。つぶやくように、「Aria、必ず違う。胸を打たれる…」と。
そして Quodlibet 〜Aria をとおして演奏してくださいました。(お話直後の切り替えと、集中した表情がステキ!)
最後の音の余韻に胸がいっぱいになります。盛大な拍手がしばらく鳴り止みませんでした。会場のファンに深々とお辞儀をされた小山さんがお席の方へ戻ると、礒山山先生は黙って何度も頷きながら、しっかり小山さんの手を握っておられました。温かい拍手に包まれた感動的な情景でお開きとなりました。

小山さん、礒山先生、貴重なレクチャーをどうもありがとうございました。
来月、小山さんのリサイタルを楽しみにしております。
まさとさん、ファン仲間の皆様、お世話になりました。
また演奏会でお会いできるのを楽しみにしております。

p.s. 「ショパン」11月号おたよりカフェテラスに拙文が載りました。テーマは演奏会のチケットについて。小山さんの12年間24回リサイタルシリーズ最終章6公演の予約について書きました。
(とさまさん、いつも音楽誌記事情報に関して温かなお言葉をいただき、どうもありがとうございます)
Date: 2015/10/23/13:55:32 No.4404

Re:第20回「音の旅」〜究極のアリア〜 レクチャー&サロンのご報告
とさま
ぴあのふぉるて様へ

第20回「音の旅」〜究極のアリア〜 レクチャー&サロンのご報告を非常に興味深く拝読しました。ぴあのふぉるてさんの報告は、いつも臨場感溢れているので、まるでそこに居合わせたかのように感じてしまいました。メモを取っていただき、小山さんのお言葉もご紹介いただき、本当に有難いです。

バッハのゴルトベルク変奏曲ほど、研究者・演奏者・音楽愛好家を夢中にさせる曲というのは、もしかすると他にはないのではないでしょうか。私は、尊敬して止まない礒山先生の大著「マタイ受難曲」や「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」を愛読してきたので、磯山先生のゴルトベルク変奏曲への想いの一端を知ることができて、とても嬉しいです。礒山先生に「ゴルトベルク変奏曲」の本を著していただくことが夢です。

ゴルトベルク変奏曲の弾き手として、燦然と輝いた存在である小山さんと世界的な音楽学者でいらっしゃる礒山先生とのドゥオによるゴルトベルクレクチャー・・・なんて素敵で破格なレクチャーでしょうか!

ぴあのふぉるてさんの《作品について》のメモの中 「音による幾何学」という表現は、まさにその通りで、知れば知るほど、もう面白くて楽しくてたまらなくなってしまうのに、曲を聴いていると、そうしたことを何も知らなくても ああ 何て素敵な音楽なんだろうと感じられるのが、このゴルトベルク変奏曲の素晴らしいところですね。

不眠症のための曲であるという逸話についての小山さんのご見解=「この曲を聴いて気になることを取り除き、別の時に深い眠りにつくための…?」と磯山先生のご見解=「眠りたくても眠れない、もったいない時間を充実させるための曲。」・・・お二人の自由闊達な精神の飛翔を感じさせるご見解に接し、清々しい気分になりました。

《Ariaについて礒山先生の仮説》において、磯山先生は「変奏曲の部分が先にあって、前後のAriaは本の装丁のように、後から作られたのではないか」と仰られたのですね。磯山先生に本を著していただきたいな と益々思ってしまいました。

9曲もあるカノンも変化に富んでいて楽しいですね。理屈っぽい仕掛けがあるのに、それを感じさせない音楽になっているのが凄いですよね。小山さんの演奏であればこそかもしれません。


《第30変奏 Quodlibet》の名古屋公演での小山さんの演奏が、優美でありながら断固とした勁い意思を感じることができ、深く感動したのでしたが、ぴあのふぉるてさんのメモを読んで、なるほどと理解できました。そうですか、小山さんは「これまでの掟を違うものにした(多分3の倍数で3曲毎にカノンを配置して来たのに、第30変奏曲だけは厳密なカノン様式を採用しなかったこと)この第30変奏にバッハの意思を感じる」と仰られたのですね。

Quodlibet 〜Aria 演奏の感動が伝わってきます。磯山先生は、曲を知り尽くしていらっしゃるから、小山さんのゴルトベルク変奏曲の演奏の素晴らしさを即座にご理解なさり、それで先生は黙って何度も頷きながら、握手をなさったのでしょうね。

小山さんの仙台公演(10月25日(日))でのゴルトベルク変奏曲を聴かせていただくのが益々楽しみになりました。ぴあのふぉるてさん 有難うございました。

とさま
Date: 2015/10/23/23:48:31 No.4405


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花のみちから、金色の音の宮殿へ  〜小山さんの究極のアリア
まじょるか魔女
10月17日(土)名古屋の宗次ホールで、
小山さんの第20回「音の旅」〜究極のアリア〜 を拝聴しました。

前回までは、九州や仙台の会場で「音の旅」が始まり、
皆さまのご感想を伺って心の準備ができたのですが、あれ?今回は名古屋からスタートですか?

しかも、
✿シューマン:花の曲
✿J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
2曲構成という斬新なプログラムにどきどきです。

小山さんは、なぜゴルトベルク変奏曲の前に「花の曲」を置かれたのでしょう。
ご著書『小山実稚恵の世界』で、
「シューマンは初回から取り上げてきた作曲家だということもありますし、
また『花の曲』の素直さが、『ゴルトベルク』と良い組み合わせになると思いました。」と述べられています。

唐突ですが・・・魔女が時折訪れる兵庫県宝塚大劇場。
阪急宝塚駅から劇場を結ぶ道は「花のみち」という名前で1924年の宝塚大劇場開場により造成されたそうです。
宝塚歌劇へ続く「花道」の意味があるとのこと。
四季の花々や植物が植えられ、桜の季節はピンク色の道になります。
この道を歩いていると、公演への期待やワクワク感がますます募ってくるのです。

シューマンの「花の曲」は「ゴルトベルク 音の宮殿」に至る「花のみち」の役割のようにも感じました。
可憐な小花に彩られた道を歩いていくと、前方に金色に輝く「音の宮殿」が見えてきます。
いぶしたような上品なゴールドに輝くドレスを纏われた 小山さんのアリアが聴こえてきます。
30年前の原点に戻られて、心の琴線を鳴らされているようなしみじみとした旋律がひそやかに響きます。
アリアのなかでも心惹かれる11小節目・・・花弁のうえを露がほろろん、、、と転がり、花色が鮮やかに光ります。

アリアの歌声が終わったら、「音の宮殿」の扉をあけてみましょう。
金色の回廊には小部屋への扉が30もあるようです。
どの扉をあけても、低音に流れる旋律は共通していますが、部屋の内部の雰囲気や香りは異なっています。

少し予習をした他のピアニストのCDでは優しげな、または軽やかな印象の第1〜13変奏でしたが、
小山さんの演奏は新しい息吹に満ちた潔いフォルテで「前へ、前へ!」というパッションを感じます。

14番目の扉を開けると、3オクターブ跳躍の出だしにびっくり。
3音一組が鍵盤を走り抜け、部屋中に躍動感がみなぎります。

15番目は、後の第25変奏曲を彷彿とさせる切ないカノン。
さらっとやりすごせない思いをかみしめるように一音ずつ進行する旋律に涙腺が崩壊しそうです・・・

23番目。聴こえる曲の声部が2声→3声→4声と厚くなっていきます。
ばらの花が花弁数を増しながら咲いているようで、気持ちも華やぎます。

25番目の扉を開けると、流れているのはト短調のアダージョ。
ショパンさんはこの曲が好きだったのでは、と想像してしまうドラマティックな変奏曲です。
ショパン:練習曲の1曲ですと言われたら、シロウトの魔女はそうですか!と思うような
哀切な旋律が歌われています。

28番目。小山さんが羽を拡げて浮遊されています。
よく見ると、羽は秒速で振動しているのです!

29番目の扉を開けると、熱気がこもっています!
左右の手で引き継ぐ旋律と分厚い和音のミルフィーユ。うっかりするとミルフィーユに畳み込まれてしまいそう。
小山さんのエネルギーが伝導して汗ばんでしまいます。
小山さんは、最後の音を力をこめて打鍵され、そのまま30番目の扉へ誘われました。
バッハさんは、「小山さん、そうきますか!」と喜ばれているのではないでしょうか。

とうとう最後の30番目の扉。「クオドリベット」というプレートがかかっています。
「お好きなように」という意味なのですね。
当時流行していた民謡の2つの旋律が入り込んだ歌遊びの様式のフーガ。
「私は長い間 あなたと離れていた。さあ来て、来て。」と
「キャベツとカブが私を遠ざけた。お母さんがお肉料理をしてくれれば、出て行かずにすんだのに」
という曲だとか。
・・・何ちゅう歌や?どういう意味ですねん??・・・ですね。
再びアリアに戻る前の、当時の庶民の流行曲にシンパシーを感じていたバッハさんのユーモアが
じわっと伝わってきます。
けっこうギャグ好きのお父さんだったのかもですね。

30の扉を開けた後、再び聴こえてくるのは 小山さんのアリア。
楽譜上は冒頭のアリアと同じですが、30の変奏曲の旅を経たアリアは全く異なる曲として響いてきます。

デビューされて30年の音の旅を歩まれてこられた 小山さんの軌跡と重なり、
アリアの歌声が熱い芯を持って未来へと開かれ空高く溶けていきます。
変奏曲の原曲はぶれない小山さんの眼差しそのもの。
変わらない思いを1年ずつ高めて来られた 小山さんの音の宮殿を巡るかけがえのない時間でした。

アンコールは、シューマン:アラベスク。
かみしめるような旋律に会場が一つになりました。


神出鬼没の とさまさん、またお会いできて光栄でした。
開演前の「ゴルトベルク講義」ありがとうございました。
今まで敷居が高いと思っていたこの曲ですが、おかげ様で少しだけ距離が縮まったように思います。

「音の旅」は毎回テーマカラーに彩られていますね。
C(シアン 青)・M(マゼンタ 赤紫)・Y(イエロー黄)は「色の三原色」と呼ばれ、
ほとんどの色は各色を混合することによって表現できますが、
金色・銀色はこの掛け合わせでは作れない「特色」での対応になるそうです。
まさに、今回のテーマカラー「金」は「孤高の存在・特別なもの」なのですね。

小山さん、金色に輝く特別な年、本当におめでとうございます。
これからの 小山さんへも皆さまと共にエールを送り続けたいと思います。
Date: 2015/10/17/22:57:56 No.4402

Re:花のみちから、金色の音の宮殿へ  〜小山さんの究極のアリア
とさま
ぴあのふぉるて様へ

先日(No.4400)は、音楽誌に掲載された小山さんの記事をお知らせいただき有難うございました。いつも、漏れなく記事を探して下さり、かつ、それぞれの記事の要点をわかりやすく記載して下さるので、小山さんのファンの皆様にとって、本当に有難い「お知らせ」です。ご無理のない範囲で、これからもよろしくお願い申し上げます。同じ、ご投稿記事の中でのシューベルトの即興曲作品142の2に対するコメント=「シンプルな構成の中に、美しさと勁さが凝縮されたこの作品は、小山さんの魂を表現するのにぴったりのような気がします。」に心を強く動かされました。本当にその通りですね。ぴあのふぉるてさんと同じように、私も改めて「これほど素敵な即興曲を書いたシューベルトと、この作品を演奏なさる小山さんに、いくら感謝してもしきれないですね。」と思いました。

まじょるか魔女様へ

【ワルシャワと繋がる音楽の会話〜小山さんと弦楽五重奏のショパン「音の幻想」】(No.4401)および最新のご投稿【花のみちから、金色の音の宮殿へ 〜小山さんの究極のアリア】(No.4402)を拝読させていただきました。

ショパンのピアノ協奏曲:フルオーケストラ版とは異なる室内楽版での今回の演奏、ご紹介いただいた小山さんのお言葉「室内楽ならではの繊細なニュアンスを感じながら、音楽会話ができるのではないかと思っております」の通り、本当に親密で心温まる素敵な演奏でしたね。こうなると、小山さんにはいつかショパンが自ら書いたピアノソロ版で2番、1番の順序で演奏していただきたいな などと 欲張りなことを考えてしまいます。

バッハのゴルトベルク変奏曲:かくも芳しい、素晴らしいご投稿を有難うございます。小山さんは、過去には2009年、2012年、2014年に同曲を演奏なさり、まさとさんが運営して下さっているこのファンサイトでも沢山のファンの方が、これ以上ないほど最高の賛辞をお寄せになっていますね。宗次ホールでの今回の演奏は音の旅シリーズの一環として開催されたわけですが、この長大な難曲を十八番にしているピアニストは本当に稀有だと思います。

魔女さんのお言葉「小山さんの演奏は新しい息吹に満ちた潔いフォルテで「前へ、前へ!」というパッションを感じます。」の通り、ポジティブなエネルギーに満ち溢れた素晴らしい奏楽でした。ピアノという楽器のニュアンスの豊かさは十二分に感じられながら、曖昧さから決別した潔い演奏・・・・・それでいて、そここに込められたバッハの仕掛け、装飾音や32分音符などをこれ以上ないほど柔らかくニュアンス豊かに表現されたり、緩徐な変奏曲などでは、天使の微笑みを感じさせる極上のニュアンスが支配し、聴き手は夢のような陶酔感を味わうことができるのです。聴きどころの一つである第13変奏曲などは、その極致でした。

白眉だった技巧的な第29番から第30番への推移、そしてダカーポのアリアの演奏の素晴らしさは魔女さんのご報告=「デビューされて30年の音の旅を歩まれてこられた 小山さんの軌跡と重なり、アリアの歌声が熱い芯を持って未来へと開かれ空高く溶けていきます。」の通りです。宗次ホールに居合わせた全ての聴衆が抱いた小山さんへの尊敬と敬愛の情とも美しく融合しながら・・・。

小山さん:素晴らしい演奏に感謝しています。10月25日(日)の仙台での小山さんのゴルトベルク変奏曲の演奏を楽しみにしています。お気をつけてお出でください。

とさま
Date: 2015/10/18/11:00:15 No.4403


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