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小山さんの記事情報をお届けいたします。
ぴあのふぉるて
梅がほころび始めました。皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は音楽誌に掲載中の、小山さんの記事情報をお届けいたします。

♪『音楽の友』2016年2月号 p.32〜35
対談「脱力の極み」vol.14
お客様:スポーツコーディネーター 奥野史子さん
(バルセロナ五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリスト)
いつも好奇心いっぱいの小山さん、素敵ですね。
小山さんはシンクロの競技や奥野さんの演技についてもよくご存じでいらして、ほんとに驚きます。
「技術があるからこそ芸術的な表現もできる。この事実は何の世界でも共通したものなのだと感じます」…小山さんのこのお言葉が心に響きました。

♪ 同じく、『音楽の友』2016年2月号
p.72 「地方各地の音楽状況」東北の2015年
〜 10回目の「せんくら」、仙台市出身・小山実稚恵企画の体験型イヴェント〜
「仙台クラシックフェスティバル」の報告文に続き、小山さんの企画立案により昨年夏に開催された「こどもの夢ひろば “ボレロ”」が報告されて、次のように結ばれています。…「子供たち、大人たち全員が楽しんだ。子供の生き生きとした目の輝きがこのコンサートの成功を物語っている。」
子供も大人もみんな元気になる、素敵なイヴェントですね。

♪ 同、p.197 「堤剛と小山実稚恵が下蒲刈でデュオを披露」
   第180回を迎えた「蘭島閣ギャラリーコンサート」
昨年12月19日に瀬戸内海の小さな島の美術館で開かれたコンサートは最近、仲間内でも話題になっています!
温かな報告文と素敵なお写真を、嬉しく拝見しました。

♪ 同、p.202 イヴェントレポート
「初めての先生役では共に音楽を共有 音楽の開花に感動の会場」
  小山実稚恵/ピアノ協奏曲による公開マスタークラス
昨年12月15日と16日にサントリーホール(ブルーローズ)で開かれた、小山さんの公開マスタークラスの報告文+お写真3枚。
先生役の小山さんの笑顔が素敵ですね。
生徒さんに丁寧にアドヴァイスなさりながら、共に音楽を探求なさっていた小山さんのレッスンの模様を思い出し、心が温かくなりました。
小山さんが生徒さんに伝えておられた、協奏曲演奏でのオーケストラとの合わせ方や表現方法のお話は、そのまま協奏曲作品の “聴きどころ” にもつながる、深くてありがたいお話でした。

♪『モーストリー・クラシック』2016年3月号 p.85
「ピアノと私」第22回 〜ラヴェルとドビュッシー〜
芸大の卒業演奏で、ラヴェルの「夜のガスパール」を弾かれたことや、コンサートで「以前、ドビュッシーとショパンのエチュードを取り混ぜて演奏」なさったこと(…「音の旅」第11回!素敵でしたね)…などを紹介されながら、二人の作曲家の音楽についてお話しなさっています。

番外:
♪『ショパン』2016年2月号「おたよりカフェテラス」に拙文が載りました。
(ペンネーム、なぜかカタカナで表記されていますが…私です)

以上、ご参考まで。
Date: 2016/02/11/00:43:28 No.4481

Re:小山さんの記事情報をお届けいたします。
covariant
ぴあのふぉるて様
上掲拙文を投稿しようとしたら、ぴあのふぉるて様の記事情報を投稿されたばかりだ、と気付き、ご投稿に蓋をしてしまうような感じを抱いたので、拙文にあのようなタイトルをつけました。どうかお赦しください。
『ショパン』2016年2月号を、是非拝見したいものです。
PS.このようにコメントを付加すれば、「蓋」が降りるのですね。今、分かりました。
Date: 2016/02/11/01:51:55 No.4483

Re:小山さんの記事情報をお届けいたします。
実稚恵さまの微笑み
ぴあのふぉるて 様

ご無沙汰しております。また、先日は私の拙文にコメントいただき誠にありがとうございました。

さて、ご紹介いただきました♪ 『音楽の友』2016年2月号「堤剛と小山実稚恵が下蒲刈でデュオを披露」ですが、12月の実稚恵さまの同館での演奏会は恒例となっているようで、サントリーホール関係の方のお世話もあり実稚恵さまもミカン狩りなど楽しい時間を毎年過ごされているそうですね。

私も過去、2回ほど訪問させていただいたことがあります。手作り感と親密感と温かさにあふれた、本当にいつまでも思い出に残る演奏会でした。

[記事検索]で「2929」「3316」を入力いただければ拙いレポートが出てまいりますので、お時間が許せばご覧いただけたら・・・と思います。

また、いつか首都圏遠征が叶いましたら、どうぞよろしくお願いいたします。


Date: 2016/02/11/14:24:23 No.4485


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日本フィル第41回九州公演・福岡市公演
実稚恵さまの微笑み

日本フィル第41回九州公演・福岡市公演に行って参りました。
日フィル九州公演はソリスト(チェロ宮田大さん、ピアノ我が実稚恵さま)2名によるダブルプログラムで、お二人が交替で九州10都市を巡ります。
もちろん、私は実稚恵さまの公演を選んだのは言うまでもありません(笑)。

福岡公演が実稚恵さまの九州での4回公演の皮切りとなります。

朝、地元を出発しJRで昼過ぎに博多の街に到着しましたが、冬間の鉛色の空が広がっています。しかし会場に到着する頃には、雲間から陽も射し込み、いつもながらの実稚恵さまの神通力を感じる天気となりました。

肌寒い天候ながら、アクロス福岡シンフォニーホールは実稚恵さまと日本フィルの協演を待ち望む多くの人々で溢れていました。今回は、1階の12番目中央と絶好の席を取ることができました。

昨秋の九州交響楽団定期演奏会でのラフマニノフ2番を聴いて以来の実稚恵さまのコンチェルトとなりますが、安保法案審議の渦中にあった前回と同様、今回も某隣国のミサイル発射という不穏な日と重なり、本当に穏やかな気持ちで音楽に浸れないのか憤りを感じてしまいました。

 さて、前回の九響定演のテーマが「ロシア音楽の潮流」でしたが今回もオール・ロシア・プログラムで「グリンカ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ」という有名な作曲家たちの作品が並びました。

 本日のプログラム
グリンカ    歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ  ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
アンコール
ラフマニノフ  前奏曲作品32−5
休憩
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調 作品47
 アンコール
プロコフィエフ バレエ「シンデレラ」よりワルツ

 演奏前に鹿児島出身の指揮者下野竜也さんが今九州公演帯同の喜びと曲目紹介を行い、日本フィルの軽やかな演奏でプログラムが始まります。
そして、いよいよ実稚恵さまの登場です。毎回、どきどきしながら登場を待つのですが、今回は、青みがかった濃いグリーンのドレスを纏いスタインウェイの前に座られました。

 有名な鐘を模したと言われる重低音の力強い連打で曲が始まりました。オケに負けず迫力さえ感じる重低音が、がんがん届いてきます。いつもにも増して、ゆっくりとした丁寧な演奏が印象的でした。実稚恵さまの演奏に惹きこまれたまま第1楽章が終わりました。そしてロシアの陰影とロマンティシズムを湛えた第2楽章。フルート、クラリネットとの掛け合いがたまらなく美しい。
実稚恵さまが旋律を奏でる部分も良いのですが、むしろ伴奏に廻り、寄り添うように弾かれる育むような愛おしさに、胸がいっぱいになってしまいました。冒頭に現われる主題が楽章の最終部で聴こえてきたとき、まぶたの裏が熱くなるのを禁じ得ませんでした。
 最終章は、輝かしくフィナーレに進んでいくのですが、終曲に近づくにつれて興奮と感動で手に汗を握ってしまいました。会場の皆さんも同じ思いを感じられたようで終演後は、カーテンコールが何度も続き終わらぬ拍手に会場は包まれました。
 
 実稚恵さまがアンコールで弾いてくださった、ラフマニノフの前奏曲もしっとりとした美しさが際立つ演奏で、ロシアンロマンに日フィルのメンバーの皆さんも会場も聞き惚れてしまいました。

実稚恵さま今回も素晴らしい演奏をありがとうございました。
 
 休憩後の本日のメイン、ショスタコーヴィチの5番は、私の好きな曲で、学生時代にレコード(確かシカゴ交響楽団演奏のものだったと記憶しています)とスコアを購入した思い出があります。近年では佐渡さんや宮本さんも取り上げていただいたり、第4楽章のファンファーレがコマーシャルになったり有名ですよね。
 指揮の下野さんもフィナーレの、「ラ」の連続演奏のことをプレトークでおっしゃって言ました。

 私は、第3楽章のロシアの厳しくも美しい情景が浮かぶような弦と木管の静寂な演奏にとても魅かれます。ハープのつま弾く音色がとても美しい。ラフマニノフの2番もそうでしたが、ロシアの作曲家の紡ぐメロディーはとても美しいですね。

 満足のうちに終演を迎えました。例によって、実稚恵さまのサイン会も催されたのですが所用のため、サイン前の実稚恵さまにご挨拶だけして会場を後にしました。

 次は、音の旅第21回公演での実稚恵さまとの再会を楽しみにしたいと思います。
Date: 2016/02/08/23:10:40 No.4479

Re:日本フィル第41回九州公演・福岡市公演
ぴあのふぉるて
実稚恵さまの微笑み様
九州で演奏会が開かれる時はいつも、実稚恵さまの微笑みさんのご投稿を楽しみにしています。
微笑みさんの端正なご筆致には、小山さんへの深い思いを感じます。
今回も、微笑みさんのお心のこもった丁寧なご報告を、嬉しく拝読いたしました。どうもありがとうございます。

九州公演は「実稚恵さまの神通力を感じる天気」だったのですね。
小山さんの演奏会の日は、予報にかかわらず、たいてい晴れますね!

「実稚恵さまが旋律を奏でる部分も良いのですが、むしろ伴奏に廻り、寄り添うように弾かれる育むような愛おしさに、胸がいっぱいになってしまいました」…微笑みさんのこのお言葉が、とりわけ心に沁みました。
小山さんの音楽作りの特長が、この「寄り添うように弾かれる」という表現に凝縮されているように思います。素敵ですね。先日、フィリアホールのレポートに、土の器さんもそのように書かれていましたね。

実稚恵さまの微笑みさんはショスタコーヴィチの作品にもお詳しくていらっしゃるのですね。ロシア音楽を堪能されたご様子、何よりです。

サイン会、今回は並べなくて残念でしたね。
サイン会といえば…昨年7月の、ミューザ川崎でのひとときを懐かしく思い出しました。またいつかお目にかかれる日を楽しみにしております。
Date: 2016/02/09/22:26:25 No.4480


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月の光
市川恵一
小山実稚恵さん 毎日「月の光」を聴いています この曲は 好きな曲のひとつですが 小山実稚恵さん の「月の光」の なんと フアンタジック なことか ドビュッシーという方は 凄い曲を作曲したものですね 来年まで 何とか生きたいと思っています
Date: 2016/02/04/15:16:44 No.4474

Re:月の光
まじょるか魔女
小山さんの「月の光」(CD“アンコール+”の幕開きの曲ですね)
 ・・・静かに優しく見つめられているような音色が心に沁みますね
映画「さよならドビュッシー」でこの曲が演奏される場面では涙腺が崩壊しました
清塚信也さんがピアニスト役で出演されていて、この曲に取り組みながら行き詰まる主人公に
「自分のためではなく誰かのために弾いて。一番後ろの席の人まで届くように」と
話す場面が印象的でした
小山さんはいつも会場の全ての席に届くように気持ちを伝えてくださいますね

市川恵一様、どうぞお身体を大切になさってください
市川様のお言葉に、拙いピアノを練習中ですがこの曲を弾きたい!と思う気持ちが湧いてきました
小山さんの音楽からは前向きに生きる力をいただけますね
Date: 2016/02/04/23:14:09 No.4475

Re:月の光
土の器
市川 恵一さま 初めまして。
私の名前は、本名を一恵と申します。お名前の繋がりに勝手ながら親しいご縁を感じ、こちらにお寄りさせて頂きました。

ドビュッシーは私も大好きですが、分けてもこの「月の光」には、とても心惹かれるものがあります。フランスはもとより、世界中の演奏家が取り上げられる名曲で、中には個性的な演奏もありますが、演奏家がご自分の個性を表現なさるのですから、どのような表現もあって当然、と思います。残念ながら、私は小山さんの月の光を拝聴したことがありません。グラナダの夕べくらいか、と思います。この曲こそ、”小山さんの演奏”で、拝聴したくなりました。

私は、この曲を耳にする度、次のような光景を思い浮かべます。

天空高くかかった月が、夜の静寂をぬって、地上でたった一人でいるに私(人)に、光となって射し込んできます。月と私の二人だけ、あまりにも美しい月の光に誘われるよう、人(私)は、胸に浮かぶようようなことを、月に語りかけ始めます。時に、自分のもどかしい思いを切々と、或いは急ぐ思いで月に問いかけたり訴えたりします・・・。
いつか夜は更けゆき、月は、月の出がそうであったよう、月の入りの時を迎えます。でも月は、西の空に傾きゆく中で、もう最後となった自分に残る光を、この私に優しく投げかけ、私の思いを、私の思いを超えたところで抱きとめ、永遠の中に包み込み、去ってゆきます。残された私には、夜の静けさとはまた違った、平安な静寂が訪れるかのよう・・・。


市川さまが毎日お聴きになっていらっしゃる「月の光」、私は小山さんの演奏で、とは参りませんが、心のなかで合わせて感じ取ってゆきたく思います。そして機会があるなら”小山さんのCDもしくは演奏で”と思います。

ご体調がすぐれぬ中にいらっしゃるよう、どうぞ日々、良い音楽や美しい自然からも力を頂き、ご健康の守られますことを、心よりお祈り致しております。
Date: 2016/02/07/17:38:19 No.4478


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1/30 横浜フィリアホール「シューベルトの想い」
土の器
2年前の「バッハの想い」の初拝聴より、すっかり小山さんに魅せられ、時折こちらにお寄りさせて頂いております。
今回小山さんは、最初から最後まで知情意の全てを尽くし、天分
豊かであったシューベルトに寄り添われていたように感じました。
もしご本人が生存されていたなら、どんなに喜びの涙を流したで
あろうかと、推察されます。シューベルトに限らず、小山さんの
演奏は、いつも記譜を超えたところの音の響き・揺らぎが、最も
美しい一点・一瞬で捉えられていて、深い精神性がうかがえます。
そしてどの作曲家にも真摯に寄り添われるお姿が、かえって
小山さんご自身の比類なき個性となられて、聴く者の心を揺さぶり
続けます。 仙台・とさまさんは「ピアノは無音でも、小山さんは
そこに魂の音楽を注入され・・」とおっしゃり、ぴあのふぉるて
さんは「チャレンジし続ける強い意志、それを気負うことなく実現
なさる小山さん・・」、まじょるか魔女さんは「鍵盤の幅以上の拡
がりが響き、とがっていないけれど粒のたった旋律」等など挙げら
れ、皆様の一つ一つのご感想に頷くばかりです。
 今回のプログラムでは、隠された仕掛け(アンコールで即興曲Op90-3)もあり、ぴあのふぉるてさんのおっしゃる「順番を入れ替えて演奏なさる趣向に惹かれます。曲ごとの対比が素敵だと思い
ます。」に全く同感でした。コンサート冒頭のOp142-2の始まりは
ピアニシモですが、小山さんのピアニズムだからこそ一音も聞き逃
すまいと、息をするのも惜しいくらいの思いで拝聴させて頂きまし
た。2曲目はOp90-1。ソの音の強打で始まり、その後一転して
ピアニシモでフレーズが右手、左手に入れ替わり表れます。この
繰り返しは、シューベルトにとって、次々に襲い来る不安のよう、
その後に続くソのオクターブの3連符の繰り返しも、魔王のそれに
も似て、死への恐れがずっと暗示され続けているように感じまし
た。若くして、どんなにか無念であったことでしょう・・。さて
プログラム前半最後のOp142-3は、趣向もかわり、明るいメロディーになりますが、変奏部分の演奏では、クラシックの品位その
ままに何処かジャジーな雰囲気が感じられ、小山さんの懐の深さに、あらためて胸キュンでした。

今回のアンコールでは、岡崎と同じ“4曲”をおねだりしたく思っ
ておりましたが、3曲目に小山さんが微笑みながら、「楽興の時」を優美に弾き始められ、もしや「本日の楽興の時は、これでお・
し・ま・い・?。お別れのご挨拶、かしら」と思いましたら、
もしやは、やはり現実になりました。でも、何となくしか知らな
かったシューベルトを、より身近に感じられるようになり、できる
ことなら、この「作曲家の想い」シリーズを、今後更に継続して頂
けたらと願っております。素敵なコンサート、本当に有難うござい
ました。

最後になりますが、今回は、とさまさん、ぴあのふぉるてさんに
ご助言を頂き、私にとって2枚目にあたるCDを購入しましたところ、望外の喜びとなりました。自分自身、もう断捨離の世代と、購
入は控えておりましたが、繰り返しに強い!?シューベルトにも感化され(笑)、家人の寝静まった頃、夜ごとコンサートを繰り拡げ
ることもできるようになりました。数々のご配慮、心から感謝申し上げます。皆様とまたいつかお会いできる日を楽しみに致しており
ます。

Date: 2016/02/05/00:00:09 No.4476

Re:1/30 横浜フィリアホール「シューベルトの想い」
まじょるか魔女
土の器さんの綴られる文章は優しくてリズム感に溢れ「声にだして読みたい日本語」ですね。
土の器さん、ぴあのふぉるてさんの きめ細かく敬愛の込められた「小山さん賛歌」レポートに
フィリアホールでご一緒させていただいているような心地になりました。
アンコールまで含めて、シューベルトの即興曲:90と142をコンプリートされたのですね!
妙なる曲順の配置、しめくくりは「楽興の時」。
シューベルトさんは会場の片隅で「自分の想いにこんなに寄り添ってもらって、そのうえで、
サプライズの曲順での演奏を有り難う・・・」と頬を紅潮させていらっしゃったのではないでしょうか。

ぴあのふぉるてさん、とさまさんのご助言で購入されたCDで、夜ごとコンサートを開催されているのですね。
CDは 小山さんの演奏会への期待を膨らませ、サインをいただいて、演奏会の後は余韻を確かめて・・・宝物が1枚ずつ増えていきます。
またいつかお会いできる日を楽しみにしております。
Date: 2016/02/06/08:21:20 No.4477


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小山さんの「シューベルトの想い」に心を打たれました。
ぴあのふぉるて
一昨日、1月30日、小山さんの「シューベルトの想い」を友人と一緒にフィリアホールで拝聴しました。
美しい緑のドレスに身を包まれた小山さんは、冒頭の142-2から、プログラム最終曲ソナタ19番の第4楽章まで、ものすごい集中力で演奏なさいました。小山さんの全身全霊の演奏に心を打たれ、感動が日を追ってさらに深まるのを感じています。

プログラム冒頭に置かれた142-2は、お祈りのように静かに始まり、中間部は繭がころころ転がるように、もうほんとにやわらかい優しい音色で奏でられました。
昨年12月の「シューベルトの想い」プレトーク(聞き手:萩谷由喜子さん)において、
小山さんはこの曲を「いちばん安らぎがあって、美しい」とご紹介くださいましたが、本当にそのお言葉がそのまま音楽になって聴こえてくるのでした。
続く90-1は「オクターブ。4つのソの音」が印象的な、厳格な雰囲気の曲。「旋律が始まる時、一人で森を歩いている感じ。左手の三連符で空気が動きを始める…。秋〜冬のイメージ。」とプレトークでお話しくださいました。まさに、ひとりぼっちの寂しさが心に突き刺さるようでした。
3曲目は、「同じ森の空気。風。春〜初夏。緑のにおいを感じる」とお話しされた90-2。本当に初夏の風を感じるような爽やかな香りとともに、揺るぎない意志の強さが心に響く演奏でした。
すると、その直後に拍手がわきおこりました。(うわぁ〜やめて。ここで拍手は要らないでしょ…) 演奏が素晴らしいからと、その都度拍手をすれば、せっかく考え抜かれた構成になっている小山さんの世界を中断してしまうことになるのに…。実に残念でした。
小山さんは拍手に応えて会釈されて、いくぶん長めに間を置いてから、142-1に入られました。
プレトークのお話によると、「シューマンがソナタの第一楽章みたい、と言った曲」。「構成ががっちり練りこまれ」、「シューベルトらしい付点の使い方」がされているそうです。また、小山さんはこの曲を、「胸騒ぎを感じる。なんとも言えない不安と、美しい中間部。その差が素敵」とお話しされました。ほんとに胸がえぐられるような、不安気で美しい音楽です。

次の90-4は「分散和音が旋律になっている」曲。プレトーク・質疑応答で、子どもに与えるシューベルト作品についての質問があり、小山さんはこの作品なら「子どもにもいいかもしれない」とお答えになっていました。
けれども実際、こうして小山さんの陰影に富んだ素晴らしい生演奏に触れると、この曲の表現は子どもにはちょっと難しそう…と思いました。
前半プログラム最終は、142-3。小山さんが「ほんとに単純にメロディーが展開していく。チャーミング」とお話しされたとおり、魅力あふれる変奏曲です。

小山さんが即興曲集を、今回のように順番を入れ替えて演奏なさる趣向に惹かれます。
曲ごとの対比が素敵だと思います。

そして、後半のソナタ19番はもうシューベルトが乗り移ったようでした。
「ベートーヴェンの32の変奏曲の冒頭に似ている」第1楽章は、切迫したように始まり、前半の即興曲とは異なる強固な音色が楽器から響いていました。
「美しい歌がある、ものすごい転調」の第2楽章を経て、「不安なメヌエット」の第3楽章は、静けさの瞬間が幾度も訪れて、不思議な魅力に引き込まれました。

特に、第4楽章「タランテラのリズム」は、何やらただならぬ妖気漂う名演でした。
迫りくる「死」への恐怖に満ちていると感じました。

小山さんの演奏時の凄みと、演奏後のほんわり笑顔に、友人共々、魅了されました。

さて、いよいよ第三部! メインプログラムに入っていない二つ、小山さん最愛の90-3と、「エキゾチックな」142-4を、期待どおりアンコールで弾いてくださって、感激ひとしおでした。
142-4の最後、左手をバンと上にあげたポーズ、かっこよかった〜!

さらに続けて、馴染みのある可愛らしいメロディーの曲(「楽響の時 第3番ヘ短調」)を弾いてくださった時、あぁ、やっぱり小山さんは優しいなぁ、と感動しました。ちょっと不気味な雰囲気の即興曲142-4の後、心が癒されるような曲で締めくくってくださって、小山さんの温かさに胸キュンとなりました。
思わず拝みたくなりますね。観客への気遣いが本当に素晴らしい。
だからみんな、また小山さんの演奏会に行きた〜い! 小山さんに会いた〜い!という気持ちになるのですね。

小山さん、想いの込められた素晴らしい音楽を聴かせてくださり、どうもありがとうございました。そして、いつも素敵な笑顔とサインをほんとにありがとうございます。次の演奏会をまた心待ちにしております。

ファン仲間の皆様、ご一緒できて嬉しく存じました。
とさまさん、土の器さん、楽しいひとときを誠にありがとうございました。また近くお目にかかれる日を楽しみにしております。
Date: 2016/02/02/00:34:14 No.4473


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第9回読響アンサンブル・シリーズ(1月27日:よみうり大手町ホール)の報告
とさま
★まじょるか魔女様(No.4470):【ピアノから語られる 小山さんの「言の葉」、「音の葉」・・・そして「音の花」】と題する素晴らしく詩的なご感想を嬉しく拝読しました。【作品142の3の変奏にのせて、「言の葉」が「音の葉」になり、「音の花」が咲いていき、最後のピアニッシモの後の静寂では、花の香りだけが残っています】・・・当日の小山さんの演奏を彷彿とさせるような本当に素敵な表現ですね。

★ぴあのふぉるて様(No.4471):先月のプレトーク・質疑応答コーナーのご紹介をいただき有難うございます。「モーストリー・クラシック」連載記事のつながりから、作曲家を和菓子に例えるお話は楽しいですね。ぴあのふぉるてさんは、まじょるか魔女さんの「高音はほろほろと鍵盤の幅以上の拡がりが響き」という表現に心を打たれたのですね。本当に素敵な表現ですね。

〜〜〜〜〜〜〜
さて、小山さんが出演された、第9回読響アンサンブル・シリーズ(1月27日:よみうり大手町ホール)のご報告です。前半にシューマンのピアノ五重奏曲、後半にシューベルトの五重奏曲「ます」という魅力的なプログラムです。

【プレトーク】
開演に先立ち、小山さんのプレトークがあり、二人の作曲家の魅力や作品の聴きどころ、室内楽の魅力、今後の抱負についてもお話下さいました。

●シューベルトについては「「限りない優しさや純粋な想い」に魅かれる」こと、「同じフレーズが2度続いても、ちょっとした変化があって、そのちょっとした変化が心を打つ」ことなどについてお話下さいました。

●シューマンの作品については「それぞれの楽器の力量が問われる大変緻密に書かれた交響曲のようであって、安らぎ、不安、興奮、勇気など色々な要素が内包されていて 本当に素敵な曲です」と仰いました。この曲が作曲された1842年は室内楽の年と言われるほど、シューマンは室内楽を集中的に作曲していました。小山さんは「そのころ、シューマンはクララと一緒に、バッハの平均律クラヴィーア曲集やベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲などを勉強していたみたい」と言及され、それがシューマンのこの作品の例えば第4楽章の見事な2重フーガに反映しているとお考えになっているようでした。

●室内楽については「一人一人の個性があっても、互いに感じながら、無言の気持ちが集結していくようなところ」に魅力を感じると仰いました。分かりやすく、サッカーに例えて「どこにパスが行くか分からない それでも気持ちが通じることで パスが決まります。無言の約束があって それを確信しながら 進んでいく。パスを出すと言っても、早いパスもあれば 意図的にタイミングを外すパスもあるし、予測して出すパスもあります」のような趣旨のお話をして下さいました。実際、4つの弦楽器とピアノとの間での音楽のパスは互いに気持ちが通じ合っていて、それは見事な室内楽演奏でした。

●今後の抱負については「東日本大震災からまもなく5年が経ち、あの日のことを忘れることなく、本当の復興に向けて、未来の子ども達が勇気を持って歩めるように力を尽くしたい」という趣旨のお話をなさいました。またご自分のことについては「それと 自分のことで言えば 自分の弾きたいように、思うように弾けるようになれたらいいのに と思っています」と仰り、司会者が「今でも本当に素晴らしく演奏なさっているのに」と驚かれていました。小山さんの音楽に対する深い愛情と作曲家への畏敬の念がそのお言葉の背景にあるのでしょう。エベレストを目指して、常に前進される小山さんの真っ直ぐなお気持ちに深く感銘を受けました。


【シューマンのピアノ五重奏曲】
シューマンのピアノ五重奏曲は室内楽分野の最高傑作の一つです。

★第1楽章の冒頭の輝かしい主題におけるピアノの分厚い和音の響きに浸るだけで幸せな気分になります。副主題や第2主題でのピアノはことのほか美しく、緊張感溢れる展開部を経て再現部では一段と熱を帯び、そして白熱したコーダでの小山さんのピアノと弦楽器との融合美の素晴らしさに唖然としました。

★第2楽章はハ短調の重々しい葬送行進曲が繰り返し現れ、間に複数のエピソードが挟まれる、魅力的な曲です。ハ長調に転調した最初のエピソードでは、4分音符の三連符を奏する小山さんのピアノの見事さに心を奪われました。2つ目のエピソードのアジタート(ヘ短調)での弦とピアノとの丁々発止のやり取りは見事でした。この興奮が一段落して、息の長い優美な旋律を紡ぐ弦楽器の背景で、小山さんは8分音符の三連音符を本当に柔らかく魅惑的に弾かれました。弦楽器だけの静かなハ長調の和音の終結・・・ピアノは無音でも、小山さんはそこに魂の音楽を注入されたかのようでした。誠に感動的な瞬間でした。

★第3楽章は、優美なトリオIと無窮動風のトリオIIの2つのトリオを持った大規模で技巧的なスケルツオです。ピアノが最高音から最低音にむけて、ダイナミックな終結を迎える箇所における、小山さんが創造された根源的な迫力に圧倒されました。

★第4楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、対位法の技巧を見事に駆使した作品です。全編エネルギーに満ち溢れた作風が支配し、各種動機が積み重なりながら、徐々に音量を増してゆき、壮大なクライマックスを築き、ついにはフェルマータによる全休止となります。全身全霊で、小山さんと読響アンサンブルの協働が作り上げた、この第1のクライマックスは本当に素晴らしいです。そして静寂の中から、2重フーガが小山さんのピアノで毅然として始まるのです。ピアノの右手が第1楽章の第1主題そしてピアノの左手が第4楽章の第1主題を奏する二重フーガです!弦楽器も加わり、壮大なフーガが徐々に熱を帯びて発展していく様は圧巻でした。コーダでは、ピアノと弦楽器は最強音で高らかに歌い、最後には小山さんは、これ以上ない充実した和音で低音から高音まで音を刻み、そして低音に向かって下りて行きます。この第2のクライマックスは勝利と喜びの表現です。曲は、弦とピアノによるフェルマータ付き和音とフェルマータ―付きの休符で閉じます。このような2重のクライマックスを築いた室内楽というのは他になかなか思い浮かびません。

かくして、読響のメンバーの充実した演奏と小山さんの破格のピアノ演奏により、シューマンならではの深い詩情と情熱との最高のバランスを誇るピアノ五重奏曲の超絶的名演が産れたのです。聴衆に深い満足感と充実感とを与えた、素晴らしい演奏でした。


【シューベルトの五重奏曲「ます」】
素晴らしいホールの響きが、シューベルトの「ます」を聴く楽しさを倍増してくれました。第2楽章の短調で歌われる部分など、小山さんのシューベルトへの愛情や想いが手に取るようにわかり、涙がでてくるほど美しかったです。有名な第4楽章の鱒の主題による変奏曲の演奏も絶品!第5楽章の繰返しでは、一層白熱した演奏になり、小山さんと弦楽器奏者との間の化学反応も最高潮に達しました。「ます」で、こんなに手ごたえのある演奏は初めて経験しました。

アンコールは第4楽章の後半を演奏して下さいました。

「ソロ」、「協奏曲」で素晴らしい演奏を繰り広げられる小山さん、音楽の神髄に迫り、魂の音楽を届けて下さる小山さんだからこそ、室内楽においても、充実したアンサンブルを通じ、聴衆の心に染み入る感動的な音楽を創造することができるのでしょう。

〜〜〜〜〜〜
★小山さん:シューベルトの「ます」では音楽を聴く楽しさを満喫することができました。シューマンのピアノ五重奏曲は本当に名作ですね。この作品に寄せる小山さんの深い想いが読響の方に伝わって素晴らしいアンサンブルになりましたね。モーツアルトの誕生日の日に(モーツアルト生誕260年!)、かくも芳しい最高の室内楽を小山さんのピアノで聴かせていただき、そして小山さんが曲に抱いていらっしゃる想いに共感できて幸せです。有難うございました。

とさま
Date: 2016/01/28/23:15:40 No.4472


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ピアノから語られる 小山さんの「言の葉」、「音の葉」・・・そして「音の花」
まじょるか魔女
雪が解けて、次の雪が降る前のピリッとした空気がはりつめる1月23日(土)、愛知県岡崎市にて、
小山さんのリサイタルを拝聴しました。

曲目は、
前半が、シューベルト:即興曲集 作品142-2、90-1、90-2、142-3
J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
後半が、リスト:愛の夢 、エステ荘の噴水
ショパン:ノクターン、ワルツ、ピアノ協奏曲第2番第2楽章ラルゲット、英雄 という玉手箱のようなプログラムです。

昨年9月に愛知県豊橋市で拝聴したリサイタルでは、シューベルト:即興曲集 90-3、142-1、90-4、90-2 、
シャコンヌ、エステ荘を演奏され・・・と一部曲目が重なるのですが、
そうなると、今回はどのような一期一会の演奏をされるのかしら、とよけいに気になるところが 
小山さんの魅力ですよね。

岡崎市シビックセンターコンサートホールコロネットは、18列400席ほどの明るい木調のシンプルな内装で
親密な空間でした。
小山さんは、最新のシューベルト即興曲CDのドレスよりも青みがかったクジャクの羽色のような鮮やかなドレスで登場されました。

✿シューベルト:即興曲集 作品142-2
翼を休めて来し方行く末を見つめる 小山さんのお姿そのものの曲のように感じました。
節目の30周年を精一杯羽ばたかれて、さらに新しい年へ。
思いをかみしめながら優しく歌われ、また飛び立っていかれました。
ぴあのふぉるてさんの素敵な表現・・・「ホールに住んでいるピアノ」は低音はずっしりと、高音はほろほろと
鍵盤の幅以上の拡がりが響き、とがっていないけれど粒のたった旋律が浮き彫りになっていきます。
✿90-1、90-2
90-1の「宿命」を告げるような第一音。そして左手の連打と刻みつけるようなフレーズ。
あまりにも生き急いだシューベルト自身の宿命を思うと胸に迫るものがあります。
 (元音楽家の老夫婦を描いた映画「愛、アムール」で 90-1と90-3が演奏されていましたね)
今までは「90-1から90-4」の4曲を独立したものとして聴いていましたが、
小山さんの打鍵された90-1の第一音が全曲にかけて通奏低音のごとく響いているように思われてきました。
宿命を受けとめながら、90-2では溢れる思いと憧れを紡いでいきます。
小山さんのしっとりした音色が ホールいっぱいにほろほろと溶けていきます。

✿142-3
小山さんのシューベルトの演奏を初めて拝聴したのは2013年11月に放送された「ラジオ深夜便」でした。
「安全に弾く、はずさないで小さくまとめるのではなく、自分の心に正直に弾くことを目指し続けたい。
四角い入れ物にあわせた小さい丸ではなく、はみ出るくらいの大きな丸にしたい」とのお話に
深い感銘を受けました。
ホールに飾られた花のように2本と同じバラはない、演奏はその時一回限りのものである、
とのお言葉が続きました。
だからこそ、同じ曲であっても、私たちはいつもそこに生まれたばかりの曲のように拝聴できるのですね。

ラジオのお話に続いて、シューベルト:即興曲op.142-3が流れました。
「小山さんがピアノでお話されている」・・・はっとする感覚でした。
「ピアノで歌う」という感覚は以前から何となくありましたが、ピアノが語っていると感じたのは初めてのことでした。

岡崎のホールでも 142-3を演奏され、小山さんの優しくまろやかな言葉がピアノから語られてきました。
変奏にのせて「言の葉」が「音の葉」になり、 「音の花」が咲いていきます。
最後のピアニッシモの後の静寂。花の香りだけが残っています。

シャコンヌは 雪で清められた空のようにどこまでも深く澄みわたり、昨年の豪雨の豊橋で拝聴した
箍が外れたような凄演とまた異なる魅力が伝わってきました。
中間部の瞑想的な旋律は「天国」にいざなわれたかのようでした。
小山さんの両手がゆっくりと膝に降ろされ、「ブラヴォー!」の声。

休憩時間では、喫茶スペースやお手洗いの中!でシューベルトを口ずさんでいる人がいらっしゃいました。
歌曲王と呼ばれたシューベルトのピアノ曲を 小山さんが演奏されるとこうなるのですね。

きらめくようなリスト、ショパンの曲群を経て、しめくくりの曲「英雄ポロネーズ」。
震災後に東北の小学校の体育館で弾かれたこの曲を、決意を込めて31年目の空に向かって
高らかに奏でられました。

鳴りやまぬ熱い拍手。

アンコールは、       
■ スクリャービン:2つの左手のための小品 作品9より 第2番「ノクターン」
■ ショパン:ワルツ第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」
■ アルベニス:パヴァーヌ=カプリース 作品12
■ ショパン:ノクターン 作品9より 第2番 変ホ長調
と、お年玉のように4曲も弾いてくださいました。

最後の曲以外は、曲名を歌うように紹介してくださいました。
アルベニスを弾かれる前は、ピアノに頷きながら向かって行かれ、客席からは嬉しい期待のこもったどよめきが
湧きました。

とさまさん、@岡崎のかけがえのない佳き時間を共有させていただき光栄でした。

小山さん、今回も一期一会の演奏を有り難うございました。
次回の大地の色の「音の旅」を心待ちにしています。
Date: 2016/01/25/00:42:51 No.4470

小山さんのシューベルトは「ほろほろと」…
ぴあのふぉるて
まじょるか魔女さんの詩情あふれるご投稿に感じ入りました。
会場の様子、小山さんの思いと音色、まじょるか魔女さんの思い…すべてが美しく細やかに綴られて、素晴らしいですね。
「玉手箱のようなプログラム」「思いをかみしめながら優しく歌われ、また飛び立っていかれました」「小山さんのしっとりした音色が ホールいっぱいにほろほろと溶けていきます」「花の香りだけが残っています」…など、詩的で、ほんとに素敵。
小山さんが以前「ラジオ深夜便」でお話しくださったお話にも触れていただき、ありがとうございます。
休憩時間にシューベルトを口ずさんでいる人がいたこと、英雄ポロネーズの被災地での演奏のこと、アンコール演奏の場面など、臨場感あふれる描写にワクワクしました。

「…「ホールに住んでいるピアノ」は低音はずっしりと、高音はほろほろと鍵盤の幅以上の拡がりが響き、とがっていないけれど粒のたった旋律が浮き彫りになっていきます。」 まじょるか魔女さんがここで使われた、この「ほろほろと」という言葉は、小山さんがシューベルトに感じておられる優しさや美しさ、シューベルト作品に寄せる想いを、そのまま捉えた素晴らしい表現だと思います。

というのも、先月、「シューベルトの想い」プレトークの質疑応答コーナーで、(「モーストリー・クラシック」連載記事のつながりから)「…シューベルトを和菓子に例えるとどのようなお菓子でしょうか…?」とお伺いしたところ、小山さんは少しお考えになってから「岐阜の栗きんとん、ですね。」とお答えになったからです。
岐阜の栗きんとんは、優しい甘さの、栗の茶巾絞りで、(小布施の栗きんとんとは違って…)まさに「ほろほろと」くずれてしまう儚いお菓子ですね。
シューベルトの音楽とこのお菓子を結びつける小山さんの感性に感動しますが、小山さんの演奏を聴いて「ほろほろと…」と描写なさる まじょるか魔女さんの感性も、ほんとに素晴らしいと思います。

それにしても、小山さんの「作曲家と和菓子」は興味深いテーマですね。モーツアルト、シューマン、ラフマニノフはどんな和菓子になるかしら? いつか伺ってみたいと思っています。
Date: 2016/01/28/16:11:04 No.4471


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小山さんの素晴らしい「パガニーニの主題による狂詩曲」の演奏
とさま
皆様今晩は、とさまです。

★実稚恵さまの微笑み様:ご報告を嬉しく拝読しました。私の家にはTVがないので、小山さんが、なぜゴルトベルク変奏曲を選ばれたのか、その理由を詳しくご紹介いただき、本当に有難い限りです。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
★まじょるか魔女様:「小山さんは同じ曲であっても、その時の思いを伝えてくださるので全く違う曲のように響き、何度も拝聴したくなるのですね。」に深く同意しています。本当にその通りですね。
★Covariant様:念願叶って最初にお聴きになった小山さんの演奏曲目と小山さんが「心を充実させたい時に聴きたいクラシック」の曲と一致して佳かったですね。小山さんの「ゴルトベルク変奏曲」本当に素晴らしかったですね。
★ぴあのふぉるて様:グレン・グールドの映像から学ぶことは限りなくあるように思えますね。私も最初はショックを受けました(笑)。

〜〜〜〜〜〜〜
高関健さん率いる日本フィルハーモ二交響楽団と小山さんとの共演によるラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」のご報告です(日本フィル杉並公会堂シリーズ2015 第5回(2016年1月17日))。

変奏曲という様式は、一定の制約の中、作曲家の創意工夫をふんだんに盛り込むことができるため、古今東西の作曲家を惹きつけて止まない様式の一つなのでしょう。生命の息吹のように主題が成長・発展し、最後は予期せぬ変容を遂げる作品も珍しくありませんね。話題沸騰中の小山さんの歴史的名演によるバッハの「ゴルトベルク変奏曲」や次回のピアノで綴るロマンの旅(音の旅)で取り上げられるブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」等々、魅力的な変奏曲が多数ありますね。ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」はピアノとオーケストラのために書かれた変奏曲の最高峰を誇る名曲と言っても過言ではないと思います。

【第17変奏曲及び第18変奏曲の素晴らしさ】
「パガニーニの主題による狂詩曲」と言えば、何と言っても第18変奏曲が突出して有名ですね。これほど心に染み入るような深い感動を与える曲も少ないように思います。ピアノソロが奏する普遍的な愛を感じさせるような高貴な旋律が盛り上がって行き、オーケストラが高らかに旋律を歌い上げ、その背景でのピアノの分厚い和音伴奏部分など、小山さんのピアノと管弦楽との融合美の素晴らしさに感泣しました。心底驚くのは、この旋律の音型がパガニーニの主題の動機を裏返しただけという事実なのです。まるで、全く新しい主題のように誰しもが感じるのに、実は、ラフマニノフは極めて巧緻な音楽的設計を施していることに圧倒されます。この第18変奏曲を引き立てるためでしょうか、変ロ短調で書かれた静謐な第17変奏曲の役割は大きいと感じます。最後の4小節、ピアノが瞑想的な音列を奏している背景でピッチカートを刻んだチェロが弦のボウイングに切り替わり、第18変奏曲に繋がる部分(変ロ短調から変二長調への転調!)の小山さんの奏楽は今宵の白眉!

この第18変奏曲があまりにも有名過ぎるが故に、他の変奏曲の素晴らしさが忘れられがちなのは、実に勿体ないことですね。

【「怒りの日」の主題の登場】
「パガニーニの主題による狂詩曲」には、グレゴリア聖歌の「怒りの日」が副主題として用いられています。ベルリオーズの幻想交響曲をはじめ、リスト、ヴェルディ、チャイコフスキーと言った大作曲家が好んで引用する「怒りの日」。これは第7、10、12、24変奏曲に登場します。

特に、第10変奏曲の曲の見事さと小山さんの卓越した演奏には唖然とします。「怒りの日」の主題はピアノで登場し、やがてピアノは分厚いffの和音で同じ主題を奏するのですが、背景では、第1ヴァイオリンが「怒りの日」を高らかに歌い、一方第2ヴァイオリンは「パガニーニ」の動機を効果的に繰り返すのです。ここで、今回、ヴァイオリンが両翼配置(第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンを左右対称に配置)を取っていたので、「怒りの日」と「パガニーニ」の動機がステレオ的にくっきりと浮かび上がり、誠に素晴らしい演奏効果を産み出していました。(高関さん 有難うございました!)

やがてピアノはパガニーニの動機に移り、その背景で今度はグロッケンシュピーゲルとハープ!が「怒りの日」を奏し、それはトランペットに引き継がれ、そして「怒りの日」の音型は消え去り、最後はピアノと木管楽器がパガニーニの動機を静かに提示し、静寂の中に消えていくのです。小山さんのピアノの神秘的響きに陶酔しました。

【大円団での「怒りの日」と「パガニーニ」動機の音楽的融合】
「怒りの日」は、「パガニーニ」動機と混成して第12変奏曲で登場しますが、何と言っても素晴らしいのは、最後の第24変奏曲の大詰めです。金管楽器と弦楽器がffで咆哮する「怒りの日」とピアノと木管楽器によるリズミックで強烈な「パガニーニ」動機が融合して盛り上がるシーン、その直後、ピアノがグリッサンドで頂点に達し、長調の分厚い和音連打で雪崩落ちてゆき、上昇オクターブ連打による最強音に達っするクライマックスに熱狂しました。2つの主題の融合と分厚い和音の連打によるクライマックスの造り方は、第2ピアノ協奏曲のコーダを彷彿とさせます。しかし、「パガニーニの主題による狂詩曲」では、最後の最後、突然 pで、何と第1変奏曲直前の2小節の動機が再現されて終わります。小山さんの凄みが全開した素晴らしく輝かしい盛り上がりに圧倒され、そして味わい深い曲の終わりに陶然としました。

【ファインサイトでの熱い感想】
ファンサイトで多くの方々が、小山さんの「パガニーニの主題による狂詩曲」の演奏がどんなに素晴らしいかを熱く語っていらっしゃいますね。最近では、2014年5月3日(小山さんのお誕生日)の公演に対し、篠村さんは「どんなに速いパッセージでも、演奏が瞬時として機械的になることはなく、すべてが心から流れ出る歌となって聴き手の心に入ってくる。有名な第18変奏でも、心情がすぐに飽和することなく、寄せては返し、悶え揺れ動く郷愁感が、息の長いフレーズ感で奏でられる。」(No.4175)と小山さんの演奏の本質に迫り、またぴあのふぉるてさんは「鋭いリズム、ずしりと響く和音、美しい高速音階、煌めく高音…魅力あふれる変奏が次々と展開し、胸を打たれます。厳格さと柔らかさ、悲哀と歓喜など、様々な情感が繊細に、かつ伸びやかに、表現されてゆきました。」(No.4171)とこれまた小山さんの演奏の本質を見事に語って下さっています。

本当に多くのファンが小山さんの音楽を愛していることがわかりますね。

★小山さん:久しぶりに「パガニーニの主題による狂詩曲」を堪能しました。コンパクトな曲ですが、沢山沢山 面白いことが詰まった曲ですね。楽しくて仕方がありませんでした。本当に素晴らしい演奏をご披露下さり、歓びで胸が一杯です。
Date: 2016/01/18/19:24:00 No.4467

Re:小山さんの素晴らしい「パガニーニの主題による狂詩曲」の演奏
ぴあのふぉるて
一昨日、日本フィル杉並公会堂シリーズ 第5回公演を拝聴いたしました。
(最初にベートーヴェン:序曲「コリオラン」が、後半はメンデルスゾーン:交響曲第3番「スコットランド」が奏されました)

プログラム2曲目は、小山さん、高関 健さん、日フィルの皆様の共演による、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲。
年明けにぴったりの、気が引き締まるような潔い演奏でした。

この曲は、まさとさんの小山実稚恵さんファンサイト開設のきっかけとなった作品ですね。12年前、小山さんの演奏でこの曲を聴かれて、完全にノックアウトされたのでしたね! ラフマニノフの思いが胸に迫る、名曲ですね。
1934年夏、ラフマニノフ(61歳)がスイスの別荘で書いた作品で、パガニーニのヴァイオリンのための「24の奇想曲」の第24番を主題として、序奏と24の変奏からなっています。変奏だけでなく、グレゴリオ聖歌の「怒りの日」が組み込まれているのは、ラフマニノフが「悪魔に魂を売って超絶技巧を手に入れた」というパガニーニの伝説にインスピレーションを受けたからで、悪魔の象徴として「怒りの日」が使われている、と作曲家自らが明らかにしているそうです。
小山さんの演奏は、強固な意志のある音と、情感あふれる柔らかな旋律の対比がほんとに素晴らしくて心を打たれます。
お人柄そのままに、かっこよくて愛らしいのが小山さんの音楽ですね。

この日は2階席で拝聴しましたが、小山さんのピアノの音はオケに吸収されずに、しっかり届いて、ほんとに素晴らしい。日本各地で、数多くの演奏会を開いておられる小山さんは、毎回、そのホールに住んでいるピアノから最高の音色を引き出すことに心を傾け、またそれを楽しんでおられますね。
先月のマスタークラスで生徒さんにお話しになっていたポイント=「(協奏曲演奏ではピアノを)一割増しくらいで響かせないと、会場に届かない…。想像しているより、深く。音量というより、深く。」…このことを小山さんは長年のご経験から、きっと無意識のうちに実践なさっているのでしょうね。
また、息の長い旋律が何度も出てきますが、小山さんの迷いのない演奏を拝聴し、あぁ、なるほど。マスタークラスで小山さんがお話しされた「長いフレーズは、弾き始めたら最後まで長い展望をもって…」は、このことなのね!と実感しました。爽やかな推進力も、小山さんの魅力の一つですね。

この作品は、とさまさんもおっしゃっているとおり、有名な第18変奏だけでなく24の変奏どれも魅力があって、私も大好きです。
主題の変奏において、第6変奏は異国情緒が印象的ですね。激情的な第8変奏と、鋭いリズムで打ち込む第9変奏も素敵。そして、「怒りの日」の第10変奏、小山さんに恐ろしいほどの凄みを感じるうちに… 静かな湖水を眺めているような第11変奏が続き、すっかり心を奪われます。木管楽器とともに穏やかに奏される第12変奏から、潔い第13変奏、金管楽器といっしょに華やかに飛翔する第14変奏、ピアノが煌めく第15変奏への一連のつながりなど、もうホントに惚れ惚れしますね。
その後、哀愁漂う第16変奏と、不気味さがじわじわと増幅する第17変奏に導かれて…(この期待感がたまらない)…あの叙情的な第18変奏が聴こえてくるのです。主題の音形が鏡で写したように上下反転して描かれた旋律は、雲間から陽の光が射したような、奇跡の美しさ。小山さんの渾身の演奏に胸がいっぱいになり、涙があふれるうぅぅぅ。 第19変奏以降の快活な変奏も、この第18変奏を引き立てるための大事な奏楽でしょう。
第22変奏から最終変奏は、ピアノとオーケストラが緊迫感あふれるやりとりを展開して怒涛の盛り上がり!と思うと、曲は小山さんの弱音で慎ましく閉じられて、会場はふっと微笑みに包まれました。

小山さん、素晴らしい演奏をどうもありがとうございました。アンコールの「子犬のワルツ」も素敵でした。
また、毎回サイン会を開いてくださり誠にありがとうございます。
次の演奏会を楽しみにしております。どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。
とさまさん、ファン仲間の皆様、ご一緒できて嬉しく存じました。
皆様お身体お大事にお過ごしくださいませ。
Date: 2016/01/19/13:50:00 No.4468

Re:小山さんの素晴らしい「パガニーニの主題による狂詩曲」の演奏
とさま
ぴあのふぉるて様へ

小山さんの演奏される「パガニーニの主題による変奏曲」をご一緒に聴く事ができて大変嬉しく思っています。

まさとさんが、ファンサイトを開設するきっかけになった曲とのこと、私たちは、まさとさんに感謝すると同時に、この曲を作曲して下さったラフマニノフにも感謝したいですね。まさとさん、いつも有難うございます。

2014年「ラ・フォル・ジュルネ」熱狂の日音楽祭、小山さんのお誕生日の日に小山さんは同曲を弾かれたのですよね。そのときのぴあのふぉるてさんの素敵な感想が強い印象に残っています。今回のご感想も併せて拝読し、ぴあのふぉるてさんが、この曲をお好きでいらしゃって、かつ小山さんの演奏が好きで仕方が無いこと、小山さんへの尊敬の念がよく伝わってきます。

どうしても第18変奏に注目が集まってしまいますが、ぴあのふぉるてさんが、私の投稿に続けて、それぞれの変奏の魅力を活き活きと綴って下さり、演奏の様子が蘇り、ワクワクします。小山さんが次回、どこかで同曲を演奏なさるときに、これはとても参考になり、より「パガニーニの主題による狂詩曲」を楽しむことができるようになりますね。

有難うございます。

とさま

Date: 2016/01/19/20:55:00 No.4469


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