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横須賀芸術劇場のプログラムがCDになるといいなぁ。
ぴあのふぉるて
一昨日 2/20(土)、小山さんのリサイタルを初めて横須賀芸術劇場で拝聴しました。
小山さんは今回も素晴らしい演奏を披露してくださいました。
大作曲家の皆様も天国で喜んでおられることでしょう。
「ぼく、こんなにいい曲作ったの?」
「シャコンヌは、初めからピアノ曲だったよね…?」
「私の噴水、なかなかいいでしょう?」
「マズルカも弾いてくれましたね」と。

プログラム初めは、シューベルトの「即興曲」。
温かな優しい音色が身体に染みこみ、すぐに小山さんの世界に引き込まれました。
142-2はお祈り、90-1は独りぼっち、90-4はウィーンの森に蝶々が舞うイメージ。142-3は次々と繰り広げられる変奏に心を奪われます。小山さんの慈しみあふれる表情や動作を拝見し、小山さんのシューベルトをこうして生で体験できる幸せをかみしめました。

それから、バッハ「シャコンヌ」の重厚な響きで場内が厳格な空気に支配され、一気にドイツの教会にいる気分になるのが不思議です。音色の変化が素晴らしくて、先ほど「即興曲」を演奏なさったピアノと、今「シャコンヌ」を演奏されているピアノが、同じ楽器とは思えません。最後のほうでは美しい御髪を振り乱して力強く打鍵なさり、まことに気迫あふれる演奏でした。
神々しい音楽に胸を打たれ、拍手しながら手を合わせて思わず拝んでおりました。

休憩後は、リストの作品をロマンたっぷりに弾いてくださり、開放感あふれるイタリアに降り立った心地がしました。
「エステ荘の噴水」は、ほとばしる水の情景がきれいですね。きらきらと輝く音色に魅了されました。解説によると、曲の途中にヨハネ福音書からイエスの言葉が引用記載されているとのこと。特に締めくくりの荘厳な和音に宗教的な色彩を感じました。

そして、ショパンのノクターンは、ほんとに悲しくて寂しくて、いたたまれなくなってしまいます。
その後は可愛らしい華やかなワルツが3曲並び、気分が一転します。
小山さんの「子犬」、すばしっこくて可愛いですね。大好きです。
ワルツ第2番「華麗なる円舞曲」、小山さんの演奏で拝聴したのは初めてのような気がします。
それから、美しい「ラルゲット」が静かに始まり、若きショパンの切ない想いが心を込めて語られました。
最後に置かれた「英雄ポロネーズ」は、小山さんの意志を感じる力強い演奏でした。小山さんご自身の決意、あるいはまた被災地の復興を願うお気持ち、などいろいろな想いが込められていたと思います。
この曲の後も、拍手する手を合わせて拝んだのは私だけではなかったようです。

そして、お心尽くしの第三部がまた魅力いっぱいでした!
まずは、ショパンのマズルカ 作品67-4 イ短調。小山さんのマズルカは、やっぱりいいですねえ。哀愁あふれる歌が心に染み入りました。
2曲目もショパンの曲。ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」で気分が華やぎます。
(ぴあのピアvol.5のDVDに収録されていますね)
続いて、やはりショパンのノクターン第2番作品9-2。あぁ、この曲はやっぱり美しい、としみじみ感じ入りました。
今日も素晴らしい演奏会をありがとうございました…と拍手を贈ると、なんと、まだ続きがありました!

小山さんは盛大な拍手の中、もう一度ステージにお戻りになり、ピアノの近くでお辞儀をなさって…柔らかく微笑みながら、さらに一曲弾いてくださいました。
聴こえてきたのは、アルベニス「パバーヌ・カプリッチョ」。胸キュン。思わず笑みがこぼれてしまいます。チャーミングな曲は小山さんの愛らしさそのものですね。

この日、小山さんとご一緒に横須賀から、ウィーン〜ライプツィヒ〜ローマ〜ワルシャワ〜パリ〜と、旅のお供をさせていただきましたが、旅の最終地はバルセロナ?でしたね。
小山さんのドレスは、スペインものにぴったりの紅色でした。

そして、サイン会は長蛇の列! 1時間ほどで自分の番となりました。
小山さん、いつも一人一人優しく丁寧に応対してくださり、本当にどうもありがとうございます。
「今日のプログラムと同じ順番で曲が収録された(コンピレーションの)CDがあるといいですね」とお伝えしたところ、小山さん「あ、先ほどの方もそうおっしゃっていました」とにっこりされました。同じ思いを抱かれた方がいらっしゃるとわかり、嬉しく思います。いろいろな作曲家の素晴らしい作品、それも小山さんのお好きな曲ばかりを集めたCD、もし実現すれば本当に素敵だと思います。(昨年、各地で開かれた記念公演と似たプログラム構成ですね) 楽しみにしています。

小山さん、素晴らしい演奏会をどうもありがとうございました。
来月のリサイタルとコンサートも楽しみにしております。
とさまさん、心温まるひとときをご一緒させていただきありがとうございました。また次回お目にかかれるのを楽しみにしています。
どうぞくれぐれもご自愛くださいませ。
Date: 2016/02/22/01:29:35 No.4496

Re:横須賀芸術劇場のプログラムがCDになるといいなぁ。
実稚恵さまの微笑み
春浅い、横須賀での愛情のこもった丁寧な演奏会の描写。。

私も、いつぞや実稚恵さまの演奏で感動させていただいた数々のピアノの名曲を連ねた、まさに黄金のプログラムとも言える曲目を拝見するに、羨望の思いが募ります。

きっと聴衆の皆様は、最初から安心して実稚恵さまの懐に抱かれるように慈愛に満ちた素晴らしい時間をすごされたのではと拝察いたします。

「柔らかく微笑みながら、さらに一曲弾いてくださいました。・・・・胸キュン。思わず笑みがこぼれてしまいます。」ぴあのふぉるて様のこの一文に、「微笑み」を名乗らせていただいている私としては、また、実稚恵さまと再会し、素晴らしい演奏に心震えたいという想いを強くいたしました。

ぴあのふぉるて様、演奏会の様子の詳しいご紹介ありがとうございました。
Date: 2016/02/22/21:30:28 No.4497

Re:横須賀芸術劇場のプログラムがCDになるといいなぁ。
ぴあのふぉるて
実稚恵さまの微笑み様
早々に温かなリプライをいただき、どうもありがとうございました。
お名前もお人柄もすてきな ”実稚恵さまの微笑み”さんと、いつかまた演奏会でお目にかかれますように。
Date: 2016/02/26/08:58:12 No.4498

Re:横須賀芸術劇場のプログラムがCDになるといいなぁ。
covariant
ぴあのふぉるて様

この記事を、今、私が富山での報告を書き終わった今、ようやくきちんと読ませていただきました。
私が書いたシャコンヌのことにも触れていらっしゃいますね。やっぱり会場が違っても、皆さんが同じようなことを感じられるのですね。改めて、小山さん素晴らしいです。
実は、私の投稿の前書きが長いのは、もうひとつ別のことも書こうと思っていたからなのです。
それは、コンサートの前に、昨年8月にできた富山市ガラス美術館「キラリ」に行ったのですが、そこで観たガラス作品の素晴らしさに驚嘆しました。同じガラスとは思えない様々な作品群とその出来栄え。皆さんに、絶対一見の価値があるとお伝えしたい。
それを見た後で小山さんの演奏に触れて、同じピアノを演奏して、こうも違った音色を引き出せる小山さんに、また改めて驚嘆。小山さんとガラス美術館のガラス作品に、共通性を感じたのでした。
Date: 2016/02/28/00:42:51 No.4502


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ファンの皆様へ
管理人@まさと
ファンの皆様へ

いつも小山さんへのメッセージをありがとうございます。
小山さんもお読みになられて喜ばれていると思います。

先日「ぶらあぼ」の取材で伊能よしこさんのインタビューがありました。
ララちゃんの写真もアップされていますのでご覧ください。

下記のURLをクリックしてご覧頂けます。

http://blog.yoshikoikuma.jp/?day=20160216

それでは、ファンサイトをこれからも宜しくお願いいたします。
Date: 2016/02/19/14:55:05 No.4495


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小山さんによる至高のベートーヴェン演奏
とさま
マクドナルドさん率いる日本センチュリー交響楽団をバックにした、小山さんのピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番(通称【皇帝】)のご報告です(大坂いずみホール、2016年2月13日)。

今回の小山さんの素晴らしい演奏を一言で語れば【至高のベートーヴェン演奏】。

【ベートーヴェンの傑作の森と「リズム動機」〜小山さんの演奏の素晴らしさ】
 ベートーヴェンの「傑作の森」と呼ばれる中期には、ピアノ協奏曲第5番、交響曲第5番、同第7番、熱情ソナタなど名作が次々と作曲されました。共通するのは、「リズム動機」と呼ばれる最少単位の動機を積み上げて1つの楽章を造り上げていく作曲手法です。ピアノ協奏曲第5番の第1楽章と第3楽章がその手法で作曲されています。「リズム動機」が細胞のような役割を果たし、細胞が積み重なって複雑で見事な生命体を形成するように、巨大なベートーヴェンの音楽が構築されていきます。小さな建材を組み立てて巨大な建築物が完成する時のような充実感を味わうことができます。

ベートーヴェンの素晴らしさは、「リズム動機」は同じであっても、異なる旋律を与えることで、幅広い豊かな感情表現を実現しているところにあります。固有の「リズム動機」が流れるような美しい旋律を支えて、統一的に展開し、確固とした構成美を有する音楽が作られていく・・・その過程に身を委ねる聴き手は何と幸せなことでしょうか!それも、小山さんの最高のピアノ演奏で!

小山さんの奏楽の素晴らしさは、「リズム動機」を単位とする部分部分の旋律性や技巧的なパッセージが最高のレベルで際立って表現されながら、それらが曲全体を構成する要素として奉仕する、その結果、ベートーヴェンの音楽の神髄に到達しているところにあります。

【ベートーヴェンの熱い想いを伝える小山さんの第1楽章の奏楽】
  第1楽章の出だしの華麗なるカデンツア風のスケールにおける音符の音価の取り扱いの見事さから、次元の異なるベートーヴェン音楽の構築を早くも予感させます。展開部のクライマックスでの管楽器の全奏での咆哮(f)を受けてピアノが分厚い和音をffで打ち込む箇所など、同じ「リズム動機」の変容の凄まじさに我を失います。再現部の華麗なる分散和音と右手と左手が交互にオクターブで最高音から最低音に向かって降りて行く箇所の充実した響きは、いずみホール全体を神々しい雰囲気に昇華させたかのようでした!華麗な表現でありながら、ベートーヴェンの熱い想いやエネルギー、あるいは決して揺らぐことのない強靭な意思を十全に表現し尽した実に見事な奏楽でした。

【静謐な美しさを湛えた小山さんの第2楽章の奏楽】
  第2楽章は「祈りの音楽」ですね。弦楽器だけで始まるコラールは、豊かな和声がことのほか美しく、その静謐な美しさは、小山さんのピアノの登場を準備するのに相応しい佇まいでした。後半では、コラール主題が変奏されますが、特にピアノが16分音符の音型を延々と揺蕩うように奏する部分の小山さんのピアノの静謐な美しい響きは素晴らしく、しかも、コラール旋律がさりげなく自然に浮かんで聴こえてきて、実に感動的でした。


【ベートーヴェンの全てを表現し尽した小山さんの第3楽章の奏楽】

■テンポ設定の見事さ
  第3楽章では、小山さんのテンポ設定が殊の外見事だと思いました。例外的に、9分台で演奏するピアニストもいらっしゃいますが(ペライヤさんやブッフビンダーさん)、ほとんどのピアニストが10分30秒前後で演奏しています。小山さんは、凡そ10分ちょうど位で収まるテンポ設定をされていたようでした(計測してはいません(笑))。これは本当に理想的なテンポだと思いました。この理想的なテンポがあって、初めて、あの素晴らしい第1主題の魅力の全貌が、聴き手の前に顕現したように感じたのです。わずかの差にも関わらず、テンポが速過ぎると、ベートーヴェンの想いを受け止めるのが難しくなり、逆にテンポが遅すぎると、主題そのものが内包するエネルギーを放出できなくなり、活き活きとした歓喜の表現が後退してしまうように聴こえてしまいます。

■至福の16分音符の分散和音
  第3楽章全体を支配する豪壮でありながら高貴さを感じさせる佇まいや、根源的な歓喜すら感じさせる躍動感に充ちた第1主題の奏楽は殊の外魅力的でした。第1主題は、独奏、オーケストラに、姿を変えて何度も登場します。展開部で、ピアノがこの主題を弱音(p)で奏する箇所が2か所あります。変イ調長とホ長調に転調するのですが、特に2回目の後段の部分で、ピアノの右手が16分音符の美しい分散和音を奏し、一方、ピアノの左手が実に繊細に、しかし揺るがない勁い(つよい)意思を持って分散和音を支えていくフレーズはピアノという楽器の素晴らしさを堪能できる、本当に素晴らしい音楽だと思いました。大凡、こんなに素晴らしい奏楽=左手が雄弁でありながら、右手とピアニスティックに融合する奏楽を小山さん以外のピアニストで聴いた経験がありませんでした。至福の時です。

■白眉のオクターブ音型
  そして、小山さんの演奏される第5協奏曲の白眉は、第3楽章の巨大な終止部 オーケストラが第1主題を、持続した16分音符で壮大に奏でた直後、ファゴットとホルンに導かれ、ピアノの右手がオクターブで第1主題の後半の付点音符を含む「リズム動機」を美しいメロディーとして歌う箇所です。小山さんは、ここを柔らかいけれど、しかし勁い(つよい)音で感動的に歌われます。その歌は、トリルで中断しますが、トリルは左手の柔らかい分散和音とまろやかに溶け合い、そして再び共通の付点音符を含む「リズム動機」で歌われる箇所においては、小山さんは毅然とした態度で、会場の隅々まで届くような強いフォルテで弾き切られたのです!そして、付点音符のリズム動機ではなく、8分音符のオクターブ音型を経てターンで納まる結尾の素晴らしさ、それに続く分散和音群と美しいトリル、オクターブユニゾンの16分音符の流れるような音型の晴れ晴れとした新鮮な表現・・・これらの部分での小山さんの輝かしい表情と見事な奏楽から、小山さんがベートーヴェンに深い敬愛の念を抱いていらっしゃることがひしひしと伝わってきて、感動の涙を禁じ得ませんでした。

この感動的なパッセージが一段落すると、例の有名な、世にも稀なる、ティンパニーとピアノの二重奏となり、最後にピアノが独奏で晴れやかな音階を弾き切り、オーケストラだけが第1主題の動機持って終結します。最後の3和音を小山さんは指揮者と一緒に音楽を造るかのように、そこに渾身の想いで魂を注入されました。


【オーケストラと協働される小山さん】
  かくして、小山さんとマグドナルドさんと日本センチュリー交響楽団の皆様が協働することで、記念碑的な素晴らしいベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番がいずみホールに建造されたのでした。

小山さんは、協奏曲では、ピアノが登場しないパートでも、音楽に没入され、オーケストラと一緒に音楽を造られます。曲想に応じて、柔和であったり、歓びの表情であったり、毅然とした態様であったり、強靭な意思を注入されたり、などなど小山さんの音楽全体への没入と集中は凄いものがありました。小山さんのピアノ協奏曲演奏の素晴らしさの秘密はそこにあるのではないでしょうか。小山さんが出演される、2月17日の宮崎でのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番もさぞかし素晴らしい演奏になることでしょう。


〜〜〜〜〜〜
★小山さん:小山さんの演奏から、小山さんのベートーヴェンに対する深い尊敬とその音楽に対する敬愛の念を感じ取ることができました。ベートーヴェンの全てがそこに表現されていた、と言っても過言ではない至高のベートーヴェン演奏でした。ベートーヴェンと小山さんに深く深く感謝しています。有難うございました。

とさま
Date: 2016/02/14/23:29:53 No.4492

Re:小山さんによる至高のベートーヴェン演奏
covariant
とさま様

今度は素晴らしいベートーベン演奏のご報告、ありがとうございます。
私などには理解を超える部分も多いのですが、例えば、静かな「第2楽章フリーク」(←今、私が作った造語です)な私には、その第2楽章の様子がよくイメージできるようなご報告です。
小山さんのピアノによるベートーベン建築に早く出会いたいという憧憬が募ります。
Date: 2016/02/16/02:00:16 No.4494


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皆様の素晴らしい投稿に豊かな気持ちになります
とさま
昨日、小山さん出演のベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番の公演を聴いて参りました(大阪いずみホール)。部分の美しさが最高のレベルで際立って表現されながら、それらが曲全体を構成する要素として奉仕する、その結果、この曲の本質的な美しさを堪能することができました。ベートーヴェンの神髄に迫る演奏に出会えた歓びに打ち震えています。同演奏の感想は後ほどご報告させていただきます。その前に、皆さまの素晴らしいご投稿に、遅ればせながら、短くリプライさせて下さい。

★まじょるか魔女様:【ピアノから語られる 小山さんの「言の葉」、「音の葉」・・・そして「音の花」】(No.4472)と題する小山さんの岡崎での公演のご感想に深く感銘を受けました。【小山さんの優しくまろやかな言葉がピアノから語られてきました。】というご感想は、小山さんの演奏の本質を突いていて素晴らしいです。

★ぴあのふぉるて様:【小山さんの「シューベルトの想い」に心を打たれました。】(No.4473)プレトークでの小山さんの貴重なお言葉を紹介しながら、小山さんの素晴らしい、【まるでシューベルトの魂が乗り移ったかのような演奏】を臨場感豊かにご報告いただき感謝です。

★土の器様:【1/30 横浜フィリアホール「シューベルトの想い」】(No.4476)音楽への愛と小山さんへの敬愛の念を詩的な表現で語り尽くしていただき、ファンの一人として本当に嬉しく拝読させていただきました。【もしご本人(シューベルト)が生存されていたなら、どんなに喜びの涙を流したであろうかと、推察されます。】に全てが語られていますね。

★市川恵一様:【月の光】(No.4474)旋律の美しさと絶妙な和声が心に染み入るドビュッシーの「月の光」・・・小山さんのピアノ演奏による「月の光」 比類のない感動を聴き手に与えて下さいますね。 佳い音楽をお聴きいただき、お元気になられますよう、心からお祈り申し上げます。

★実稚恵さまの微笑み様:【日本フィル第41回九州公演・福岡市公演】(No.4479)小山さんのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番・・・第1楽章の【重低音の力強い連打】、第2楽章の【管楽器とピアノとの掛け合いのたまらない美しさ】、第3楽章の【終曲に向けての興奮と感動による汗】など、当日の素晴らしい演奏が手に取るようにわかります。感謝です。

★ぴあのふぉるて様:【小山さんの記事情報をお届けいたします。】(No.4481) 恒例のように定期的にご紹介いただいていますが、お時間のかかる作業なのに、一つ一つの記事の内容を正確に要約した上で、コメントまでつけていただき、本当に有難く感謝しています。小山さんのファンにとって大変嬉しい情報満載の投稿なのですが、同時に、小山さんの素晴らしい音楽と出会うきっかけ(人生感が変わる出会い)を一人でも多くの方に、というぴあのふぉるて様の想いがこちらに伝わってきて、心を打たれます。

★実稚恵さまの微笑み様:ぴあのふぉるて様の記事情報の投稿へのリプライ(No.4485)でご紹介いただきました「2929」「3316」を拝読しました。2929では、夢のようであった、と仰る手造りのコンサートの様子(アンコールのエルガーの「愛の夢」のサプライズ!)をリアルに再現して下さり、記念すべき120回目の公演であった3316は、ショパンイヤーにちなんだ曲目でプログラムが構成されたのですね。小山さんがショパンの役割を演じられ、まるでショパンがそこに居合わせたかのようなサロンコンサートを体現され、本当に素晴らしかったのですね。

★covariant様:【ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい】(No.4482) まじょるか魔女様の『小山さんがピアノでお話されている』(No.4472)に端を発し、ぴあのふぉるて様とのリプライのやり取りに、まじょるか魔女様も加わった能楽談義にまで発展し、小山さんのピアノ演奏との関連性の観点からも大変興味深く拝読させていただきました。

 【小山さんがその曲をほんとうに自身の血肉とされ、その身体と心で演奏されたからこそ、同じ日本人である私が、大きな共感を得られたのに相違ない】・・・小山さんと同じ時代に生きる幸せを改めて感じますね。私も、covariantさんと同じことを感じてきたのですが、自分の言葉で表現できなかったので、まじょるか魔女様とcovariant様に感謝します。

 その一方で、小山さんの音楽は、当然のことながら、外国の方の心をも強く打つのですね。クラウス・リンケさんは【あなた(小山さん)のコンサートを表現すると、次の2つのことばになります。「grandios/卓越した」「sensationell/驚くべき」演奏と。私の長い人生で数限りないコンサートを聴いてきましたが、その中でも小山さんのコンサートは最高のグループに入ります。】(No.3184)と最高の賛辞をお寄せ下さっていますね。また小山さんのロシア音楽は、ロシアの人たちに深い感動を与えますね。

 音楽は国境を越えた言語であるとも言えますので、小山さんは普遍的な音楽語をお話になっていらっしゃるような気がします。そして、日本は四季が豊かで、日本独自の優れた美意識や日本語という美しい言語に彩られた日本の文化があって、それらが合理的な西欧文化の佳いところと融合して産れたのが、小山さんの唯一無二の音楽なのではないでしょうか。その意味で、小山さんの音楽は、日本語で語られた、西洋音楽の神髄に迫る普遍的な音楽語だとも言えるのかな、とcovariant様の投稿を拝読して感じました。

天候が不順な折、皆さま お気をつけてお過ごしください。

とさま
Date: 2016/02/14/13:12:53 No.4490

Re:皆様の素晴らしい投稿に豊かな気持ちになります
ぴあのふぉるて
とさま様、お心のこもった最新のご投稿を嬉しく拝読いたしました。
一人一人に、細やかにお気遣いいただき、感謝いたします。
昨日聴かれた「皇帝」の感動レポートも楽しみにしています。

covariant様、(能楽関連ですが、こちらにリプライします。あしからず)
こちらこそ、またまた驚きのリプライを頂戴して、感激しております。
「調律師〜ショパンの能」は、金沢で初演された作品だったのですね。詳しい経緯と素晴らしいご感想を読ませていただき、どうもありがとうございます。
ところで、小山実稚恵さんにご出演を依頼された方は、作者ロドヴィッチさんご本人だった、と記憶しています。
2014年、秋に「森の薪能」を控えた演奏会の折(たしか8月、ミューザ川崎で)、この薪能へのご出演について小山さんからお話を伺うことができました。
「作者のロドヴィッチさんから頼まれまして… ポーランド大使をなさっていたロドヴィッチさんと親交がありましてね… ぜひ出演したい!と思いました。薪能は初めてなので、私もとても楽しみにしているんですよ」と声を弾ませてお話しくださった小山さん、ほんとに素敵でした。
covariantさんのご投稿に書かれていて初めて知ったのですが、ロドヴィッチさんは「女性」でいらしたのね!
そういえば、下のお名前「ヤドヴィガ」は、「ア」の音で終わっていますね…。アレクサンドラ、ルイーザ、ジョアンナ、など、「ア」で終わるのは女性の名前でしたね。

「日本語で演奏」…確かにそうかもしれない、と思います。
日本人の先生(吉田先生と田村先生)につかれて、日本で音楽教育を受けられた小山さんの演奏には、やはり日本人の心に響く何かがあるのでしょうね。私たち日本人の気持ちにぴったりくる何かが…。(まじょるか魔女さん、さすがです。covariantさんの言わんとすることをしっかりとらえてリプライをされたと思います。アファナシエフ氏の「静寂」のお話、興味深いですね。)
気候、風土、文化など、音楽家が育った環境が、その音楽家の演奏表現に反映されるのは自然なことだと思います。
明朗、高潔、繊細、大胆、誠実、自由、… 小山さんの素晴らしい演奏は、もう形容する言葉が足りないくらいです。美しく豊かで、絶妙なメリハリのある小山さんの表現にはいつも心を奪われます。

ただし、小山さんの「日本語」は、世界で高く評価された、世界に通じる「日本語」でしょうね。小山さんの音楽には作曲家の想いが描きつくされて、日本人でなくても、誰でも、心を打たれると思います。
(二つの大きな国際コンクールで入賞され、その後は第一線で活躍されながら数々の国際コンクールの審査員を歴任されたことでも明らかなように…)
小山さんの音楽は、普遍的な力と美しさがありますよね。

今、とさまさんのこの最新のご投稿を拝見し、とさまさんも同じように感じておられると知り、晴れやかな気分になりました。
「普遍的な音楽語」…そうそう、これです! ありがとうございます。

いつかまた、能楽とクラシック音楽のコラボ作品に、小山さんが出演なさる機会が巡ってくれば、まさに、“日本文化と西欧文化の融合”の二乗!ということで、それはそれは見事な舞台となることでしょう。
楽しみですね。
Date: 2016/02/14/23:26:47 No.4491

Re:皆様の素晴らしい投稿に豊かな気持ちになります
covariant
とさま様
いつもながら皆様へのきめ細かい Reply に、私もほんとうに励まされております。ありがとうございます。

小山さんの「普遍的な音楽語」というお言葉には賛同いたします。
私は普段日本語を喋る日本人であるから、小山さんの演奏音楽が日本語として聞こえたのです。
私がもし例えば中国人であったなら、きっと小山さんの演奏音楽は中国語として聞こえるであろう、と思うのです。
それが、小山さんの演奏は作曲者の思いが小山さんの血肉となっている演奏だ、ということなのです。


ぴあのふぉるて様
大分迷いましたが、「調律師―ショパンの能」に関し、この場をお借りして、2,3の補足を書かせてください。

まず、この作品の世界初演が終わった段階で、私が何故あのような多少長文のメールを、オーケストラ・アンサンブル金沢ファンサイト運営者に送ったのかということです。
実はあの時点でそのファンサイト運営の方は、この公演は期待はずれで非常に難解であった、と述べておられたからです。
それに対し、私の抱いた感想は先に掲載させていただいた通りでした。全くの素人である私としては自分自身、自信満々というわけにはいかなかったこともあり、私の意見は公表されなくて結構ですと断った上で、個人的なメールとしてお出ししていたのでした。

しかしながら、これも先述の通り、作者ヤドヴィガ・M/ロドヴィッチ大使ご自身が初作を改作された上で、祖国ポーランドをはじめ、日本国内でも改めて公演されました。実は私は、2011年の金沢における公演の感想文を残しておりません。それは、私にとってその時には、残念ながら初演のような感動を得られなかったからなのです。
私の邪推・妄想は、ロドヴッチ大使もそのような経験を経た故に、その後の発表に小山さんの演奏を熱望されたのではなかろうか、と言う具合に拡がります。。。

次に、この「調律師―ショパンの能」が何故、この金沢という土地で初演されたのかという点です。
「ラ・フォル・ジュルネ金沢」では、当初から、能楽も盛んな金沢の特色を出そうと、毎年、能楽とのコラボをやってきました。そして2010年の初演の由縁は、オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督であり、石川県立音楽堂のアーティスティック・アドヴァイザーでもある井上道義氏のご尽力があったため、とのことです。
ちなみに井上道義氏は、金沢での2011年の公演で配布された文書に、「この作品の萌芽、デッサンが、2010年のラフォルジュルネの一環として金沢で見られたあの時は、真の作曲家が後世に残る作品を描いているその場に居合わせたような、高揚感がありました。」と、記されております。
Date: 2016/02/16/01:57:21 No.4493


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ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい
covariant
暫くこのコーナーを見れなかったからでしょうか、皆様の濃い投稿が増えていて、追いつくにも時間がかかってしまいました。
小山さんの公演スケジュールも詰まっていたのですね。元気に各地を飛び回って演奏されることを想像するだけでも、
私どもにとって有難いことだと思いますが、こうして皆様からの詳細な報告があることにも、ほんとうに感謝いたします。

今月は26日に富山市でも小山さんはリサイタルをなさいますので、チケットを入手しました。
また、5月のゴールデンウィークに当地では「ラ・フォル・ジュルネ金沢2016」が開催され、嬉しいことに5月5日には小山さんも演奏していただけるということを知り、早速チケットを入手しております。
しかしながら、私には皆様のような報告をする能力がありません。大雑把な感想だけをご報告する予定ですので、何卒よろしくお願い致します。

横浜フィリアホールでも、10年間に亘って「作曲家の想い」シリーズを遂行されていることを始めて知りました。「小山実稚恵の世界」シリーズとあわせて拝見すると、小山さんはピアニストとして、これらの作曲家を順番にこなしていかれる計画なのだと言うことがよく分かりました。全国津々浦々を廻られ大変ご多忙ですが、どうぞ皆様のために健やかに演奏活動を続けられますように、そして次はいよいよベートーベンと、期待が膨らみます。(私にとっては、ラフマニノフやシューマンの復習だけでも、十二分にボリュームがありますが。。)

まじょるか魔女様の、「『小山さんがピアノでお話されている』・・・はっとする感覚でした。」(No.4470)に、私はとても反応しました。恐らく今から10年余り前に、私が小山実稚恵さんの演奏に惹かれたのは、「あ、日本語で演奏してもらった」と思ったことでした。(そのことを当時、多分このコーナーに書いたのではないか?とも思うのですが・・・)
どういうことかと申しますと、それまでいろんな演奏家のクラシック音楽を聴いてきていたわけですが、その時の小山さんの演奏が自分にとってほんとうに分かりやすく、身に沁みたのです。きっとそれは、小山さんがその曲をほんとうに自身の血肉とされ、その身体と心で演奏されたからこそ、同じ日本人である私が、大きな共感を得られたのに相違ない、と直感的に感じたのです。
でも悲しいかな、その曲が何と言う曲であったのか、全く覚えていません。
私には、20代の時に水道橋能楽堂での能楽鑑賞中、シテのストップモーションを見て、そこに一目散に駆ける情景をまざまざと見た経験があります。しかしその時の演目もシテ方のお名前も、今では全く記憶も記録も無いので、いつもこの点でいい加減で、きっと、とさま様には一番、説得力に欠けるかもしれません。m(_ _)m
Date: 2016/02/11/01:31:19 No.4482

Re:ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい
ぴあのふぉるて
covariant様

お気遣いいただき誠にありがとうございます。
covariant様ご自身の素敵なご投稿に、このようなタイトルをつけていただき、恐れ入ります。かえって申し訳ございませんでした。
音楽誌の記事情報は、次々と投稿される演奏会感想レポートを拝読するうちに、または自分が投稿するうちに、載せるタイミングを逸してすっかり遅くなってしまいました。
『ショパン』のおたより、今回は綴じ込みハガキを使って投稿しました。表紙や特集記事等について、項目ごとに答える形になっていますが、小山さん讃歌もしっかり紛れ込ませました!「3月21日 小山実稚恵さんの呼びかけで開かれる『田村宏メモリアルコンサート』も楽しみにしています」…という具合に。

まじょるか魔女さんのご投稿に反応されてお話しいただいた、covariantさんのお気持ち…「きっとそれは、小山さんがその曲をほんとうに自身の血肉とされ、その身体と心で演奏されたからこそ、…」に感じ入りました。
covariant さんが小山さんの演奏に共感なさったのは、小山さんがご自分の言葉でお話し(演奏)されたからでしょうね。往年のピアニストの真似とか、自分の納得のいかない解釈とか、ごまかし、そういったものと無縁の演奏だから、小山さんの音楽は心に深く沁みるのですね。

小山さんはいつでも、どんな作品でも「心」を込めて「お話し」なさいますね。それも、今、そこで湧き出る泉ように、生き生きと! それまで重ねてこられたと思われる分析や準備など跡形もなく、ほんとに自然に。

小山さんには「全国津々浦々」廻り続けていただき、心より感謝いたします。
フィリアホールの作曲家シリーズも、本当に素敵ですね。
次回のベートーヴェンも楽しみにしています。
covariantさん、今月は富山、5月は「ラ・フォル・ジュルネ金沢」で、小山さんの演奏を聴かれるのですね。ご投稿を楽しみにしております。

p.s. 水道橋能楽堂は、宝生流ですね? 私は主人の謡いの先生(喜多流の能楽師)のお能を、春と秋に、国立能楽堂で鑑賞しています。
covariantさんの「シテのストップモーション…」の描写、楽しく読ませていただきました。ほんとに、ほとんど動かずに、ちょっと眠気をさそうような周波数?の美しいお声で唸っておられますが、激しい場面展開があったり、恨みや悲しみなどの内面描写だったり…静の中の動、面白いですね。(演目によっては、華やかな舞いが見られるものもありますが)
シテ方の面(おもて)も、実際は動かないはずなのに、なんだか表情が変わるような気がしませんか?
Date: 2016/02/11/12:07:20 No.4484

Re:ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい
covariant
ぴあのふぉるて様

ご丁寧なReplyをいただき、こちらこそお気遣いに感謝申し上げます。

昨今の小山さんにとって、一番血肉となっている作曲家はきっとシューベルトだろう、と思っていたので、先月のNHKテレビ「らららクラシック」で、推薦される曲はシューベルトの曲に違いないと、私は脳裏で思っていました。ところがバッハのゴルトベルク変奏曲を挙げられたので、私は驚き、人一倍喜んだのでした。そして、今はシューベルトがとても好きだと仰っていたのに、バッハの曲を挙げられたということに、小山さんの音楽に対する幅の広さを感じたのでした。

金沢の能楽も宝生流です。私は水道橋能楽堂での経験以来、能楽にもとても強い関心を持っていますが、あれもこれもと言うわけにはいかず、未だに能楽鑑賞の会員にはなっておりません。よほど機会に恵まれた時に、県立能楽堂等に足を運ぶ程度です。
私は能が扱うテーマに興味があります。例えばそれは、強い怨恨や嫉妬心を扱い、死後の亡霊となってまで現れるというふうに演じます。西洋心理学で扱う深層心理や潜在意識の問題を、わが能楽は室町の世阿弥の時代から深く掘り下げて捉えていると、思っております。

歌舞伎十八番の一つ「勧進帳」は、当地「安宅の関」が舞台です。たまたま今NHKラジオで連続講義なさっている元歌舞伎座支配人の金田栄一氏がつい先日おっしゃったことには、「勧進帳」の終幕の弁慶の「飛び六方」にあるようなストップモーションは、舞台における一種のクローズアップ効果であるとのことでした。(こころをよむ「これが歌舞伎だ! 極みのエンターテインメント」 NHKラジオ第2放送、2016年1月〜3月 毎週日曜6:45〜7:25 再放送翌日曜13:20〜14:00)
私はこれこそ、歌舞伎が能の伝統から得た手法の一つであろうと思っております。日本人の芸術感覚はほんとうに素晴らしいし、大好きです。
小山さんが師事された二人の先生は、いずれも日本の方とのこと。私にとって、小山さんが日本語で演奏してくださった、ということの意味あいは、ここで申し上げていることを全て含むものです。

また余分なことを口走ってしまい、時の経つのを忘れました。夜の作文は表現を大胆にします(笑)。素人の拙文、ご容赦ください。
Date: 2016/02/12/02:06:30 No.4486

Re:ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい
まじょるか魔女
皆さまの思い溢れる会話に心ときめく今日この頃です。
ぴあのふぉるてさんの「小山さんの記事情報をお届けいたします。」タイトルのリプライで 
covariantさんの仰っている「コメントを付加すれば、「蓋」が降りるのですね」
・・・「蓋」って面白い表現ですね。
リプライでちょっと大きくなったマトリューシカが前に出てくるようなイメージもあります。
管理人まさとさんの楽しい仕掛けですね。

「『小山さんがピアノでお話されている』・・・はっとする感覚でした。」との魔女の素朴な表現に
反応していただき、言葉をつくしてフォローしてくださったのでとても嬉しく、
あらためて「腑に落ちる」感覚を抱いています。有り難うございます。
たしかに、小山さんは「日本語」で演奏されていますね。
「小山さんがその曲をほんとうに自身の血肉とされ、その身体と心で演奏された・・・」、
「小山さんはいつでも、どんな作品でも「心」を込めて「お話し」なさいますね。それも、今、そこで
湧き出る泉ように、生き生きと!それまで重ねてこられたと思われる分析や準備など跡形もなく、
ほんとに自然に。」
本当にその通りですね。だから、私たちも自分の言葉で 小山さんの魅力を語り合い、
確かめ合いたくなるのですね。

能楽のお話も興味深いです。「シテのストップモーションを見て、そこに一目散に駆ける情景を
まざまざと見た経験があります。」とのコメントにぞくっとしました。
covariantさんは演者の心をダイレクトに受けとめられたのですね。
以前、ロシア出身のピアニスト、アファナシエフさんが能楽「金剛流」宗家と京都で交流されている
場面をTVで拝見しました。
会話のなかで「音楽は静寂に基づいている。静寂とは、音楽が生まれ、そして消えゆくところ。
それを演奏することは難しい。なぜなら、演奏中常に静寂をとぎらせてはならないから。
フルオーケストラがフォルテシモを奏でているときでさえ、静寂に耳を傾けるべき・・・」との言葉が
印象的でした。
 
これからも、小山さんの演奏の「沈黙」にも耳を傾けていきたいと思います。
夜中の自由な作文、失礼しました。(^ー^* )♪
Date: 2016/02/13/01:06:34 No.4487

Re:ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい
ぴあのふぉるて
(このリプライは、直前にいただいたまじょるか魔女さんのリプライ投稿には反応していません。すみません)
covariant さん、能楽の貴重なお話をどうもありがとうございます。
能の手法が歌舞伎に取り入れられているのですね。題材も、能に由来するものが多いようですね。
ところで、covariantさんのご解説「…死後の亡霊となってまで現れる…」から、一昨年秋の幻の公演「第30回 新宿御苑 森の薪能」を思い出しました。
(2014年10月13日に上演が予定されていたものです)
『新作能 調律師〜ショパンの能』という作品で、ピアノ演奏が小山実稚恵さん! 作者は、ヤドヴィガ M. ロドヴィッチ 元駐日ポーランド大使、観世銕之丞さんが総監督です。お能と小山さんの演奏が同時に楽しめるなんてスゴイ! 早速、チケットを購入して心待ちにしておりましたが…夏からのデング熱の影響で公演中止となり、まことに残念でした。
小山さんご自身も、初めての薪能ご出演をきっと楽しみにしておられたことでしょう。
でも正直なところ、10月半ば、夜の冷気で小山さんがお風邪でも召されたら大変…と心配していたので、中止を喜ぶ自分もいました。しかも、同じ日の午後、山梨でラフマニノフ2番を弾かれた後、急いで戻ってのご出演、と伺っておりました。小山さん、偉すぎる!
いつもみっちり詰まった演奏スケジュールに小山さんの演奏への強い思いを感じて、心を打たれます。

前置きが長くなりましたが、この作品のあらすじをチラシ裏面より転記します。
〜〜〜
新作能 調律師〜ショパンの能

かつてショパンがジョルジュ・サンドとすごし、数々の名曲を産みだしたフランス、ノアン村の別荘をショパンの親友である画家ドラクロワ(ワキ)が尋ねる。
そこに調律師(前シテ)が現われ、ピアノを調律し、演奏すれば、人は呼び寄せられ、音楽の限りない宇宙に魅せられる。ピアノは私の宝の蔵であり、心の蔵であり、そのなかに我が命が聞こえるという。調律師は自分はショパンの霊魂だと明かし、夢での再会をドラクロワに約束して消える。(中入)
まどろむドラクロワにショパンの子守唄が聞こえ、さらに前奏曲の音にひかれるようにショパン(後シテ)がありし日の姿で現われ、音楽への想いとその本質を語り、自分の音楽が永遠に到るための一歩であるとノクターン(夜想曲)第七番により舞を舞う。やがてパリで客死した自分の心臓が納められている祖国に、我が魂を届けて欲しいと訴え、去ってゆく。最後にノクターン第二十番がショパンの霊を鎮めるように演奏されるなかドラクロワはノアンを去っていく。 ……
〜〜〜

小山さんが演奏される予定だった曲は次のとおり:
子守唄 変ニ長調 作品57
前奏曲 作品28 第4番 ホ短調
ノクターン第7番 嬰ハ短調 作品27-1
ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)

それから、covariantさんのお感じになった「小山さんの音楽に対する幅の広さ」に、同感です。小山さんはありとあらゆる作品に命を吹き込まれますね。レパートリーが広くて、深い! 小山さんは時空を越えて、いつも作曲家の想いを鮮度抜群の状態で届けてくださいます。
今はシューベルトに心惹かれて、演奏会でもたびたび取り上げておられますが、バッハを尊敬なさっていて、無人島に何か一つ持っていくとすれば、それは「『平均律』の楽譜」なのだそうです(←前にも書いたかもしれません…)
CD『ヴォカリーズ』が「平均律クラヴィーア曲集第1巻 第4番 嬰ハ短調 〔前奏曲とフーガ〕」で締めくくられていることからも、小山さんのバッハへの特別な想いを感じます。リストのロ短調ソナタとカップリングされた「パルティータ第2番 ハ短調」や、幻想曲を集めたアルバムの冒頭に置かれた「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」も素敵ですね。

最後に、covariantさんの「小山さんが日本語で演奏してくださった」についてもう一度考えてみました。
covariantさんが小山さんの演奏に惹かれたのは、小山さんの演奏によって初めてその曲がcovariantさんの描かれるイメージにぴったり合致したからでしょうね。常に作曲家に寄り添いながら、演奏にご自分の想いも絶妙に溶け込ませておられるところが、小山さんの魅力だと思います。covariantさんのおっしゃる「日本人の芸術感覚」もどこかに隠れていたかもしれませんね。それで、驚くほど自然にしっかり心に響き、すっきり理解できて、あたかも「日本語で演奏」していただいたように感じられたのでしょうね…。

輝かしいご経歴に寄りかからず新しいことに挑戦し続け、日本各地で演奏活動を展開しておられる小山さんに、日々感謝しています。(今日は大阪いずみホールですね)
そして、ピアノがある場所ならどこへでも足を運ばれ演奏なさる健気なお姿に、心を打たれます。ご活躍を応援しています。
長々と失礼いたしました。
Date: 2016/02/13/02:17:46 No.4488

Re:ぴあのふぉるて様情報の前にごめんなさい
covariant
ぴあのふぉるて様

どうしたことでしょうか?私にはまたまた尋常でないサプライズです!
「調律師―ショパンの能」は、金沢が初演地の新作能です。しかも私にとっては特別な能です。
以下、冗長になりますが、是非ともお読みいただければ幸いです。

これは2010年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」(以降「LFJK」と記します。)の際に、石川県立音楽堂邦楽ホールにおいて、この年の5月4日に初演されました。
但し、この時には、ノアン村の別荘を尋ねたのは、ドラクロワではなくて年を重ねたジョルジュ・サンドの娘ソランジュという設定でした。これを観て、私は次のような感想文を書いておりました。
これも長文ですが、前後を−−−−−−−−−−−−の行で挟み、当時のものに多少の削除を施してここに写します:
(これは、オーケストラ・アンサンブル金沢のファンサイトを運営されている方に当時お送りした、メール文の一部です。)

−−−−−−−−−−−−
今年のLFJKは小生、個人的な予定と重なり、本日5月4日しか鑑賞することが出来ませんでしたが、その中に新作能「調律師―ショパンの能」も入れておりました。そして大変な感動を覚え、私には今日のホームラン、とても充実した気分で帰宅しました。
感動の仕方として涙を流してしまう私ですが、最後のクライマックスでは、体も震えてしまい、声も漏らしそうになって必死にこらえるほど、魂を揺すぶられました。
私は能楽も大好きで、その理由は、ほとんど静止したシテから大疾駆する動きを垣間見た、若い頃の経験です。そして、多くの能楽がテーマとするところは「今は亡き魂」の叫びです。私が今日の新作能で観たものは、まさにショパンの魂の叫びだったと、思っています。
私なりの解釈では、ショパンと同郷であるロドヴィッチ大使の、能楽に対する造詣の深さが、感動を呼ぶ新作能を作り上げたのだと思います。
ただ恐らく、難解だという評も、間違いないことかもしれません。が、それは能楽が難解であるということと同義のように思います。

  ・・・
さて、更にもう少し感想文に補足をしたいと思い、書かせていただきます。

一つは、公演前の大使の解説が、少し冗長に感じられ、また、日本語の読みに僅かな間違いがあったことも、鑑賞前の観客に悪い効果を与えたかもしれない、と思いました。しかし私には、能楽に対する大使の熱い思いとして伝わりました。

二つは、前奏曲とともに現れたショパンの舞が、その曲と余りにも一致しているように見え、本当に驚きました。私にとってはこれまで観たどの「コラボ」よりも分かりやすい、能楽とクラシック音楽の融合でした。

そして三つ目。私はN響アワーの池辺晋一郎さんとの司会役以来、若村麻由美さんのファンとなり、・・・ 若村さんの出演される作品には異常に興味があり、過去の作品にも少しは触れました。私が観た中で一番好きな作品は、NHKの時代劇ドラマとしてあった「柳橋慕情」(2000年)です。また、演劇「平家物語の夕べ」(2005 - 2006年)では、石川県立能楽堂において一人朗読芝居「小宰相身投」を演じられ、当時の私は能楽に通じるその捨象的な演劇に感動しました。そして特に、この「小宰相身投」のような経験を持つ若村さんの今回の語りには、とてもはまり役ではないかと予想していたこともあり、私には大納得の「語り」でした。若村さんの語りはとても分かりやすくよかったし、語りといえばシテ方観世銕之丞さんの声と、能楽の節回しにも、ほんとうに魅了されました。

四つ目です。若村さんの語りを、本来の能楽形式にして演者を立てれば、もっと分かりやすいものになったかも知れませんが、今回はその代わりにあった、舞台に投影された写真がこれまたとても素晴らしい効果を、私には与えてくれました。
−−−−−−−−−−−−

以上の引用でお分かりのように、この時の演者の構成は、
能舞: 観世 銕之丞
ピアノ: 鶴見 彩 (金沢市出身)
語り: 若村麻由美
 そして、解説: ヤドヴィガ M.ロドヴッチ 駐日ポーランド大使(女性)
でした。

しかし、この公演には恐らく、難解であるとかの批評も多かったために、ロドヴィッチさんは更に改稿され、その翌年2011年3月3日に再びこの金沢の同じ舞台で公演がありました。前年の興奮冷めやらぬ私は、勿論即刻チケットを求めました。
その時には、ソランジュに代えてドラクロワとなっており、また、チラシに記載されたあらすじは、ぴあのふぉるて様に引用していただいたものと、最後1文に表現の違いがあるのみで、あとは全く同じです。
2011年には、この3月の公演に先立ち、2月17日〜19日にワルシャワのテアトル「ストゥディオ」に於いて3日間連続公演、2月20日にはショパンの心臓が安置されている聖十字架教会に於いてこの能のハイライトシーンが奉納上演され、更に、2月28日には東京の国立能楽堂に於いて上演を済ませたと、ロドヴィッチさんがこのチラシに書かれています。

2014年10月13日に上演が予定された「第30回 新宿御苑 森の薪能」のピアニストとして、小山実稚恵さんにオファーされた方は、勿論小山さんのショパン演奏に通じておられ、楽しみに待たれていたと思うのですが、ぴあのふぉるてさんの仰った杞憂ならざる不安が、時の潮流となり、小山さんを守った気がします。
能舞とコラボしなくとも、今の小山実稚恵さんによるショパン演奏なら、その魂を存分に表現されているのではないかと思います。
しかし時が満ちれば必ず、この能舞とのコラボの機会も再び巡ってくるであろうと確信するものです。
Date: 2016/02/14/00:39:57 No.4489


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小山さんの記事情報をお届けいたします。
ぴあのふぉるて
梅がほころび始めました。皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は音楽誌に掲載中の、小山さんの記事情報をお届けいたします。

♪『音楽の友』2016年2月号 p.32〜35
対談「脱力の極み」vol.14
お客様:スポーツコーディネーター 奥野史子さん
(バルセロナ五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリスト)
いつも好奇心いっぱいの小山さん、素敵ですね。
小山さんはシンクロの競技や奥野さんの演技についてもよくご存じでいらして、ほんとに驚きます。
「技術があるからこそ芸術的な表現もできる。この事実は何の世界でも共通したものなのだと感じます」…小山さんのこのお言葉が心に響きました。

♪ 同じく、『音楽の友』2016年2月号
p.72 「地方各地の音楽状況」東北の2015年
〜 10回目の「せんくら」、仙台市出身・小山実稚恵企画の体験型イヴェント〜
「仙台クラシックフェスティバル」の報告文に続き、小山さんの企画立案により昨年夏に開催された「こどもの夢ひろば “ボレロ”」が報告されて、次のように結ばれています。…「子供たち、大人たち全員が楽しんだ。子供の生き生きとした目の輝きがこのコンサートの成功を物語っている。」
子供も大人もみんな元気になる、素敵なイヴェントですね。

♪ 同、p.197 「堤剛と小山実稚恵が下蒲刈でデュオを披露」
   第180回を迎えた「蘭島閣ギャラリーコンサート」
昨年12月19日に瀬戸内海の小さな島の美術館で開かれたコンサートは最近、仲間内でも話題になっています!
温かな報告文と素敵なお写真を、嬉しく拝見しました。

♪ 同、p.202 イヴェントレポート
「初めての先生役では共に音楽を共有 音楽の開花に感動の会場」
  小山実稚恵/ピアノ協奏曲による公開マスタークラス
昨年12月15日と16日にサントリーホール(ブルーローズ)で開かれた、小山さんの公開マスタークラスの報告文+お写真3枚。
先生役の小山さんの笑顔が素敵ですね。
生徒さんに丁寧にアドヴァイスなさりながら、共に音楽を探求なさっていた小山さんのレッスンの模様を思い出し、心が温かくなりました。
小山さんが生徒さんに伝えておられた、協奏曲演奏でのオーケストラとの合わせ方や表現方法のお話は、そのまま協奏曲作品の “聴きどころ” にもつながる、深くてありがたいお話でした。

♪『モーストリー・クラシック』2016年3月号 p.85
「ピアノと私」第22回 〜ラヴェルとドビュッシー〜
芸大の卒業演奏で、ラヴェルの「夜のガスパール」を弾かれたことや、コンサートで「以前、ドビュッシーとショパンのエチュードを取り混ぜて演奏」なさったこと(…「音の旅」第11回!素敵でしたね)…などを紹介されながら、二人の作曲家の音楽についてお話しなさっています。

番外:
♪『ショパン』2016年2月号「おたよりカフェテラス」に拙文が載りました。
(ペンネーム、なぜかカタカナで表記されていますが…私です)

以上、ご参考まで。
Date: 2016/02/11/00:43:28 No.4481

Re:小山さんの記事情報をお届けいたします。
covariant
ぴあのふぉるて様
上掲拙文を投稿しようとしたら、ぴあのふぉるて様の記事情報を投稿されたばかりだ、と気付き、ご投稿に蓋をしてしまうような感じを抱いたので、拙文にあのようなタイトルをつけました。どうかお赦しください。
『ショパン』2016年2月号を、是非拝見したいものです。
PS.このようにコメントを付加すれば、「蓋」が降りるのですね。今、分かりました。
Date: 2016/02/11/01:51:55 No.4483

Re:小山さんの記事情報をお届けいたします。
実稚恵さまの微笑み
ぴあのふぉるて 様

ご無沙汰しております。また、先日は私の拙文にコメントいただき誠にありがとうございました。

さて、ご紹介いただきました♪ 『音楽の友』2016年2月号「堤剛と小山実稚恵が下蒲刈でデュオを披露」ですが、12月の実稚恵さまの同館での演奏会は恒例となっているようで、サントリーホール関係の方のお世話もあり実稚恵さまもミカン狩りなど楽しい時間を毎年過ごされているそうですね。

私も過去、2回ほど訪問させていただいたことがあります。手作り感と親密感と温かさにあふれた、本当にいつまでも思い出に残る演奏会でした。

[記事検索]で「2929」「3316」を入力いただければ拙いレポートが出てまいりますので、お時間が許せばご覧いただけたら・・・と思います。

また、いつか首都圏遠征が叶いましたら、どうぞよろしくお願いいたします。


Date: 2016/02/11/14:24:23 No.4485


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日本フィル第41回九州公演・福岡市公演
実稚恵さまの微笑み

日本フィル第41回九州公演・福岡市公演に行って参りました。
日フィル九州公演はソリスト(チェロ宮田大さん、ピアノ我が実稚恵さま)2名によるダブルプログラムで、お二人が交替で九州10都市を巡ります。
もちろん、私は実稚恵さまの公演を選んだのは言うまでもありません(笑)。

福岡公演が実稚恵さまの九州での4回公演の皮切りとなります。

朝、地元を出発しJRで昼過ぎに博多の街に到着しましたが、冬間の鉛色の空が広がっています。しかし会場に到着する頃には、雲間から陽も射し込み、いつもながらの実稚恵さまの神通力を感じる天気となりました。

肌寒い天候ながら、アクロス福岡シンフォニーホールは実稚恵さまと日本フィルの協演を待ち望む多くの人々で溢れていました。今回は、1階の12番目中央と絶好の席を取ることができました。

昨秋の九州交響楽団定期演奏会でのラフマニノフ2番を聴いて以来の実稚恵さまのコンチェルトとなりますが、安保法案審議の渦中にあった前回と同様、今回も某隣国のミサイル発射という不穏な日と重なり、本当に穏やかな気持ちで音楽に浸れないのか憤りを感じてしまいました。

 さて、前回の九響定演のテーマが「ロシア音楽の潮流」でしたが今回もオール・ロシア・プログラムで「グリンカ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ」という有名な作曲家たちの作品が並びました。

 本日のプログラム
グリンカ    歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ  ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
アンコール
ラフマニノフ  前奏曲作品32−5
休憩
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番ニ短調 作品47
 アンコール
プロコフィエフ バレエ「シンデレラ」よりワルツ

 演奏前に鹿児島出身の指揮者下野竜也さんが今九州公演帯同の喜びと曲目紹介を行い、日本フィルの軽やかな演奏でプログラムが始まります。
そして、いよいよ実稚恵さまの登場です。毎回、どきどきしながら登場を待つのですが、今回は、青みがかった濃いグリーンのドレスを纏いスタインウェイの前に座られました。

 有名な鐘を模したと言われる重低音の力強い連打で曲が始まりました。オケに負けず迫力さえ感じる重低音が、がんがん届いてきます。いつもにも増して、ゆっくりとした丁寧な演奏が印象的でした。実稚恵さまの演奏に惹きこまれたまま第1楽章が終わりました。そしてロシアの陰影とロマンティシズムを湛えた第2楽章。フルート、クラリネットとの掛け合いがたまらなく美しい。
実稚恵さまが旋律を奏でる部分も良いのですが、むしろ伴奏に廻り、寄り添うように弾かれる育むような愛おしさに、胸がいっぱいになってしまいました。冒頭に現われる主題が楽章の最終部で聴こえてきたとき、まぶたの裏が熱くなるのを禁じ得ませんでした。
 最終章は、輝かしくフィナーレに進んでいくのですが、終曲に近づくにつれて興奮と感動で手に汗を握ってしまいました。会場の皆さんも同じ思いを感じられたようで終演後は、カーテンコールが何度も続き終わらぬ拍手に会場は包まれました。
 
 実稚恵さまがアンコールで弾いてくださった、ラフマニノフの前奏曲もしっとりとした美しさが際立つ演奏で、ロシアンロマンに日フィルのメンバーの皆さんも会場も聞き惚れてしまいました。

実稚恵さま今回も素晴らしい演奏をありがとうございました。
 
 休憩後の本日のメイン、ショスタコーヴィチの5番は、私の好きな曲で、学生時代にレコード(確かシカゴ交響楽団演奏のものだったと記憶しています)とスコアを購入した思い出があります。近年では佐渡さんや宮本さんも取り上げていただいたり、第4楽章のファンファーレがコマーシャルになったり有名ですよね。
 指揮の下野さんもフィナーレの、「ラ」の連続演奏のことをプレトークでおっしゃって言ました。

 私は、第3楽章のロシアの厳しくも美しい情景が浮かぶような弦と木管の静寂な演奏にとても魅かれます。ハープのつま弾く音色がとても美しい。ラフマニノフの2番もそうでしたが、ロシアの作曲家の紡ぐメロディーはとても美しいですね。

 満足のうちに終演を迎えました。例によって、実稚恵さまのサイン会も催されたのですが所用のため、サイン前の実稚恵さまにご挨拶だけして会場を後にしました。

 次は、音の旅第21回公演での実稚恵さまとの再会を楽しみにしたいと思います。
Date: 2016/02/08/23:10:40 No.4479

Re:日本フィル第41回九州公演・福岡市公演
ぴあのふぉるて
実稚恵さまの微笑み様
九州で演奏会が開かれる時はいつも、実稚恵さまの微笑みさんのご投稿を楽しみにしています。
微笑みさんの端正なご筆致には、小山さんへの深い思いを感じます。
今回も、微笑みさんのお心のこもった丁寧なご報告を、嬉しく拝読いたしました。どうもありがとうございます。

九州公演は「実稚恵さまの神通力を感じる天気」だったのですね。
小山さんの演奏会の日は、予報にかかわらず、たいてい晴れますね!

「実稚恵さまが旋律を奏でる部分も良いのですが、むしろ伴奏に廻り、寄り添うように弾かれる育むような愛おしさに、胸がいっぱいになってしまいました」…微笑みさんのこのお言葉が、とりわけ心に沁みました。
小山さんの音楽作りの特長が、この「寄り添うように弾かれる」という表現に凝縮されているように思います。素敵ですね。先日、フィリアホールのレポートに、土の器さんもそのように書かれていましたね。

実稚恵さまの微笑みさんはショスタコーヴィチの作品にもお詳しくていらっしゃるのですね。ロシア音楽を堪能されたご様子、何よりです。

サイン会、今回は並べなくて残念でしたね。
サイン会といえば…昨年7月の、ミューザ川崎でのひとときを懐かしく思い出しました。またいつかお目にかかれる日を楽しみにしております。
Date: 2016/02/09/22:26:25 No.4480


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月の光
市川恵一
小山実稚恵さん 毎日「月の光」を聴いています この曲は 好きな曲のひとつですが 小山実稚恵さん の「月の光」の なんと フアンタジック なことか ドビュッシーという方は 凄い曲を作曲したものですね 来年まで 何とか生きたいと思っています
Date: 2016/02/04/15:16:44 No.4474

Re:月の光
まじょるか魔女
小山さんの「月の光」(CD“アンコール+”の幕開きの曲ですね)
 ・・・静かに優しく見つめられているような音色が心に沁みますね
映画「さよならドビュッシー」でこの曲が演奏される場面では涙腺が崩壊しました
清塚信也さんがピアニスト役で出演されていて、この曲に取り組みながら行き詰まる主人公に
「自分のためではなく誰かのために弾いて。一番後ろの席の人まで届くように」と
話す場面が印象的でした
小山さんはいつも会場の全ての席に届くように気持ちを伝えてくださいますね

市川恵一様、どうぞお身体を大切になさってください
市川様のお言葉に、拙いピアノを練習中ですがこの曲を弾きたい!と思う気持ちが湧いてきました
小山さんの音楽からは前向きに生きる力をいただけますね
Date: 2016/02/04/23:14:09 No.4475

Re:月の光
土の器
市川 恵一さま 初めまして。
私の名前は、本名を一恵と申します。お名前の繋がりに勝手ながら親しいご縁を感じ、こちらにお寄りさせて頂きました。

ドビュッシーは私も大好きですが、分けてもこの「月の光」には、とても心惹かれるものがあります。フランスはもとより、世界中の演奏家が取り上げられる名曲で、中には個性的な演奏もありますが、演奏家がご自分の個性を表現なさるのですから、どのような表現もあって当然、と思います。残念ながら、私は小山さんの月の光を拝聴したことがありません。グラナダの夕べくらいか、と思います。この曲こそ、”小山さんの演奏”で、拝聴したくなりました。

私は、この曲を耳にする度、次のような光景を思い浮かべます。

天空高くかかった月が、夜の静寂をぬって、地上でたった一人でいるに私(人)に、光となって射し込んできます。月と私の二人だけ、あまりにも美しい月の光に誘われるよう、人(私)は、胸に浮かぶようようなことを、月に語りかけ始めます。時に、自分のもどかしい思いを切々と、或いは急ぐ思いで月に問いかけたり訴えたりします・・・。
いつか夜は更けゆき、月は、月の出がそうであったよう、月の入りの時を迎えます。でも月は、西の空に傾きゆく中で、もう最後となった自分に残る光を、この私に優しく投げかけ、私の思いを、私の思いを超えたところで抱きとめ、永遠の中に包み込み、去ってゆきます。残された私には、夜の静けさとはまた違った、平安な静寂が訪れるかのよう・・・。


市川さまが毎日お聴きになっていらっしゃる「月の光」、私は小山さんの演奏で、とは参りませんが、心のなかで合わせて感じ取ってゆきたく思います。そして機会があるなら”小山さんのCDもしくは演奏で”と思います。

ご体調がすぐれぬ中にいらっしゃるよう、どうぞ日々、良い音楽や美しい自然からも力を頂き、ご健康の守られますことを、心よりお祈り致しております。
Date: 2016/02/07/17:38:19 No.4478


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