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調律師さんの物語 『羊と鋼の森』
まじょるか魔女
2016年「本屋大賞」第1位(全国書店員が選んだいちばん!売りたい本)は、
宮下奈都さん著『羊と鋼の森』ですね。
帯に「ピアノの調律に魅せられた一人の青年。・・・」とあり、即購入しました。

いつも 小山さんが最高の演奏をできるよう支えてくださっている
調律師さんのことを思いながら読みました。
 (物語の青年は調律師になりたてですが・・・)
「羊」はハンマーのフェルトのこと。
『羊と鋼の森』はピアノそのものを表現しているのですね。

小山さんのサイン会で、てきぱき感じよく寄り添っていらっしゃる
女性スタッフさんのことも思いました。
「チーム小山さん」と言うべき、ひたむきな皆さまのご尽力のおかげで
私たちは 小山さんの「思い」をいつも瑞々しく拝聴することができるのですね。
本当に有り難うございます。

次回の会場の『羊と鋼の森』から響く 小山さんの音色を楽しみにしています。
Date: 2016/04/16/18:00:53 No.4536


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くれ絆ホールリサイタル
タケウチノビオ
行った、聞いた、感動した!
私もこれまで、数多くのロックバンドやオーケストラの演奏会を経験しましたが、たった一人の人間が、たった一台のピアノで、これほどまで多彩な色づかい、剛柔、凛として情深い表現が出来るなんて、思ってもみませんでした。
まちがいなく、自分の経験した中で、三本の指に入るコンサートでした。
同時に、私は小山さんから、人間のあり方を学んだ気がします。
小山さんの演奏から、ご自分の出す全ての音に対し、ご自分で全て絶対的な自信と責任を負っているという、揺るぎない確信を感じました。
本当のプロフェッショナル魂を今日、身をもって体現されていたと思います。
Date: 2016/04/10/18:41:06 No.4533

Re:くれ絆ホールリサイタル
とさま
★タケウチノビオ様
本当のプロフェッショナルでいらっしゃる小山さんの演奏の真髄に触れるお言葉に深い感銘を受けています。有難うございます。【まちがいなく、自分の経験した中で、三本の指に入るコンサートでした。】というタケウチ様のお言葉は、クラウス・リンケさんの次のお言葉とも重なりますね:【私の長い人生で数限りないコンサートを聴いてきましたが、その中でも小山さんのコンサートは最高のグループに入ります。】(No.3184)。これからも、ご一緒に小山さんを応援していければ嬉しく思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★小山さんのファンの皆様
広島県呉市に誕生した客席数581席の新しいホール「くれ絆ホール」開館記念事業の一環として、小山さんのピアノリサイタル〜ピアノお披露目コンサート〜が開催されました。小山さんは、選定ピアニストとして、スタインウェイ&サンズ社・ドイツハンブルク製のD274を対象に、3台のピアノの中から、2016年に入荷された新しい1台を選定されたとのことです。

★今回のプログラムは、前半にシューベルトとバルトークの作品、後半をショパンの作品で纏めたものでした。
≪プログラム≫
●シューベルト:即興曲集より 作品142の2、作品90の1、作品90の2、作品142の3
●バルトーク:ピアノ・ソナタ
 〜休憩〜
●ショパン:ノクターンより 第21番ハ短調遺作、第13番ハ短調作品48の1
●ショパン:ワルツより 第7番嬰ハ短調作品64-2、第6番変ニ長調 作品64-1「小犬のワルツ」、第2番変イ長調 作品34-1「華麗なる円舞曲」
●ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 へ短調 作品21より 第2楽章
●ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
 〜アンコール〜
●ショパン:ノクターン 作品9より 第2番 変ホ長調
●スクリヤービン:2つの左手のための小品 作品9より 第2番「ノクターン」
●ショパン:ワルツ第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」
●アルベニス:パヴァーヌ=カプリース 作品12

若いピアノに相応しく、瑞々しい響きがホール一杯を充たし、音色が際立って美しく、聴衆から溜息が幾度となく漏れました。私の周りの方々は、口々に「ピアノって何て素敵なんでしょう」、「こんなに美しいピアノの音は初めて」、「シューベルトの音楽が大好きになった」、「ショパンの音楽で、こんなに胸を打たれた経験は初めて」、「小山さんの演奏を初めて聴くけれど、いっぺんに好きになってしまった」などの感想を述べていらっしゃいました。小山さんのファンの一人として、とても嬉しかったです。

タケウチノビオさんのご感想が、小山さんの演奏の素晴らしさをずばり表現しています。蛇足になりますが、私の感想を続けさせて下さい。

■シューベルトの即興曲
●作品142の2
教会での祈りの音楽を想起するコラールで始まるシューベルトの即興曲作品142の2・・・慈愛に充ちた小山さんの奏楽に胸を打たれます。何とも素晴らしかったのは、中間のトリオの小山さんの奏楽が天にも上るような神々しさを放っていたことです。転調を重ねて飛翔し、感動的なクライマックスに到達し、潮がなだらかに引くかのように、分散和音が下降して行く中、この曲で唯一のトリルが極低音に1小節だけ現れます。しかも、その音はこの曲での最も低い音なのです。トリルを伴うこの一小節・・・絶妙な転調を誘導する不可欠な一小節、シューベルトの天才性が発揮された珠玉の1小節です。音域が低いため、このトリルを十分な明瞭性を持って聴きとるのは難しいのですが、小山さんの演奏では、常に深い感嘆を伴った魂の音楽として聴き取ることができるのです。楽想は異なるものの、シューベルトの最後のピアノソナタ第21番変ロ長調D960の第1楽章の低音トリルへの道標のように聴こえた、初めての音楽的体験でした。

●作品90の1及び作品90の2
歌曲集「冬の旅」との関連性が指摘される、ピアノソナタ第19番ハ短調D958の小山さんの名演を思い出しました。作品90の1ハ短調も、まるで「冬の旅」の冒頭のように、孤独なさすらい人が一歩一歩旅をしていく趣きがあります。シューベルトの想いに寄り添う小山さんの奏楽・・・小山さんを通して、時空を超えた永遠の音楽が聴き手に届けられたのでした。

作品90の2変ホ長調は、主部の3連符が造る旋律が泉のように湧き出て来て、実に魅了的ですね。対照的なラプソディックな雰囲気の中間部のパッセージの小山さんの奏楽が見事で、それでいて決して気品を損なわないのが小山さんらしいです。コーダの白熱した演奏は圧倒的でした。拍手が無かったのは、本当に幸運なことでした。4曲を通して聴くことに意義があるからです。

●作品142の3
シューベルトお気に入りのロザムンデの主題の柔和で温かい旋律・・・心に沁み入る小山さんのニュアンス豊かな奏楽に溜息が漏れます。対照的に、変ロ短調の第3変奏曲で、小山さんは勁い(つよい)音を駆使され、シューベルトの哀感の想いを露わに表現され、迫真的でした。静的な和音と動きを伴うモティーフとが交代して現れる、Piu lentoと表記されたコーダにおける小山さんの絶妙な表現・・・最後の動きを伴うモティーフを小山さんはppではなく、むしろpとmfの中間の音量を付与されました。シューベルトの渾身の想いを表現するのに必要な音量だったのでしょうか。そして、末尾の2つの静的和音は(ppではなく)pで演奏され、必要な長さの音の減衰を確保され、シューベルトへの愛惜の想いを一段と深められたのです。

■バルトークのピアノソナタ
打楽器としてのピアノを存分に楽しめるバルトークのソナタ・・・ピアノ好きにはたまらない曲ですね。ぴあのふぉるてさんの素晴らしい感想(No.4511)を思い起こしながら聴きました。第3楽章・・・鍵盤の本当に一番左端の最低音がスピーディーに鳴り響きます。ピアノの最低音が、一切の曖昧さもなく、力強くダイレクトに響き渡り、戦慄感を覚えたほどです。唯一無二のバルトークに圧倒されました。

■ショパンの作品群
凄まじいバルトーク演奏を経て、ピアノが全開状態になったかのようで、後半のショパンの作品群では、玲瓏(れいろう)さよりむしろ温かい芳醇な音がホールを充たしたのです。

ショパンのノクターンの中で最高傑作とされる第13番ハ短調・・・ショパンの最良の音楽が刻まれている感動的な中間部(Molto piu lento)のハ長調のコラール(和音⇒アルペジオ)における豊かなたっぷりとした音!コラール旋律の間に速い動きのオクターブ連打を挟みながら、次第に盛り上がり、ついには、二重オクターブによる、誇りと輝きに満ち溢れた圧倒的なクライマックスを迎えるのです。全エネルギーが集約したスケールの大きい小山さんの奏楽・・・“これしかない(レギーナ・スメジャンカ)”としか言いようのない、この曲の理想の演奏。

音の芳醇さは英雄ポロネーズに引継がれます。開放的で未来への希望に充ちた、誤解を恐れずに言えば明るい肯定的な英雄ポロネーズ。まるでピアノが嬉しくて嬉しくて仕方がない、と言っているかのような演奏。この包容力のある温かい音楽、どこかで聴いたことがあるような気がします。往年の名ピアニストの誰かなのでしょう。

しかし、そこには紛れもない小山さんだけの卓越した音楽が息づいています。私達は、もはや往年の名ピアニストの演奏を懐かしむ必要がない、それは有難いことです。現代最高のピアニストのお一人である小山さんの演奏から、私達は、いつどこでも、常に最良の音楽を聴くことができるからです。

今回のお披露目公演のように、小山さんが全国各地でピアノを選定される機会が多いことに対し、以前ぴあのふぉるてさんが【全国各地で小山さんの子ども達(選定されたピアノ)が育っていくようで、嬉しいですね。音色の成長が楽しみですね。】とお話下さいました。「くれ絆ホール」に設置されたピアノ(D274)・・・小山さんが愛おしむように素晴らしいシューベルト、バルトーク、ショパンを演奏されたこのスタインウェイがどのように成長して、どのような音楽を奏でるのか、本当に楽しみです。

〜〜〜〜〜〜〜〜
★小山さんへ:新しいホールでの若いピアノでしたが、小山さんのピアノの音は、実に温かく豊かな音として、3階席まで届きました。音楽を聴く歓びに浸ることができました。本当に有難うございました。
Date: 2016/04/12/00:12:04 No.4534

Re:くれ絆ホールリサイタル
まじょるか魔女
タケウチノビオ様、とさま様のコメントに くれ絆ホールでの
小山さんの音色を想像し、体温が上がっています。
早緑色のドレスの 小山さんのお写真をfacebookで拝見しました。
なんてお似合いなんでしょう(//∀//)
生まれたてのスタインウェイが嬉しくて仕方がない!と歌ったのですね。
慈愛溢れるシューベルト、最低音が鳴り響く圧巻のバルトーク、芳醇で肯定のエネルギーに満ちた
ショパン。
アンコールも素晴らしい流れで、アルベニスで洒脱に閉じられたのですね。

「小山さんから、人間のあり方を学んだ気がします。」との タケウチノビオさんのお言葉に
深く同意します。
今回の演奏会は、会場の近くに在住する叔母と友人が拝聴しました。
 (呉は魔女のハハの故郷なのです。瀬戸内海に面する陽光あふれる街ですね)
叔母たちは とさまさんと同じ3階席で、小山さんの素晴らしい音色とお人柄に感激していました。
小山さんが毎年12月に演奏される蘭島閣美術館コンサートは、呉では有名みたいです。
叔母のお隣の客席の方も「息遣いまで聴こえるような素敵なコンサートよ」と仰っていたそうです。

「実稚恵さまの微笑み」さんが、呉市下鎌苅島の蘭島閣ギャラリーコンサートについて
きめ細かいレポートをご投稿されていたのでは・・・と遡って発見し、嬉しく拝読しました。
(Date: 2010/12/19  No.3316)

小山さんのピアノを語り合うご縁が拡がり感謝しています。

とさまさんが仰るように、小山さんとデビューを飾った「くれ絆ホール」のピアノの
これからの成長が楽しみですね。
Date: 2016/04/12/01:49:50 No.4535


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トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン
ぴあのふぉるて
小山さん 今夜は岩手県民会館で演奏会ですね。関連記事情報をお届けします。

「ぶらあぼ」4月号 p.36 Pre-Stage=Prestige interviewに小山さんのインタビュー記事が掲載されています。(取材・文:伊熊よし子、写真:藤本史昭)

小山さんはトヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン(ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ヨーロッパで活躍する精鋭が集結する30名編成のオーケストラ)と、これまでにも何度か共演を重ねておられるのですね。今回はご自身も特に楽しみになさっているようです。「私は3年前ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番で共演したときに、あまりにも心が高揚するオーケストラの演奏に感動し、次に共演する機会があったら、ぜひベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏したいと思ったのです。それが実現し、もう“死にそうなくらい”楽しみです(笑)」とお話しになっています。
今回の演奏への特別な思いに加えて、ベートーヴェンへの思いや、「皇帝」の第2楽章の魅力(とりわけ「その終わりから終楽章に移る部分」の美しさ)についてお話しくださっています。
ご参考まで。
Date: 2016/03/29/13:03:18 No.4530

Re:トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン
とさま
ぴあのふぉるて様へ
小山さんのファンの
Date: 2016/03/30/00:46:04 No.4531

Re:トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン
とさま
ぴあのふぉるて様へ
小山さんのファンの皆様へ

ぴあのふぉるてさん、「ぶらあぼ」4月号 小山さんのインタビュー記事をご紹介いただき有難うございます。ぴあのふぉるてさんは、いつも小山さんに関連する情報をファンサイトでご紹介して下さるので、本当に有難い限りです。どんな内容の記事かも、分かりやすく的確に教えて下さるので、とても助かります。

〜〜〜〜
さてご紹介いただいた、トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーンの盛岡公演にギリギリで駆けつけて参りました。

ヴィーンフィル、ヴィーン国立歌劇場管弦楽団、ヴィーン交響楽団他のメンバー約30名で構成される指揮者をおかないオーケストラをバックに小山さんがベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番(通称「皇帝」)を演奏されました。

「音楽の泉」・・・と形容するのが相応しい、誠に音楽的な「皇帝」でした。これほど新しい発見のあった美しい「皇帝」の演奏は初めてでした。

編成の小さいオーケストラであること、指揮者をおかなかったこと、これらの要素は、確かに小山さんの音楽造りに影響があったかもしれません。しかし、今回の演奏では、ヴィーンの音楽家が奏でる馥郁(ふくいく)たる香りを感じさせる温かい音をバックにしたことによって、小山さんのピアノが一段と輝きを増したように感じられました。

特に、管楽器の音がまろやかで香り高い音であるにも関わらず、曖昧さのないくっきりとした、全く澱みのない音として響くのには驚嘆しました。そのような管楽器と小山さんのピアノが重奏したり、密やかな対話をしたりするパッセージの美しさに溜息が洩れました。管楽器の音が弦楽器でかき消されることもなく、最弱音でも全ての音が明快に聴こえるので、小山さんも、管楽器の音をより深くお聴きになっていらっしゃるかのようで、その結果、馥郁(ふくいく)たる香り高い音楽が創造されるのです。一瞬、第4協奏曲を聴いているかのように錯覚したほどです。

弦楽器との重奏も美しさの極みです。例えば、第2楽章の中間部でピアノが美しいトリルを奏し始めて、高音域に上り詰めて、ピアノがcantabileで感動的な旋律を奏でるパッセージ・・・背景では弦楽器がピッチカートで冒頭のコラールの主題を歌いますが、このピアノと弦楽器との調和の美に息を呑みました。

ぴあのふぉるてさんがご紹介して下さった「「第2楽章の終わりから終楽章に移る部分」の美しさ」・・・ホルンの持続音に導かれ、ピアノが第3楽章の主題を予言する あの神秘的な音楽 小山さんは、ベートーヴェンの想いを全霊で表現されました。感動的な瞬間でした。

そして、いつも素晴らしい小山さんの演奏する輝かしい第3楽章!歓びに満ち溢れた奏楽、魂の飛翔、まるで今産まれたばかりのような新鮮さ、天国に居るベートーヴェンから祝福されたかのような神々しい奏楽・・・小山さんとオーケストラは音楽を創造する歓びに充たされたかのようであり、そして聴き手は音楽を聴く歓びに充たされました。楽興の時を極めた 小山さんの極美の演奏でした。

★小山さん:指揮者のいない小編成のオーケストラをバックに演奏された皇帝・・・泉のように湧き上がる音楽に酔いしれました。皇帝なのに、第4協奏曲を聴いているかのような美しい場面に何度も息を呑みました。有難うございました。

とさま
Date: 2016/03/30/00:48:48 No.4532


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皆様の素晴らしい投稿に温かい気持ちになります
とさま
小山さんのファンの皆様へ

まさとさんの献身的な運営によるこのファンサイトが存在するお蔭で、私達は、小山さんに関する情報を手にすることもでき、また、様々な視点での小山さん賛歌を拝読することができ、訪問するたびに心温まる想いに浸ることができますね。仙台はまだですが、都心では桜も咲き始め、新しい年度が間もなく始まりますね。

★yukiya.s様:【至福の時、そして次世代へのメッセージ】(No.4509)
 yukiya.sさんが、小山さんの演奏から聴かれたシューベルトの内なる声・・・私達が、言葉で表現できないことを見事に詩的に表現して下さいました。何度も読み返し、小山さんの奏する感動的なシューベルトの音楽に想いを馳せました。【シューベルトの孤独に一心に寄り添いながらも、その音楽を奏で、その時の流れを味わうことを彼女(小山さん)自身が無上の幸福と感じているからだろうか、寂しさや孤独感よりも、シューベルトの素朴さやあたたかさが印象的だった。】(yukiya.sさん)・・・私達が、小山さんが演奏するシューベルトを聴き、なぜ至福の時を共有できるのか、その答えは、yukiya.sさんのこのお言葉にありますね。

★ぴあのふぉるて様:【「次代へ伝えたい名曲」小山さんのバルトーク初体験のご報告】(No.4511)
小山さんのバルトーク・ピアノソナタ・・・各楽章の印象記、素晴らしいですね。私は、第2楽章は葬送行進曲と思っていたのですが、ぴあのふぉるてさんの【気持ちが沈むような、星空を浮遊するような、美しい不思議な調べ】という感想に深く共感します。視界が拡がった想いです。そして、第3楽章の描写=【民族舞曲調の主題が使われた激しい音楽を、エネルギー全開で演奏なさる小山さんは、さながらバルトークが憑依したシャーマン!? とても初めて披露なさる曲とは信じられない、見事な弾きっぷりでした。】や小山さんの奏楽=【しかも、こんなに難儀な曲でさえ、やっぱり楽しそうに、いとおしむように演奏なさる小山さんなのですから、改めて小山さんの地力に感じ入りました。】に対するぴあのふぉるてさんの敬愛の念に感動します。

そして、【くだんの《ゴールデン・スランバー》へ滑らかにつながり、まるで催眠療法にかかったように自分の興奮が鎮まるのを感じました。】・・・これを読まれた小山さんのにっこりした素敵なお顔が浮かぶようです。これこそ、この斬新なプログラムで小山さんが望んでいらっしゃったことに違いないからです。

★まじょるか魔女様(No.4512):ぴあのふぉるてさんの上述の素晴らしいご投稿(No.4511)へのリプライを嬉しく拝読しました。「ゴールデンスランバー」の原詩を紹介して下さり有難うございます。まじょるか魔女さんが抱かれる豊かなイメージ=【小山さんの歌が聴こえてきます。「帰りたいけれど帰れないところ」への思いが切々と伝わってきます。】、【バルトークでは琴線をかきならし、ゴールデンスランバーでは琴線を愛おしむように つまびかれていらっしゃる 小山さんのお姿を想像しています。】などに深く感銘を受けました。

covariant さんの【小山実稚恵さんは、そのたゆまぬ研鑽によって、ピアノを自己の身体として表現できる。】(No.4505)との言及に触れて、【「心の琴線」と「ピアノの鍵盤 - ハンマー - 弦」が直結している音色だから、小山さんの演奏を何回も拝聴したくなるのでしょうね。】とのまじょるか魔女さんのお言葉に深く頷きます。本当にその通りですね。真の名演奏家(名ピアニスト)の条件の一つ=【もう一度、そのピアニストの演奏を聴きたいと思えること。あの曲だったら、どう弾くのだろうとワクワクしてしまうピアニスト】・・・これはすなわち小山さんのことですね。

★covariant様:多数のリプライの一つ一つを嬉しく拝読させていただいています。Covariantさんは、クラウディオ・アラウ盤のベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番・4番の演奏に親しんでこられたのですね(No.4524, No.4527)。アラウはチリ産れの大ピアニストで、ベートーヴェンやブラームスなどドイツの作曲家の作品の演奏が素晴らしいですね。豊かで包容力のある温かく、かつ深々としたアラウの音は本当に素晴らしいと思います(バーンスタインと共演したライブ録音も素晴らしい!)。私は、迷える羊と言いましょうか、気が多いと言いましょうか、好きなピアノ作品があると、色々なピアニストの演奏を聴いて、一喜一憂しています(笑)。

ベートーヴェンの第4協奏曲では、彷徨った挙句、1943年と古い録音ですが、フルトヴェングラー指揮・ベルリンフィルハーモ二管弦楽団をバックにしたコンラート・ハンゼンというピアニストの演奏が一番好きになりました。みんな違ってみんないい(金子みすずさん)、に決まっていますが、今は、小山さんの演奏が最高峰だと確信しています。バッハのゴルトベルク変奏曲のときと同じように、小山さんの演奏を拝聴すると、他の演奏が聴けなくなってしまうのが問題点ですね(笑)。

【近い将来、とさまさんや皆様と、小山さんのバッハやベートーベンを共に聴く機会が訪れてくることを切望いたします。】・・・私も楽しみにしています。

★土の器様(No.4526):心の籠った温かいご投稿を嬉しく拝読しました。こんなに優しい気持ちになれる文章を投稿して下さり感謝しています。土の器さんが音楽を深く愛されていること、音楽を志される音楽家の方々の尊い活動に対する尊崇の念が伝わってきます。

【今回ぴあのふぉるてさんに良いお席をお取り頂いたおかげで、私は初めて小山さんの指の動きをつぶさに拝見することができました。】・・・よろしかったですね。ぴあのふぉるてさんのお助けにより、土の器さんは素晴らしい発見をなさったのですね。【小山さんは鍵を打つ時だけでなく、キーから指を離される時も、一音一音、違った指の動きをされ、音と音との僅かな隙間にも、小山さんの想いが詰まっていること、たいへん心動かされました。】という貴重な大発見!小山さんの演奏が、どうしてかくも多くの聴衆を感動させるのか、その秘密がまた一つ解き明かされたかのようです。

【あらゆる演奏法を身につけられ、深い思索から生みだされる最もふさわしい音の調べ、皆様が”魂の演奏家”と敬慕されること・・・】・・・【あらゆる演奏法=技】・【深い思索=知】・【音の調べ=情感】 まさに技・知・情の三位一体を実現されている小山さんは【魂の芸術家】でいらっしゃいますね。

ベートーヴェンの第5交響曲の編曲版のご感想=【オーケストラとピアノの違いを乗り越え新たな道を開かれ、快挙です。演奏し終わったピアニストの皆様が、とうとうやりきった!清々しい表情・笑みをお見せになり、私まですっかり幸せな気分になりました。】・・・その通りですね。会場を埋め尽くした聴衆の皆様の笑顔がそれを物語っていますね。土の器さんが仰るように、【仮にレクイエムだとしても、この演奏に、田村先生、そして間宮先生もお喜びでいらしたことでしょう】ね。

日付は変わってしまいましたが、3月27日(日)はイースターであったので、土の器さんの投稿を読まさせていただき、田村先生のお姿を拝見したかのようで、幸せな気持ちになりました。本当に有難うございました。

とさま
Date: 2016/03/28/01:45:19 No.4529


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「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
ぴあのふぉるて
3月21日に開かれた「田村宏メモリアルコンサート」(@東京文化会館小ホール)は、門下生の皆様のお気持ちが心に染みる、素晴らしい演奏会でした。
プログラムは、モーツァルトの4手のためのピアノ・ソナタで明るく軽快に開始しました。
次は、3名のピアニスト=若林顕さん(第1楽章)/田部京子さん(第2、第3楽章)/小山実稚恵さん(第4、第5楽章)と、弦楽器奏者の皆様の演奏で、シューベルトのピアノ五重奏「鱒」。
ピアニストが弦楽器奏者と視線を交わしながら、あるいは弦楽器奏者同士がお互いに呼吸を合わせながら演奏なさるお姿に、心が温かくなり、室内楽の魅力に引き込まれました。また、ピアニストのお三方の演奏は、それぞれ趣が異なって、たいへん興味深く感じました。

プログラム後半、「運命」を編曲された間宮芳生さんがステージでご挨拶なさり、作品完成までの経緯を簡単にお話しくださいました。
それから、小山さん・田部さんと、吉武雅子さんが、間宮さんより贈られた作品:富山県民謡「さんさい踊り」(2台のピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)を演奏されました。
小山さんと田部さんがお二人で一つのピアノを演奏なさるお姿は初めて拝見しました! 美しい光景ですね。

また、皆様総出で演奏なさったベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」(2台のピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)の、初演を拝聴できたことは、まことに幸せな貴重な体験となりました。
しかも、「運命」の原曲を前日に芸術劇場で聴いたばかりなのです。この嬉しい偶然のお恵みにも感謝しています。
2台のピアノで奏でられた「運命」は、さまざまな音色が豊かに鳴り響き、迫力と情熱いっぱいでした。
ピアノって、本当に素晴らしい楽器ですね。
そして、やっぱり小山さんの音色は、美しい!
 (ファン仲間の皆様も同じ思いを抱かれたようです…)

小山さんのお声掛けによって門下生の皆様が心を一つに演奏なさったと思うと、感慨もひとしおです。
天国の田村先生も、さぞお喜びになられたことでしょう。

小山さんをはじめ、皆様のますますのご活躍を心よりお祈りいたします。

p.s.
関連記事情報をお届けします。(開催後のお知らせとなってしまいました。すみません)

『音楽の友』2016年3月号 People  p.164  小山実稚恵さん
 師の田村宏が夢見た2台6手の《運命》も実現
 名手が一同に会す「田村宏メモリアルコンサート」を発起・出演
田村先生の思い出と、間宮先生の編曲完成までの経緯などをお話しになっています。

同じく巻末、Scramble Shot TOPICS p.3 Event 
「没後5年、『田村宏 メモリアルコンサート』開催」とのタイトルで、萩谷由喜子さんご執筆による詳細なお知らせ記事がありました。
Date: 2016/03/23/13:36:40 No.4522

Re:「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
とさま
ぴあのふぉるて様
皆様

田村宏先生メモリアルコンサート・・・素晴らしい公演の内容を活き活きとご報告下さり、有難うございます。

田村径子さんと吉武雅子さんの連弾による一曲目のモーツアルトの4手のためのピアノソナタは美しい演奏でしたね。温かく豊かな音色に彩られ、生命感溢れる、弾むような音楽がホールを満たし、聴き手を幸せな気分にして下さいました。

【(鱒の演奏について)ピアニストが弦楽器奏者と視線を交わしながら、あるいは弦楽器奏者同士がお互いに呼吸を合わせながら演奏なさるお姿に、心が温かくなり、室内楽の魅力に引き込まれました。】(ぴあのふぉるてさん)・・・これこそ、田村先生がお望みのことだったのではないでしょうか。きっと天国で、田村先生お喜びでしょうね。

★間宮先生が渾身の想いで編曲なさった、白眉のベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」(2台のピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)

【初演を拝聴できたことは、まことに幸せな貴重な体験となりました。】(ぴあのふぉるてさん)・・・現代において、初演の現場に居合わせる機会はほとんどないので、本当に貴重でしたね。間宮先生 【これは現代音楽ではありません、ベートーヴェンの作品をピアノで、可能な限り忠実にオーケストラのスコアを再現することに注力しました】という趣旨のお話もして下さいました。

リストが1台のピアノのために編曲した版が知られていますが、やはり全ての楽器を1台のピアノで再現することは不可能です。間宮先生の6手版は、オーケストラのほぼ全てのパートを見事なバランスと秩序とで再現されており、誠に驚嘆すべき音として鳴り響きました。ぴあのふぉるてさんの次のお言葉が全てを語っていますね:【2台のピアノで奏でられた「運命」は、さまざまな音色が豊かに鳴り響き、迫力と情熱いっぱいでした。】

第5交響曲の緩徐楽章である第2楽章は、編曲も演奏も難しいのではないか、と思います。ピアノという楽器の性格上、緩やかな音楽をピアノで表現するのは難しいことだからです。その意味で、第2楽章を担当された兼重直文さん/蛭多令子さん/前田美由紀さんの奏楽は見事でした。もちろん第1楽章を担当された蓼沼恵美子さん/蓼沼明美さん/ 本多昌子さんの演奏も、きりりと引き締まった、緊張感溢れる演奏でした。第3・4楽章を担当されたのが田村径子さん/小山実稚恵さん/若林顕さんの三人でした。輝かしい勝利の音楽である第4楽章はことのほか見事でした。(前日の演奏と同じように)呈示部を繰り返していただき、感激しました。この喜びの音楽は2回味わいたいものです。小山さんは、連弾の高音部を担当され、若林さんが低音部を担当されました。田村さんも加わった素晴らしいアンサンブルに息を呑みました。オーケストラでのピッコロの音も小山さんの輝かしい右手で鮮やかに表現されていました。

【小山さんのお声掛けによって門下生の皆様が心を一つに演奏なさったと思うと、感慨もひとしおです。天国の田村先生も、さぞお喜びになられたことでしょう。】(ぴあのふぉるてさん)・・・・ぴあのふぉるてさんが言及された【心を一つに演奏なさった】というフレーズは今回の公演の最も重要な要素だったのでしょうね。

2016年3月17日付けの朝日新聞夕刊の記事で小山さんは次のようにお話くださっています:【(田村先生は)ピアニストを孤独にしてはならないと思っていらしたのでは。人と積極的に関わり、ともに音楽をつくる喜びをこそ成熟の糧に。そう、先生に改めて語りかけられている気がします。】・・・・【心を一つにする】(ぴあのふぉるてさん)ことで実現する豊かな室内楽の世界、その積み重ねが、ソロ演奏において、成熟した音楽として反映してくるのでしょうね。

田村先生の門下生の皆様の益々の音楽的発展を願っています。

とさま
Date: 2016/03/23/21:03:17 No.4523

Re:「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
土の器
ぴあのふぉるてさん、とさまさん、皆様のご投稿・replyには、いつもお教え頂くことばかり、本当に有難うございます。
今回メモリアルコンサートが、田村先生ゆかりの地で、それも春彼岸に、発起人小山さんをはじめ皆様が心を一つにされ創造的プログラムとなって、桜と一緒に開花しましたね。おめでとうございます。 以下、私なりの感想です。
「鱒」では、皆様ご指摘のよう(クラシックの演奏会では殆どあり得ぬ光景ですが)、ピアニストも弦の方も、ほほ笑みを交わしたり軽く頷き合いながら演奏なさり、「天国(或いは此岸にお戻り!?
)の田村先生、お聴きですか〜?」と、学生気分で話しかけているような、大変楽しい演奏でした。下支えのコントラバスのリズムも小気味良く、ビュンビュン飛んできていました。
今回ぴあのふぉるてさんに良いお席をお取り頂いたおかげで、私は初めて小山さんの指の動きをつぶさに拝見することができました。
そして、ピアノ演奏が如何に難しいものであるか、(キーを押せば音が出るだけに)再認識させられました。 どの演奏家もそうでいらっしゃるのでしょうが、小山さんは鍵を打つ時だけでなく、キーから指を離される時も、一音一音、違った指の動きをされ、音と音との僅かな隙間にも、小山さんの想いが詰まっていること、たいへん心動かされました。
あらゆる演奏法を身につけられ、深い思索から生みだされる最もふさわしい音の調べ、 皆様が”魂の演奏家”と敬慕されることに、ビギナーレベルの私も、全く同感です。
今回の白眉、間宮先生編曲によるベートーベン第5,ぴあのふぉるてさんのおっしゃるよう、皆様の”心を一つに”気概あふれる演奏でしたね。オーケストラとピアノの違いを乗り越え新たな道を開かれ、快挙です。演奏し終わったピアニストの皆様が、とうとうやりきった!清々しい表情・笑みをお見せになり、私まですっかり幸せな気分になりました。 もしかしてレクイエムでもあったこの演奏に、田村先生、そして間宮先生もどんなにかお喜びでいらしたことでしょう。
 第5の前に演奏された小品、さんさい踊りは、原曲のモティーフをふわっと浮かせながらも、透明で現代的輝きに満ちた美しい響きで、あっという間に終わってしまい残念、再度お聴きしたく思いました。
 私事になりますが、50年前お世話になりました高校の恩師(88)が奇しくも田村門下生、また小山さんの大ファンです。外出がおできにならぬゆえ、今回のこと、お伝えしたく思っております。
 最後になり、また遅きに逸し、誠に恐縮ですが、まさとさん、ファンサイトのご開設、それも12周年をお迎えになられ、おめでとうございます。この場をお借りし、御礼申し上げます。
拙い者ながら、これからも楽しみに拝読させて頂きます。
有難うございました。
Date: 2016/03/27/17:19:08 No.4526

Re:「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
covariant
ぴあのふぉるてさんからご紹介いただいた、「『音楽の友』2016年3月号 People  p.164  小山実稚恵さん」を拝読しました。
「間宮先生の編曲完成までの経緯」、きっと間宮先生は小山さんの真摯な想いを受け止められたからこそ、秘かに編曲を進められていたのでは、、、などと想像いたしました。

私は以前この場で、なかなか書店で月刊誌『音楽の友』を求めることができず、また市の図書館にも置いてないと書きました。しかし、自分の発言ながら、いくら何でも本当にそんなことはなかろうと、その後再調査をしました。その結果、市の基幹図書館(←これは私の造語ですが)なら、閲覧できるようになっており、なおかつ、最新号でなければ貸し出しも可能ということでした。それで、その後はその基幹図書館でしばしば閲覧しており、今日は別の特集記事等をもゆっくり読みたいと思い、本年3月号を借りてきました。

私ども地方在住で、移動にもさまざまな制限のある者にとっては、このサイトでの皆様のご報告や雑誌の情報は、とてもありがたいものです。雑誌情報に関しては、ぴあのふぉるて様にはいつもありがとうございます。
また、このサイトは、過去の投稿が容易に閲覧できるようになっており、とても便利ですね。最近は折に触れて過去の記事を拾い読みさせて頂き、楽しんでおります。管理いただいているまさと様に改めて感謝申し上げます。
Date: 2016/03/27/18:32:48 No.4528


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皆様からのご報告に感謝・感動します。
covariant
東日本大震災3.11から5周年となる今月に入って以降、小山さんの活発な演奏活動に対する皆様からのコンサート報告を拝見するにつけ、このファンサイトを訪ねる私などの気持ちもずっと興奮状態を持続しております。
3月に入って、yukiya.s 様をはじめとして、とさま様、ぴあのふぉるて様、まじょるか魔女様からの詳らかなご報告と、このような素晴らしいサイトを運営していただいている管理人まさと様に、改めて感謝を申し上げずにおれません。

3月20日 東京芸術劇場 2016都民芸術フェスティバル の小山さんは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番だったのですね。現状では第5番より第4番が好きな私としては、何とうっかりしていました!

私は、2008年初めにピアニスト小菅優さんが、敬愛するピアニストとしてクラウディオ・アラウさんを挙げられたので、ハイティンク指揮、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団との「ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第3番・第4番」の中古CDを入手しました。
私にとってストレス解消や、落ち込んだ時の癒しに最も効果的な処方は、クラシック音楽の鑑賞です。そのような時に、まじょるか魔女さんのおっしゃった「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番の第2楽章にとても惹かれます。」(No.4520)に、私も So do I ! 、「静かな第2楽章フリーク」な私の中では、この第2楽章を含むこの協奏曲第4番ほど効き目のある音楽はありません。これまでクラウディオ・アラウさんのCD演奏に親しんできただけに、小山さんの演奏を聴きたかった。スケジュール表を検索しましたが、少なくとも年内にはこの曲の演奏は無いようですね。まあ、小山さんはこれから先、ベートーヴェンを弾かれる機会が増えるはずですから、その機会をお待ちします。

「Re:『田村宏メモリアルコンサート』のご報告」で、とさま様からご紹介いただいた朝日新聞夕刊記事の、小山さんのお言葉:(No.4523)
 【(田村先生は)ピアニストを孤独にしてはならないと思っていらしたのでは。人と積極的に関わり、ともに音楽をつくる喜びをこそ成熟の糧に。そう、先生に改めて語りかけられている気がします。】
単なる演奏家としてだけではない、小山さんのご活動にはほんとうに尊崇の念を禁じえません。
そして、これまたとさま様の言葉をお借りすれば、
 私達が小山さんの演奏に感動するのは、まさに小山さんの「全てが音楽」という尊い姿勢にあるのでしょう。(No.4518)
という、音楽家小山実稚恵さんのすばらしいピアニズム。
これらに私も、深く共感いたします。今月に入って皆様のご報告を拝読し、私も自らの思いを述べさせて頂きました。
Date: 2016/03/25/01:16:43 No.4524

Re:皆様からのご報告に感謝・感動します。
とさま
covariant様

温かいお言葉に心が潤っています。様々な共感に充ちたこのサイト・・・小山さんのファンの皆様のそれぞれの想いが、それぞれの言葉で飛翔するこのサイト 皆様への感謝はもちろんですが、covariantさん仰られるように、まさとさんへの感謝の念が募ります。

covariantさんはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番がお好きなんですね。「静かな第2楽章フリーク」なcovariantさんであれば、もうご存知かとは思いますが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37の第2楽章も本当に素晴らしい音楽ですよね。絶美の音楽と言っても過言ではないですね。静謐な音楽が、やがて感動的に高揚していくパッセージなど、ベートーヴェンならではの作風です。小山さんは、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏されたことがないかもしれませんが(少なくとも5番や4番のように頻繁に)、この第2楽章は小山さんのピアノで聴かせていただける機会があれば、それは最高の音楽に変容することでしょう。

もちろん、第4協奏曲の第2楽章、第5協奏曲の第2楽章も本当に素晴らしい魂の音楽ですよね。covariantさんがいつの日にか、小山さんのピアノでこれらの作品をお聴きになれるとよいですね。

〜〜〜〜〜
【単なる演奏家としてだけではない、小山さんのご活動にはほんとうに尊崇の念を禁じえません。】(covariantさん)・・・本当に仰る通りです。小山さんはピアニストとして、音楽家として、芸術家として、卓越した方でありながら、それ以前に人として様々な尊い活動をなさっていますね。それが音楽に色濃く反映していますね。

〜〜〜〜〜〜
卒業式の季節ですね。仙台は朝、雪が降りました。きょうは、あの震災の翌年に大学に入学した学生が巣立っていく日でもありました。時が経過したことを感じさせますが、小山さんは、昨夏に続き、今年の夏に「こどもの夢ひろば“ボレロ”」@仙台を企画して下さっているとのことです。小山さんの尊い活動は続きます。covariantさんのお言葉通り、私も、小山さんを心から尊崇しています。

とさま

Date: 2016/03/26/00:13:05 No.4525

Re:皆様からのご報告に感謝・感動します。
covariant
とさま様

温かい Reply をいただき、ありがとうございます。
私所有のクラウディオ・アラウ版ベートーヴェン・ピアノ協奏曲CDは、第3番・第4番の2曲セットですので、
第3番もよく聴いて、もう結構馴染んでおります(笑)。最初に目頭を熱くした第2楽章は恐らく第4番の方だったのです。
しかしこの辺になると、それこそ私のような音楽知識の乏しい者にとっては特に、最初に誰の演奏によってその曲を聴いたかによって、曲への第一印象が決まってしまうのではないかと思います。

震災から5年と言う歳月は永いのですね。とさまさんの「きょうは、あの震災の翌年に大学に入学した学生が巣立っていく日でもありました。」というお言葉に、時の大切さを改めて実感しました。

近い将来、とさまさんや皆様と、小山さんのバッハやベートーベンを共に聴く機会が訪れてくることを切望いたします。
Date: 2016/03/27/18:30:19 No.4527


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小山さんのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番に聴き惚れました。
ぴあのふぉるて
(とさまさんのご投稿に「蓋」することになって…すみません)

昨日午後2時より、「2016都民芸術フェスティバル参加公演 オーケストラ・シリーズNo.47」が東京芸術劇場で開かれ、
下野竜也さん・読売日本交響楽団さんと小山実稚恵さんの共演を嬉しく拝聴しました。
小山さんのドレスは情熱的な緋色です。

小山さんのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番は素晴らしかった!
独奏ピアノから始まるのが嬉しい、流麗で、厳格な雰囲気の作品。大好きです。
ピアノとオーケストラとの掛け合いが素敵ですね。小山さんと皆様で一緒に歩んでいく一体感にわくわくします。第2楽章は弦楽器とピアノの対話が心に沁みます。
そして、何といっても、曲全体を通してピアノの音色が多彩で美しいことといったら! 滑らかな音階、愛らしいトリル、心を打つ左手のメロディ、決然とした和音…いろいろ全部、ピアノという楽器の魅力満載ですね。聴き惚れました。
想いをこめてカデンツァを演奏なさる小山さんを、団員の皆さん全員が身じろぎひとつせずに見入る様子にも、いたく感激しました。

小山さんの演奏で左手が歌うとき、いつもハッと息を飲みます。想いのこもった低音の美しいメロディに心を打たれます。
(小山さんの左手の素晴らしさは、以前、土の器さんも記述されていたように思います)
「左手」といえば、こんなことを思い出しました。
昨年12月のマスタークラスで、生徒さん(12/16、ベートーヴェン「皇帝」のレッスンを受けた男性)の演奏にアドバイスされる際、小山さんはいろいろな箇所で、その大切さを伝えようとなさっていたのです。
「右手は意思があるけど、左手にも意思が感じられるといい…」
「左手、(〜の音に)もう少し ”命” があるといい…」
「右トリルもいいですけど、左手を綺麗に…」と。
小山さんの左手の表現の魅力は、このように左手に込められた深い想いがあるからこそ、と感じ入りました。

さて、小山さんアンコールに「エリーゼのために」を弾いてくださいました。前半、後半、どちらもベートーヴェン作品なので、もしアンコール曲を演奏してくださる時は、やはりベートーヴェンの…「エリーゼのために」かなぁ…という気がしていたので、すごく満たされた気持ちになりました。
(小山さんの生演奏初めて、と思われる)隣の女性お二人連れが、第4番が終わったあと、「すっごい!」と驚き、
アンコールの後も、「『エリーゼ』ってこういう曲なんだ。ゼンゼン違うね!」と興奮気味に感動を語り合っていました。私もまったく同感です。

後半の交響曲第5番「運命」もたいへん素晴らしかったと思います。
この曲を、本日午後、小山さんを初め田村先生の門下生の皆様が演奏なさるので、前日に元の作品を聴くことができたことは幸運でした。
オケのアンコール曲がピアノ作品(ピアノ・ソナタ「悲愴」の編曲)だったことも粋な選曲だと思いました。ピアノでオーケストラ作品を弾いたり、その逆があったりと、音楽は楽しいですね。

昨日20日の演奏会と今日21日のメモリアルコンサートは、まるでペア公演のようですね。サイン会でそのことを小山さんにお伝えしたら、「そうそう、偶然、そうなんです」と嬉しそうにおっしゃいました。
小山さん、下野さん、読売日本交響楽団の皆様、ベートーヴェン尽くしの素晴らしい演奏会をどうもありがとうございました。
ファン仲間の皆様、今日午後、上野で、またご一緒できるのを楽しみにしております。
Date: 2016/03/21/11:09:31 No.4519

Re:小山さんのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番に聴き惚れました。
まじょるか魔女
とさまさん、ぴあのふぉるてさん、お二人続けての東京芸術劇場からのライヴ中継のような
迫力満載の濃いレポートに、心が東京へワープする思いです。
「全ての音符に魂を込められる小山さん」
「ピアノという楽器の魅力満載ですね。聴き惚れました。」
「小山さんへ:第4協奏曲の最高の演奏・・・
 これを越える演奏は小山さんにしていただくしかないです。」
「小山さんの演奏で左手が歌うとき、いつもハッと息を飲みます。
 想いのこもった低音の美しいメロディに心を打たれます。」
次々に湧き上がる 小山さん賛歌に、小山さんの音色を想像しています。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番の第2楽章にとても惹かれます。
小山さんのピアノとオーケストラの会話を傾聴する時間ですね。
ベートーヴェンさんの曲は生身の声で呟いたり、呻いたりしているようで、
ショパンさんの「歌う」ような味わいとは異なっているように思います。

アンコールの2曲もベートーヴェンさんの曲だったのですね。
会場の方が「『エリーゼ』ってこういう曲なんだ。ゼンゼン違うね!」と語られたという
「エリーゼのために」と、ピアノ・ソナタ「悲愴」の編曲というサプライズだったのですね。
2曲とも、ベートーヴェンさんの曲の中では歌の要素が強く、
人間臭い愛すべき人が懸命に歌っているようで、よけいに胸を打つような印象を抱いています。

本日3月21日は、田村宏先生の門下生の皆さまの演奏会という特別な日だったのですね。
20日にオーケストラで演奏された「運命」。
田村先生が夢見られたという「2台ピアノ6手の『運命』」が
小山さん、門下生の皆さまによって奏でられ、実現されたのですね。
次は東京文化会館へワープさせていただくこと、心待ちにしております。
素晴らしいお知らせを有り難うございました。
Date: 2016/03/21/22:58:55 No.4520

Re:小山さんのベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番に聴き惚れました。
とさま
ぴあのふぉるて様
まじょるか魔女様
皆様へ

小山さんへの敬愛の念に充ちたぴあのふぉるてさんの投稿を拝読し、とても嬉しくなりました。また、まじょるか魔女さんのリプライで言及された曲への想いに感銘を受けました。

交響曲第5番「運命」と第6番「田園」とが対照的な作品であるように、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」と第4番のコンチェルトも対照的な作品ですね。全然性格が違うのに、どちらも紛れもないベートーヴェンらしい素晴らしい音楽になっているのが凄いですよね。

■■ぴあのふぉるてさんは、第4協奏曲の魅力の全てを実に的確に指摘されていらっしゃいますね!

■【ピアノとオーケストラとの掛け合いが素敵ですね。小山さんと皆様で一緒に歩んでいく一体感にわくわくします。第2楽章は弦楽器とピアノの対話が心に沁みます。】(ぴあのふぉるてさん)・・・そうです、この曲の魅力は「対話」にありますよね。ぴあのふぉるてさんが書かれているように、ピアノとオーケストラとの「対話」は第2楽章に顕著ですね。まじょるか魔女さんも【ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番の第2楽章にとても惹かれます。小山さんのピアノとオーケストラの会話を傾聴する時間ですね。】と言及して下さっていますね。

ピアノとオーケストラとの「対話(掛け合い)」は第1楽章でも第3楽章でもこの曲の特徴になっていますよね。分かりやすい例で言えば、第1楽章の冒頭のピアノとオーケストラとの対話がありますね。

冒頭5小節のピアノソロを受けて、オーケストラ(弦楽器)が運命動機の第1主題を引き継ぎますよね。驚くべきことに、ベートーヴェンは、突然の転調(ロ長調!)を施すのです。この見事な転調によって、同じ主題なのに、別の世界(天国)からの声を聞くかのように響くのです。その結果、ピアノとオーケストラが「対話」しているように聴こえるのだと思います。ベートーヴェンの凄いところは、直ぐに、ト長調に再転調させて、聴き手を主調の世界に誘い、一切の不自然感を取り除いていることなのですね。

■【そして、何といっても、曲全体を通してピアノの音色が多彩で美しいことといったら! 滑らかな音階、愛らしいトリル、心を打つ左手のメロディ、決然とした和音…いろいろ全部、ピアノという楽器の魅力満載ですね。聴き惚れました。】(ぴあのふぉるてさん)・・・第4協奏曲のもう一つの特徴(=魅力)をずばり指摘して下さいましたね。そうです、これこそ、どちらかというと和声に軸足を置いた「皇帝」とは異なる第4協奏曲の魅力に他ならないと思います。

第4協奏曲の両端楽章は、ともかくピアノが縦横無尽に活躍し、分厚い和音群よりは、単音のスケールやアルペジオ、トリルが駆使されますね。非常にピアニスティックに書かれていて、ピアノとオーケストラが同時に対話をしたり、合いの手を入れるような対話だったり・・・【いろいろ全部、ピアノという楽器の魅力満載ですね。聴き惚れました。】(ぴあのふぉるてさん)・・誰もが聴き惚れちゃいますよね。ましてや小山さんの演奏だったら!

■【ベートーヴェンさんの曲は生身の声で呟いたり、呻いたりしているようで、ショパンさんの「歌う」ような味わいとは異なっているように思います。】(まじょるか魔女さん)・・・素晴らしい!2人の偉大な作曲家の違い(の一側面)を見事に表現しているように思います。

まじょるか魔女さんのお言葉から、ベートーヴェンの第9交響曲の最終楽章冒頭のレチタティーボ形式での対話を想い出しました。先行する3つの楽章の旋律が回想され、そのたびに、低音弦楽器が「それではない」と否定し、そして、歓喜の主題が断片的に登場すると、「そうそう それだ」のような「生身の声」での対話です。ピアノ協奏曲第4番の第2楽章も、ある種のレチタティーボで、実にベートーヴェンらしいですね。遠く、第9交響曲にも繋がるための一つの道程だったようにも思います。

■【小山さんの演奏で左手が歌うとき、いつもハッと息を飲みます。想いのこもった低音の美しいメロディに心を打たれます。】(ぴあのふぉるてさん)・・・これは小山さんの奏楽の魅力の一つですよね。

マスタークラスの時のお話(ご紹介下さり、有難うございます)を拝読し、ハッとしました。【「右トリルもいいですけど、左手を綺麗に…」(小山さん)と。】第4協奏曲の第1楽章で多用される右手トリル(多くは二重トリル)・・遠く未来に深化した形で現れる後期のピアノソナタ群を想起させるかのような、小山さんの素晴らしい奏楽を思い起こしています。

そして、小山さんの素晴らしい演奏を聴かせていただいたことにより、「ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は、後期の作品群が産まれるために必要だった、記念碑的な作品の一つである」という想いを深めました。

とさま


Date: 2016/03/23/02:58:27 No.4521


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全ての音符に魂を込められる小山さん:Beethoven ピアノ協奏曲第4番
とさま
2016 都民芸術フェスティバル オーケストラシリーズ No.47 小山さんが演奏されたベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番のご報告です(3月20日 東京芸術劇場)。

ロマン・ロランが「傑作の森」と呼んだ中期のベートーヴェンは、まるで何かに取り憑かれたかのように、次から次へと不滅の名作を産み出しました。作曲者が命名した訳ではないのですが、例えば、「クロイツエル」、「ワルトシュタイン」、「英雄」、「熱情」、「ラズモフスキー」、「運命」、「田園」、「皇帝」・・・と各ジャンルを代表する傑作がずらりと並びます。

【「自然な音楽の発露」と「革新的形式」の奇跡的融合】
今宵の演目のピアノ協奏曲第4番ト長調作品58にはニックネームがありません。同じ時期に作曲された、やはりニックネームのない交響曲第4番変ロ長調作品60やヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61と音楽の方向性を一にする、自然に音楽が発露するような、際立った抒情性を特徴とし、温かく伸びやかな旋律や漲(みなぎ)る生命力に魅了される作品です。しかしながら、その一方で、ピアノ協奏曲第4番は革命的と言っても過言ではない、新しい創意工夫が凝らされた作品でもあります。

「自然な音楽の発露」と「創意工夫に充ちた革新的形式」とは、本来、相反する要素ですので、これらを音楽的に融合させるのは至難の業でしょう。小山さんは、第4協奏曲の演奏において、2つの要素の奇跡的融合を果たし、最高峰に位する名演を歴史に刻まれました。

生前シューベルトがこの作品を聴いたかどうか定かではないのですが、「全てが音楽」のシューベルトの作品に繋がるような、第4協奏曲・・・小山さんの演奏も「全てが音楽」、多用されるスケールやアルペジオあるいはトリルでさえ、真に音楽的に奏でられます。ここでは、第1楽章(冒頭、カデンツァ、結尾)での小山さんの演奏について、ご報告します。

【第1楽章冒頭の卓越した小山さんの奏楽】
ピアノ独奏で始まる冒頭5小節に込められたベートーヴェンの想いは小山さんの卓越した奏楽で聴衆の心に沁み渡りました。運命の動機に続くシンコペーションの和音の温かい響き、早い音階上行を伴って感動的な付点d音に達し、それに導かれるかのように、小山さんは、半休止の和音をこれ以上ないほど愛おしく奏でられました。この冒頭5小節に含まれる細分化されたモチーフが、リズム動機として縦横無尽に使われるという点で、「皇帝」に繋がる曲とも考えられます。本当に素晴らしく独創的な開始ですね。

【第1楽章カデンツァでの見事な小山さんの奏楽】
ベートーヴェンの2種あるカデンツァの内、小山さんは100小節に及ぶ長い方のカデンツァを選ばれました。小山さんの奏楽により、このカデンツァの高貴な佇まい、気高い精神性が如何なく表現され、感動的でした。しかし、同時に小山さんの生命力溢れるピアニスティックな奏楽に聴衆は圧倒的充実感を味わったのです。

【第1楽章結尾における小山さんの感動的な奏楽】
カデンツァ終了後に用意された神々しい24小節・・・≪小山さんの入魂の演奏・・・ここに極まる≫と言っても過言ではないほど、魂を揺さぶられました。

カデンツァのトリルを引き継ぎ、第2主題のリズム動機を使った美しい旋律がdolceで歌われ、左手三連符を刻む中、右手は4つの16分音符をグループ化し、それが6連符、11(5.5)連符、7連符と細分化され、やがて上行音型を経て最高音のハ音に達し、最後には同じように上行していきながら、ド・ファ・ソと主音に達し、ピアノはespressivoで運命の動機を感動的に歌うのです。そして、オーケストラが運命動機を奏する間、ピアノは細かい煌めくようなパッセージを展開し、次第に高揚して終結します。「音に込められたベートーヴェンの想い」は小山さんの真に卓越した奏楽を通じて全ての聴き手に届けられたのです。

■全ての音符に魂を込められる小山さん■
全てが素晴らしい小山さんの演奏(あるいはベートーヴェンの4番の音楽)について、部分の素晴らしさを語るのは意味のないことでもあります。しかし、「皇帝」ほどではないにしても、第4協奏曲の演奏は巷に溢れています。そして、上記の部分に耳を澄ますと、技術はあっても魂の躍動を感ずることの出来ない演奏、あるいは機械的な演奏に終始しているピアニストが多いことに気付き、愕然とします。小山さんは、素晴らしい技術をベースに、全ての音符に魂を込めて演奏なさいます・・・私達が小山さんの演奏に感動するのは、まさに小山さんの「全てが音楽」という尊い姿勢にあるのでしょう。

明るい未来を感じさせる、魂の躍動の極みのような第3楽章における小山さんの奏楽の素晴らしさ、随所における格調高く表現される左手パートの見事さ、音楽を聴く歓びに打ち震えました。感動的な終結に、拍手は鳴り止まず、小山さんは心を込めて「エリーゼのために」を弾いて下さいました。

小山さんの奏楽の見事さは、全ての聴き手に【何て素晴らしい音楽だろう!ベートーヴェンの音楽は本当に素晴らしい!「皇帝」も大好きだけれど、小山さんの演奏を聴いて、第4番も大好きになった。】という感動をもたらすことに如実に表れていますね。

下野さん率いる読売日本交響楽団の秀逸な音楽的協働も相俟って、第4協奏曲のもう一つの魅力である、ピアノとオーケストラとの融合美を心の底から満喫できた夕べでした。

〜〜〜〜〜〜〜
★小山さんへ:第4協奏曲の最高の演奏・・・これを越える演奏は小山さんにしていただくしかないです。第5協奏曲が産れるためには、第4協奏曲が必要だったこともよく分かりました。いつの日か、2つのコンチェルトを同時に聴きたいです(笑)。有難うございました。

★下野さんへ:充実した演奏に感謝しています。後半の第5交響曲の輝かしいフィナーレ、下野さんの取られた雄大なテンポ・・・最高でした。これほど感動的で説得力のある第4楽章の提示部の繰返しは、後にも先にもありませんでした。見事の一言に尽きます。
Date: 2016/03/21/02:05:55 No.4518


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