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読売日本交響楽団 土曜マチネシリーズ
実稚恵さまの微笑み

実稚恵さまのコンサート一覧を拝見していたところ演目に稀少なグリーグのピアノ協奏曲の文字が。。若干、躊躇しましたが久しぶりの東京行きを決意いたしました。

しかし、開催が間近となった、4月14日、16日に発生した地元での大きな地震。。幸い私の住む地域では、建物の損壊等の大きな被害はありませんでしたが、いつ終わるともない余震に気持ちも滅入ります。甚大な被害にあった熊本の皆さまに、お見舞いを申し上げたいと思います。

ただ、このような時だからこそ、実稚恵さまの演奏を聴き気持ちを前向きにしたい。。
そんな思いで23日朝、1番機に乗り羽田へと降り立ちました。

公演会場は、久しぶりの東京芸術劇場。(何と自分のレポートを読み返すと7年ぶり!!)指揮は気鋭の山田和樹さんと期待も高まります。ホールに入ると以前、パイプオルガンが設置されていたステージ背面は、巨大な反響板にとって代られていました。

今日のプログラム

オネゲル パシフィック231
グリーグ ピアノ協奏曲イ短調 作品16
アンコール 左手のための2つの小品 作品9−2「ノクターン」

 〜休憩〜

チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」

読響は、フルメンバーでしょうか。。人数が多くステージ上に団員があふれているように感じました。サウンドも分厚く、文明が生んだ巨大な構造物「SL」を迫力ある演奏で描写した後、舞台袖からスタインウェイが、指揮台前方ステージ中央に設置され、実稚恵さまの登場となります。

今日のドレスは、30周年アニヴァーサリー、輝くグリーンのドレスでした。どのような、お姿で登場されても毎回、新鮮な驚きを感じるとともに、演奏への期待と興奮が高まります。

演奏が始まります。冒頭の有名な、インパクトのあるピアノのフレーズが奏でられ、弦楽器の暗めの旋律が続きます。震災を暗示しているようにも聴こえました。

演奏が進むと、チャイコフスキーやラフマニノフのコンチェルトとは異なった、透明な響きとでも言うのでしょうか、北欧の棲んだ空気と光を連想させるピアノの音色が響きます。自然の美しさを感じます。

実稚恵さまは冒頭から、集中されています。特に感動したのが第1楽章終盤のカデンツア。
オケは完全に休止し、実稚恵さまの迫力あるスケール大きなピアノの演奏が会場に鳴り響きます。満員の聴衆は、微動だにせず固唾をのんで演奏に集中し、第1楽章が終わると、緊張から一斉に開放され咳払いの声が会場から起こりました。

第2楽章は牧歌的なオケの伴奏にのり、ゆったりと伸びやかな演奏が印象的でした。

第3楽章は、煌びやかさと歓喜に満ちたような曲章が印象に残りました。終曲部分へのダイナミックな盛り上がり。大自然と人間の営みを讃えるような力強いフィナーレに感極まってしまいました。

会場も、実稚恵さまと読響メンバーに大きな拍手が鳴りやまずカーテンコールが続きました。

その後、会場の拍手に応えて実稚恵さまが演奏したのは、最近、比較的、聴く機会の多いスクリャービンの左手のノクターン。興奮を癒すような、清涼感に満ちた演奏でした。

今回も、やはり実稚恵さまの演奏に感動と幸福を感じました。ありがとうございました。

休憩の後は、チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 
第3楽章の管楽器の強奏と第4楽章の弦楽器の弱奏。生命の息吹と静寂と諦観。両極端とも言える対比が印象的な大曲でした。

演奏の後は、恒例の実稚恵さまのサイン会に並びました。私の顔を見て、無事を喜んでくださった実稚恵さまの優しいお言葉と笑顔お気遣い。やはり今回上京してよかったなと思いました。

PS

さらに、その後は、ぴあのふぉるて様と、歓談することができ、実稚恵さま談義にまたまた花が咲きました。🎹 f 様のこだわりに何度も「すごい!」を連発した私でした。

次回は、5月15日博多での実稚恵さま「音の旅」第21回 〜未来の扉を開いて〜に参ります。
Date: 2016/04/25/23:11:15 No.4543

Re:読売日本交響楽団 土曜マチネシリーズ
ぴあのふぉるて
実稚恵さまの微笑みさんが聴かれた翌日4/24(日)、私も初めて、小山さんの演奏なさるグリーグ:ピアノ協奏曲を拝聴いたしました。
今もまだ感動の余韻に浸っております。

爽やかな青緑色のドレスをお召しの小山さんは演奏に集中なさり、全身音楽になりきっておられました。ホントに素敵。そして、指揮の山田和樹さんと読売日本交響楽団の皆さんとの共演を、心から楽しんでおられたと思います。
北欧の雄大な自然が目の前に広がるような、瑞々しいダイナミックな演奏に心を奪われました。明るい春の息吹を感じました。
清々しい森の新緑の香りと、フィヨルドの断崖を思わせる力強いエネルギーあふれる音楽、小山さんにぴったりですね。本当に澄み切ったきれいな空気!
森林浴をした気分です。心身が浄化されました。

また、熊本・大分地震の直後のため、この曲が、厳しい時期を乗り越えてまた穏やかな日々が来ますように…との祈りにも聞こえました。

演奏後、盛大な拍手に包まれて、山田さんと小山さんはお互いを称え合うように、しっかりハグなさっていました。
カーテンコールが繰り返された後、小山さんはこの日、アンコールにラフマニノフの前奏曲作品32第5番を演奏されました。あぁ、美しい…
でも、あら? 前日の23日はスクリャービンの夜想曲(左手のための二つの小品 作品9-2)を弾かれた、と微笑みさんから伺っておりましたが、二日目はラフマニノフですね! 正に一期一会。
小山さんのライヴ演奏は、だからいつもワクワクするのです。
(スクリャービンもラフマニノフも、チャイコフスキーと同じロシアの作曲家ですね。プログラム全体へのご配慮が感じられて、感動します)

プログラム後半はチャイコフスキーの「悲愴」が情感をこめて、鮮やかに、生き生きと奏でられました。読響の皆さん、素晴らしいですね。
最後は長い長い真の静寂が表現されて、感動的な締めくくりでした。
息を殺して指揮者の動きに集中した聴衆も、素晴らしかったと思います。

山田和樹さんと読響の皆様と、小山さんの共演を、また楽しみにしております。心に染みる音楽をどうもありがとうございました。

p.s. 実稚恵さまの微笑みさん、土曜日は素敵なオフ会のひとときをありがとうございました。微笑みさんこそ「すごい」です!
とさまさん、当日は終演後の小山さん讃歌のひとときまでご一緒させていただき、嬉しゅうございました。いつも本当にありがとうございます。主人共々、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Date: 2016/04/26/01:28:47 No.4544


▲Top

音楽誌掲載情報をお届けします。
ぴあのふぉるて
熊本地震のニュースに胸を痛めております。
犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に一日も早く穏やかな日々が戻りますよう心よりお祈り申し上げます。

先日、オクターブ練習中さんが率直な思いをお聞かせくださり、すぐにとさまさんが優しくリプライなさって、続いてcovariantさんも心をこめてリプライ&追伸を投稿されましたね。オクターブ練習中さんの ご自身の気持ちの変化を認める柔軟な心と、とさまさんの寛い眼差し、そして covariantさんの温かなお気遣いに感じ入りました。
私も自分の書いた文章を撤回したいと思うこと、あるある! ですが、その時の正直な気持ちを書いたのであれば、それはそれでいいんじゃないか、とも思っています。ここでも脱力が肝心?!
このようにファン一人一人が思い思いに感じたことを書き込むことができるのは、ファンサイトの管理を続けてくださっている まさとさんのおかげですね。いつも本当にどうもありがとうございます。

さて、すっかり遅くなってしまいましたが、最近の小山さんの音楽誌掲載情報をお届けいたします。ご参考まで。

♪『音楽の友』2016年5月号 p.20〜23
対談 脱力の極みvol.17 お客様 入江凌介さん(競泳)
取材・文=片桐卓也 写真=ヒダキ トモコ
入江さんはご兄弟そろって「水泳とピアノと習字」をずっと習っていらしたのですね。小山さんは入江さんの(「楽器の微妙な違い」などを)「感じる力が凄いと思います」と感心なさって、お二人で楽しくお話しなさっています。
・「習いながらも自発的でなければいけない」というお話、
・(小山さんもかつて習われていた)水泳とピアノは似ていること、
・楽器やホールの響きとプールの水温・水質について、
・美しい泳ぎ/無駄のない泳ぎ、
・セルフ・コントロール能力について、等
繊細な感覚をお持ちのお二人のお話を、興味深く拝見しました。

小山さんはこの日、「オリンピック代表決定戦での入江さんの100mのレースを、生で観戦」なさったそうです。小山さんの好奇心と行動力に感服します。

♪ 同じく『音楽の友』5月号 Concert Reviews p.197 鍵盤
小山実稚恵 p
3月5日、彩の国さいたま芸術劇場・音楽ホールで開かれたリサイタル「次代へ伝えたい名曲」の演奏評(道下京子さんご執筆)。
曲目順に書かれた丁寧なコメントを、嬉しく拝読しました。例えば、「小山のシューベルトは、内面に深く分け入り、刻々と変化する心の動きをデリケートに捉え、克明かつ大胆に表す。…… 作品142の「第2番」には、柔らかな情感のなかにもひと筋の強い意志が貫いている。」…

♪同、Rondo p.216・217
 門下生がピアノ界の大恩人を偲び、「師の夢」を実現!
 「田村広没後5年 メモリアル・コンサート」開催
取材・文=萩谷由喜子  写真=竹原伸治 
3月21日、東京文化会館小ホールで開催された「田村宏メモリアルコンサート」の報告文です。出演者や曲目、作品完成までの経緯などが書かれています。
出演された皆様がステージに並ぶお写真や、演奏風景のお写真もステキです。コンサートの後に開かれたレセプションでお話しなさる小山さんのお写真も! (左下のお写真、キャプションは「辛島輝治東京藝大名誉教授。終演後のレセプションで」となっていますが… この先生は、この日のために《運命》を編曲された間宮芳生先生では…?)

♪ 同、News & Information May 2016 p.18 BOOKS
「クロイツァーの肖像 日本の音楽界を育てたピアニスト」 萩谷由喜子 著
ヤマハミュージックメディア
萩谷由喜子さんの新刊を、三善清達さんが「日本の洋楽史そのものともいえる巨匠の軌跡を追う貴重な書」と絶賛なさっています。
 …この本のp.120-122、小山さんにつながる系譜の記述をみつけて、嬉しくなりました。パウル・ワインガルテン先生(=田村宏先生の先生の先生)に感謝。

バックナンバーのご紹介。
♪『音楽の友』2016年4月号
対談 脱力の極み vol.16 お客様 熊川哲也さん
(オーチャードホール芸術監督/Kバレエカンパニー芸術監督・プリンシパル)
取材・文=片桐卓也 写真=堀田力丸
オーチャードホールステージでのお写真:熊川さんと小山さんお二人の立ち姿、姿勢がよくて、綺麗ですね!

小山さんはバレエについてもよくご存じでいらっしゃるのですね。熊川さんのジャンプや回転を説明なさるときの表現がまことに細やかで、感動します。
また、体操競技の内村航平さんの演技の、着地の美しさに注目されて、「ピアノでも、やはり音を出す前にその音をイメージして、指の形ができていないと、そのイメージの音にはならない。だから、弾く前にまず身体が音を創っていないとだめというか…。」とお話しになっています。
体幹の良い選手・瞬発力やセンス・腱や筋肉のこと…など和やかに話題が展開します。(テクニックのお話で)、小山さん「指が馴染むのに時間もかかるし、指がすぐ忘れます(笑)」などとおっしゃって… ほんと? 信じられな〜い。
他にも、劇場の広さが肉体に与える影響・「バレエにとって音楽がすべて」・感情表現の話など、貴重なお話を楽しく拝読しました。

♪『モーストリー・クラシック』2016年5月号
p.83 軽井沢大賀ホール2016 春の音楽祭 
お知らせ記事。小山さんは5月3日にチャイコフスキーのピアノ協奏曲を演奏なさいます。

♪ 同 p.85 「ピアノと私 第24回 〜バルトークの魅力〜 」
「音の旅」第21回でバルトークのソナタを演奏なさる小山さん、「バルトークに初めて接したのは小学生のころ、ピアノのための練習曲集『ミクロコスモス』でした。民族風な響きがおしゃれに感じられ、小気味よい展開にワクワクしながら弾いていたことを思い出します」とのお話。
(「ワクワクしながら弾いていた…」のですね。今も変わらない小山さんの魅力ですよね!)
バルトークの残したピアノ協奏曲、「3曲ともが大変気になるコンチェルトでした」そうです。「どうしても弾いてみたい作品だった」2番のコンチェルトの演奏がついに叶ったときの思い出について、懐かしそうにお話しになっています。
難しくて知名度が低いために、なかなか演奏の機会が訪れない作品もあるのですね…。
最後に、バルトークの国ハンガリーの音楽教育について、敬意を込めて語っておられます。

♪『レコード芸術』2016年4月号 p.84〜88
対談シリーズ 音語り〜小山実稚恵と仲間たち
第11回 ゲスト:広上淳一さん 
テーマ:私の好きなラフマニノフ 
ききて・構成:山野雄大 写真:堀田力丸

まず、小山さんのご質問:「広上さんはラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を、ゆっくりだけどピアノ・パートを全曲弾かれるんですよね。」で始まります。
広上さん「そう。僕はノールショピング時代に…「ピアニストはどれだけ辛い思いでやっているのかを知ってみよう」と思って、3,4ヶ月かけて3番のピアノ・パートを練習していた。」… 広上さんスゴイですね。
「違う大陸から遠く想いを馳せているようなところが、たまらなくいいんです。」(小山さん)
「あの時代に決して無調にもいかず、チャイコフスキー以来のものを守りぬいて美しい作品にこだわったというのが、僕は好きなんです。」(広上さん)
「ラフマニノフ」のオーケストレーションには無駄がないんです」(広上さん)
「ピアノにも無駄がないんです」(小山さん)…など、全て引用したいくらい素敵な対談です。
・ラフマニノフの望郷の思い
・寄り添い合うピアノとオーケストラ
・迷いと勇気と美しさと
3つの小見出しのもと、お二人のラフマニノフへの敬愛の情あふれるお話に引き込まれました。
また、お二人それぞれの愛聴盤3点ずつが会話形式で紹介されて、楽しく拝読しました。
例えば小山さんの愛聴盤の1枚「ラフマニノフピアノ協奏曲第1番、同第4番 セルゲイ・ラフマニノフ(p)ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィアo」
広上さん「実稚恵ちゃん1番は弾いたことある?」
小山さん「1番も4番もないんですよ。弾く機会があるとどうしても好きすぎちゃう3番を選んでしまうので(笑)」
広上さん「僕は4番はやったことがないんですが、一度だけ1番をやったことがあって、これも悪くない作品ですね」

♪『音楽の友』2016年3月号
対談 脱力の極み vol.15 お客様 前田昭博さん(白磁作家)
 …「白磁」の重要無形文化財保持者でいらっしゃるそうです。
取材・文=片桐卓也 写真=ヒダキ トモコ

「昨年秋に鳥取での演奏会があった際に、前田さんの白磁展を拝見して、窯元にもお邪魔させて頂きました。」とのこと。小山さんは磁器もお好きなのですね。素晴らしいご縁ですね。幅広く様々なものをご覧になったり、いろいろな方とお話しされたりすることで感性が磨かれ、それが小山さんの豊かな音色につながっているのでしょうね。
「表現する人にとっては、限りなく自分の想いに近づけるために、本来は無理だという概念をなくして、追求し、表現して行く。そういうことを大切にしなければいけないと思うのです。」(小山さん)
「表現するということは、想いを形にすることだと思います。焼き物の世界でも超絶技巧はありますし、明治時代には凄い人がいます。でも、僕はさらっとしているけれど、凄いというのを目指したい。」(前田さん)
また、光と影など両極の魅力について、(観る方の)想像力をかき立てる間合いや余白などについてお話が尽きず、焼き物の世界とピアノの演奏は、その表現において、相通じるものがあるようです。

小山さんの対談のお相手の方々、皆様楽しそうにお話しくださいますね。
その道を極めておられる方ばかりですが、皆さんさらに目指すものをお持ちの点、小山さんとそっくりですね。素敵なお話、これからも楽しみにしています。
Date: 2016/04/23/01:00:16 No.4541

Re:音楽誌掲載情報をお届けします。
とさま

熊本県ならびに大分県などで発生した一連の地震により犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、現在も大きな余震が続く被災地等におきまして、皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。東日本大震災で被災された地域での支援活動を継続されていらっしゃる小山さんもさぞかし心を痛めていらっしゃることと思います。私どもも、それぞれ 出来ることから支援を行いたいです。

九州にお住いの小山さんファンの方も沢山いらっしゃると思います。一日も早く日常を取り戻されますよう願っております。

〜〜〜〜〜〜
ぴあのふぉるてさんには、いつもいつも 小山さんに関する音楽雑誌掲載情報をお知らせいただき感謝しています。何事も継続することは簡単ではないのに、ぴあのふぉるてさんは、お時間も経費もかかる作業をお続けいただき、小山さんのファンは ただお待ちするだけで、本サイトで実に有用な情報を手に入れることができるのですから、もう有難さの極みです。ぴあのふぉるてさんが、小山さんの音楽が大好きで、小山さんを心底から尊敬されているからこそ、小山さんの素晴らしい音楽やお人柄を一人でも多くの方に知っていただきたいと思っていらっしゃるから お続けいただいているのですね。そうしたお気持ちを知ると幸福な気持ちになります。有難うございます。

一つひとつの記事に対し、丁寧に外せない要点や読みどころを分かりやすく紹介するだけでなく、さりげなくぴあのふぉるてさんのご感想や小山さんに対する尊敬の念が滲み出ていて、拝読していて頬が自然に緩んできて、嬉しくなります。

世界最高のピアニストのお一人である小山さんの記事の積み重ねは、一つの大切な事業のようなものだと思います。

いつも甘えてしまっていますが、ご無理のない範囲でどうかよろしくお願い致します。

とさま
Date: 2016/04/23/17:25:10 No.4542


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とさま様へ
オクターヴ練習中
はやいもので、前回の「 音の旅 」公演から、約半年、

けっして立ち止まることなく、過ぎてゆく ’時の流れ 'に、ときには、結論が出ないままに、メッセージを届けることもあるのだろうという気持ちになっています。

前回の公演の後、とさま様の投稿を読んでいく度に、
「どうして、じぶんの感じたものと、180°ちがったものになっているのだろうという、自問自答がはじまりました。
’なんとなくの結論 ’が出るまでに、約5カ月もかかり、じぶんのなかに流れている時間は、きっとゆっくりとしたものなのだろうとしか表現できないような気がして、哀しさを感じたりも、してしまうのですが。

先日、つい最近の先日に、ゴルトベルク変奏曲(アリアと30の変奏曲)の楽譜をみてみようと、本屋さんへ足を運びました。そこで、目に入ってくる指示記号(でいいのでしょうか?)をみて、漠然と、どうしようということを思いながら、前言の撤回って、 どうすればいいんだろう? 、という不可能な作業を思案し、笑うほかありませんでした。

ゴルトベルク変奏曲(アリアと30の変奏曲) をピアニストが演奏する意味や、前回の公演で、とさま様が感じた感動を、すこし、理解できたような気がして、また、新たに、次の公演がたのしみになっています。
Date: 2016/04/18/08:36:27 No.4537

Re:とさま様へ
とさま
オクターヴ練習中様

お久しぶりです。お便りを有難うございます。本当に月日の経つのは早いですね。

音楽の聴き方は、本当に100人いれば、100人の聴き方があると思います。一番大切なのは、「音楽が好き」ということかなと思います。モーツアルトが好きとか、ショパンが好き、シューベルトも好き、いやバッハが好き・・などなど。あるいは、この曲が好き、というのもありますよね。ベートーヴェンの田園シンフォニーが好き、シューベルトの鱒が好き、ショパンの雨だれ前奏曲が好き、シューマンの謝肉祭が好きとか・・・。

ところが、いくら作曲家が好きでも、いくらその曲が好きでも、楽譜だけではどうにもなりませんよね。演奏家が居ないと音楽は成り立ちませんよね。

以前(2016年3月8日)、covariant さんが次のように仰りました。私も深く同意します。

【最近の私が、自分なりに今更発見し開眼したことは、音楽という芸術は、作曲者ではなくて演奏家こそが、真の芸術家なのだなあということです。】(covariant さん no.4510)

好きな作曲家の音楽を、真の芸術家である小山さんのピアノで聴くことの幸せは、小山さんのファンに共通ですね。曲のどこがどう好きなのかよりも、小山さんが演奏される、この作曲家のこの曲が、理屈抜きで、とにかく好きだな、というのが本当のところだと思います。その感覚が最も大事ですよね。

小山さんが仙台でゴルトベルク変奏曲を演奏なさった時、演奏に入る前に、小山さんはゴルトベルク変奏曲の内容について色々とお話しをして下さり、最後に、次のような趣旨のことを仰いましたね。

【きょうは2とか3という数字の規則性のことやシンメトリーのことなど色々とお話しましたが、色々な聴き方があっていいので、そうしたことは頭の隅に置いて、それぞれの聴き方でゴルトベルク変奏曲を楽しんでいただけると 嬉しいです。】(拙い当方の感想:4408で引用しました)・・・・・そうです、小山さんも仰っています、「それぞれの聴き方で、音楽を楽しんでください」と。

ですから、オクターブ練習中さんが、チェンバロ演奏での記憶に重ねられて、どこまでもやさしく、ゆったりとしたテンポで、静かに響き渡る、そんなゴルトベルク変奏曲を小山さんのピアノで聴いてみたい、と思われたのも、素晴らしいことなのではないでしょうか。小山さんの奏するアリアやいくつもの変奏曲で雅やかな響きを堪能することができましたよね。

音の旅第21回(5月8日@仙台)では、ブラームスのヘンデルの主題による変奏曲とフーガ、各地で絶賛の嵐だったバルトークのピアノソナタ、そしてベートーヴェンのピアノソナタ第29番変ロ長調作品106を小山さんの演奏で聴くことができますね。ブラームスのヘンデルバリエーションは、仮に初めて聴いたとしても、誰もがいっぺんに好きになってしまうような、本当に素敵な曲です。ベートーヴェンの29番ソナタは、難解な曲ですので、小山さんの演奏が本当に楽しみです。

ご一緒に、お聴きする日を心待ちにしています。そして、音楽を皆さんと一緒に、それぞれの聴き方で楽しみましょう。

とさま
Date: 2016/04/18/21:18:44 No.4538

Re:とさま様へ
covariant
オクターヴ練習中様
cc とさま様

オクターヴ練習中様、covariantです。とさま様とのお話に脇から加わるようで失礼致しますが、ご容赦ください。
ひたむきなオクターヴ練習中様の文面を拝見し、また、とさま様の拙文引用にも恐縮して、小生からもお話したくなりました。

昨日、私は次の「現代美術展」鑑賞に出かけてきました。

第72回 現代美術展
終戦直後、昭和20年10月に第1回が開催されてから現在まで続く石川県立美術館の「現代美術展」は今回で72回目。所属会派を越えて、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の6部門で、石川県美術文化協会会員に一般公募を加えた入賞・入選者の作品が一堂に紹介される。今年は洋画・工芸・写真が石川県立美術館で、日本画、彫刻、書は金沢21世紀美術館で展示。

会場も2つにまたがり、おびただしい数の出品数だったので、半日しか予定していなかった私は、いわば駆け足状態で廻ってきました。まず、遠目で概観し、これはと思う作品にだけ近寄って拝見、というやり方にしました。そして、これは、という判断基準は、自分の身近に置きたいな、という親しみと感興が起きるか、という点に絞りました。その結果、一番好きに思えた作品は、彫刻と分類してもよいような、工芸のある作品でしたが、それには優秀賞タイトルが与えられてはいませんでした。優秀賞タイトルが与えられている作品たちは、流石になるほど、と思わせる秀逸なものばかりでしたが、私が一番気に入った作品は、私にとって特別なものだったのです。

私から見ると、オクターヴ練習中さんは、小山実稚恵さんのこよない優しい面に、とても敏感に惹かれるのですよね。
そのような小山さんは、外見的には「ピアノ演奏」ということだけをなさっているのですが、それだけではなく、そのことを通して楽しさや、悲しみや、優しさや、活力や etc. を体現されているわけです。
小山さんの演奏を聴いて、その音楽性の秀逸さに感嘆する人もいるし、その気高さに感じ入る人もいるし、その優しさにこよなく癒される人もいる。そのほか、聴き手のもっている一番響きやすい部分が共鳴するのだと思います。
優れた演奏者とは、その、より多様な聴衆の心を共鳴させることができる演奏者だと思います。その時演奏者は、音楽の「芸術家」となります。

オクターヴ練習中さんは、ご自分が小山実稚恵さんの演奏の何処に惹かれるのだろうかと、永く思っていらして、それを言葉で表現しようと苦闘されているのですよね。私の場合も、言葉では表現し切れません。でも、いいんです。小山さんの演奏に会うことさえできればいいんです。そしてまた、その感動を捉えなおそうと、言葉で言い表わそうとするんです(笑)。

オクターヴ練習中様のひたむきなご投稿に感動し、また、それゆえの、小山実稚恵さんの演奏と笑顔に、改めて賞賛をお送りしたく思うのです。
Date: 2016/04/20/23:57:56 No.4539

Re:とさま様へ
covariant
covariantより、追伸させて頂きます。

前述で、より多様な聴衆の心を共鳴させることができる演奏者が音楽の「芸術家」となる、と書きましたが、「芸術」と呼ばれるためには、もう一つ、その表現に、うまく言えませんが、言うなれば神の領域に触れるような「気高さ」が必要ですよね。

このように、私も時々、自分が投稿し書いたことで、適切に書けなかったなあ、修正したい、と思うことしばしばです。時には削除したい衝動を覚えます。「前言の撤回って、 どうすればいいんだろう?…」とおっしゃるオクターヴ練習中さんの気持ちもよく分かるつもりです。

唐突ですが、ノンフィクション作家柳田邦男さんは、しばしば「人は物語を生きている」とおっしゃいます。
私の祖父は、農家の跡取りとして養子に来ながら、若い頃病弱であったせいとは聞いていますが、壮年期以後は農作業はほとんど親と嫁(この3人共、他家から来た人でした)に任せて、ひたすら茶道や華道にいそしみ、老いては日本画などにも興じた「田舎の文人」で、ちょうど百歳まで生きた人でした。私の父はその父親を嫌っていました。私自身も、祖父よりは、黙々と働いた末に70歳代で亡くなった祖母や、傷痍軍人でありながら必死に家を守り継いだ父を、より尊敬しています。
私の実家は昔の北國街道の宿場町にあり、その町民会館に祖父が描いた5幅の風景画も掲げられています。町の歴史を知るよすがになるからです。しかし、私の目にはこの日本画は「芸術」作品からは遠く、拙く見えて、見るたびに気恥ずかしい思いでもあります。
たまたま、北陸新幹線の金沢−敦賀延線ルートに、この町民会館がかかり、撤去・移転されることになりました。会館移転に伴ってこの絵が撤去されることになれば、それを私は是非受け取りたいなあ、と思っています。拙いながらもその一つ一つの筆致に、私は祖父をいとしく思い出せるからです。
人気番組『開運なんでも鑑定団』で中島誠之助さんがよくおっしゃるように、例え芸術品としては評価されなくとも、それを大事にしてきた家族にとってはかけがえの無い作品、私にとって祖父のその日本画はそのような大事なものなのです。
柳田邦男さんのおっしゃる「人は物語を生きる」とはこのようなことと思っています。

オクターブ練習中さんのご投稿から発し、私はこのように思い巡らせました。ありがとうございます。そしてこの拙文が、オクターブ練習中様にとっても、少しでもご参考になることができれば幸いです。
Date: 2016/04/21/07:11:24 No.4540


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調律師さんの物語 『羊と鋼の森』
まじょるか魔女
2016年「本屋大賞」第1位(全国書店員が選んだいちばん!売りたい本)は、
宮下奈都さん著『羊と鋼の森』ですね。
帯に「ピアノの調律に魅せられた一人の青年。・・・」とあり、即購入しました。

いつも 小山さんが最高の演奏をできるよう支えてくださっている
調律師さんのことを思いながら読みました。
 (物語の青年は調律師になりたてですが・・・)
「羊」はハンマーのフェルトのこと。
『羊と鋼の森』はピアノそのものを表現しているのですね。

小山さんのサイン会で、てきぱき感じよく寄り添っていらっしゃる
女性スタッフさんのことも思いました。
「チーム小山さん」と言うべき、ひたむきな皆さまのご尽力のおかげで
私たちは 小山さんの「思い」をいつも瑞々しく拝聴することができるのですね。
本当に有り難うございます。

次回の会場の『羊と鋼の森』から響く 小山さんの音色を楽しみにしています。
Date: 2016/04/16/18:00:53 No.4536


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くれ絆ホールリサイタル
タケウチノビオ
行った、聞いた、感動した!
私もこれまで、数多くのロックバンドやオーケストラの演奏会を経験しましたが、たった一人の人間が、たった一台のピアノで、これほどまで多彩な色づかい、剛柔、凛として情深い表現が出来るなんて、思ってもみませんでした。
まちがいなく、自分の経験した中で、三本の指に入るコンサートでした。
同時に、私は小山さんから、人間のあり方を学んだ気がします。
小山さんの演奏から、ご自分の出す全ての音に対し、ご自分で全て絶対的な自信と責任を負っているという、揺るぎない確信を感じました。
本当のプロフェッショナル魂を今日、身をもって体現されていたと思います。
Date: 2016/04/10/18:41:06 No.4533

Re:くれ絆ホールリサイタル
とさま
★タケウチノビオ様
本当のプロフェッショナルでいらっしゃる小山さんの演奏の真髄に触れるお言葉に深い感銘を受けています。有難うございます。【まちがいなく、自分の経験した中で、三本の指に入るコンサートでした。】というタケウチ様のお言葉は、クラウス・リンケさんの次のお言葉とも重なりますね:【私の長い人生で数限りないコンサートを聴いてきましたが、その中でも小山さんのコンサートは最高のグループに入ります。】(No.3184)。これからも、ご一緒に小山さんを応援していければ嬉しく思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★小山さんのファンの皆様
広島県呉市に誕生した客席数581席の新しいホール「くれ絆ホール」開館記念事業の一環として、小山さんのピアノリサイタル〜ピアノお披露目コンサート〜が開催されました。小山さんは、選定ピアニストとして、スタインウェイ&サンズ社・ドイツハンブルク製のD274を対象に、3台のピアノの中から、2016年に入荷された新しい1台を選定されたとのことです。

★今回のプログラムは、前半にシューベルトとバルトークの作品、後半をショパンの作品で纏めたものでした。
≪プログラム≫
●シューベルト:即興曲集より 作品142の2、作品90の1、作品90の2、作品142の3
●バルトーク:ピアノ・ソナタ
 〜休憩〜
●ショパン:ノクターンより 第21番ハ短調遺作、第13番ハ短調作品48の1
●ショパン:ワルツより 第7番嬰ハ短調作品64-2、第6番変ニ長調 作品64-1「小犬のワルツ」、第2番変イ長調 作品34-1「華麗なる円舞曲」
●ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 へ短調 作品21より 第2楽章
●ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」
 〜アンコール〜
●ショパン:ノクターン 作品9より 第2番 変ホ長調
●スクリヤービン:2つの左手のための小品 作品9より 第2番「ノクターン」
●ショパン:ワルツ第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」
●アルベニス:パヴァーヌ=カプリース 作品12

若いピアノに相応しく、瑞々しい響きがホール一杯を充たし、音色が際立って美しく、聴衆から溜息が幾度となく漏れました。私の周りの方々は、口々に「ピアノって何て素敵なんでしょう」、「こんなに美しいピアノの音は初めて」、「シューベルトの音楽が大好きになった」、「ショパンの音楽で、こんなに胸を打たれた経験は初めて」、「小山さんの演奏を初めて聴くけれど、いっぺんに好きになってしまった」などの感想を述べていらっしゃいました。小山さんのファンの一人として、とても嬉しかったです。

タケウチノビオさんのご感想が、小山さんの演奏の素晴らしさをずばり表現しています。蛇足になりますが、私の感想を続けさせて下さい。

■シューベルトの即興曲
●作品142の2
教会での祈りの音楽を想起するコラールで始まるシューベルトの即興曲作品142の2・・・慈愛に充ちた小山さんの奏楽に胸を打たれます。何とも素晴らしかったのは、中間のトリオの小山さんの奏楽が天にも上るような神々しさを放っていたことです。転調を重ねて飛翔し、感動的なクライマックスに到達し、潮がなだらかに引くかのように、分散和音が下降して行く中、この曲で唯一のトリルが極低音に1小節だけ現れます。しかも、その音はこの曲での最も低い音なのです。トリルを伴うこの一小節・・・絶妙な転調を誘導する不可欠な一小節、シューベルトの天才性が発揮された珠玉の1小節です。音域が低いため、このトリルを十分な明瞭性を持って聴きとるのは難しいのですが、小山さんの演奏では、常に深い感嘆を伴った魂の音楽として聴き取ることができるのです。楽想は異なるものの、シューベルトの最後のピアノソナタ第21番変ロ長調D960の第1楽章の低音トリルへの道標のように聴こえた、初めての音楽的体験でした。

●作品90の1及び作品90の2
歌曲集「冬の旅」との関連性が指摘される、ピアノソナタ第19番ハ短調D958の小山さんの名演を思い出しました。作品90の1ハ短調も、まるで「冬の旅」の冒頭のように、孤独なさすらい人が一歩一歩旅をしていく趣きがあります。シューベルトの想いに寄り添う小山さんの奏楽・・・小山さんを通して、時空を超えた永遠の音楽が聴き手に届けられたのでした。

作品90の2変ホ長調は、主部の3連符が造る旋律が泉のように湧き出て来て、実に魅了的ですね。対照的なラプソディックな雰囲気の中間部のパッセージの小山さんの奏楽が見事で、それでいて決して気品を損なわないのが小山さんらしいです。コーダの白熱した演奏は圧倒的でした。拍手が無かったのは、本当に幸運なことでした。4曲を通して聴くことに意義があるからです。

●作品142の3
シューベルトお気に入りのロザムンデの主題の柔和で温かい旋律・・・心に沁み入る小山さんのニュアンス豊かな奏楽に溜息が漏れます。対照的に、変ロ短調の第3変奏曲で、小山さんは勁い(つよい)音を駆使され、シューベルトの哀感の想いを露わに表現され、迫真的でした。静的な和音と動きを伴うモティーフとが交代して現れる、Piu lentoと表記されたコーダにおける小山さんの絶妙な表現・・・最後の動きを伴うモティーフを小山さんはppではなく、むしろpとmfの中間の音量を付与されました。シューベルトの渾身の想いを表現するのに必要な音量だったのでしょうか。そして、末尾の2つの静的和音は(ppではなく)pで演奏され、必要な長さの音の減衰を確保され、シューベルトへの愛惜の想いを一段と深められたのです。

■バルトークのピアノソナタ
打楽器としてのピアノを存分に楽しめるバルトークのソナタ・・・ピアノ好きにはたまらない曲ですね。ぴあのふぉるてさんの素晴らしい感想(No.4511)を思い起こしながら聴きました。第3楽章・・・鍵盤の本当に一番左端の最低音がスピーディーに鳴り響きます。ピアノの最低音が、一切の曖昧さもなく、力強くダイレクトに響き渡り、戦慄感を覚えたほどです。唯一無二のバルトークに圧倒されました。

■ショパンの作品群
凄まじいバルトーク演奏を経て、ピアノが全開状態になったかのようで、後半のショパンの作品群では、玲瓏(れいろう)さよりむしろ温かい芳醇な音がホールを充たしたのです。

ショパンのノクターンの中で最高傑作とされる第13番ハ短調・・・ショパンの最良の音楽が刻まれている感動的な中間部(Molto piu lento)のハ長調のコラール(和音⇒アルペジオ)における豊かなたっぷりとした音!コラール旋律の間に速い動きのオクターブ連打を挟みながら、次第に盛り上がり、ついには、二重オクターブによる、誇りと輝きに満ち溢れた圧倒的なクライマックスを迎えるのです。全エネルギーが集約したスケールの大きい小山さんの奏楽・・・“これしかない(レギーナ・スメジャンカ)”としか言いようのない、この曲の理想の演奏。

音の芳醇さは英雄ポロネーズに引継がれます。開放的で未来への希望に充ちた、誤解を恐れずに言えば明るい肯定的な英雄ポロネーズ。まるでピアノが嬉しくて嬉しくて仕方がない、と言っているかのような演奏。この包容力のある温かい音楽、どこかで聴いたことがあるような気がします。往年の名ピアニストの誰かなのでしょう。

しかし、そこには紛れもない小山さんだけの卓越した音楽が息づいています。私達は、もはや往年の名ピアニストの演奏を懐かしむ必要がない、それは有難いことです。現代最高のピアニストのお一人である小山さんの演奏から、私達は、いつどこでも、常に最良の音楽を聴くことができるからです。

今回のお披露目公演のように、小山さんが全国各地でピアノを選定される機会が多いことに対し、以前ぴあのふぉるてさんが【全国各地で小山さんの子ども達(選定されたピアノ)が育っていくようで、嬉しいですね。音色の成長が楽しみですね。】とお話下さいました。「くれ絆ホール」に設置されたピアノ(D274)・・・小山さんが愛おしむように素晴らしいシューベルト、バルトーク、ショパンを演奏されたこのスタインウェイがどのように成長して、どのような音楽を奏でるのか、本当に楽しみです。

〜〜〜〜〜〜〜〜
★小山さんへ:新しいホールでの若いピアノでしたが、小山さんのピアノの音は、実に温かく豊かな音として、3階席まで届きました。音楽を聴く歓びに浸ることができました。本当に有難うございました。
Date: 2016/04/12/00:12:04 No.4534

Re:くれ絆ホールリサイタル
まじょるか魔女
タケウチノビオ様、とさま様のコメントに くれ絆ホールでの
小山さんの音色を想像し、体温が上がっています。
早緑色のドレスの 小山さんのお写真をfacebookで拝見しました。
なんてお似合いなんでしょう(//∀//)
生まれたてのスタインウェイが嬉しくて仕方がない!と歌ったのですね。
慈愛溢れるシューベルト、最低音が鳴り響く圧巻のバルトーク、芳醇で肯定のエネルギーに満ちた
ショパン。
アンコールも素晴らしい流れで、アルベニスで洒脱に閉じられたのですね。

「小山さんから、人間のあり方を学んだ気がします。」との タケウチノビオさんのお言葉に
深く同意します。
今回の演奏会は、会場の近くに在住する叔母と友人が拝聴しました。
 (呉は魔女のハハの故郷なのです。瀬戸内海に面する陽光あふれる街ですね)
叔母たちは とさまさんと同じ3階席で、小山さんの素晴らしい音色とお人柄に感激していました。
小山さんが毎年12月に演奏される蘭島閣美術館コンサートは、呉では有名みたいです。
叔母のお隣の客席の方も「息遣いまで聴こえるような素敵なコンサートよ」と仰っていたそうです。

「実稚恵さまの微笑み」さんが、呉市下鎌苅島の蘭島閣ギャラリーコンサートについて
きめ細かいレポートをご投稿されていたのでは・・・と遡って発見し、嬉しく拝読しました。
(Date: 2010/12/19  No.3316)

小山さんのピアノを語り合うご縁が拡がり感謝しています。

とさまさんが仰るように、小山さんとデビューを飾った「くれ絆ホール」のピアノの
これからの成長が楽しみですね。
Date: 2016/04/12/01:49:50 No.4535


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トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン
ぴあのふぉるて
小山さん 今夜は岩手県民会館で演奏会ですね。関連記事情報をお届けします。

「ぶらあぼ」4月号 p.36 Pre-Stage=Prestige interviewに小山さんのインタビュー記事が掲載されています。(取材・文:伊熊よし子、写真:藤本史昭)

小山さんはトヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン(ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルのメンバーを中心に、ヨーロッパで活躍する精鋭が集結する30名編成のオーケストラ)と、これまでにも何度か共演を重ねておられるのですね。今回はご自身も特に楽しみになさっているようです。「私は3年前ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番で共演したときに、あまりにも心が高揚するオーケストラの演奏に感動し、次に共演する機会があったら、ぜひベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏したいと思ったのです。それが実現し、もう“死にそうなくらい”楽しみです(笑)」とお話しになっています。
今回の演奏への特別な思いに加えて、ベートーヴェンへの思いや、「皇帝」の第2楽章の魅力(とりわけ「その終わりから終楽章に移る部分」の美しさ)についてお話しくださっています。
ご参考まで。
Date: 2016/03/29/13:03:18 No.4530

Re:トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン
とさま
ぴあのふぉるて様へ
小山さんのファンの
Date: 2016/03/30/00:46:04 No.4531

Re:トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーン
とさま
ぴあのふぉるて様へ
小山さんのファンの皆様へ

ぴあのふぉるてさん、「ぶらあぼ」4月号 小山さんのインタビュー記事をご紹介いただき有難うございます。ぴあのふぉるてさんは、いつも小山さんに関連する情報をファンサイトでご紹介して下さるので、本当に有難い限りです。どんな内容の記事かも、分かりやすく的確に教えて下さるので、とても助かります。

〜〜〜〜
さてご紹介いただいた、トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーンの盛岡公演にギリギリで駆けつけて参りました。

ヴィーンフィル、ヴィーン国立歌劇場管弦楽団、ヴィーン交響楽団他のメンバー約30名で構成される指揮者をおかないオーケストラをバックに小山さんがベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番(通称「皇帝」)を演奏されました。

「音楽の泉」・・・と形容するのが相応しい、誠に音楽的な「皇帝」でした。これほど新しい発見のあった美しい「皇帝」の演奏は初めてでした。

編成の小さいオーケストラであること、指揮者をおかなかったこと、これらの要素は、確かに小山さんの音楽造りに影響があったかもしれません。しかし、今回の演奏では、ヴィーンの音楽家が奏でる馥郁(ふくいく)たる香りを感じさせる温かい音をバックにしたことによって、小山さんのピアノが一段と輝きを増したように感じられました。

特に、管楽器の音がまろやかで香り高い音であるにも関わらず、曖昧さのないくっきりとした、全く澱みのない音として響くのには驚嘆しました。そのような管楽器と小山さんのピアノが重奏したり、密やかな対話をしたりするパッセージの美しさに溜息が洩れました。管楽器の音が弦楽器でかき消されることもなく、最弱音でも全ての音が明快に聴こえるので、小山さんも、管楽器の音をより深くお聴きになっていらっしゃるかのようで、その結果、馥郁(ふくいく)たる香り高い音楽が創造されるのです。一瞬、第4協奏曲を聴いているかのように錯覚したほどです。

弦楽器との重奏も美しさの極みです。例えば、第2楽章の中間部でピアノが美しいトリルを奏し始めて、高音域に上り詰めて、ピアノがcantabileで感動的な旋律を奏でるパッセージ・・・背景では弦楽器がピッチカートで冒頭のコラールの主題を歌いますが、このピアノと弦楽器との調和の美に息を呑みました。

ぴあのふぉるてさんがご紹介して下さった「「第2楽章の終わりから終楽章に移る部分」の美しさ」・・・ホルンの持続音に導かれ、ピアノが第3楽章の主題を予言する あの神秘的な音楽 小山さんは、ベートーヴェンの想いを全霊で表現されました。感動的な瞬間でした。

そして、いつも素晴らしい小山さんの演奏する輝かしい第3楽章!歓びに満ち溢れた奏楽、魂の飛翔、まるで今産まれたばかりのような新鮮さ、天国に居るベートーヴェンから祝福されたかのような神々しい奏楽・・・小山さんとオーケストラは音楽を創造する歓びに充たされたかのようであり、そして聴き手は音楽を聴く歓びに充たされました。楽興の時を極めた 小山さんの極美の演奏でした。

★小山さん:指揮者のいない小編成のオーケストラをバックに演奏された皇帝・・・泉のように湧き上がる音楽に酔いしれました。皇帝なのに、第4協奏曲を聴いているかのような美しい場面に何度も息を呑みました。有難うございました。

とさま
Date: 2016/03/30/00:48:48 No.4532


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皆様の素晴らしい投稿に温かい気持ちになります
とさま
小山さんのファンの皆様へ

まさとさんの献身的な運営によるこのファンサイトが存在するお蔭で、私達は、小山さんに関する情報を手にすることもでき、また、様々な視点での小山さん賛歌を拝読することができ、訪問するたびに心温まる想いに浸ることができますね。仙台はまだですが、都心では桜も咲き始め、新しい年度が間もなく始まりますね。

★yukiya.s様:【至福の時、そして次世代へのメッセージ】(No.4509)
 yukiya.sさんが、小山さんの演奏から聴かれたシューベルトの内なる声・・・私達が、言葉で表現できないことを見事に詩的に表現して下さいました。何度も読み返し、小山さんの奏する感動的なシューベルトの音楽に想いを馳せました。【シューベルトの孤独に一心に寄り添いながらも、その音楽を奏で、その時の流れを味わうことを彼女(小山さん)自身が無上の幸福と感じているからだろうか、寂しさや孤独感よりも、シューベルトの素朴さやあたたかさが印象的だった。】(yukiya.sさん)・・・私達が、小山さんが演奏するシューベルトを聴き、なぜ至福の時を共有できるのか、その答えは、yukiya.sさんのこのお言葉にありますね。

★ぴあのふぉるて様:【「次代へ伝えたい名曲」小山さんのバルトーク初体験のご報告】(No.4511)
小山さんのバルトーク・ピアノソナタ・・・各楽章の印象記、素晴らしいですね。私は、第2楽章は葬送行進曲と思っていたのですが、ぴあのふぉるてさんの【気持ちが沈むような、星空を浮遊するような、美しい不思議な調べ】という感想に深く共感します。視界が拡がった想いです。そして、第3楽章の描写=【民族舞曲調の主題が使われた激しい音楽を、エネルギー全開で演奏なさる小山さんは、さながらバルトークが憑依したシャーマン!? とても初めて披露なさる曲とは信じられない、見事な弾きっぷりでした。】や小山さんの奏楽=【しかも、こんなに難儀な曲でさえ、やっぱり楽しそうに、いとおしむように演奏なさる小山さんなのですから、改めて小山さんの地力に感じ入りました。】に対するぴあのふぉるてさんの敬愛の念に感動します。

そして、【くだんの《ゴールデン・スランバー》へ滑らかにつながり、まるで催眠療法にかかったように自分の興奮が鎮まるのを感じました。】・・・これを読まれた小山さんのにっこりした素敵なお顔が浮かぶようです。これこそ、この斬新なプログラムで小山さんが望んでいらっしゃったことに違いないからです。

★まじょるか魔女様(No.4512):ぴあのふぉるてさんの上述の素晴らしいご投稿(No.4511)へのリプライを嬉しく拝読しました。「ゴールデンスランバー」の原詩を紹介して下さり有難うございます。まじょるか魔女さんが抱かれる豊かなイメージ=【小山さんの歌が聴こえてきます。「帰りたいけれど帰れないところ」への思いが切々と伝わってきます。】、【バルトークでは琴線をかきならし、ゴールデンスランバーでは琴線を愛おしむように つまびかれていらっしゃる 小山さんのお姿を想像しています。】などに深く感銘を受けました。

covariant さんの【小山実稚恵さんは、そのたゆまぬ研鑽によって、ピアノを自己の身体として表現できる。】(No.4505)との言及に触れて、【「心の琴線」と「ピアノの鍵盤 - ハンマー - 弦」が直結している音色だから、小山さんの演奏を何回も拝聴したくなるのでしょうね。】とのまじょるか魔女さんのお言葉に深く頷きます。本当にその通りですね。真の名演奏家(名ピアニスト)の条件の一つ=【もう一度、そのピアニストの演奏を聴きたいと思えること。あの曲だったら、どう弾くのだろうとワクワクしてしまうピアニスト】・・・これはすなわち小山さんのことですね。

★covariant様:多数のリプライの一つ一つを嬉しく拝読させていただいています。Covariantさんは、クラウディオ・アラウ盤のベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番・4番の演奏に親しんでこられたのですね(No.4524, No.4527)。アラウはチリ産れの大ピアニストで、ベートーヴェンやブラームスなどドイツの作曲家の作品の演奏が素晴らしいですね。豊かで包容力のある温かく、かつ深々としたアラウの音は本当に素晴らしいと思います(バーンスタインと共演したライブ録音も素晴らしい!)。私は、迷える羊と言いましょうか、気が多いと言いましょうか、好きなピアノ作品があると、色々なピアニストの演奏を聴いて、一喜一憂しています(笑)。

ベートーヴェンの第4協奏曲では、彷徨った挙句、1943年と古い録音ですが、フルトヴェングラー指揮・ベルリンフィルハーモ二管弦楽団をバックにしたコンラート・ハンゼンというピアニストの演奏が一番好きになりました。みんな違ってみんないい(金子みすずさん)、に決まっていますが、今は、小山さんの演奏が最高峰だと確信しています。バッハのゴルトベルク変奏曲のときと同じように、小山さんの演奏を拝聴すると、他の演奏が聴けなくなってしまうのが問題点ですね(笑)。

【近い将来、とさまさんや皆様と、小山さんのバッハやベートーベンを共に聴く機会が訪れてくることを切望いたします。】・・・私も楽しみにしています。

★土の器様(No.4526):心の籠った温かいご投稿を嬉しく拝読しました。こんなに優しい気持ちになれる文章を投稿して下さり感謝しています。土の器さんが音楽を深く愛されていること、音楽を志される音楽家の方々の尊い活動に対する尊崇の念が伝わってきます。

【今回ぴあのふぉるてさんに良いお席をお取り頂いたおかげで、私は初めて小山さんの指の動きをつぶさに拝見することができました。】・・・よろしかったですね。ぴあのふぉるてさんのお助けにより、土の器さんは素晴らしい発見をなさったのですね。【小山さんは鍵を打つ時だけでなく、キーから指を離される時も、一音一音、違った指の動きをされ、音と音との僅かな隙間にも、小山さんの想いが詰まっていること、たいへん心動かされました。】という貴重な大発見!小山さんの演奏が、どうしてかくも多くの聴衆を感動させるのか、その秘密がまた一つ解き明かされたかのようです。

【あらゆる演奏法を身につけられ、深い思索から生みだされる最もふさわしい音の調べ、皆様が”魂の演奏家”と敬慕されること・・・】・・・【あらゆる演奏法=技】・【深い思索=知】・【音の調べ=情感】 まさに技・知・情の三位一体を実現されている小山さんは【魂の芸術家】でいらっしゃいますね。

ベートーヴェンの第5交響曲の編曲版のご感想=【オーケストラとピアノの違いを乗り越え新たな道を開かれ、快挙です。演奏し終わったピアニストの皆様が、とうとうやりきった!清々しい表情・笑みをお見せになり、私まですっかり幸せな気分になりました。】・・・その通りですね。会場を埋め尽くした聴衆の皆様の笑顔がそれを物語っていますね。土の器さんが仰るように、【仮にレクイエムだとしても、この演奏に、田村先生、そして間宮先生もお喜びでいらしたことでしょう】ね。

日付は変わってしまいましたが、3月27日(日)はイースターであったので、土の器さんの投稿を読まさせていただき、田村先生のお姿を拝見したかのようで、幸せな気持ちになりました。本当に有難うございました。

とさま
Date: 2016/03/28/01:45:19 No.4529


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「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
ぴあのふぉるて
3月21日に開かれた「田村宏メモリアルコンサート」(@東京文化会館小ホール)は、門下生の皆様のお気持ちが心に染みる、素晴らしい演奏会でした。
プログラムは、モーツァルトの4手のためのピアノ・ソナタで明るく軽快に開始しました。
次は、3名のピアニスト=若林顕さん(第1楽章)/田部京子さん(第2、第3楽章)/小山実稚恵さん(第4、第5楽章)と、弦楽器奏者の皆様の演奏で、シューベルトのピアノ五重奏「鱒」。
ピアニストが弦楽器奏者と視線を交わしながら、あるいは弦楽器奏者同士がお互いに呼吸を合わせながら演奏なさるお姿に、心が温かくなり、室内楽の魅力に引き込まれました。また、ピアニストのお三方の演奏は、それぞれ趣が異なって、たいへん興味深く感じました。

プログラム後半、「運命」を編曲された間宮芳生さんがステージでご挨拶なさり、作品完成までの経緯を簡単にお話しくださいました。
それから、小山さん・田部さんと、吉武雅子さんが、間宮さんより贈られた作品:富山県民謡「さんさい踊り」(2台のピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)を演奏されました。
小山さんと田部さんがお二人で一つのピアノを演奏なさるお姿は初めて拝見しました! 美しい光景ですね。

また、皆様総出で演奏なさったベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」(2台のピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)の、初演を拝聴できたことは、まことに幸せな貴重な体験となりました。
しかも、「運命」の原曲を前日に芸術劇場で聴いたばかりなのです。この嬉しい偶然のお恵みにも感謝しています。
2台のピアノで奏でられた「運命」は、さまざまな音色が豊かに鳴り響き、迫力と情熱いっぱいでした。
ピアノって、本当に素晴らしい楽器ですね。
そして、やっぱり小山さんの音色は、美しい!
 (ファン仲間の皆様も同じ思いを抱かれたようです…)

小山さんのお声掛けによって門下生の皆様が心を一つに演奏なさったと思うと、感慨もひとしおです。
天国の田村先生も、さぞお喜びになられたことでしょう。

小山さんをはじめ、皆様のますますのご活躍を心よりお祈りいたします。

p.s.
関連記事情報をお届けします。(開催後のお知らせとなってしまいました。すみません)

『音楽の友』2016年3月号 People  p.164  小山実稚恵さん
 師の田村宏が夢見た2台6手の《運命》も実現
 名手が一同に会す「田村宏メモリアルコンサート」を発起・出演
田村先生の思い出と、間宮先生の編曲完成までの経緯などをお話しになっています。

同じく巻末、Scramble Shot TOPICS p.3 Event 
「没後5年、『田村宏 メモリアルコンサート』開催」とのタイトルで、萩谷由喜子さんご執筆による詳細なお知らせ記事がありました。
Date: 2016/03/23/13:36:40 No.4522

Re:「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
とさま
ぴあのふぉるて様
皆様

田村宏先生メモリアルコンサート・・・素晴らしい公演の内容を活き活きとご報告下さり、有難うございます。

田村径子さんと吉武雅子さんの連弾による一曲目のモーツアルトの4手のためのピアノソナタは美しい演奏でしたね。温かく豊かな音色に彩られ、生命感溢れる、弾むような音楽がホールを満たし、聴き手を幸せな気分にして下さいました。

【(鱒の演奏について)ピアニストが弦楽器奏者と視線を交わしながら、あるいは弦楽器奏者同士がお互いに呼吸を合わせながら演奏なさるお姿に、心が温かくなり、室内楽の魅力に引き込まれました。】(ぴあのふぉるてさん)・・・これこそ、田村先生がお望みのことだったのではないでしょうか。きっと天国で、田村先生お喜びでしょうね。

★間宮先生が渾身の想いで編曲なさった、白眉のベートーヴェン:交響曲第5番 「運命」(2台のピアノ、3人のピアニストによる6手のための編曲)

【初演を拝聴できたことは、まことに幸せな貴重な体験となりました。】(ぴあのふぉるてさん)・・・現代において、初演の現場に居合わせる機会はほとんどないので、本当に貴重でしたね。間宮先生 【これは現代音楽ではありません、ベートーヴェンの作品をピアノで、可能な限り忠実にオーケストラのスコアを再現することに注力しました】という趣旨のお話もして下さいました。

リストが1台のピアノのために編曲した版が知られていますが、やはり全ての楽器を1台のピアノで再現することは不可能です。間宮先生の6手版は、オーケストラのほぼ全てのパートを見事なバランスと秩序とで再現されており、誠に驚嘆すべき音として鳴り響きました。ぴあのふぉるてさんの次のお言葉が全てを語っていますね:【2台のピアノで奏でられた「運命」は、さまざまな音色が豊かに鳴り響き、迫力と情熱いっぱいでした。】

第5交響曲の緩徐楽章である第2楽章は、編曲も演奏も難しいのではないか、と思います。ピアノという楽器の性格上、緩やかな音楽をピアノで表現するのは難しいことだからです。その意味で、第2楽章を担当された兼重直文さん/蛭多令子さん/前田美由紀さんの奏楽は見事でした。もちろん第1楽章を担当された蓼沼恵美子さん/蓼沼明美さん/ 本多昌子さんの演奏も、きりりと引き締まった、緊張感溢れる演奏でした。第3・4楽章を担当されたのが田村径子さん/小山実稚恵さん/若林顕さんの三人でした。輝かしい勝利の音楽である第4楽章はことのほか見事でした。(前日の演奏と同じように)呈示部を繰り返していただき、感激しました。この喜びの音楽は2回味わいたいものです。小山さんは、連弾の高音部を担当され、若林さんが低音部を担当されました。田村さんも加わった素晴らしいアンサンブルに息を呑みました。オーケストラでのピッコロの音も小山さんの輝かしい右手で鮮やかに表現されていました。

【小山さんのお声掛けによって門下生の皆様が心を一つに演奏なさったと思うと、感慨もひとしおです。天国の田村先生も、さぞお喜びになられたことでしょう。】(ぴあのふぉるてさん)・・・・ぴあのふぉるてさんが言及された【心を一つに演奏なさった】というフレーズは今回の公演の最も重要な要素だったのでしょうね。

2016年3月17日付けの朝日新聞夕刊の記事で小山さんは次のようにお話くださっています:【(田村先生は)ピアニストを孤独にしてはならないと思っていらしたのでは。人と積極的に関わり、ともに音楽をつくる喜びをこそ成熟の糧に。そう、先生に改めて語りかけられている気がします。】・・・・【心を一つにする】(ぴあのふぉるてさん)ことで実現する豊かな室内楽の世界、その積み重ねが、ソロ演奏において、成熟した音楽として反映してくるのでしょうね。

田村先生の門下生の皆様の益々の音楽的発展を願っています。

とさま
Date: 2016/03/23/21:03:17 No.4523

Re:「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
土の器
ぴあのふぉるてさん、とさまさん、皆様のご投稿・replyには、いつもお教え頂くことばかり、本当に有難うございます。
今回メモリアルコンサートが、田村先生ゆかりの地で、それも春彼岸に、発起人小山さんをはじめ皆様が心を一つにされ創造的プログラムとなって、桜と一緒に開花しましたね。おめでとうございます。 以下、私なりの感想です。
「鱒」では、皆様ご指摘のよう(クラシックの演奏会では殆どあり得ぬ光景ですが)、ピアニストも弦の方も、ほほ笑みを交わしたり軽く頷き合いながら演奏なさり、「天国(或いは此岸にお戻り!?
)の田村先生、お聴きですか〜?」と、学生気分で話しかけているような、大変楽しい演奏でした。下支えのコントラバスのリズムも小気味良く、ビュンビュン飛んできていました。
今回ぴあのふぉるてさんに良いお席をお取り頂いたおかげで、私は初めて小山さんの指の動きをつぶさに拝見することができました。
そして、ピアノ演奏が如何に難しいものであるか、(キーを押せば音が出るだけに)再認識させられました。 どの演奏家もそうでいらっしゃるのでしょうが、小山さんは鍵を打つ時だけでなく、キーから指を離される時も、一音一音、違った指の動きをされ、音と音との僅かな隙間にも、小山さんの想いが詰まっていること、たいへん心動かされました。
あらゆる演奏法を身につけられ、深い思索から生みだされる最もふさわしい音の調べ、 皆様が”魂の演奏家”と敬慕されることに、ビギナーレベルの私も、全く同感です。
今回の白眉、間宮先生編曲によるベートーベン第5,ぴあのふぉるてさんのおっしゃるよう、皆様の”心を一つに”気概あふれる演奏でしたね。オーケストラとピアノの違いを乗り越え新たな道を開かれ、快挙です。演奏し終わったピアニストの皆様が、とうとうやりきった!清々しい表情・笑みをお見せになり、私まですっかり幸せな気分になりました。 もしかしてレクイエムでもあったこの演奏に、田村先生、そして間宮先生もどんなにかお喜びでいらしたことでしょう。
 第5の前に演奏された小品、さんさい踊りは、原曲のモティーフをふわっと浮かせながらも、透明で現代的輝きに満ちた美しい響きで、あっという間に終わってしまい残念、再度お聴きしたく思いました。
 私事になりますが、50年前お世話になりました高校の恩師(88)が奇しくも田村門下生、また小山さんの大ファンです。外出がおできにならぬゆえ、今回のこと、お伝えしたく思っております。
 最後になり、また遅きに逸し、誠に恐縮ですが、まさとさん、ファンサイトのご開設、それも12周年をお迎えになられ、おめでとうございます。この場をお借りし、御礼申し上げます。
拙い者ながら、これからも楽しみに拝読させて頂きます。
有難うございました。
Date: 2016/03/27/17:19:08 No.4526

Re:「田村宏メモリアルコンサート」のご報告
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ぴあのふぉるてさんからご紹介いただいた、「『音楽の友』2016年3月号 People  p.164  小山実稚恵さん」を拝読しました。
「間宮先生の編曲完成までの経緯」、きっと間宮先生は小山さんの真摯な想いを受け止められたからこそ、秘かに編曲を進められていたのでは、、、などと想像いたしました。

私は以前この場で、なかなか書店で月刊誌『音楽の友』を求めることができず、また市の図書館にも置いてないと書きました。しかし、自分の発言ながら、いくら何でも本当にそんなことはなかろうと、その後再調査をしました。その結果、市の基幹図書館(←これは私の造語ですが)なら、閲覧できるようになっており、なおかつ、最新号でなければ貸し出しも可能ということでした。それで、その後はその基幹図書館でしばしば閲覧しており、今日は別の特集記事等をもゆっくり読みたいと思い、本年3月号を借りてきました。

私ども地方在住で、移動にもさまざまな制限のある者にとっては、このサイトでの皆様のご報告や雑誌の情報は、とてもありがたいものです。雑誌情報に関しては、ぴあのふぉるて様にはいつもありがとうございます。
また、このサイトは、過去の投稿が容易に閲覧できるようになっており、とても便利ですね。最近は折に触れて過去の記事を拾い読みさせて頂き、楽しんでおります。管理いただいているまさと様に改めて感謝申し上げます。
Date: 2016/03/27/18:32:48 No.4528


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