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小山さんのお言葉と皆様のご感想に感銘を受けています
とさま
皆様
清々しい新年をお迎えのことと思います。今年も小山さんの素晴らしい演奏を聴かせていただける歓びを噛み締め、ご一緒に小山さんにエールを送って参りたいと思います。今年もよろしくお願い致します。
皆様と同じように、小山さんの昨年末のお言葉に深く感銘を受けました。
小山さんは、自然の猛威が続いた2016年を振り返られ、【「自然」を受け入れて、何が起こっても、それをバネに前に進み続けよう。今、そういう気持ちになっています。】というメッセージを送って下さいました。そして【音楽の持つ普遍の力、無限の力を信じて演奏してゆきたいと思います。】と結ばれています。尊いお言葉に胸が熱くなります。
【音楽の持つ普遍の力、無限の力を信じて演奏してゆきたいと思います。】(小山さん)
ケンチャンアさん(No.4650)が紹介して下さった書籍「そこに音楽があった 楽都仙台と東日本大震災」(梶山寿子さん著)を拝読しますと、小山さんのこの尊いお言葉の意味が非常によく理解できます。
covariantさんは、最新投稿(No.4663)の中で同書を読まれた感想を書いて下さっていますね。梶山さんのお言葉やcovariantさんの読み解きは、仙台を本拠地とする私が、震災当時に感じたことと完全に一致しています。
小山さんの尊い活動に改めて深く敬意を表します。
~~~~~~~~~~~~~~~~
小山さんが出演された2017年ニューイヤーコンサート…皆様の熱い素敵な感想を大変嬉しく拝読しました。ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番(1月3日)、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(1月7日)、ショパンのピアノ協奏曲第1番(1月8日、9日)、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(1月15日)、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番(1月21日)と5つの協奏曲を3週間の期間内で演奏なさるとは、本当に稀有なことですね。どの会場でも、それぞれの曲を最良・最高の演奏で聴くことができるというのも驚異的ですし、日本人に生まれて本当によかったと思ったりします(笑)。
★からさわ様(No.4659):
初めまして。小山さんの「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番」の演奏は最高峰を極めていますね。からさわ様のコンサート経験の中でもトップ10に入っていたのですね。私もトップ10は全て小山さんのコンサートで、入れ替えは、別の日の小山さんの演奏という状態が続いています(笑)。スタンディング・オベーションで敬意を表されて素敵だと思います。ファン仲間として嬉しくなります。
★ぴあのふぉるて様(No.4660):
【開運招福のラフマニノフ第3番!】のタイトルに心が躍りました。
私が一番好きな現役の指揮者は垣内悠希さんです。垣内さんが指揮をされると、その曲が今生まれたばかりのように聴こえてきます…小山さんが演奏されると、その曲が初演されたかのように感じるのとそっくりです。小山さんと垣内さんの共演…全ての音符が意味深く響き、音楽的な断絶がなく、自然に繋がっていきます。しかも予定調和とは対極にある、新鮮で躍動する感動的な音楽が紡がれていきます。
ぴあのふぉるてさんは、3年前の2014年1月19日に小山さんと垣内さんの共演による同曲をお聴きになっていらしたのですね!その音楽体験も踏まえて【心地よいテンポ感、情熱の深さ、思い切りの良さ、優しさ、メリハリの作り方、ものすごい集中力、その他いろいろ、小山さんと垣内さんのお二人はきっと共通点が多いと思います。】(ぴあのふぉるてさん)とお感じになられたのですね。これは、私にとって、凄く嬉しいご感想です。
小山さんと垣内さんの共演を今後も聴かせていただく機会があれば嬉しいですね。ラフマニノフに限らず、どの曲においても【技巧面の難しさなどいっさい感じさせずに、泉が湧き出るように、どこまでも自然で滑らかに演奏なさいます。】(ぴあのふぉるてさん)という自然な音楽の流れを基盤とし、垣内さんとの共演による化学変化=【作曲家の心に優しく寄り添いながらご自身の思いの丈をぶつける小山さん‥・力みなぎる演奏(をなさる小山さん)。】(ぴあのふぉるてさん)が産み出す至高の演奏に接する日を楽しみに待ちたいですね。
★花葉様(No.4661):
小山さんの演奏を聴かせていただくと今年もまた頑張ろうという気持ちになりますね。本当に。来年のニューイヤーコンサートも引き続き小山さんが出演されて、今度はラフマニノフの2番を演奏されるのですね。嬉しいニュースをいち早くお知らせ下さり有難うございました。
★ぴあのふぉるて様(No.4662):
コンチェルトでピアノソロが休み、オーケストラパートだけが演奏しているときでも小山さんは一緒に音楽を造っていらっしゃいますね。ぴあのふぉるてさんのお言葉【冒頭、小山さんはオーケストラの前奏が演奏される数分間に、ショパンの魂を全身に取り込んでおられるようです。】…これが秘密=《小山さんのコンチェルト演奏がなぜこんなにも素晴らしく、そしてかくも多くの人を感動させるのか、その秘密》の本質的な解答なのではないでしょうか。そうであるから【思いの込められたあの素晴らしい出だしの和音につながる】(ぴあのふぉるてさん)、そしてさらに続きます。だから【もうすっかり心を奪われてしまいました。】(ぴあのふぉるてさん)。他のピアニストと一線を画する小山さんだけの世界だと思います。
アンコールのラルゲット(ピアノ・ソロ版)の感動的な奏楽と会場の様子を記録に残して下さり有難うございます。【奇跡のように美しい光景の一員でいられたことに感謝します。】(ぴあのふぉるてさん)…小山さんとショパンに深く感謝したいですね。
★covariant様(No.4663,No.4664):
コバケン・ワールド Vol.15 で小山さんのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をお聴きになられたのですね。音楽は心で聴くのであって、頭で聴くのではないですよね。理屈抜きで音楽が好き、小山さんの演奏がとにかく好き、それが一番大切なことだと思います。ラフマニノフが好き、ショパンが好き、でも〇〇は苦手、ベートーヴェンの皇帝は好き、でも弦楽四重奏曲の〇番はちょっと苦手、小山さんのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は大好き、でもピアニスト〇〇さんが弾く同曲の演奏はピンとこない…そういうことなのではないでしょうか。
そして、小山さんの音楽が心の隅々まで染み入る、小山さんの演奏を聴くと元気になる、頑張ろうと思える、感動する などなど…。
私も音楽の専門教育を一度も受けていない素人に過ぎません。どんなに音楽の専門家が絶賛したとしても(もちろん、それはそれで素晴らしいのですが)、私たち音楽を愛する者(素人)を感動させない演奏は多かったりします。音楽は聴き手の感性で決まるので、それぞれの聴き手が自分の好きな音楽を受け入れることができるように、心を開くことが大事なような気がします。小山さんの音楽が、covariantさんの心に優しく寄り添い、自然に心に染み渡ったからこそ、とめどなく目に汗を掻かれたのではないでしょうか。それは、最も本質的な音楽の聴き方をされたことの証だと思います。
小山さんは、全ての聴衆を大切にされていらっしゃいますので、covariantさんの感想をお喜びだと思います。感性溢れるご感想を有難うございました。会場に居合わせたような気分にさせていただきました。
★★小山さんへ:新年早々から、素晴らしいコンチェルト演奏を繰り広げていただき、感謝に堪えません。今年は、「なぜ小山さんの演奏は多くの人々をかくも感動させるのか?」という謎(笑)を解き明かしたいと考えています。
Date: 2017/01/20/23:08:56
No.4666
▲Top
コバケン・ワールド と 『そこに音楽があった』読後感の ご報告
covariant
極めて遅ればせながら、新年おめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
まず、
昨年末12月中旬にケンチャンアさんからご紹介いただいた(No.4650)本:
梶山寿子『楽都仙台と東日本大震災 そこに音楽があった』を読みました。
そして「人はパンのみにて生くるものにあらず」という言葉の意味を、
私なりの言葉で、次のように学びました。
ヒトは肉体的には、パン無しには生きられないが、
ヒトの心=魂は、絶望に陥った時でも、否、そういう時にこそ
歌や音楽によって慰され、やがて生き生きとし、希望を抱けるようになる。
それが、パンのみにてはむしろ生きられない、ヒトという存在なのである。
この著作で梶山さんは、音楽というものがヒトにとって不可欠のものであるということを、取材を通して証明されており、
東日本大震災後の小山さんは、この意味で、今も精力的に演奏活動や『こどもの夢ひろば』を継続開催してこられているわけですね。
次に、
1月15日(日)サントリーホールにて、コバケン・ワールド Vol.15 に出演された小山さんのピアノを聴けるチャンスに恵まれました。元々14・15日に上京目的があったのですが、その後15日の事情が二転三転し、結局、コバケン・ワールドへの参加ができることになりました。
コバケン・ワールド Vol.15 の内容は、次の通りでした。
2017年 1月 15日(日)
サントリーホールにて午後2時開演
日本フィルハーモニー交響楽団
指揮とお話:小林研一郎[桂冠名誉指揮者]
ピアノ:小山実稚恵
コンサートマスター:木野雅之[日本フィル・ソロ・コンサートマスター]
ソロ・チェロ:菊地知也[日本フィル・ソロ・チェロ]
(曲目)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
〈小山さんアンコール〉
スクリャービン:左手のためのノクターン
−休憩−
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ短調 作品92
〈アンコール〉
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
私が持っているラフマニノフのピアノ協奏曲CDは、小山さんがフェドセーエフさん指揮で録音された第3番のみで、従来より、第2番をじっくり聴いてみたいという思いもあって、とても楽しみにして出向いたのでした。今回、若くて可憐な小山さんの写真にサインの入ったCD:協奏曲第2番も増え、嬉しい限りです。
小山さんは、光沢感溢れる青緑(私の中ではこれは「翠色」)のドレスで登場されました。私の席は、ステージに向って右手の2階席最前列でしたが、小山さんのお顔が、ピアノ本体と、開けられた”大屋根”とでできる三角形の角内に、ちょうど拝見できるという位置でした。
この曲はピアノ独奏がイントロを弾いて始まりますが、そのせいばかりでなく、私の印象では、コバケンさんもこの曲については全く小山さんのリードにお任せ、最後までそんな感じでオーケストラを寄り添わせてくださったように感じました。小山さんへの絶大な信頼を見た感じがします。
そして私はと言えば、常ながらうまく言葉で表すことができません。ただ、第二楽章の始まりあたりから、今回は第三楽章に入ってまでも、とめどなく目に汗を掻き(笑)、恥ずかしくハンカチを上げ下げしておりました。そしてそのことによってどれだけの癒しを受け、いのちの再生を感じたか、ご想像いただければ幸いです。私などはこうして半ば金縛りのような状態なのに、小山さんはじめ当の演奏者は、きっと集中力抜群の平常心で演奏しておられる。これってどういうこと?負けてるのかなあ、いや、聴衆はそれでいいんだ、などという雑念も一瞬脳裏に浮かんでおりました。(笑)
小山さんは、アンコールに、スクリャービン:左手のためのノクターンを演奏していただきました。その素晴らしさは、私の記憶では、11月えびかんクラシカルコンサートのご報告で、ぴあのふぉるてさんも指摘されていましたよね。(No.4638)
スクリャービンはモスクワ音楽院在学時ラフマニノフと同窓で、その時の作品であるとか。小山さんは恐らくそれが最大の理由でこの曲を選ばれたのかとも思いますが、両手での演奏を常とされている小山さんが、右手を負傷してラフマニノフに負けじと左手だけでこの曲を作曲・演奏したスクリャービンに倣い、このように素晴らしい演奏もなさるということでした。
プログラム後半の、交響曲演奏に先立ち、コバケンさんが、主にベートーベンについてお話になりました。初めての生コバケンさん(←失礼な言い方かもしれませんが)のお話しぶりを目にし、何と繊細な方だろうという印象が私を捕らえ、私は話の内容よりもそのお話しぶりに関心を寄せてしまいました。そして始まったコバケンさんの指揮ぶりは、繊細かつ情熱的なものとして私には映り、アンコールのハンガリー舞曲に至ってその情熱は大爆発しました(笑)。
サイン会に並ぶ列で、私は、すぐ後ろにつかれた、どうやら元々コバケンさんファンらしき老ご夫妻と自然とお話をすることになりました。「こんなサイン会なんて普通はないですよ、今日は新年のお祝いということであったのかしら?」と小山さんのCDを手にとても喜んでいらっしゃいました。小山さんのこういった姿勢にも、改めて感謝に堪えないところです。
私も新年に入って小山さんの笑顔にお会いする機会を得、とても嬉しく帰宅できました。ありがとうございました。
Date: 2017/01/19/13:18:07
No.4663
Re:コバケン・ワールド と 『そこに音楽があった』読後感の ご報告
covariant
今朝読み返してみますと、コバケンさん率いる日本フィルハーモニーさんのラフマニノフの協奏曲第2番の演奏についてとか、小山さんのスクリャービンのノクターンに対する思いとかに、分かったようなことを書いておりますが、所詮音楽には素人の私の個人的な見解です。きっと見方に偏りもあろうかと思いますので、小山さんファンサイトへの自由な書き込みのつもりとはいえ、失礼はなかったろうかとお詫びし、以上申し添えさせてください。
Date: 2017/01/20/09:21:21
No.4664
Re:コバケン・ワールド と 『そこに音楽があった』読後感の ご報告
まじょるか魔女
covariant 様、会場の熱気がひしひし伝わってくる熱いレポートを有り難うございます。
まさとさんの運営してくださるこのファンサイトは、私たちが自由に感想を語り合うことで、
小山さんの魅力がより浮き彫りになり、理解が深まる場であることに改めて感謝をしています。
「十人十色」といいますが、「音色」の感じ方も十人いれば十通りあるのですよね。
いつも皆さまのご感想に胸躍り、学び、目からうろこがキラキラです。ヽ(〃v〃)ノ ♪
スクリャービンはラフマニノフと同窓なのですね。
covariant さんに教えていただき検索してみると、スクリャービンは同級生達と超絶技巧曲の制覇数をめぐって熾烈な競争を続けて、ピアノが弾けないほど右手首を故障してしまったとのこと。
回復するまでの時期に、後に「左手のコサック」と呼ばれる独自のピアノ書法で、「左手のための
ノクターン」等を作曲したのですね。
ピアノ卒業試験は、ラフマニノフが1位、スクリャービンが2位であったそうですね。
小山さんによってかつての同窓生の曲が紡がれ、ラフマニノフとスクリャービンはサントリーホールのどこかで再会のハイタッチをしていたのでは・・・なんて想像してしまいました。
「人はパンのみにて生くるものにあらず」。人として生きるためには本当にそうですね。
私たちは、作曲家の心に寄り添う小山さんの音楽とお人柄にふれて、少しでも前向きに生きようという心持ちにさせていただけますね。
2017年も1月3日から皆さまのライヴなご感想にパワーをいただいています。
本年も共に 小山さんを応援して、語り合えることを楽しみにしています o(≧∇≦*)o
どうぞよろしくお願いいたします。
Date: 2017/01/20/22:56:17
No.4665
▲Top
新しいニューイヤーコンサート@横浜みなとみらい
ぴあのふぉるて
1月9日(成人の日)の午後、横浜みなとみらいホールで開かれたニューイヤーコンサートを拝聴いたしました。
指揮:秋山和慶さん、管弦楽:東京交響楽団の皆様により、まずはワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲が奏でられました。華やかで勇壮な音楽は新年のお祝いにぴったりですね。
さて、ピアノが丁寧に中央に移されて、いよいよ小山さんのご登場。
小山さんの笑顔とドレスの淡い色彩に心が和みました。
演奏曲目はショパンのピアノ協奏曲第1番。
冒頭、小山さんはオーケストラの前奏が演奏される数分間に、ショパンの魂を全身に取り込んでおられるようです。そして、思いの込められたあの素晴らしい出だしの和音につながるのですから、もうすっかり心を奪われてしまいました。
小山さんの儚い弱音の美しさ、際立つ高音の煌めき、凄みの効いた低音、大好きです。
繊細で潔い音楽は希望と決意に満ちて、胸を打たれます。
全体的にいつもより遅めのテンポの、優雅でニュアンスに富んだ素晴らしい奏楽でした。
演奏後、東京交響楽団・楽団長の大野氏よりお話がありました。
1978年から始まり今年39年目となる、人気を誇るニューイヤーコンサート。来年も小山さんをお迎えして開きます(日程は1月8日です)。10年スパンを考えています、とのこと!
ほんとに嬉しい発表ですね。
指揮者の秋山氏も続けてお話しなさいました。
これまで中村紘子さんと37回共演を続けてきたニューイヤーコンサート…中村さん亡き後、「ぜひとも小山さんにと打診したところ、快く引き受けてくださいました」とのお話。小山さんのレパートリーの広さも称えておられました。
続いて、小山さんご本人からご挨拶がありました。
「新年にこのような素敵なコンサートで東京交響楽団さんと秋山さんと過ごさせていただき、幸せに思っております。来年はラフマニノフの第2番でご一緒できることを楽しみにしています。よろしくお願いいたします」
自然で力みのない、温かなお言葉ですね。
それから、アンコールにラルゲット(ピアノ・ソロ版)を聴かせてくださいました。ショパンの思いを切々と歌う小山さんは、二十歳のショパンと同化しておられたと思います。(ここだけの話、夫は感動のあまり、小山さんのこのラルゲットで中村さんファンも根こそぎ小山さんファンになったね!と申しました。)
小山さんと会場の一体感にも、深く感動しました。東響の団員さんも、聴衆も、目と耳と心を小山さんに集中させて(たぶん息も止めて)聴き入り、ピアノの音色以外は何も聞こえません。
奇跡のように美しい光景の一員でいられたことに感謝します。
休憩をはさみ、プログラム後半は、ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」。
格調高い、端正な演奏を堪能しました。
アンコールはヨハン・シュトラウスの「ラデツキー行進曲」。
秋山氏のタクトに合わせて観客も手拍子をして、一緒に楽しく参加しました。
小山さん、秋山さん、東響の皆様、素晴らしいコンサートをどうもありがとうございました。天国で中村紘子さんもほっと安堵されたことと思います。
小山さんをお迎えして新しく生まれかわった、この横浜みなとみらいのニューイヤーコンサートで、これからさまざまな作曲家のコンチェルトに出会えることを楽しみにしております。
Date: 2017/01/11/00:39:00
No.4662
▲Top
うれしいニュース
花葉
明けましておめでとうございます。
年明け2017年は、3日の東京文化会館でのラフマニノフ3番、そして今日8日のショパン1番の協奏曲と新年早々素晴らしい幕開けとなりました。ラフマニノフの壮大さと時折感じる切なさ、ショパンの胸キュン・華やかな音に触れ、今年一年頑張ろう!思いました。
さらに今日の演奏後に、とてもうれしいニュースがありました。
感動一杯の拍手の中、カーテンコールで、東京交響楽団の方のご挨拶がありました。30数回続いている(正確な回数を失念してしまいました)ニューイヤーコンサート、前回までのソリストの中村紘子さんから、次回来年からは小山さんがソリストをされる、そして小山さんご自身から来年はラフマニノフ第2番を演奏されると発表がありました!!
物心ついた時にピアニストという存在を知らせて下さった中村紘子さんに、哀悼の意とご冥福を祈りつつ、これは最良の引き継ぎではないかと思いました。
これから年明けに楽しみができました。
それでは今年もよろしくお願いします。
Date: 2017/01/08/23:43:51
No.4661
▲Top
開運招福のラフマニノフ第3番!
ぴあのふぉるて
明けましておめでとうございます。
新しい年を迎え 小山さんと皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
1月3日、「東京文化会館《響の森》vol.39 ニューイヤーコンサート2017」で小山さんのラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番を拝聴いたしました。
新年早々、なんと幸せなことでしょう! 開運招福、まちがいなし。
指揮は垣内悠希さん、管弦楽は東京都交響楽団の皆様です。
小山さんと垣内さん(と都響の皆様)のご共演を初めて体験したのは、3年前の2014年1月19日、サントリーホールで開かれた「日本赤十字社 第49回献血チャリティ・コンサート」で、演奏曲目は、同じく第3番でした!(投稿番号No.4097, 4098)
今回は念願の二回目です。
ラフマニノフの第3番のコンチェルトは、プログラムノート(寺西基之さんご執筆)によると、「ピアニストにとって難曲中の難曲に挙げられる作品…」とのこと。また、小山さんご自身のお言葉によれば…「大ピアニストだったラフマニノフですから、ピアノの能力がこれ以上ないほど駆使され、あらゆるテクニックが盛り込まれています。」「音符がギッチリ詰まって黒々とした楽譜に、本来は自分が話したくて仕方がないとの思いが表れています。」…等々(『音脈』2017年冬号より)
とはいえ、小山さんはステージでは、そういった技巧面の難しさなどいっさい感じさせずに、泉が湧き出るように、どこまでも自然で滑らかに演奏なさいます。ややこしい音符の連なりであればあるほど、むしろどことなく楽しそうに…。
ラフマニノフの心に優しく寄り添いながらご自身の思いの丈をぶつける小山さん、凄いですね。力みなぎる演奏に心を打たれました。
オーケストラとピアノの掛け合いの箇所など、垣内さんと小山さんがお互いに視線を交わしながら音楽を作っておられる光景には心が暖かくなりました。
心地よいテンポ感、情熱の深さ、思い切りの良さ、優しさ、メリハリの作り方、ものすごい集中力、その他いろいろ、小山さんと垣内さんのお二人はきっと共通点が多いと思います。息の合った素晴らしい演奏でした。
ご報告が後先になりましたが、この日のプログラムは、すべてロシアの作曲家による作品で構成されていました。
プログラム冒頭は、チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』。続いて、ボロディン:歌劇『イーゴリ公』より ”だったん人の踊り” が奏されました。情感豊かに語られる美しい悲恋の物語と、躍動感と色彩にあふれた踊りが刺激的な前菜となり、プログラム後半のメインディッシュへの期待を高めてくれました。
ラフマニノフ第3番の興奮と感動の後、アンコール曲は、ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より「第18変奏」でした。からさわさん(No.4659)のご感想「ラフマの3番の「後味」を邪魔しない、素晴らしい選曲でした」に、まったく同感です。
オーケストラと共に奏でられる作品、かつ高揚した気持ちを鎮めてくれる音楽。ほんとに素敵ですね。思いのこめられた選曲と演奏が心に染み入りました。
小山さん、垣内さん、都響の皆様、お正月から滋味あふれるフルコースを、誠にありがとうございました。
小山さんエネルギー全開で素晴らしかった! パワーをいただきました!と、夫も感激しておりました。
ピアノに向かう気迫に満ちた表情も、サイン会のほんわり笑顔も、大好きです。
今年もファン仲間の皆様とご一緒に小山さんの応援にますます励みたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Date: 2017/01/06/12:10:41
No.4660
▲Top
久しぶりの「ラフマの3」
からさわ
まさと様:前略 ご無沙汰しております。本日、私にとっては3度目となる小山さんの「ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番」を、東京文化会館の1階、1列18番という、正に「かぶりつき」で堪能致しました。位置としては余りにピアノに近すぎるので、小山さんの肘から上が見えるだけでしたが、ピアノ線をハンマーが目の前僅か1Mの位置で打鍵する迫力を体験したのは、初めてです。前回は千葉県の君津だったと思いますが、アンコールも「パガニーニ変奏曲18」と、ラフマの3番の「後味」を邪魔しない、素晴らしい選曲でした。小山さんの「集中力」を身近に「体感」できた、私のコンサート経験の中でもトップ10に入るパフォーマンスでした。「ラフマニノフ休止」で全曲が終わって、思わずスタンディング・オベーションをしてしまいました。いやー、今年は正月から、いい気分になれました。まさと様は会場におられたのでしょうか?また、今後とも宜しくお願い致します。 怱々 からさわ 拝
Date: 2017/01/03/21:35:14
No.4659
▲Top
石巻市立病院での院内コンサート:音楽の原点
とさま
皆様
今年も残すところ1週間になり、皆様お忙しくされていることと思います。
★ぴあのふぉるて様(No.4651): チャリティーコンサート@東京女子医科大学の臨場感溢れるご報告を有難うございます。【きめ細かで優しい、深みのある、心地よい響き】のスタンウェイのD-274のピアノ…その音色は茅ヶ崎公演でのピアノを彷彿とさせたのですね。弾き手が小山さんだからこそ、ピアノのポテンシャルが最高度に発揮されたのでしょうね。音楽作品では、物理的に音の鳴っていない休符が作る静寂も大切な音楽ですね。今回、全ての作品において音が減衰して訪れる静寂という余韻を味わうことができて本当に素晴らしかったですね。
★covariant様(No.4655): 【改めてこのサイト管理者まさと様をはじめ、皆々様に感謝いたします。】…【小山さんや皆様と、時空を越えて「思い」を共有する事ができる】ファンサイトを管理・運営して下さっている、まさと様への感謝の気持ちは、ファン共通の想いですね。まさとさん、有難うございます。
★実稚恵さまの微笑様(No.4656): 蘭島閣ギャラリーコンサートの素晴らしいご感想を大変嬉しく拝読しました。ぴあのふぉるてさんが、感性溢れる素敵なリプライ(No.4657)をなさっており、合わせて読みますと、なお一層当日の様子が蘇ってくるようです。微笑様と同じように、私もブラームスの作品118のプログラムに惹かれて、このコンサートに出かける決意をしました。果たして、微笑様が仰られるように、第6曲などは、白眉の音楽が会場一杯を満たしましたね。交通事情のため、博多で聴き過ごされてしまったブラームスの作品118を、かくも素晴らしい演奏で、お聴きになられたこと、本当に佳かったですね。
★ケンチャンアさん(No.4650):書籍「そこに音楽があった 楽都仙台と東日本大震災」(梶山寿子さん著)のご紹介を誠に有難うございます。現地での当時の記憶が生々しく思い起こされ、胸が痛みます。しかし、同時に音楽の尊い力に支えられてきた私にとって、原点に返るきっかけとなる書籍でもあります。小山さんに関連する章以外の記事も含めて多くの方にお読みいただきたい書籍です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【石巻市立病院での院内コンサート(2016年12月8日)】
ケンチャンアさんがご紹介して下さった書籍の中で紹介されている、被災地での小山さんの尊い活動…小山さんのもう一つのライフワークのように継続されていることは、皆様もよくご存知のことと思います。covariantさんが【小山さんは…「スケジュールカレンダー」にはない日にも、震災復興地をはじめ各地に赴いて活動なさっているのですね。】(No.4655)と書いて下さったように、小山さんは今年も実に多くの演奏会を被災地で開催されました。この12月8日には、石巻市立病院で入院中の患者様を対象とした院内コンサートをなさっていますが、私も参列させていただきました。
Facebook(12月8日22:20)で小山さんが【震災で海の水に漬かってしまったピアノですので、音や調整などはいろいろと大変な楽器ですが、たくさんの想いのこもったピアノです。】と書いて下さっていますように、石巻市内の家庭で使われていた、このピアノは特別の意味のあるピアノです。津波をかぶった木製の部分には塩分が染みこみ、弦は錆びついていたそうですが、アメリカの歌手のシンディ・ローパさんと有志の方の寄付によって修理され、石巻市に寄贈されました。修理されたピアノは、今年9月1日に5年半ぶりに(場所を移して)開院した石巻市立病院に置かれることになり、9月16日には、開院を記念して、小山さんによる院内コンサートで、患者様を含む市民にお披露目されたのでした。
《院内コンサート》
今回の院内コンサートは、お披露目以来、2度目になります。
小山さんのFacebookでのお言葉にあるように、「音や調整」が容易でなかったことは想像に難くないところです。それでも、小山さんはこのピアノと共に次の3曲を全身全霊で演奏して下さいました。
1 ショパン:ノクターン作品9の2
2 モーツアルト:トルコ行進曲
3 ショパン:ピアノ協奏曲第2番から第2楽章「ラルゲット」
ロビーに妙なるノクターンの調べが響き渡ります。続いて、自由闊達にトルコ行進曲が見事に弾かれます。はち切れんばかりの、しかしどこにも力みのない自然で生き生きとしたマーチが聴き手の頬を緩めます。そして、今や、小山さんの十八番(おはこ)の曲になった「ラルゲット」が始まります。少し遠慮がちだったピアノが命を得たかのように、小山さんと一体になって産まれる、麗しい音色(ねいろ)が聴き手の心の奥深くまで染み込みます。最後の一音に小山さんは魂を込められ、掛け替えのない感動的な静寂という祈りの時間を創出して下さいました。
《年末報道特番の収録》
院内コンサートはここで終わりましたが、引き続き、東日本放送の年末報道特番(12月30日15:56〜)用の収録が行われました。1と3の曲の断片と各々の全曲が収録されます。合間合間に入念な調律や調整が行われます。そして最後に、院内コンサートでは演奏されなかったショパンの「英雄ポロネーズ」の全曲が収録されました。
ピアノという楽器の機能において、このピアノにおいては何が起きても(壊れてしまっても)不思議ではない中、充実した和音が、誇り高いショパンの音というよりは、温かい血の通った音楽として鳴り響きます。小山さんの指から零(こぼ)れ落ちてくる音楽はかつて聴いたことのない種類の音楽でした。しかし、コーダでは、小山さんはピアノに【有難う、一緒に音楽を仕上げましょう】とお声をかけられたのでしょうか、燦然と輝くような奏楽をなさって、曲を閉じられたのです。
放送局の方が「これは番組収録ですので、拍手はなさらないでください。」と予め注意を喚起されていたので、「英雄ポロネーズ」の最後の和音のあとの2つの休符による拍を、演奏会で初めて聴きとることができました。小山さんは、最後の音を瞬時に切らずにフェルマータ効果を出し、音の減衰の中で休符の拍を数えていらっしゃったかのようでした。それはまるで祈りのように感動的な終結でした。この休符には祈りと未来への希望のメッセージが込められていたのです。
まじょるか魔女様が【小山さんが意思を持っていらっしゃる場所には音楽があり、音楽の力で、一歩前に進むエネルギーをいただけるのですね。】(No.4652)と書いて下さったように、辛い想いをされている方が、一日でも早くお元気になられることを心から祈る時間でもありました。
《小山さんのお言葉:「何より大切なのは気持ち」》
書籍「そこに音楽があった 楽都仙台と東日本大震災」(梶山寿子さん著)に《ボロボロのピアノでも圧巻の演奏》という項目があります。「お世辞にも整った環境とは言えないが、小山さんは信頼する調律師を同伴して、そんなピアノをできる限りよみがえらせた。」という記述を受けて、小山さんが「音響やピアノの状態が悪くとも、何より大切なのは気持ち。心がこもっていれば、悪条件はカバーできる」とお考えになったことが紹介されています。
ここに小山さんや調律を担当される方の、絶対的価値観で行動をされる、真摯(しんし)で柔軟な行動様式を見ることができ、心を強く揺さぶられます。そのお考えは、5年半前から今に至るまで、いささかも揺らぐことはなく、何ものにも影響されない小山さんの澄み切った精神と温かい心の在り方は、小山さん(の演奏)と接する人々を幸せにすることができます。
《音楽の原点》
9月15日の石巻専修大学での小山さんのチャリティ公演の(私の)拙い感想(No.4606)の結論を再録させて下さい:
『小山さんの音楽の原点』・・・立派なホールでなくても、選りすぐりのピアノがなくても、ピアノを弾く場所があって、そこにピアノがある、そこでピアノを全身全霊で弾く、それが原点。
そして、その原点を支えるのが、前述の書籍で紹介されている【生きる力が湧くようなたのしい曲、美しい音楽を届けることが、自分(小山さん)のやるべきこと】という小山さんの勁(つよ)い意思と決意なのだと思います。
条件の整わない院内公演での、小山さんと調律を担当なさった方の献身的な行動を目の当たりにし、音楽とは何か、演奏とは何か、さらには人生を歩むとは何か、そうした根本的なことを改めて考えさせていただいた、尊い体験でした。
皆様、佳い新年をお迎えください。
★★小山さんへ: 今年も各地で魂の音楽をお届けいただき深く感謝しています。音楽の意味や、その果たす役割について深く考えた1年でもありました。その機会を与えていただき有難うございます。どうぞ佳いクリスマスと新年をお迎えください。そして来年の小山さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます。
とさま
Date: 2016/12/24/21:53:31
No.4658
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蘭島閣ギャラリーコンサート
実稚恵さまの微笑み
6年前に訪問して以来、久しぶりの3度目のギャラリーコンサートに足を運んできました。
前夜からの厳しい冷え込みも緩み、朝からぽかぽかとした穏やかな陽気となり訪広には恰好のお天気となりました。昼過ぎには、新幹線で広島に到着。駅で名物の広島お好み焼きで腹ごしらえをしレンタカーで呉市下蒲刈の蘭島閣美術館を目指します。
美術館には、3時過ぎに到着しましたが特に予定もなかったので3時半頃から当日券購入のために並びました。もちろん1番乗りで並んだことはいうまでもありません(笑)
広島は、あいにく曇り空となりましたが無風で、寒い思いをすることもなく開場を待つことができました。
島ののんびりとした様子も、小さな美術館の佇まいも全く変わっていませんでしたが、驚くべき変化は、聴衆の数で以前訪問したときは、入場時に数10名程の方が並んでいたように記憶していますが、今回は、100名以上の方が列を作り開場を待たれていました。
会場の方の話によると実稚恵さま出演の回は、毎回入場者を更新しているそうで、今回は300名を想定して会場を作りましたとのことでした。やはり、実稚恵さまは、どのような街で演奏会を催しても素晴らしい演奏はもちろんですが、お人柄にひかれて多くの人々が来られる。カリスマ的という言葉はあたらないと思いますが太陽のような魅力をお持ちだと常々私も思っています。
さて、2時間弱、開場までに並ぶうちに現地の音楽好きのご年配の男性(熱狂的な音楽マニアで国内はおろか海外までオペラを中心に鑑賞のために足をのばしておられる。)や音楽を含め芸術に触れることが生き甲斐とおっしゃるご婦人方と楽しいお話をしていると、何と、仙台から8時間の行程で「とさま」さまも到着(勿論、本日の遠来賞でしょう!!)感激の初対面となりました。(楽譜をお持ちで、すぐにわかりました!)
ファンサイト投稿を拝見し緻密で音楽的な深い分析と文章量にいつも圧倒されていたのですが、初めてお会いして、実稚恵さまを彷彿とさせる穏やかさや優しさに、やはり実稚恵さまはファンを含めて素晴らしい方が集まられると感激しました。
さて、そうこうしていると開場時刻の17時15分(実際は配慮され少し早めでした)となり、美術館フロアに入場。ベンチ席が並べられた会場に用意していただいた座布団を持ち進みます。多くの聴衆が座れるようにセッティングされた会場は、席間がとても狭い!! 足を伸ばせばピアノにあたるようなスタインウェイ至近の最前列にとさまさまと陣取りました。
演奏前に、サントリーホールアソシエイトの原武さんの「外来オケは何故高い」という音楽ファンの懐にも直結した興味深いお話が聞けました。海外オケはとても高額で招聘費用の殆どすべてを日本側が負担するので、チケットが数万円もするような高額になる。
有名どころのオーケストラでも現地では、指揮者にもよるが現実的なリーズナブルな金額のチケット代金であることが紹介されました。これに反しN響等の国内オケが海外に出向くと、現地の招聘元業者は、ホール代金と現地交通費くらいしか負担しないという不平等な結果であることを話されていました。
舶来主義も昔の話で、日本にも立派な演奏者がたくさんいらっしゃるので、もっと国内に目を向けて演奏を聴きにいって欲しいと話を結ばれていました。
前置きがとても長くなりました。いよいよ実稚恵さまの演奏となります。
本日のプログラム
シューベルト 即興曲 作品90(全4曲)
〜休憩〜
ブラームス 6つの小品 作品118
ショパン ワルツ第7番 嬰ハ短調
ワルツ第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」
ワルツ第2番 変イ長調「華麗なる円舞曲」
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22
アンコール
ショパン ノクターン第2番 変ホ長調
ワルツ第1番 変ホ長調 「華麗なる大円舞曲」
ラルゲット(ピアノ協奏曲第2番ヘ短調第2楽章)
今回、蘭島閣へ出向く大きなきっかけとなったのが「ブラームス6つの小品」でした。
11月の博多での音の旅前半プログラムがベートーヴェンとブラームスのプログラムで大遅刻で、この曲に巡り合うことができず、とても寂しい想いをしていたところ急遽、今回の演奏プログラムに追加されることを知ったからです。本当に本当に実稚恵さまには感謝しております。
さて、実稚恵さまは、鮮やかな濃い青緑のドレスに身を包まれて、まさに立錐の余地もない満席となったフロア中心に据えられたスタインウェイに付かれました。
シューベルトのとても細やかな感情と慈愛に満ちたこの感動的な作品。暗い部分だけではなく生の明るさも感じられる歌心ある部分に胸がいっぱいになります。とても美しく優しさに気持ちが満たされていく幸せを感じました。やはり何度聴いても珠玉の作品です。
休憩後のお待ちかねのブラームスの小品。アルバム「ヴォカリーズ」にも収録された第2番の間奏曲の美しい調べ、そして白眉とも言える第6番の終盤の激しい熱情とも言える想いがほとばしる部分で、実稚恵さまが渾身の力を込め打鍵し身体が浮いたのを目の前で拝見し思わず声をあげてしまいました。作品全体が暗いトーンで覆われていますが力強さも感じられるこの作品。クララシューマンに捧げられたということですが叶わない想いが溢れているようなエネルギーに満ちた作品でした。
旋律を口づさみながら演奏される実稚恵さまのお姿が印象的でした。
さて、シリアスなブラームスの作品から、明るいショパンの作品へとプログラムも変わります。お馴染みのワルツを中心に鍵盤を目まぐるしいハイスピードで弾かれる実稚恵さまのヴィルトオーゾぶりも堪能させていただきました。(もちろん視覚的にという意味で、高い音楽性に裏付けられているのは当然です。)
ここからは、盛り上がり1曲ごとに実稚恵さまが鍵盤から指を抜くように腕を振りあげ曲が終わるごとに多くの歓声と大きな拍手が会場からあがりました。
特筆すべきは、アンコールに応えられ実稚恵さまが2曲を弾かれ終わりお開きと思われた後に原さんが、「それでは最後の曲を小山さんお願いします」と無茶振り。。。
実稚恵さまも「え〜っ」と声をあげられ、「初恋のきらめきにも似たラルゲット」と仰られさらに、もう1曲、満員のお客に素敵な素敵なプレゼントをしていただいたことでした。
実稚恵さま本当に本当にありがとうございました。3人の作曲家のとても濃い内容の演奏を、こんな身近で満喫できた至福な気持ちと、心のこもった「ラルゲット」で今年の聴き納めができた幸せに感謝したいと思います。
博多でのアンラッキーが、何倍もの幸福となりありがたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
PS
演奏途中で、原さんの進行による実稚恵さまのお話が伺えました。
「こんなに近くを大勢の人に囲まれ演奏をするのは、この会場だけだしとても恥ずかしい。コンサートを運営していただいてる地域の方の温かさや美味しい食べ物、農家でのみかん狩りなど、この地を訪れるたびに生きている歓びを感じている。12年目となる来年も演奏会ができればいいし、アウトリーチ的な活動も是非やってみたい。」とお気持ちを述べられ、会場から拍手があがりました。
演奏終了後のサイン会では、とさまさまを交え楽しい会話ができました。彼には全てで足元にも及ばないと感じました。
帰りはレンタカー同乗をお誘いし広島駅までご一緒させていただきました。私の新年最初の実稚恵さまとの対面が、広島での広響とのベートーヴェン皇帝の予定であるとお話すると、なんと、とさまさまも再び来広されるとのこと。。(驚)再会を約束しながら駅前でお別れし帰途につきました。
自宅着も深夜2時前となりましたが、幸福感で疲れもあまり感じませんでした。(笑)
Date: 2016/12/18/16:24:02
No.4656
Re:蘭島閣ギャラリーコンサート
ぴあのふぉるて
実稚恵さまの微笑み様
蘭島閣ギャラリーコンサートのご報告を嬉しく拝読いたしました。
温かなご筆致に感動しています。ピアノの写真もありがとうございます。(この至近距離で聴かれたのですね?!)
小山さんへの敬愛の情と感動に満ちあふれた素晴らしいご投稿で、私もその場にご一緒させていただいたような心地になりました。
実稚恵さまの微笑みさん朝早く出発されて…一番乗りで並ばれたのですね!
自分のことのように、誇らしい気持ちです。
とさまさんも、はるばる仙台からお出かけになったのですね。(もっとも、広島あたりはもうそれほど遠くに感じておられないかもしれませんが…)
微笑みさんの言われるとおり「太陽のような魅力をお持ち」の小山さんの音楽とお人柄に惹かれて、大勢の皆様が当日券を求めて並ばれたのですね。情景が浮かびました。
実稚恵さまの微笑みさんと とさまさんが初めて会われた記念の日にもなりましたね。ファン同士の交流が生まれるのは、ファンサイト管理人のまさとさんのおかげ、といつも感謝しています。
シューベルトを聴かれてのご感想、心に沁みますね。
小山さんの音色がそのまま聴こえてくるように、優しくて温かです。素晴らしすぎて抜粋できないので、全文引用します。
「シューベルトのとても細やかな感情と慈愛に満ちたこの感動的な作品。暗い部分だけではなく生の明るさも感じられる歌心ある部分に胸がいっぱいになります。とても美しく優しさに気持ちが満たされていく幸せを感じました。やはり何度聴いても珠玉の作品です。」
そして、実稚恵さまの微笑みさんが先月、博多で聴くことの叶わなかったブラームス:6つの小品集 作品118が、今回のプログラムに入っているという奇跡のような現実! 小山さんのお優しさに感じ入りました。プログラムにこの曲が加わると知ったとき、胸がいっぱいになり涙があふれました。
微笑みさんのご報告から当日の小山さんの演奏を想像し、またまた感動に浸っています。小山さんこの作品もCD録音してくださるといいなぁ、と願っています。(注文の多いファンの声…)
微笑みさんの素晴らしいご感想を再び全文引用。
「休憩後のお待ちかねのブラームスの小品。アルバム「ヴォカリーズ」にも収録された第2番の間奏曲の美しい調べ、そして白眉とも言える第6番の終盤の激しい熱情とも言える想いがほとばしる部分で、実稚恵さまが渾身の力を込め打鍵し身体が浮いたのを目の前で拝見し思わず声をあげてしまいました。作品全体が暗いトーンで覆われていますが力強さも感じられるこの作品。クララシューマンに捧げられたということですが叶わない想いが溢れているようなエネルギーに満ちた作品でした。
旋律を口づさみながら演奏される実稚恵さまのお姿が印象的でした。」
小山さん本当にブラームスになってしまったように、力強い打鍵をされますよね。椅子から立って全身で、深くて分厚い音色を出される瞬間を、「音の旅」リサイタルで私も目撃しました!(至近距離なら、気絶してしまうかも…)
「口づさみながら演奏される」お姿も、胸を打たれますね。
ショパン作品の段落も、小山さんの演奏と会場の様子がいきいきと、臨場感あふれるご筆致で綴られていますね。
そして、第3部アンコールの場面がまた名画のように美しい。
小山さん、すべてを弾き終えた後に、もう一曲、無茶振りされて…?! それで、さらに「素敵な素敵なプレゼント」をしてくださったのですね。どんな状況においても柔軟で、お優しい小山さん。
実稚恵さまの微笑みさんの今年の聴き納めが、小山さんの「心のこもった「ラルゲット」で、本当によかったですね。
幸せのお福分けをいただき、誠にありがとうございました。
(幸運にも、12/10 私の今年の聴き納めもこの曲でした!)
小山さんのお話も教えてくださり、ありがとうございました。
小山さん「地域の方の温かさ」をお感じになり、また「美味しい食べ物」や「農家でのみかん狩り」等も楽しまれたのですね。コンサートを控えていらしても心に余裕がおありで、おおらかでいらして、素敵ですね。小山さんの「生きている歓び」は小山さんの明るく優しい音色の元にもなっていると思います。
covariantさんが充実感を覚えられたように(No.4655)、facebookのお写真を拝見して、私も安堵と喜びと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
小山さん今年もたくさんの演奏会をどうもありがとうございました。
来年もまた素晴らしい音楽を聴かせていただけるのを楽しみにしております。
小山さん、皆様、お身体お大切に、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
Date: 2016/12/20/16:28:01
No.4657
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