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倉敷美観地区の空気がさらに美しくなった夜 〜小山さんの くらしきコンサート
まじょるか魔女
小山さん、この度は「ゴルトベルク変奏曲」が「レコード芸術」の特選盤に選ばれたとのお知らせ、
誠におめでとうございます。
新録音としては4作品連続とのこと、日頃の御精進の賜物とお祝い申し上げます。

6月24日(土)19時より、岡山県倉敷市芸文館ホールにて
小山さんの「くらしきコンサート ピアノリサイタル」を拝聴しました。
芸文館は美観地区の道向かい南側に、柳の木に守られるように佇んでいます。
夕方から降り出した雨のなか、次々と開場を待つ人が増えて(全席完売でした)予定より早く館内に入ることが
できました。
ホールは定員885名、大阪いずみホールと同じくらいの規模のシューボックス型の温かみある木調で、
ステージにはピンク、パープル系の芍薬等の見事なアレンジが設えられています。
くらしきコンサートのホームページには、次のような素敵な言葉で 小山さんを紹介されていました。
「日本を代表するピアニストのひとり、小山実稚恵さんは、遠くを見つめながら、今を輝かせることができる ―― そんな音楽家です。」

小山さんは、紫陽花のような鮮やかな紫のドレスで登場されました。

曲目は、次の通りです。

◆シューベルト:即興曲 変イ長調 作品142‐2
◆シューベルト:即興曲 変ロ長調 作品142‐3
◆シューベルト:即興曲 変ホ長調 作品90‐2
◆ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110

     * * * * *

◆ショパン:ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9‐2
◆ショパン:ノクターン 第13番 ハ短調 作品48‐1
◆ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64‐2
◆ショパン:ワルツ 第2番 変イ長調 作品34‐1「華麗なる円舞曲」
◆ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 作品21 より 第2楽章「ラルゲット」(ピアノ・ソロ版)
◆ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22


今回の演奏は、特にピアニッシモが繊細に響きました。
紫陽花の花弁の上をほろりと転がる雨粒のような、密やかなメッセージがこめられています。
このところ 小山さんの表情が見える、向かって右側の座席が続いていたのですが、
今回は久しぶりに向って左側の、手元と後姿を拝見する座席だったのです。

演奏が進むにつれて、小山さんがピアノとダンスをされているような心地になってきました。
今、人気の映画「美女と野獣」のなかのダンスのシーンのように。
「美女と野獣」、ではなくて、「美しい小山さんとピアノ」のダンスはお互いを愛おしみ、慈しみあって
続いていきます。

「音の旅」で演奏された ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番。
フーガに入る前の決意の鐘の連続音は一音毎に 小山さんの背筋が伸び、指に力が漲り、
ついには背中を反らされて・・・
そのあとの高みへ昇っていく音粒の優しいこと。

今回のベートーヴェンと、ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ には
「苦難を越えて、未来に拓いていく意思の力」という共通点を感じました。
最後の和音を深く打鍵され、両手を高く掲げられ・・・会場から「ブラヴォーーーーー」の声。
「ーーーーー」が通常より長引く掛け声に、小山さんは肩をすくめられ、ますます熱くなる拍手。
ホールの方から花束を贈呈され、小山さんは「ショパンのマズルカ・・・」と歌うように仰って、
アンコール曲を弾き始められました。

✿ショパン:マズルカ第47番

おばあ様とお孫さんがステージ前まで来られ、抱っこされた女の子から花束を受け取られた 小山さんは、
ピアノの上に花束を置かれてから、「シューベルトの即興曲・・・90の3・・・」と客席に囁くように言われて、
その声から音楽が始まっているようです。

✿シューベルト:即興曲 変ト長調 作品90‐3

最後の和音のあとの静けさ。そしてまた、スペシャルロングな「ブラヴォーーーーー」の声。
小山さんは花束を抱きかかえて何度も覗きこまれながら舞台袖へ。なり止まぬ拍手。
また、ステージにあらわれた 小山さんは、ピアノをじっとご覧になって頷き、椅子に座られて、
「スクリャービンの、左手のための・・・ノクターン」と仰ると喜びの拍手。

✿スクリャービン:左手のための2つの小品 9-2 「ノクターン」

目を閉じていると両手で弾かれているとしか思えない、左手だけの極上な演奏の時間。
名残惜しい拍手が続きました。

今日の 小山さんは、まさに紫陽花のようでした。
雨に打たれると、ますます色鮮やかに咲く、勁くて優しい紫陽花そのものでした。
凛としてぶれない軸をもって、激しい雨のなかでもしなやかに背筋を伸ばされているのです。
終演後もやまない雨の中、倉敷の街を歩きながら、小山さんのピアノからいただくポジティブなエネルギーに
ついて考えました。

今回は、岡山の友人を誘って拝聴しました。
演奏会前に大原美術館を訪れ、「私たちにとって佳い絵とは、家に飾りたくなる作品(サイズのことは
気にしないで)」という意見で一致しました。
映画でも、帰り道にどんよりするのではなく、幸せな気持ちになれる作品がいいね、と。
最近は「美女と野獣」がそうでした。

小山さんの演奏会は帰り道にいつも幸せな気持ちにしていただき、低体温の魔女も体温が上がるようです。

とさまさん、幸せな時間を共有させていただき有り難うございました。

これからは雨に濡れる紫陽花を見る度に、倉敷での 小山さんの音色を思い出すことでしょう。
昔の街並が残る倉敷は、時空を超えて作曲家の思いに寄り添う 小山さんのピアノに空気がしっとり馴染む
街でもありました。
Date: 2017/06/26/00:20:10 No.4723

Re:倉敷美観地区の空気がさらに美しくなった夜 〜小山さんの くらしきコンサート
covariant
小山さん、J.S.Bach「ゴルトベルク変奏曲」CDの、「レコード芸術」特選盤入り、おめでとうございます。
6月12日付けのとさまさんのご投稿(No.4720)でご紹介いただいたとおり、その道の権威である礒山雅先生が「I招聘教授の談話室」で舌を巻かれているほどですから、さもありなんと存じます。

そして、まじょるか魔女さん、このような麗しいレポートをありがとうございます。
晴れ女とも言われる小山さんですが、紫陽花の似合う季節に雨の倉敷とはぴったりですね。
小山さんなら、湿度の高い条件をむしろ生かした演奏をなさったのではと、その音色に想像が膨らみます。

さて、私が無粋な書き込みをここに持って来たのは、今朝(2017/6/27)、驚きの発見をしたからです。

NHK「ラジオ深夜便」 (http://www4.nhk.or.jp/shinyabin/
の午前4時台【明日へのことば】で、「癒しではなく生きる勇気を」と題して小山実稚恵さんが
40分にも亘るインタビューを受けていらっしゃいました!

聞き手は、村島章恵(ムラシマアキヨシ 男性)ラジオ深夜便ディレクター。
NHKアナウンサーとして35年程前に盛岡に赴任されていた頃からのお知り合いとのことで、
小山さんの、いつもの笑顔の絶えない声に加え、日常会話に極めて近いと思われる
お話しぶりが、とても魅力的です。(^^;

お話の内容は主に、今や仙台で恒例行事とされている「子供の夢広場ボレロ」についてですが、
最新リリースのCD:J.S.Bach「ゴルトベルク変奏曲」と、著書:『点と魂と』についても触れておられます。

このラジオ深夜便には、「聴き逃しサービス」があります。今回の放送も、遅くとも数日内に、インターネットで聴くことが出来るはずです。聴取可能期間は一週間余です。次のURLです。
http://www.nhk.or.jp/shinyabin/kikinogashi.html
いきなりここにアクセスするより、
もっと上に記載しましたラジオ深夜便のホームページから入ったほうが分かり易いかもしれません。
皆様、是非お聴きになられる事をお勧めいたします!
明日6月28日7時台、NHK総合TV「おはよう日本」にも出られる予定ですね!
Date: 2017/06/27/12:37:47 No.4724


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小山さんによる『前人未踏』のベートーヴェン演奏
とさま
 『前人未踏』のゴルトベルク変奏曲・・・世界的に著名な音楽学者の礒山雅先生が小山さんのゴルトベルク変奏曲のCDに寄せられた賛辞のお言葉です(「I招聘教授の談話室」より)。知人から礒山先生のサイトをご教示いただきました。この「ゴルトベルク変奏曲」を、シューマンの幻想小曲集、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番、シューベルトのピアノソナタ第21番と置き換えることができる、【音の旅・第23回】の小山さんの想像を絶する名演が各地で続いています。本日は、ベートーヴェンのピアノソナタ第31番変イ長調作品110の小山さんの『前人未踏』の素晴らしい演奏@大阪(&札幌)をご報告します。

 小山さんは、第23回「音の旅」の公演テーマを「祈りを込めて」とされました。そして、(おそらく)作品110を想定されて、「深い夢の中で、嘆きの歌は、祈りになる」とチラシに記されています。ベートーヴェンのピアノソナタの最高傑作の一つ、作品110…優美さを極めた第1楽章、強弱の対比も著しいスケルツォ風の第2楽章、「嘆きの歌」と「フーガ」が2度ずつ現れる独創性を極めた第3楽章、そして「祈り」が昇華して「賛歌」に変容し、天国に登り詰めるような壮大なコーダで成り立ちます。小山さんのために作曲されたのではないかと錯覚するほど、小山さんのピアニズムに相応しい作品と言えるでしょう。

‖1楽章:Moderato cantabile molto espressivo(中庸の速さで歌うように、とても表情豊かに)
 祈りのように始まる冒頭コラールの静謐な美しさ、まるで愛の歌のような第1主題の優しさ・・・小山さんの慈愛に充ちた奏楽に心を奪われます。第1主題に続き、32分音符のアルペジオが鍵盤を駆け巡ります・・・小山さんの鮮やかで高貴な佇まいの奏楽に息を呑みます。小山さんは、内面的な優美さにおいて他に類例のない稀に見る美しい音楽を届けて下さいました。

第2楽章:Allegro molto(非常に速く)
 3部形式によるスケルツォ風の急速な音楽・・・音量コントラストのついた和音の動きが中心の主部(スケルツオ)とシンコペーションを伴ったバスとソプラノの2声部の動きが中心の中間部(トリオ)とで成り立ちます。小山さんは、音の密度の違いを利用した、鮮やかな楽想の対比を誠に見事に表現なさいました。

B3楽章
 作品110の中核である第3楽章…【序唱:レチタティーヴォ】、【嘆きの歌1】、【フーガ1】、【嘆きの歌2】、【フーガ2】、【コーダ】の6つの部分から成ります。ベートーヴェンの作曲家としての最良の音楽的技量が発揮された、音楽史上稀にみる独創的かつ感動的な音楽です。

 幻想的なレシタティーヴォの導入を経て歌われる【嘆きの歌1】は、人間ベートーヴェンの苦悩を物語っています。小山さんは、決してテンポを揺らすことなく、深い情感を込めて歌い上げます。崩れの無い、いくぶん速目のテンポによる凛とした姿勢の演奏が却って哀しみを増長させます。【嘆きの歌1】に続くのは、清澄極まりのない3声の明るい【フーガ1】です。小山さんの感興豊かな演奏は実に鮮やかで、複数の音楽要素が重なって進行するフーガの魅力を満喫できます。その明るさは維持されず、さらに深い苦悩を綴った【嘆きの歌2】に戻るのです。その歌の旋律は共通ですが、旋律は頻繁に挟まれる休符で切れ切れとなり、深い哀しみの為に、旅人はついに力尽きて倒れてしまいます。

 しかしながら、その絶望の歌が終わると、はるか遠方より鐘の音(救いのト長調の和音)が聴こえ、それが10回鳴らされます。ここでの小山さんの奏楽は言語に絶する素晴らしさです。小山さんは、鐘の音の音量増加のダイナミックスを重視され、1弦(弱音ペダル)→2弦→3弦と凄まじいまでのクレッシェンドを使って音楽的なffに到達し、希望の光を灯します。この箇所で、これほどまで魂を揺さぶられる演奏を聴いたのは初めてのことです。

 鐘の音に続き、階段を上るようにして扉を開けると、微かな光が差してきて、まるで天から舞い降りてきたかのように、【フーガ2】が始まります。【フーガ2】では、旅人は次第にエネルギーを得て、やがてフーガ特有のポリフォニー音楽からホモフォニー音楽の祈りの音楽(【コーダ】)に移行し、神を賛美するかのように高揚し、感謝と歓びを伴いながら、天に昇り詰めて輝かしく曲を結びます。ここでの小山さんの演奏は『前人未踏』としか言いようのないほど感動的でした。

*********************
《小山さんによる前人未踏の【フーガ2】と【コーダ】演奏(私見)》
 【フーガ2】の規模は、【フーガ1】と比べて縮小されていますが、フーガ様式の範に習って、主題の拡大、1/3縮小、1/6縮小と言った技法が駆使され、ベートーヴェンが譜面に付した『徐々に新しい生気を取り戻して』の通り、蘇生感が醸し出されます。小山さんは、テンポの設定に迷いや誇張が一切無く、ベートーヴェンが望んだ意図を(恐らく)初めて表現したピアニストではないかと感じました。しかし、それにも増して本当に素晴らしいのは、ホモフォニーの音楽(第184小節〜)に移行してからの小山さんの奏楽です。第188小節から4小節に渡って現れるフーガ主題後半の音型に付けられたsf(その音を強く)に、ベートーヴェンの想いを小山さんほど深く込めたピアニストは(私の音楽体験の中で)居ません。

 さらに第200小節からフーガ主題が和音で登場し、輝かしい賛歌と化します。そこに付与されたsfの和音とそれに続く3つの強烈な減七和音に小山さんはベートーヴェンの魂の音楽を注がれます。魂の籠ったsfの和音は、強い芯のある音であると同時に、透明感ある気高い音でもある、という奇蹟のような音楽を造り上げます。入手可能な夥しい数のどの録音(あるいは過去に聴いたどの実演)からも体験できない、まさに前人未踏の小山さんの演奏なのです。

 最後は、確信に満ちたアルペジオで壮大に盛り上がり、天に導かれるように、苦悩から永遠の歓喜の世界に到達します。

************************
 ベートーヴェンには珍しいことに、ピアノソナタ第31番は誰にも献呈されていません。200年近くの歳月を経て、ベートーヴェンは作品110の献呈先をようやく確定することでしょう。その人は、前人未踏の演奏を続けていらっしゃる小山さんに他ならないでしょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★★小山さんへ:理想のテンポによる理想のシューベルト演奏…コーダの素晴らしさ、そして最後の3つの和音に込められた魂の音楽、これも前人未踏の奏楽でした。私が一番好きなベートーヴェンのピアノソナタ=作品110を小山さんの演奏で聴ける幸福を噛み締めています。天国に居るベートーヴェン、シューベルトも微笑んでいることでしょう。本当に有難うございました。深い感謝を込めて。
Date: 2017/06/12/02:31:09 No.4720

Re:小山さんによる『前人未踏』のベートーヴェン演奏
実稚恵さまの微笑み

先日、音の旅「大阪」公演に初見参してまいりました。
 
今回のプログラムが1番充実しているということを知り、とさま様の推薦もあり是非再度、聴いてみたいと急遽、最も近い大阪遠征を決意した次第です。
 
大阪城隣接のいずみホールは福銀ホールに比べればとても新しくピアノの鳴り?もとても良かったです。

いつもは、最前列視聴?なのですが、今回は1階席後ろから3番目と後方の席というポジションで、いわゆるホールが創り出す音響を楽しませていただきました。ピアノの中低音の響きと豊かさがとても印象的でした。
 
ベートーヴェンのソナタが出色で、実稚恵さまの渾身の演奏がとても凄かったです。最高のベートーヴェンのソナタを聴かせていただきました。休憩前の会場満員の拍手に応えられ実稚恵さまは3度もステージに登場されました。素晴らしい感動の演奏ありがとうございました。

「とさま」さんとも再会し盛り上がりました。サイン会の列並びの時間でも足らず、場所を移動しての「実稚恵さま」談義に話の華が咲きました。

次回、最終回は是非、名古屋にもお出でくださいと声をかけていただきお別れしました。
 
いよいよ23回公演もオーチャドを残すのみとなりましたね。ファンの皆様方、週末は、是非、実稚恵さまの至高のご演奏をご存分にお愉しみください。
Date: 2017/06/17/23:24:36 No.4721


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NHK交響楽団演奏会
花葉
6月4日大宮の公演に伺いました。私は一年振りのチャイコンでした。とても素敵な時間となりました。
始まりは、いつもながら壮大で、爽快感と共に心躍るような思いを、クライマックスでは雷に打たれる衝撃のような感動を覚えました!
小山さん、指揮の梅田さん、そしてN響さんのつくり出す音楽が言葉にならない素晴らしさで、その音がシャワーのように客席に降り注いでくるようで、私も全身で受け止めました(つもりです)(笑)今回も素晴らしい感動をありがとうございました。
17日のオーチャード公演も楽しみです♪

Date: 2017/06/09/17:36:51 No.4718

Re:NHK交響楽団演奏会
とさま
花葉様

ご投稿を嬉しく拝読しました。私もご一緒に聴かせていただきました。花葉さん仰られるように、素晴らしく充実した音のシャワーを浴びた聴衆は幸せでしたね。

花葉さんのお使いになっているキーワード:壮大、爽快感、心躍る は本当に小山さんの奏楽の中核的な要素ですね。それがあるからこそクライマックスで聴き手は深い感動に浸ることができるのですね。 とさま
Date: 2017/06/10/02:08:56 No.4719


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「祈り」を「永遠の時」への力へ。 〜小山さんのピアノの力〜
まじょるか魔女
5月27日(土)名古屋:宗次ホールにて、第23回「音の旅」を拝聴しました。
今回のテーマは「〜祈りを込めて〜 くすんだ青緑:湿気・さらに奥深くへ」。
前日までの雨に浄められた名古屋の空は五月晴れで爽やかです。
小山さんは、くすんだ青緑のしなやかな光沢のドレスで登場されました。

今回の3曲にこめられた祈り。
シューマンは生のなかでのクララとの愛の成就への祈り。
焦燥、憧れ、迷い、もつれ・・・生の終わりに精神がもつれるシューマンの生涯を思うと胸がつまるのです。
ベートーヴェンは音楽家・生活者として様々な辛苦に直面したぎりぎりの生のなかでの、勁い生への祈り。
シューベルトは早すぎる死の淵にたち、葛藤をくぐり抜けた末の、永遠なるものへの祈り。

ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番は誰にも献呈されなかったのですね。
彼の人生観そのもののようなこの曲は、音符で描いた私小説なのかもしれません。
苦悩から歓喜へ。「第9」を彷彿とさせる構成から、小山さんの仰る「最も意思を感じるソナタ」が溢れます。
第3楽章の「嘆きの歌」からフィナーレに繋がる鐘の音の連打。
10回の鐘を次第に力強く打鍵される 小山さん。1972年のヒット曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」が唐突に思い出されました。
 (小山さん、ベートーヴェンさん、びっくりさせてごめんなさい。日本の歌謡曲です)
ベートーヴェンがふっきれた表情で力強く鐘を鳴らしています。街の人が足をとめ、耳を澄ませます。
「あの鐘を鳴らすのはあなた」ではなく、「わたし」なのです。
小山さんの仰る「一本の輝かしい道」を駆け上がり、最後の和音にこもる圧倒的な潔さ、肯定感に心が震えます。

シューベルトが亡くなる直前に完成した最後の、「最期の」ピアノソナタ第21番。
小山さんの仰る「ベートーヴェンの後で一体何が書けるのだろうと自問し続け」、ベートーヴェンに憧れ、そびえ立つ壁のように仰いでいたと言われるシューベルト。
第1楽章の祈りの歌と呼応する地鳴りのようなトリルは、ベートーヴェン最後のソナタ第32番の冒頭の低音トリルを想起させます。
仏教の言葉になりますが、「彼岸」のベートーヴェンと「此岸」のシューベルトが魂の交流をしているかのようです。
今まで聴いていた演奏では深い絶望感が全体を覆い、第4楽章は(拍子は違いますが)「死」という毒蜘蛛から逃げ惑うタランテラの印象が強く息苦しさを覚えていましたが・・・
小山さんの演奏で、怖い曲、と思っていたこの曲の解釈が一新しました。
とさまさんのご投稿にあるように(No.4714)、シューベルトの気持ちに寄り添い、哀しみを昇華させたテンポ設定による 小山さんの奏でる音色と表情から、「限りある生」を超えたものへの希望が滲んできます。
くすんだ青緑の沼を意志をもってくぐり抜けた先には、透明感を帯びた銀色の世界が拡がり、最後の3つの和音から天国への石段が見えてきます。
シューベルトは永遠なる時への旅立ちをしたのですね。
最終小節のゲネラル・パウゼで、シューベルトはようやく、ふっと安心して息をついたのでしょうか。
「こういう作品が世の中に存在することがあり難く、こうして音にできることがどれほど幸せなことなのかと、しみじみ思うのです。」と仰る
小山さんの奏でる音色を直に拝聴できること、なんて幸せなことなのでしょう。
ブラヴォーの声と、鳴りやまない拍手。

アンコールは、
◆ショパン:ノクターン(遺作)21番 ハ短調
◆ショパン:ノクターン13番 ハ短調
◆バッハ:平均律1番 プレリュード ハ長調   でした。

ショパンの遺作ノクターンに魂を慰める祈りの力を、ノクターン13番ではフェニックスの姿が見えてきます。
傷ついたフェニックスが大きな翼を羽ばたかせ、やがて頭を上げて飛び立っていくかのようです。
次回の「音の旅」最終港から、バッハの祈りの調べが聴こえてきました。

今回も、「音の旅」の道連れの皆さまと、かけがえのない 小山さんの音楽を共有することができて幸せです。
コンクールに集うピアニストを描いた恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』のなかで、特に心に残る文章がありました。
それは、小山さんの音楽そのもののように思えました。
「音楽という、その場限りで儚い(はかない)一過性のものを通して、我々は永遠に触れているのだと思わずにはいられない。
 そう思わせてくれるのは、本物の演奏家だけであり、今目の前にいるのは紛れもない本物の演奏家なのだ。」
「素晴らしい演奏を耳にすると、よく知っている曲のはずなのに、初めて聴く曲のような気がするから不思議だ。
 そして、なるほど、これは本当はこういう曲だったのか、と腑に落ちるから不思議だ。」

小山さん、今回もエネルギーをたくさんいただきました。
本当に有り難うございました。
Date: 2017/05/28/09:41:09 No.4716

Re:「祈り」を「永遠の時」への力へ。 〜小山さんのピアノの力〜
ぴあのふぉるて
こんにちは。皆様のご投稿を嬉しく拝読いたしました。
〔オクターヴ練習中さん(No.4713@仙台)、とさまさん(No.4714@仙台)、covariantさん(No.4715@名古屋)と、まじょるか魔女さん(No.4716@名古屋)〕
震えるような繊細な感性にドキッとしたり、音楽への深い造詣に感じ入ったり、率直なお声や、自由な発想にほっとしたり…。
皆様の温かなご感想を拝見すると、演奏会当日の感動がさらに深まりますね。
まさとさんいつもお世話になり、どうもありがとうございます。
遅ればせながら、私も続かせていただきます。

第23回「音の旅」〜祈りを込めて〜 をファン仲間の皆様と共に、5/27宗次ホールで拝聴いたしました。
小山さんは今回も演奏前にマイクをお持ちになり、このプログラムへの思いをお話しくださいました。
そして、お話の後、「もしかするとこの回が一番好き…」と告白なさった小山さんのお気持ちが、そのまま、音色となって届くのです。

「音の旅」シリーズでは「シューマンは“軸となる作曲家”」なのですね。
確かに、ほぼすべてのプログラム(第11, 16, 21, 22回を除く、すべての回)にシューマンの作品が組み込まれていました!(次回は晩年の、作品111を演奏くださいます)

「幻想小品集」 作品12は、クララとの婚約を目前にした時期に書かれた曲なのですね。美しい調べにうっとり聴き入っていると、不意に、今度はいったい何事?と思うほど激しく揺れ動く心情が吐露されます。ひょっとして、ふだんは穏やかな小山さんご自身の心の奥にも、「もつれる喜びと苦悶」など起伏の激しい感情が隠されているのかもしれない、と思うほど真に迫った表出です。
シューマンのまじりけのない純な気持ちは痛々しくて、可愛らしい。
恋の病を抱えるシューマンには「婚礼の鐘」と「葬式の鐘」、そのどちらもが聞こえていたのですね。

続いて、ベートーヴェンのソナタ第31番。
冒頭のお話で小山さんはこの作品を、あらゆる面から讃美なさいました。
構成力の見事さ、深い愛、和音の響きの豊かさ、ベートーヴェンならではの構築力、魂が込められている…と。
小山さんの、ベートーヴェンへの畏敬の念に満ちた奏楽に心を打たれました。

第3楽章〈第5部〉のフーガに入る前に分厚い和音が聞こえます。(=〈第4部〉の最後、「今度はト短調からト長調への和音での激情のクレッシェンド、…」(小山さんの曲目解説より) この和音に入るその時、小山さんは天を仰ぐようにお顔を上げて、微笑みをお浮かべになりました。(記憶違いだったらごめんなさい) それまでの「嘆きの歌」では、もうこれ以上歩くこともできないように見えたベートーヴェンが、鐘の音に勇気をもらい、最後の力を振り絞って立ち上がったのですね。小山さんは、作者と同じ「不屈の精神力」をもって演奏なさったと思います。希望に満ちた力強い音色がホールに響き渡りました。

休憩後は、シューベルトのピアノ・ソナタ第21番。D960.
「叶わないと知っているけれど、希望を込めている。うわべでなく心の底からの優しい慎ましさを感じる。儚いけれど、小さな希望が残る。真の名曲」(リサイタル冒頭の小山さんのお言葉メモより)とお話しくださった小山さんの、シューベルトへの敬愛の念あふれる演奏が深く心にしみました。

この作品は、これまで、哀しくて美しい、しかし、どこか異様でおどろおどろしい曲、という印象でしたが(たびたび登場する低音トリルのせいでしょうか)、今回、小山さんの演奏を拝聴して曲のイメージが変わりました。
まじょるか魔女さんも同じような思いでいらしたのですね。
とさまさんの「テンポ設定」のお話はたいへん興味深く、勉強になります。
最後のピアノ・ソナタとは言え、シューベルトはまだ若かったのね!と実感しました。体調不良で苦しい中、死への恐怖は避けられなかったとしても、生きることを諦めていたわけではなかったのですね。
作曲家の心の中は、希望、光、安らぎ、感謝の念、などで満たされていたのでしょう。
音に託されたシューベルトの「語れない想い」があまりに美しくて優しくて、このままずっとこの音楽に浸っていたいと思いました。

「〜祈りを込めて〜」第3部=アンコールは、九州公演でもお聴かせくださった、ショパンの夜想曲二つと、バッハのプレリュード。
静かな「祈り」に満ちて締めくくられました。

全方向から音が降り注ぎ、ピアノの音色に全身が包まれるような宗次ホールで、次回=最終回も、旅仲間の皆様とご一緒できることを楽しみにしております。
小山さん、どうもありがとうございました。
今夜のプレトークも楽しみにしております
Date: 2017/05/30/13:16:30 No.4717


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崇高なレベルでシューベルトの想いを語る小山さん
とさま
★実稚恵さまの微笑み様(No.4711):臨場感溢れるご感想を嬉しく拝読しました。【さらなる至福の感動の中に包まれたひととき】…会場の全ての人が幸せだったと思います。【祈りと音楽の尊さを感じさせてくださった実稚恵さまに感謝いたします。】…微笑みさんのこのお言葉に全てが凝集されていますね。

★ぴあのふぉるて様(No.4712):小山さんへの尊崇に溢れた文章が心に響きます。【小山さんは作曲家の心情をピアノで描き尽くして、本当に素晴らしかった。】…小山さんの演奏の本質を一言で言い尽くした名言ですね。

★オクターヴ練習中様(No.4713):素晴らしく感性に充ちた文章に惹きつけられました。【とてもうつくしいエンディングで、はかなく、せつなく、響くピアノの音色。…シューベルトの優しさに溢れているエンディング。】…本当にその通りでしたね。有難うございます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
12年前 小山さんが「ピアノで綴るロマンの旅」、「音の旅」シリーズの全プログラムを発表なさったときの衝撃が昨日のことのように思い出されます。第23回のプログラム…私の一番好きなプログラム、一日千秋の想いで、この回を待ち望んで過ごして参りました。

本日は、シューベルト最後のピノソナタ第21番変ロ長調D960の小山さんの歴史に残る素晴らしい演奏@仙台(&福岡)をご報告します。

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【第1楽章:モルト・モデラート】

 ―蕕瓩縫謄鵐櫃△蠅:理想のテンポを求めて
 ヨハネによる福音書の冒頭「初めに言葉ありき」に擬(なぞら)えれば、音楽芸術において、「初めにテンポありき」と言えるほど、「テンポ」の設定は重要な始点に違いありません。

 ピアノソナタ第21番の長大な第1楽章冒頭のテンポ…小山さんは、過去のどのピアニストとも異なり、推測で♩=105(1分間に♩が105個)前後の速目のテンポを設定されました。代表的なピアニストのCD録音では、ポリーニ♩=90、内田光子さん♩=81、リヒテル♩=66、アファナシエフ♩=58 と言った具合です。ほとんど全てのピアニストが♩=75前後の遅いテンポで演奏しています。

 私にとって最愛の音楽ということもあって、半世紀以上に渡り、この楽曲の真髄に迫る理想のテンポによる演奏を探し求めてきました。冒頭、コラールのように祈りの音楽として開始される第1主題の小山さんの演奏を聴き、理想のテンポに出会えた歓びで溢れる涙をこらえるのが大変でした(笑)。

◆‐山さんはなぜ速目のテンポを設定されたのでしょうか(私見)
 シューベルトが亡くなる2か月前に完成した第21番のソナタ…第1楽章に頻繁に現れる極低音領域での不気味なトリルや長調なのに哀愁感漂う旋律、あるいは多用されるゲネラル・パウゼ(突然の沈黙・休符)など、「死」や「絶望」あるいは「諦念」を想起させる雰囲気が曲全体を覆っています。加えて、モルト・モデラートを「非常に穏やかに」というより「非常にゆっくりと」と解釈することで、一般にテンポを必要以上に遅く設定する傾向が認められます。

 胸が張裂けそうな孤独、哀しみで止めどもなく溢れる涙、不治の病に侵され「死」と向き合い慟哭(どうこく)するシューベルト…小山さんはそうしたシューベルトの想いを全て受け入れ、その上で、この作品が深奥に内包する音楽と人に対する「愛」と「感謝」の念に着目されたように思われます。シューベルトの「優しさ」が通奏低音のように曲全体を支配しており、やがてそれは未来への「希望」として昇華していく…小山さんが設定された速目のテンポは、そのような曲の多面性を表現するのに不可欠であった、と確信しました。提示部の終わりに現れる、第3主題と考えてもおかしくない軽快な3連符のスタカートのフレーズは、旧来のピアニストが設定した遅いテンポでは、シューベルトの「優しさ」や「希望」のメッセージを聴き手に伝えるのは困難だと思うのです。

シューベルトへの深い愛情の念
 小山さんのシューベルトへの深い愛情の念は、必要以上に長くゲネラル・パウゼ(突然の沈黙・休符)を取らないことにも表れています。第1楽章の長大な提示部を繰り返した時だけに現れる、(第1括弧の)独特な音型による9小節は最大の聴きどころの一つです。小山さんは、そこに込められたシューベルトの渾身の想いを、これ以上ない充実したフォルテッシモの和音と低音トリルとで表現されます。多くのピアニストは、その後に置かれているゲネラル・パウゼを長く取りますが、小山さんは必要な拍に少しのポーズを加えるだけで、冒頭のコラールの主題に戻られます。深刻さを劇的に演出するための長大な沈黙に頼るのではなく、シューベルトの内面の哀しさに優しく寄り添った上で、自然の拍でスウッと冒頭の温かい主題に戻る小山さん…そこに小山さんのシューベルトに対する深い愛情を感じるのです。

ぁ.轡紂璽戰襯箸瞭睫未料曚ぁЧ福感の表出も本質的に重要
 シューベルトへのシンパシーからでしょうか、シューベルトに気を使い過ぎて、かつて誰も踏み込むことが出来なかった、シューベルトの内面に初めて踏み込まれた小山さん…小山さんが設定された(速目の)テンポとそれを基盤にした、あらゆる音楽表現がシューベルトの内面の想いを明らかにしたのです。例えば、曲冒頭 ピアニシッモで始まるコラール風の第1主題が、やがてフォルテで輝かしく再現され、幸福度が頂点に達する素晴らしい楽想がありますが、その幸福感は、小山さんの設定された速目のテンポで初めて感動的に味わうことができるのです。

【第2楽章:アンダンテ・ソステヌート】
 独特なリズム感で孤独な旅人の歩みを描写するかのようです。コーダではで嬰ハ長調という特殊な調に転調し、その神秘性に陶然とします。しかしながら、小山さんの奏楽からは、この楽章が内包する陰鬱感が不思議と薄まり、儚さの中に希望の光が射してくるかのようでした。弱音を奏する卓越した技術と弱音に魂を注入することのできる小山さんならではの崇高な演奏に言葉を失います。

【第3楽章:スケルツオ】
 全体を通して弱音で統一され、快活さと繊細さとを特徴としたスケルツオです。小山さんの鮮やかな技巧が、束の間の幻影のようなこの曲の魅力を余すことなく味わうことができました。

【第4楽章:アレグロ・マ・ノントロッポ】
 540小節にも及ぶ長大なフィナーレ。音楽の流れを度々中断させるオクターブのモチーフがユニークです。軽快な動きの第1主題、流れるように美しい第2主題、壮大な音響に圧倒されるエピソードと聴きどころ満載の第4楽章ですが、何と言っても、最後のプレストのコーダは圧巻です。この偉大なソナタの終結に相応しい圧倒的な高揚感を実現した小山さん…希望と神への感謝の表現、そして確信に満ちた肯定的な意思が注入された最後の3音の見事さ!

 肯定的で賛歌のようなプレストコーダ…小山さんの演奏が聴き手の心を奪い、例えようもない満足感を抱くことができるのは、第1楽章での小山さんの奏楽があってのことです。

 シューベルトは、ピアノソナタ第21番変ロ長調D960と同時期に、ソプラノとピアノとクラリネットのための歌曲『岩の上の羊飼い』D965というこの世のものと思えないほど美しい歌を作曲しています。ソナタ第21番と同じ変ロ長調で作曲されており、曲のコーダでは感謝の気持ちを込めて「春がまもなく来ます、ああ春よ、私の喜び、いまこそ私は旅の支度を終わらせます。」と輝かしく幸福感に包まれて歌われます。そして、曲を結ぶピアノによる最後の和音は、ソナタ第21番の最後の和音と全く同じなのです。それは永遠の命が約束された天国の扉を開ける和音でもあるのです。

 ピアノソナタ第21番と「岩の上の羊飼い」との間には共通のシューベルトの想いが宿っています。小山さんは、そうしたシューベルトの想いを、ピアノと協働して崇高なレベルで語った最初のピアニストでいらっしゃるのです。

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★★小山さんへ:念願叶って、小山さんの演奏でD960を聴くことができ感極まっています。シューベルト生誕220年の年に、このような崇高でありながら、聴き手の心を温かくするシューベルト演奏に接することができて幸せです。深く感謝しています。天国にいるシューベルトも深い満足感で小山さんに感謝していることでしょう。
Date: 2017/05/22/22:44:12 No.4714

Re:崇高なレベルでシューベルトの想いを語る小山さん
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5月27日、宗次ホールにて私もこの「音の旅」に同行させていただく幸いに恵まれました。
勿論シューマンもベートーヴェンもそしてアンコール曲の一つ一つも胸に沁みましたが、就中(ナカンズク)小山さんの演奏されたこのシューベルトのソナタ第21番は、これまで今ひとつシューベルト曲の良さが分かっていないと思われた私の中に自然と沁み込んできて、大感動をもたらしてくれました。そしてサイン会で、「また、本物の音楽を聴かせていただきました。小山さんのお蔭で、私の知るシューベルトの曲で一番好きな曲になりました。」とお伝えする事ができました。

近年の小山さんは、シューベルト大好きと仰って、どこでも、即興曲をはじめとするシューベルトの曲を披露されてきました。
小山さんがそのような過程を踏まれてきたことも、これまで歌曲的な音楽に疎かった私のような人間にとっても、潜在意識のレベルからとても共感できる音楽として聴こえてきたのだ、と思います。
私にとってもう一つ幸いであったことは、とさま様が上記で触れられている、ソプラノとピアノとクラリネットのための歌曲『岩の上の羊飼い』D965を、この一月に王子ホールで聴く機会があったことです。

今回のリサイタルのプログラムノートに、シューベルトのこのソナタについて小山さんは、「・・・、言葉でどう語ればいいのか…それは語れない想いなのだと思うのです。音に気持ちを託すしかない、・・・」等と記されています。ほんとうにその通りだと思います。
そしてまさに音楽でしか語れない、ピアノでしか語れなかった芸術を、聴かせていただいたのです。

その上、いつものファン仲間の皆様とご一緒させていただいたお蔭で、この時の小山さんはまさにシューベルトその人であったことが証明されました。それは私の言葉で表現すれば、例え小山さんがこの曲を編曲されるような事があっても、きっとそれはシューベルトの曲になるという、とさま様のご指摘によって判明したからです(笑)。
しばらくは小山さんのお写真と共に、シューベルトの肖像も飾ろうかという気持ちです。(笑)

最近になって私は、いわゆる難病の方々と交流する機会を与えられています。今回のベートーヴェンやシューベルトのソナタ作曲時期に、ベートーヴェンやシューベルトも、この難病を抱えた方々と同じような境遇にあったことを思うと、これらの曲はきっと、今難病を抱えている方々にも聴いていただきたいなあと、そして、それだけでなく、東日本大震災をはじめとする自然災害に遇ったり、いろんな辛い思いをされている方々にも、是非聴いていただきたいなあという思いが募ります。

この「音の旅」「ピアノで綴るロマンの旅」も、もう今年が最終年ですが、このように貴重で稀有な活動を積み重ねてこられた小山さんによって、来年以降もずっとずっと演奏活動を続けていただきますように、ファンとしても心からお願いするところです。
Date: 2017/05/28/07:37:00 No.4715


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「 音の旅 」 第23回 〜祈りを込めて〜 仙台公演より
オクターヴ練習中
 「 音の旅 」第23回 〜祈りを込めて〜 仙台公演を今回もとてもすばらしいシートにて拝聴をさせていただくことが出来ました。プログラムには、演奏曲目とくわしい解説が記載されていて、演奏の前に、どのような感じなのかをイメージすることが出来てとても良かったです。音楽の勉強をすることがなかった自分にとっては、このプログラムと「 小山実稚恵の世界 ーピアノで綴るロマンの旅ー 」で、”小山実稚恵さん ”の「 音の旅 」の演奏曲目の知識を得ることが出来るのです。
 ”小山実稚恵さん ”の「 音の旅 」を拝聴するときはいつも、「今日はどんな曲なんだろう」という気持ちで席に座っています。今日もそんな気持ちで席に座りました。そして今日のプログラムを拝聴いたします。
 シューマン:幻想小曲集 作品12
シューマンの人柄が分かったような気になりました。シューマンの内面にある、コロコロと変ってしまう様々な感情、揺れて揺れて自分には制御不能な状態、時折現れるどうしようもない不安をどうにかしてほしい、というような思いがシューマンの中にあったのかもしれないということを強く感じました。
 ベートーヴェン:ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
この曲は聴いたことがありました。でも以前にに聴いた演奏とは全然違っていることにおどろきました。同じ曲でも、ピアニストが変われば、演奏がこんなに変わってしまう、ということを感じた演奏でした。そして、弾き手にも聞き手にも集中力を要求する強い力に満ちている、ということも本当に強く実感いたしました。
 シューベルト:ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960
ベートーヴェン以後に作曲された最も美しいソナタ、ということが自分にも解ったような気がしています。とてもうつくしいエンディングで、はかなく、せつなく、響くピアノの音色。きれいに、きれいに終わっていく。シューベルトの優しさに溢れているエンディング。そんな印象が強く残っています。

 ”小山実稚恵さん ”の 「 音の旅 」では、毎回新しい発見があります。今回の”小山実稚恵さん ”の「 音の旅 」も新しい発見があります。いつの頃からか、ピアノに向かうことは作曲家と対話をしていくことなのかもしれないと思うようになりました。コンサートやリサイタルに足を運ぶことは多くはありませんが、コンサートやリサイタルに足を運べば、演奏家と作曲家の対話の他に、演奏家のいろいろな思いが一緒に見えてきます。けれど、”小山実稚恵さん ”の「 音の旅 」はちがっています。”小山実稚恵さん ”の 「 音の旅 」では、”小山実稚恵さん ”と作曲家との 「 対話 」 だけ、が視えるように思います。視えるのは 「 対話 」だけ。そして、”小山実稚恵さん ”の「 音の旅 」では100パーセントそのままの ”小山実稚恵さん ”の感情が視えてきます。飾らない、気負わない、そのままの ”小山実稚恵さん ”視えています。ピアニストと作曲家との対話だけが視えるピアノリサイタルです。自分の偽りのない本当の気持ちを伝えることが出来たのは、”小山実稚恵さん ”に集う人の人柄の良さと、何も求めない、作曲家と”小山実稚恵さん ”の「 対話 」で、様々な感情、様々な表情を、そのまま表現する”小山実稚恵さん ”を観ることで、自分の中にある様々な感情が、共感で呼び起されたのかもしれないと思っています。

 いま、自分の胸の中には様々な思いがあります。そして、その思いを伝えてみたいという気持ちもあります。可能かどうかはわからないのですが、そんな気持ちがあることを”小山実稚恵さん ”に伝えてみたかったのです。
Date: 2017/05/21/22:49:02 No.4713


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12年間・24回リサイタルシリーズ「音の旅」第23回〜祈りを込めて〜
実稚恵さまの微笑み

ここ何日か天候の移り変わりの激しい日々でしたが、本日は朝から快晴。博多の街には清清しい五月の晴れ間が広がっています。いつもながら実稚恵さまのお力を感じずにはいられません。

いよいよ待ちに待った第23回「音の旅」公演が博多はFFGホールからスタートします。
今まで11年間、春秋の年2回、それぞれ、北は札幌から南は博多まで全国の6か所(現在)を巡ってきた「音の旅」もいよいよ今年の2回を残すのみ。一抹の淋しさ。感傷を感じます。

実稚恵さまの前例のないこの「音の旅」シリーズの偉業や、積み重ねてきた足跡に畏敬と感謝の気持ちを送ることしかできません。

開場前のホールには「当日券販売はありません」の掲示も貼り出されました。満員札止めとなった今回の公演でした。

ステージには、祈りを具現化した十字架が置かれ半分には青緑色の蔦がからみついています。枯れ木、緑色の植栽もセットされていました。

さて、イメージカラーの彩度の低い青緑色と「くすんだ」を表現したと思われる赤茶とも赤紫とも言えるグラデーションのドレスに身を包み実稚恵さまは登場され、演奏前の貴重な時間にもかかわらず優しく丁寧に本日の演奏曲目の解説をしてくださいました。

いよいよ最後の年になり、その中には東北や熊本の震災等、自然の厳しさを感じることもあったことを冒頭に述べられていました。

今回のプログラムは24回の中でも特に充実した曲が揃った充実の回だと語られていました。〜「祈りを込めて」〜クララとの成就を願った若き日のシューマン。晩年の苦難の中、勇気と意志を振り絞ったベートーヴェン。死の予感を感じながら、その中でも美しさ気高さを曲に表わしたシューベルト。三者三様の「祈り」を教えてくださいました。

本日のプログラム

シューマン 幻想小曲集 作品12
ベートーヴェン ソナタ第31番 変イ長調 作品110
シューベルト ソナタ第21番 変ロ長調 D960
〜アンコール〜
ショパン ノクターン21番 ハ短調
ショパン ノクターン13番 ハ短調
バッハ  平均律1番 プレリュード

1曲目は久しぶりのシューマン。新作CD「ゴルトヴェルク変奏曲」を演奏された第20回「究極のアリア」の回以来です。8曲の小曲からなる作品でしたが、シューマンらしい変化と彩りに富んだ作品でした。1曲目の「夕べに」。「夜想曲集」に収録された馴染みの曲で嬉しかったです。
2曲目ベートーヴェンのソナタ。
彼の音楽は、押し出しが強いように感じるのですが、この31番は別格でした。とても自然で美しい旋律や、彼、独特のダイナミックさも「とてもバランスが取れている」と実稚恵さまがおっしゃっていた通りに堪能することができました。傑出したピアノ作曲家であると実稚恵さまの演奏を聴いて感じました。
3曲目シューベルトのソナタ
最近の「音の旅」で、ずっとプログラムに登場しているシューベルト。今回の作品が最後のソナタとなったそうです。「あまりに哀しく、慎ましく、優しく、痛く・・ひそやかに語るシューベルト」「こういう作品が世の中に存在することがあり難く・・」と実稚恵さまはプログラムに記されており「音にできることが幸せだ」と仰られていますが、素晴らしい実稚恵さまの演奏で拝聴させていただくことができ、さらなる至福の感動の中に包まれたひとときでした。本当にありがとうございました。

アンコールは、やはり外せないショパン。しっとりとしたノクターンの21番に続いて、白眉の13番。私の脳裏には何年か前の佐世保でのリサイタルでの演奏後の女性のスタンディングオベーションの姿が浮かびました。感情を解き放ったような素晴らしい演奏に思わず目頭が熱くなり演奏後にブラボーの声を恥ずかしながらあげてしまいました。
アンコールの最後は、次回の橋渡しとなるバッハの平均律クラヴィーア曲集の第1番。
グノーのアヴェ・マリアの旋律を思い浮かべながら聴きました。

最後までキーワードの「祈りを込めて」の回でした。祈りと音楽の尊さを感じさせてくださった実稚恵さまに感謝いたします。

PS

福岡の地に「とさま」さま「ぴあのふぉるて」さまがはるばるお越しになられ再会させていただきました。「とさま」さまにいたっては、今23回全6公演を全てお聴きになられるとのこと。まさに感嘆の極みでした。また、一段と深遠な鑑賞記を拝見させていただきます。
Date: 2017/05/15/23:13:36 No.4711

Re:12年間・24回リサイタルシリーズ「音の旅」第23回〜祈りを込めて〜
ぴあのふぉるて
5/14、小山さんの「音の旅」を、今回初めて福岡のFFGホールで、主人とともに拝聴しました。義姉も初参加です。
実稚恵さまの微笑みさん、とさまさん、ご一緒できて嬉しゅうございました。
小山さん本当に素晴らしかったですね。生演奏ならではの緊張感あふれる、最高のステージでした。

演奏前、小山さんは第23回 〜祈りを込めて〜 への思いを、お話しくださいました。
(メモより抜粋)
〜〜「ピアノの作品の中で充実の、密度の濃い作品が3曲揃ったプログラムです。
シューマンの「幻想小品集」は、不安と幸福。相反する二つの思いが反映されています。
ベートーヴェンの最後から二つ目のソナタ第31番には、生活、精神性、楽器の変遷、「音楽への愛」…
ベートーヴェンのいろいろが、バランスよく、密度濃く表されているのでは?と弾くたびに感じます。
そして後半はシューベルト:ソナタ第21番。これほど早い死と思わず、思いたくなく、叶いそうにないと思いながらも小さな希望を込めている…。
今も、当時と同じ感動を呼び起こさせる力がある、こういう3曲です…」〜〜

そして、いよいよ演奏が始まります。
なんと瑞々しい活力にあふれたステージでしょう! まさに、今、ここでしか味わえない、生演奏の醍醐味!
気持ちを音に託そうと一心にピアノに向かっておられる小山さんの、気迫と愛に満ちた演奏に心を奪われ、最初は気になっていたこのホールの楽器の重たい音色や反応などは、些末なことに思われました。 

小山さんは作曲家の心情をピアノで描き尽くして、本当に素晴らしかった。
シューマンの揺れる思い。ベートーヴェンの嘆きと勇気、そして「ピアノへの愛」。 早逝したシューベルトの、切ない思いと「小さな希望」…
「このプログラム、大好きです」とお話しくださった小山さんの、作曲家と作品への思いが、ひしひしと伝わりました。
大作曲家の方々の体温をこれほど身近に感じたのは、初めてです。
このところ、特に東日本大震災後の小山さんは、何事にも臆することなく、お気持ちを表現なさっているのではないでしょうか?
深化なさる小山さんに魅惑され続けております。

そして、第3部=アンコール。ショパン:ノクターン第21と第13番(ともにハ短調)の美しさと切迫感に心を打たれました。
締めくくり、バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より第1番プレリュードは、何も特別なことをしていないような、清楚で美しい完璧な演奏でした。
次の第24回〈最終回〉は、この曲から始まるのですね! 心待ちにしています。

小山さん、どうもありがとうございました。
勇気・信念・希望など、前向きなエネルギーに満ちた小山さんの音楽は、心の糧です。
Date: 2017/05/18/18:18:10 No.4712


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小山さんの深い「”バッハ愛”」が凝縮されたCD
ぴあのふぉるて
5/3から毎日、小山さんのバッハを聴いています。

小山さんの躍動感いっぱいの、生命力みなぎる演奏、最高ですね。
目が醒めるような明るい色彩感に、ワクワクします。
変奏一つ一つが、鮮やかに描き分けられて、ほんとに素敵。
「数学的秩序」など緻密な構造を意識させない、生き生きした演奏だから、聴く側は心地よい音の流れに身を委ねることができますね。
次々とあふれ出る美しい瑞々しい音楽に、心を奪われます。
小山さんを聴くと、今まで好きで聴いていた他のピアニストの演奏など、すっかり色あせてしまいます。

大バッハ先生も、泉下で歓喜しておられることでしょう。
「おぉ、実に素晴らしい。ついに現れた。真の表現者が!
ありがとう。Vielen Dank, Michie san. 
しかし、これほど明朗な音楽だったとは。我ながら、大変よくできました。(えへん)」と。

アリア、11小節目の分散和音:
小山さんはここをどんなふうにお弾きになるかしら?と興味津々でした。
(奏者によって異なるので…)
なんと、小山さんはまずは下から上へ、そして繰り返しの時には上から下へ、弾いておられます。ひゃ〜、二通り、混ぜるのも有り、なのですね! 素敵。

それはさておき、この曲が、実は「左手」の低音主題に基づく変奏曲である、ということが、小山さんの演奏でよくわかりました。
第4変奏を初めて聴いた時の衝撃と感動は忘れません!
他にも、第7変奏、第10変奏フゲッタ、第16変奏 序曲、第18変奏、第22変奏、第29変奏…など、力強くて端正な、左手の歌に心を打たれます。
こうして楽しく旅するうちに、第30変奏で村人達に会い、いつの間にか、再び、あのアリアが聴こえてくる…。その美しさに、もう言葉もありません。

小山さんの演奏によって、名曲が、真の意味で蘇ったのではないでしょうか。
小山さんの「ゴルトベルク変奏曲」は「人類の至宝」(=とさまさんのお言葉)に同感です。
そして、「廻」の意味を思いました。
(「廻」は「ショパン」1月号「2017年入魂の一語」で小山さんのお選びになった漢字です)

CDの盤面の幾何学模様も、印象的ですね。
小山さんご自身によるライナーノーツは貴重な記録です。
黒い紙面には、果てしなく広がる宇宙空間を感じます。
たくさんのお写真も嬉しく拝見しました。
「左手」をピアノに乗せたポーズは、作品の特徴を暗示するように見えて素敵です。

小山さんの深い「 ”バッハ愛”」が凝縮されたCDを、大切に聴き続けたいと思います。
小山さん、本当にどうもありがとうございました。
Date: 2017/05/06/18:37:43 No.4705

Re:小山さんの深い「”バッハ愛”」が凝縮されたCD
とさま
ぴあのふぉるて様

小山さんの最新録音のバッハのゴルトベルク変奏曲の素晴らしいCD演奏に対し、読み手を引き込むような素敵な感想をお寄せ下さり、有難うございます。聴き手を幸せにし、心を優しくし、そして活力を生み出すような、卓越した小山さんの演奏の本質を語り尽くした、ぴあのふぉるてさんの文章を拝読すると、とても嬉しくなります。

【目が醒めるような明るい色彩感】
【生き生きした演奏】
【心地よい音の流れ】
【美しい瑞々しい音楽】
……これらは、ぴあのふぉるてさんの文章にある、小山さんの演奏の特徴を表現したキーワードです。「曲名は?」の問いに対し、「ゴルトベルク変奏曲」と答えられますね。それほどぴったりの表現だと思いますが、その一方で、それに相応しいゴルトベルクの演奏は…となると、滅多に出会うことができませんね。

【小山さんを聴くと、今まで好きで聴いていた他のピアニストの演奏など、すっかり色あせてしまいます。】(ぴあのふぉるてさん)…これは誇張でも何でもなく、本当にその通りだと思います。小さいころからゴルトベルク変奏曲が大好きだった私は、理想の演奏を求めて旅をしていたかのようでした。音の旅で小山さんの演奏を拝聴し、やっと本当のゴルトベルクに出会うことが出来、幸せでした。しかし、それ以来、自宅でゴルトベルクのCD演奏を聴くことができなくなる、という事態になってしまいました(笑)。

ですので、ぴあのふぉるてさんの『他の演奏が色あせる』の意味がすごくよく分かります。

大バッハ先生の歓喜のお言葉…リアルですね。そして素晴らしい!

そうですね、左手に現れる主題の動きや左手の歌に着目して聴くのも楽しいですよね。

第29変奏のクライマックス〜第30変奏「クオドリペット」〜アリアの流れは本当に感動的ですね。

【その美しさに、もう言葉もありません。】(ぴあのふぉるてさん)…感動で言葉を失いますね。【楽しく旅をする】というぴあのふぉるてさんの言葉も素敵ですね。そう、バッハのゴルトベルクは第25変奏だけ哀感の表現が見られますが、楽しい旅が基本にありますね。その第25変奏を小山さんは速めのテンポで演奏されます…これは小山さん独自のテンポ設定ですが、その音楽の素晴らしさが初めて明らかになったと思います。ぴあのふぉるてさんのお言葉【小山さんの演奏によって、名曲が、真の意味で蘇ったのではないでしょうか。】に深く共鳴します。

私も大切に大切にこのCDを聴き続けていきたいと思っています。

一人でも多くの方が、この人類の至宝のようなCDを聴いて下さることを願っています。人生観が変わるCDがあるとすれば、このCDは真っ先に上がってくることでしょう。

小山さんに感謝申し上げます。同時に、制作に関わった全ての方にも感謝したいです。

とさま
Date: 2017/05/13/00:46:29 No.4710


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