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いま、つたえたいこと
オクターブ練習中
≪愛のない人≫の下に生まれて、≪氷の世界≫を生きてきた。


”小山実稚恵さん”のピアノを聴いて、このことに気付く。
上辺だけの≪取り繕い≫は必要ない。
真の ” 想い ” を見つけること。
今迄の、”小山実稚恵さん”の 『 音の旅 』 で見つけたこと。


深層を感じ表層を伝える。
前回の 『 音の旅 』 で僕が”小山実稚恵さん”に伝えたことの答え。


深層か、表層か、は、第3者が決めていく。
ピアノに向かいながら、そんなことを感じていました。


もう少しで、ピアノが弾けるようになれるかもしれない。


でも、今迄、記憶した指使いを変えて、
もう一度、指を作りなおさなければいけない。


動かない薬指を動かすために、3,4,5、の指で弾いていた運指を変える。
ポジションの移動をするために、1,2,3、の指で弾けるように運指を変える。


どうしても、上手くいかないポジションの移動から、
しばらく、ピアノから離れていた。
けれどいま、もう一度、ピアノを弾くための、
モチベーションがみつからない。


”小山実稚恵さん”に伝えてみたいと思うことはたくさんあった。
でも、ずっと、伏せていた。
時流を見るために。
本当に自分が伝えたいことは何なのか、を見つけるために。


仙台公演は明日。
明日の演奏を前に、”小山実稚恵さん”は、目を通すでしょうか。


何日か前に、作って、しまっておいた。
修正が必要で、まだまだ、稚拙な所が目についたから。


けれど、不完全でも、伝えてみても、いいかもしれない、と思えるようになった。
”小山実稚恵さん”にだけは、自分の本心を伝えて見たかったから。


まだまだ、手直しの必要のある、稚拙な僕の本心。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いま、”小山実稚恵さん”に伝えてみたいこと。


時が流れるのは速く、いつも追い越されていく。
どんなに頑張っても、遅れたまま進んでいく。
喪失した時間を取り戻せない。
どんなに取り戻したくても。
自分のために流す涙が枯れ掛けている
胸は動くのだけれども。
自分のために流す涙が枯れ掛けている。
なぜだか理由が見つけられない。
なぜなのか。
なぜなのか。


これが、いまの自分の心境。


毎日、訳も分からずピアノを前に、出来ない自分に向かう日々。
ようやく、本当に、ようやく、いくつかの作品を弾けるようになった。
未完成のままに。
どうしても記憶できない、多彩に変化する、コード、ドミナント。
それでも、毎日、ピアノを弾いた。
身体の痛みが消えるから。
空の虚しい胸の内に、少しの水が注がれるから。
どしても理解が出来そになかった。
どうしても。
どうしても。


これが、いまの自分の心境。


ほんとうに、わからないものです。
自分がこんな詩を作ってみるとは思ってもみませんでした。
”小山実稚恵さん”に伝えてみたいと思うことはたくさんありました。
けれども、いつも、二の足を踏んでいました。
なにか、ひとつでいいから、出来るようになったと言えるものが欲しかったので。
いま、
出来てるような、出来てないような。
あと、ちょっと、あと、ちょっとで、ピアノが弾けると言えるようになるかもしれない。
そんなところです。


いま、”小山実稚恵さん”に伝えてみたいこと。


それは、いま、わかった、過去の自分。


6歳の時に、生まれてきたことを後悔したこと。
6歳の時に、お金に恐怖を抱いたこと。


生まれてきたことを後悔した人は、たった独りになってしまう。
お金に恐怖を抱いた人は、すべてを嫌いになってしまう。


それが、はっきり、わかったこと。
  

毎日が、苦痛だった。
毎日が、恐怖だった。
毎日が、絶望だった。
毎日が、嘘だった。


≪愛のない人≫


≪愛のない人≫の下に生まれてきました。
もしかしたら、結婚生活が≪愛のない人≫にしてしまったのかもしれません。
悲しみと憎しみに満ちた言葉の中で育ってきました。
笑顔で悲しみと憎しみの言葉が交わされていました。
真に憎むことが出来たらどんなにいいでしょう。
悲しむことがなくなるから。
それが、出来ないから、苦しいわけです。
感謝の気持ちがあるから、絶対、憎しみ切れないわけです。


毎日、自然に出でしまう、悲しみと憎しみの言葉を、独り言で呟く。
けっして、だれにも、聴かせられない。
それは、絶望を、望む声だから。
それを、自分は、知っているから。


≪氷の世界≫


≪氷の世界≫で生きてきました。
もしかしたら、全くの善意が≪氷の世界≫にしてしまったのかもしれません。
温もりのない生活の中で育ってきました。
温もりは悪という思いだったのでしょう。
真に悲しむことが出来たらどんなにいいことでしょう。
喜びだけが待っているから。
それが、出来ないから、悩むわけです。
感謝の気持ちがあるから、絶対、悲しみ切れないわけです。


私は絶望を知っています。
家族の一人が絶望しました。
たった独りで。
悲しみのなかで。
理由も、今は、解かっています。
かつては、全く、解らなかった。
嘘で満ちてた生活なので。
嘘が本当の生活なので。


≪愛のない人≫の≪氷の世界≫は楽でした。
感じることは、ないものですから。
感じてしまうと、心が壊れてしまいますから。


今は、感じています。毎日、感じています。
ピアノを弾いて、努力する大切さを知ったのです。
ピアノを弾いて、休憩の大切さを知ったのです。
最近、ピアノを休んでいました。
演奏に必要な、素早い移動が出来ないことで。
休んでいるうち、ポジション移動は、親指ということに気付きました。
あとは弾き込んでいけるかどうか。
そう感じています。
あとは筋力をつけることができるかどうか。
あまりに弱い筋力だったので。


伝えてみたいと思うことはたくさんあったのに、閉まってあった胸の内がこんな形で出てきました。
感じたことを、感じたままに、そのまま伝えるということは、大切ですね。
心が病んでしまわないように。
深層で感じ表層を伝える。

どうしてわからなかったんだろう。


自分でも、思ってもみなかったことが、出て来てしまったんです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

”小山実稚恵さん”にだから、伝えることの出来る、偽りのない本心。
Date: 2017/10/21/13:12:22 No.4763


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第24回音の旅 〜永遠の時を刻む〜
実稚恵さまの微笑み

長い間辿ってきた音の旅も、いよいよ千秋楽となりました。

いつもは天候に恵まれる実稚恵さまの演奏会ですが、今回ばかりは最終回の哀しみからか、朝から降り続く雨が止む気配もありません。

私も、朝から特別な今回の演奏会に気持ちが鎮まらず早々に博多に向かって出発しました。会場到着も昼過ぎと早かったのですが、開場まで雨宿りを兼ねて建物軒下に並びました。もちろん、いつもの指定席を確保しているために並ぶ必要はなかったのですが、落ち着かず雨を見ながら佇んでいたいと思ったからでもありました。
天候のせいもあり15分繰り上げての開場となりました。当日券も全席完売のため今回はなく皆さんの期待がうかがえます。

会場に入るとステージ上に立派な百合の花のオブジェが飾られ芳香を放っています。満員の聴衆の前にイメージカラー、シルバーのドレスのとても高貴なお姿の実稚恵さまが登場されました。

あっというまに12年が経ったこと。音の旅シリーズを終わりにしてしまうのがもったいないと感じているとお話されました。
この演奏会を続けることができたのもたくさんなピアノの楽曲があったからで、作品に対する色々な想い・オマージュ。作曲家たちへの敬意の念を感じていると仰っていました。

本日のプログラム

バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻より第1番 ハ長調 BWV846
シューマン 3つの幻想的小品 作品111
ブラームス 3つの間奏曲 作品117
ショパン ノクターン 第18番 ホ長調 作品62−2
ショパン 子守歌 変二長調 作品57
ショパン マズルカ 第49番 ヘ短調 作品68−4
ベートーヴェン ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
〜アンコール〜
バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻より第2番 ハ短調 BWV847  フーガ
シューマン アラベスクハ長調

前回のアンコールから続く、バッハのクラビーア1番。グノーのアヴェマリアとしてあまりにも有名な旋律に何とも言えない安らぎを覚えました。シューマンとブラームスの小品は、共に2曲目がとても美しくて胸がいっぱいになりました。なんて今回の作品は心のひだに寄り添ってくれるのでしょう。実稚恵さまの持つやさしさ素晴らしさが紡ぎ出す演奏に言葉も出ませんでした。

ショパンの3つの曲はもうへたな感想も受付ないような完璧な作品で、晩年の透明な哀しみとも言えるような雰囲気が漂う作品でした。やはり、私は実稚恵さまの弾かれるショパンに心酔いたします。

休憩後は、大曲、ベートーヴェンのソナタ第32番です。実稚恵さまの解説によると彼の最後のソナタで永遠の時を刻む生命の循環、輪廻を感じる力強い作品で、音の旅の最後は、この作品だと強く心に決めていたそうです。
実稚恵さまの強い意志と決心が感じられる、音の旅シリーズの到着点だという思いのこもった万感の演奏に会場も引き込まれました。「美しいトリルが主題と協調しながら遠くから響き、天国的な美しさの中で音粒が降りてくる。そして、厳かに平安の中に響きが消えてゆく。。」 音の旅も静かに幕を閉じたのでした。

深い感動と感銘の中で、身じろぎもせず余韻に浸っていたかった。。。
今回は、アンコールは要らないと思ったのですが、2曲、弾いてくださいました。
最後の「アラベスク」は、音の旅第1回の最初の曲であったとのこと。「旅(人生)は、続いていくのよ。。」 実稚恵さまの皆に届けられたメッセージとして受け取らせていただきました。

実稚恵さまお疲れさまでした。色々な思い出をつくっていただきありがとうございました。過去の会場、演奏、実稚恵さまの表情などが走馬灯のように思い出されます。また新たな旅立ちを実稚恵さまとともに歩んでいきたいと思っています。
Date: 2017/10/16/14:44:42 No.4760

Re:第24回音の旅 〜永遠の時を刻む〜
まじょるか魔女
ついに、とうとう、いよいよ・・・
小山さんの「音の旅」最終回が福岡から始まりましたね。
「実稚恵さまの微笑み」さん、愛情溢れるきめ細かいレポートを有り難うございます。
小山さんがお話された「作曲家たちへの敬意の念」。このお気持ちを貫かれていらっしゃるから、
私たちも楽曲の素晴らしさに素直に入っていけるのですね。
小山さんの「音の旅」のテーマでもある「輪廻」を感じる力強いベートーヴェンのソナタ第32番。
音の旅の最後は、この作品だと強く心に決めていらっしゃったのですね。
ファンサイトfacebookの 小山さんのお姿の美しさに息を呑みました。内側から発する光が映ったかのようなシルバーのドレスに、横に拡がった百合の花のアレンジを抱えられ、ひとつの旅を終えられた
深い達成感が伝わってくるお写真ですね。
白い百合は、アンコールの曲にも繋がる「音の旅」第1回のテーマカラーを表現されているのでしょうか。

「旅(人生)は、続いていくのよ。。」 微笑みさんが受け取られたメッセージの意味を考えながら、
名古屋宗次ホールの日をお待ちしたいと思います。
Date: 2017/10/18/08:40:23 No.4761

Re:第24回音の旅 〜永遠の時を刻む〜
実稚恵さまの微笑み
まじょるか魔女さま

リプライありがとうございます。

実稚恵さまの冒頭のごあいさつは、実稚恵さまの想いと演目の解説を詳しく分かり易く、お気持ちを込めてしていただいたのですが、お話を聞いているだけで、私は胸がいっぱいになりました。

九州(福岡)は、1会場から2会場そして、また1会場と飯塚、八幡、小倉等、また博多も現在の会場と以前の会場は異なっており、それぞれの会場ごとに思い出がよみがえります。

そんな変遷と、音の旅というプログラムの移り変わりが、より深い感銘を醸し出してくださいました。

実稚恵さまの傍らで音の旅を、楽しませていただいた歓び幸せを感じております。
書き込みありがとうございました。よろしくお願いいたします。
Date: 2017/10/18/17:59:19 No.4762


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楽器と名演奏家(=小山さん)との祝福された関係
とさま
オクターヴ練習中様
ファンの皆様

秋らしく清々しい季節を迎え、皆様お変わりありませんか。

オクターヴ練習中様のご投稿を拝読し、改めてピアノという楽器のメーカー(制作者)に想いを馳せています。

オクターヴ練習中さんは、プレイエルのピアノでのある奏者のショパン演奏をお聴きになったのですね。ショパンは、繊細でやわらかく澄んだ音色を出すことのできるプレイエルのピアノを特別に愛し、サロンのような小さな空間での演奏を好んだと言われています。音が歪んだのは、もしかすると古い楽器の状態が万全でなかったか、あるいは、プレイエルのピアノの繊細な響きを楽しむのには会場が広すぎたのかもしれませんね。奏者とピアノと会場との関係はとてもデリケートなのだと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翻って、小山さんとピアノとの関係にも想いを巡らせていました。

小山さんはスタインウェイのピアノを好んで弾かれますね。それでも会場にスタインウェイがないときには、当然のことながら、別のメーカーのピアノを弾かれますね。

今年、3月9日「音楽の友ホール」で開催された、『池辺晋一郎&小山実稚恵 スペシャル・トーク&ライヴ』において、小山さんはベーゼンドルファ―のピアノで素晴らしいシューベルトの音楽を届けて下さいました。jackyさん(No.4689)、covariantさん(No.4691)、ぴあのふぉるてさん(No.4688)が、小山さんが演奏されたベーゼンドルファーのピアノの魅力について、それぞれ素敵な感想をお寄せ下さっていますね。

【小山さんの思いの込められた繊細なタッチに応えるように、楽器から、玄妙な美しい音色が立ちのぼりました。】(ぴあのふぉるてさん)…これは、小山さんの演奏の本質を見事に表現していると感じ入りますが、ぴあのふぉるてさんの次のお言葉は、楽器と名演奏家(=小山さん)との祝福された関係を表現していて、心が躍る気分になります。

【ピアノは弾き手を選ぶ楽器である。ということを、改めて実感をもって認識し、心の底から感動いたしました。】(ぴあのふぉるてさん)

スタンウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、ファツィオリ、ヤマハ、カワイ…様々なメーカーのピアノがありますが、小山さんは、どのメーカーのピアノとも協働して素晴らしい音楽を届けて下さる稀有なピアニストですね。ぴあのふぉるてさんのお言葉を拝借すれば、「ピアノは小山さんの想いに応え、小山さんはピアノの想いに応える」祝福された関係が成立していると思います。そうであるからこそ、小山さんとピアノとの間には境界がなくなり、あるのは音楽だけになるのではないでしょうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

オクターヴ練習中さんが仰られるように、伝えるということは本当に難しいことですね。

音楽も同じですよね。奏者の想いを伝えるのではなく、作曲者の想いをどのように聴き手に伝えるのか…オクターヴ練習中さんが書かれた【伝えるということは、信頼するということの同時性が備わる】にヒントがあるように思いました。奏者と作曲家との対話、奏者と譜面との対話、奏者と楽器との対話、奏者と聴衆との対話など、そうした対話は互いの信頼を育み、それが作曲者の想いを聴き手に伝えることに繋がるように思うのです。

*******

子犬のワルツ考などを拝読しますと、オクターヴ練習中さんは、ピアノ音楽が大好きでいらっしゃることが分かります。どうぞこれからもよい音楽を楽しんで下さい。

とさま
Date: 2017/10/03/03:18:08 No.4759


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本当は、一番初めに”小山実稚恵さん”に伝えたかったこと
オクターヴ練習中
 「ようやく書けた」という印象でキーを入力しています。本当に長かった。自分という名の正体、これがなんとなく解るようになるまでの間が。そして、今の、今まで、解らなかった。
 理由も解らないまま、毎日ピアノに向き合う日々。ピアノを弾いている時だけ、苦しい感覚のある右手の違和感、不正咬合からくる、身体が歪んでいくような感覚、これが少しだけ和らぐ。
 なんとか、いくつかの作品を弾けるようになって、身体の違和感が修正されていく打鍵フォームを探していく日々が始まりました。本当はもう少しピアノが弾けるようになってから記したかった。けれども時間は止まることなく進んでいく。そう思うと、次に”小山実稚恵さん”に会うまでに伝えておきたいと思うことを伝えきれなくなってしまう。だから、今、伝える。伝えたいと思うことのなかで、はじめに伝えたいと思うこと。


 もう一人の日本を代表する女性ピアニストとの出会い


 ”小山実稚恵さん”の演奏会へ足を運ぶようになった頃に、時を同じくして、もう一人の日本を代表する女性ピアニストの演奏会へも足を運ぶようになりました。ショパンの生きた時代のプレイエルピアノとともに旅をして被災地演奏会を行ったピアニスト。このように表現することで、読んで頂けている方にご理解して頂けるのではないかと思います。
 あるとき、こちらのもう一人の日本を代表する女性ピアニストの演奏会での演奏の途中、突然ある音が歪むようになりました。曲の途中で突然に1音だけ歪むようになったわけで、演奏はそのまま続いていきます。曲の途中、もう一度その音が歪んで聴こえてきました。けれども、その後で、音が歪むことがありませんでした。
 そういえば、演奏会で歪んだ音を聴いた記憶がない。そんなことを、過去の思い出しながら、気付くのでした。あぁ、やっと”小山実稚恵さん”に伝えることが出来ると思った訳です。でも、その後の別の演奏会で、弦を歪ませながら演奏する姿を観ることがありました。「 えぇ〜っ、なんで〜 」という風に驚きましたが、表現の手法として歪む・歪まないを分けて演奏をしてきたのかもしれないということを思うのでした。
 ここから先は、随分と前のことになるのですが、そのピアニストの演奏会が終わって、たくさんのひとがサイン会に並んでいました。自分もサインをしてもらうための本を手に列に並びました。自分の番になり、本にサインをしていただくと、自分の手を取った後で、サインをした本を手渡していただくのでした。そのときに、ピアニストの腕がまったく違った筋力をしていることを知るのでした。このことを”小山実稚恵さん”に伝えたい、ということをいつのころからか思うようになりました。それに加えてとなりますが、間接的にでも、いつか、そのピアニストにお礼の気持ちを伝えてみたいと思うようになっていました。ようやくこの気持ちを伝えることが出来るかもしれないと思えると、ほっとする気持ちがあります。そして届くといいのですが。


 子犬のワルツ考


 子犬のワルツ。ショパンの作品。どうしても理解できない。”小山実稚恵さん”の演奏を観るまではずっとそう思っていました。子犬のワルツについて、どうしても、「英雄ポロネーズ」を作った人の作品と思うことが出来ないでいるのでした。けれども、”小山実稚恵さん”の演奏で、そして、”小山実稚恵さん”の演奏の際の表情で、ふと、ショパンの犬に対する見方なのかもしれない、ということが頭の中に浮かんできたとき、頭の中で笑いが止まらなくなりました。そこから子犬のワルツが楽しくなってきたように思います。
 もう一人の日本を代表する女性ピアニストの子犬のワルツはショパンと同時代から音を奏でるプレイエルピアノで聴くことが出来ました。プレイエルのピアノで聴く子犬のワルツでは、ミニチュアサイズのピットブルが猛烈な勢いで自らの尾を追いかける絵が浮かんできました。音楽というは本当に不思議ですね。


 本当に難しい気持ちの表現


 伝えるということは本当に難しいことですね。そして、伝えるということは、信頼するということの同時性が備わるものですね。本心を閉じ込めたままの生活に慣れていたためなのかもしれませんが。ひとつ、投稿する度に、ひとつ、信頼する気持ちが出来ていく。そんな気持ちが芽生えてきます。


 とさま様へ


 いつもコメントをしてくださり本当にありがとうございます。最近はピアノに向き合う中で、ポジションの移動について頭を悩ませております。指を伸ばしても届かない鍵盤を打鍵する際の運指に何かいい方法はないかな、ということを考えながらピアノに向き合っています。
Date: 2017/10/02/17:13:35 No.4758


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ちょっと変わった情報です!
管理人@まさと
ファンの皆様へ

大変にご無沙汰を致しております。
いつもファンサイトをご利用頂きまして誠にありがとうございます。
今年は12年間・24回リサイタルシリーズの最終回。
あっと言う間の12年です。

ご存知の方も多いと思いますが、今日は12年間も通い続けていますオーチャードホールの本当に近くにある僕の隠れ所をご紹介します。

昭和の香り満載のクラシック専門の純喫茶です(懐かしい響きです)

興味のある方は、こちらのリンク先をご覧ください。

http://michiekoyama-fan.com/lion.html

では、また皆様と小山さんのコンサート会場でお会いする事を楽しみにしております。


Date: 2017/09/20/21:04:28 No.4750

Re:名曲喫茶ライオンと月刊ショパン
花葉
先日、ヤマハのお店に行とすぐ素敵な笑顔の小山さんと目が合い…「何で?!」と近くで見たら月刊ショパンの表紙でした(笑)
11月の最終公演についてのインタビュー、興味深いです。
また、喫茶ライオンで選曲されている方の連載もありますね♪
Date: 2017/09/26/13:25:29 No.4756

Re:ちょっと変わった情報です!
まじょるか魔女
皆さま、素敵なお知らせを有り難うございます。
「ショパン」10月号は、まさに永久保存版!
表紙の 小山さん、お好きな色のグリーンのドレスで笑顔が爽やかですね。
「旅の終着点へ、そして新たな旅へ」の巻頭特集はタイムリーな企画で、「音の旅」のお供をする者は必読ですね。
96ページの「珈琲と浪漫の香る館から」は、まさとさんの隠れ所「名曲喫茶ライオン」の選曲担当の方の貴重な連載なのですね。
ライオンさんは、まさとさんのコンサートレポートに登場されていて以前から気になっていました。昭和元年にできたお店なのですね。いつか伺いたいと思います。
「ショパン」11月号の特集は「ミルクティーと名盤〜芸術の秋に名曲喫茶探訪〜」と予告されていて、ライオンさんきっと紹介されますよね。
まさとさんの写真館も楽しく拝読しています。クローズアップされた上野動物園の仲間たちの表情、興味深いですね。

まさとさん、いつもファンサイトの運営を有り難うございます。
これからもお身体大切に、末永くよろしくお願いいたします。
Date: 2017/10/01/11:11:36 No.4757


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小山さんの音:唯一無二の確信に充ちた音
とさま
 「ホロビッツトーン(音)」のように往年の大ピアニストは、それぞれが独自の音を持っていたと言われます。ホロビッツの研ぎ澄まされた鋭い音、ルービンシュタインの明るく大らかな音、クラウディオ・アラウの重厚な音、ポリーニの一糸乱れない玲瓏(れいろう)な音、などなど。一聴するだけで、誰が弾いているか分かる…これは、大ピアニストに共通することなのではないでしょうか。

《小山さんの音》…小山さんは、唯一無二のご自分の音を持っていらっしゃいます。小山さんのCDに耳を傾けると、他のピアニストとは全く異なる小山さん独自の音を感じることができます。小山さん独自のタッチや卓越したペダリングが産み出す魅惑的な音…一言で言えば【曖昧さのない確信に充ちた音】。

 確信に充ちた音は、あらゆる種類の音を唯一無二の音に化学変化させます。美しい音、輝かしい音、鮮烈な音、躍動する音、潤いのある音、芯のある音、温かい音、柔らかい音、深々とした音…全てが小山さんの【確信】という触媒による化学変化を起こし、次元の異なる音彩として立ち上ります。小山さんのsf(拙稿No.4739)が素晴らしいのも【確信】という触媒作用を経たからでしょう。テンポ、リズム、ダイナミクス、フレージング、アーティキュレーションと言った音楽表現に重要な要素に対する小山さんの卓越性が相互に重畳(ちょうじょう)することで、往年の大ピアニストの音と並び称されるべき『小山トーン』が比類なき音として誕生するのです。

〜〜〜〜〜〜〜
 本日(9月23日)、岩手県民会館・中ホールで小山さんのリサイタルが開催されました。『岩手県民会館コンサート・サロン』の第200回を記念するコンサートでもありました。仙台でお生まれになり、盛岡で成長された小山さん…様々な想いを抱かれてコンサートに臨まれたのでしょう。満席のホールの隅々まで『小山トーン』が浸透しました。ピアノの状態もよく、小山さんはピアノと協働し、【確信に充ちた音】によるシューベルトとショパンの作品を誠に見事に演奏されました。ファン仲間のお言葉をお借りすれば、潔い(ぴあのふぉるてさん)そしてぶれない(まじょるか魔女さん)小山さんの最高の演奏が刻まれた一生忘れられない公演となりました。

曲目は次の通りでした。

《シューベルト》
●即興曲 変イ長調 作品142-2
●即興曲 ハ短調 作品90-1
●即興曲 変ト長調 作品90-3
●即興曲 変イ長調 作品90-4
●即興曲 変ロ長調 作品142-3
●即興曲 変ホ長調 作品90-2

*******休 憩*******

《ショパン》
●子守歌 変ニ長調 作品57
●ノクターン 第18番 ホ長調 作品62-2
●ノクターン 第13番 ハ短調 作品48-1
●ノクターン 第21番 ハ短調 (遺作)
●ワルツ 第2番 変イ長調 作品34-1「華麗なる円舞曲」
●ピアノ協奏曲 第2番より 第2楽章「ラルゲット」変イ長調(ピアノ・ソロ版)
●アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

《アンコール》
●ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
●ノクターン 変ホ長調 op.9-2
●ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」

 前半のシューベルトの即興曲は小山さんの十八番(おはこ)のレパートリー。小山さんの確信が、シューベルトの核心に触れ、それらが共鳴するかのように、シューベルトの想いが確信に充ちた音で顕現(けんげん)されます…弱音から強音まで、小山さんとピアノとホールが三位一体化し、驚くべきことに、シューベルト音楽がポジティブな様相を呈します。全ての音が意味深く響きます。各声部の音楽的役割をこれほどまでに明示した演奏は稀有です。通奏低音のように流れるシューベルトの「優しさ」をベースに、未来への「希望」や「決意」を確信に充ちた音で肯定的に語る小山さんの奏楽に聴衆は感動で涙しました。

 小山さんの十八番のレパートリーが並ぶ、後半のショパン作品中、ショパン最後のノクターンである第18番ホ長調作品62の2が目を引きます。小山さんは、これまでこの曲をそんなに演奏されていなかったかと思います。ABAの3部形式を取り、そのA部分は、甘美で夢見るような旋律で始まり、充実した和声と洗練された響きにうっとりとさせられます。Agitato(激情的に)のB部分では、動きの伴った16分音符を主体とした不安気な楽想となり、やがてAが再現されます。小山さんの奏楽の素晴らしさは終わりの4小節に顕著に現れます。息を呑むような美しさの極みが実現されたのは、やはり小山さんの【確信に充ちた音】があってのことでしょう。ショパンのノクターン全曲の中で、第18番ホ長調作品62の2は作品48の1と並ぶ、最高の芸術作品であることを、小山さんは教えて下さいました。この2つの作品をプログラムに並べられた小山さんの慧眼(けいがん)に圧倒されます。フラット(♭)系作品がずらりと並ぶ中、(ワルツ第7番と作品22のアンダンテスピアナート部分を除き)ノクターン第18番ホ長調作品62の2が唯一のシャープ(♯)系作品であったとしても、この2つの作品を連続して聴くことの音楽的意義は非常に大きいことを理解しました。このような音楽的体験は小山さんの公演以外では得難いことでしょう。

 シューベルトもショパンも、ピアノという楽器が完全に鳴りきり、持てる力の全てが発揮されたかのような迫力に満ちた演奏でもありました。しかしながら、どんなに強音であっても、決して粗削りになることはなく、音楽的な響きが維持されているのに心底驚嘆しました。また逆に、どんなに弱音であっても、決して痩せることはなく、芯のある音として、ホールの隅々までに響き渡るのも本当に凄いことでした。

 小山さんの確信は、作曲家の核心に届き、その結果、作曲家の想いが、小山さんの確信に充ちた音に宿る、そして聴衆は作曲家の想いを共有する…このような稀有な音楽的機会を提供して下さるのが小山さんなのです。

一聴して分かる小山さんの音=曖昧さのない確信に充ちた音

 これは、なぜ小山さんは各地で一期一会の素晴らしい演奏をなさるのか、その答えなのではないかと思います。また、なぜ小山さんの演奏がかくも多くの音楽ファンを魅了するのか、その答えでもあるのです。それは、(音楽的に)確信に充ちた音には迷いがなく、あらゆる種類の音に生命を付与することができ、その結果、音楽はいよいよ活き活きとし、恣意とは無縁の自然な音楽に化学変化するからです。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
★小山さんへ:《小山トーン》を強く感じさせた素晴らしい演奏に圧倒されました。プログラムを補強して下さり、有難うございました。ピアノの音が説得力を持って響き、シューベルトとショパン音楽の集大成のようにすら聴こえました。聴衆は皆幸せそうでしたね。心から感謝申し上げます。
Date: 2017/09/24/02:37:49 No.4753

Re:小山さんの音:唯一無二の確信に充ちた音
ぴあのふぉるて
とさま様
岩手県民会館でのリサイタルの速報をどうもありがとうございます。
中ホールに鳴り響いた《小山さんの音》を想像しました。本当に素晴らしかったでしょうね。曲目についての分析を拝見し、音楽の表現は、曲選びからすでに始まっているのだということも、再確認できました。

皆様
小山さんの記事情報をお届けいたします(最新号です!)

♪ 『ショパン』2017年10月号
(本日、とさまさんよりお知らせいただき、書店へ走りました)
小山さんが表紙です! 永久保存版ですね!
巻頭には小山実稚恵さんのインタビューが載っています。
素敵なお写真もたくさん。これから拝見するのが楽しみです。
 Pianist Special Interview No.260
 「旅の終着点へ、そして新たな旅へ」

(偶然、特集1では24の調性と色がテーマとなっています。面白そうですね。
 〜「音楽をカラフルに! この調性、あの転調」 )

♪『音楽の友』2017年10月号 p.112-115
〔連載〕小山実稚恵 & 平野 昭 対談 ベートーヴェンとピアノ 第7回
今回取り扱う楽曲:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
  秋の夜長に、ゆっくり拝読したいと思います…。

♪『モーストリー・クラシック』2017年11月号 p.83
「ピアノと私」第42回 〜往年の名演奏家たち(2)〜
ヴィルヘルム・バックハウス、アルフレッド・コルトー、サンソン・フランソワの演奏についてお話しなさっています。
往年のピアニストの方々の演奏(録音)から受ける感動を綴っておられる中に、小山さんの奏者としての思いがにじみ出ていて、感銘を受けました。
 大先輩の皆様と同じく、小山さんご自身、「自分の音楽の特質」を(または《小山トーン》を)、生演奏はもちろん、録音の中にもしっかり残しておられると思います。

以上、取り急ぎご連絡まで。
Date: 2017/09/25/19:27:27 No.4754

Re:小山さんの音:唯一無二の確信に充ちた音
とさま
ぴあのふぉるて様

リプライと最新の記事情報を誠に有難うございます。

音楽の友誌における、小山さんと平野先生の対談【ベートーヴェンとピアノ】シリーズは貴重な見解に満ちていますね。小山さんはベートーヴェンに集中して取り組まれるのではないか、そのような予感がしますね。音の旅の最終回で披露されるベートーヴェンの最後のピアノソナタの小山さんの演奏が待ち遠しい限りです。

【大先輩の皆様と同じく、小山さんご自身、「自分の音楽の特質」を(または《小山トーン》を)、生演奏はもちろん、録音の中にもしっかり残しておられると思います。】(ぴあのふぉるてさん)…本当にその通りですね。改めて小山さんのCDを聴きなおすと、初期の録音においてさえも、小山さんの音楽の特質やトーンが響いていることに驚きの念を禁じえません。

有難うございました。

とさま



Date: 2017/09/26/01:52:15 No.4755


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追伸:小山さんの記事情報のお知らせ
ぴあのふぉるて
もう一つありました。

♪ 『東京人』2017年10月号
特集:クラシック音楽都市? 東京
 p.16-23  鼎談「感動を伝えていきたい、それが原点」
小山実稚恵さん、広上淳一さん、大野和士さんが、クラシック音楽への思いを、クラシック音楽を取りまく現状やご自身の取り組み等を紹介なさりながら熱く語り合っておられます。

♪ 同じく『東京人』2017年10月号
 p.84 Bunkamura オーチャードホール を紹介する記事。文:片桐卓也 氏。
 『小山実稚恵の世界』第24回 シリーズ最終回 のお知らせ:
「…世界的に見ても例のない壮大な企画だった」…
「終わるのが惜しい企画である」と賞賛なさっています。
 片桐さんもやっぱり熱心な小山さんファンでしょうね?

とさま様
温かなリプライをいただき、恐縮しております。
優しいお気遣いを、いつも本当にどうもありがとうございます。
お伝えするのが遅れて、掲載報告のようになってしまい、失礼いたしました。
Date: 2017/09/22/11:32:03 No.4751

Re:追伸:小山さんの記事情報のお知らせ
とさま
ぴあのふぉるて様

追伸を有難うございます。
小山さん、広上さん、大野さんの鼎談が掲載されている『東京人』のホットな情報に胸躍ります。

掲載報告などとお気になさらないで下さいね。バックナンバーは容易に手に入りますので、私達小山さんファンにとって本当に有難いことに全く変わりません。どうぞご無理のないようにお願い致します。

とさま
Date: 2017/09/23/21:49:15 No.4752


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小山さんの記事情報のお知らせ
ぴあのふぉるて
こんにちは。
皆様いかがお過ごしですか?
音楽誌で目に留まった小山さんの記事情報(2ヶ月分)をお届けいたします。
長文となりますが、あしからずご了承ください。

♪『月刊ピアノ』2017年8月号 p.122-123
ピアニストインタビュー 「小山実稚恵」 取材・文/山崎広子 
 〜30枚目のアルバムを発表、そして12年の公演が最終回〜
 *インタビュー* 
ララちゃんはピアノが大好きで、小山さんの練習中、「シューベルトのソナタのクライマックスでは尻尾を立ててすぅーっと合図をしていく」のだそうです。さすが小山さん家の猫ちゃん! 
この秋いよいよ最終回を迎える壮大なリサイタルシリーズに関しては、初めから24回分のテーマとプログラムとイメージカラーを決めて臨まれたことの意図を問われ、ケーキ屋さんの甘い匂いを例にあげて、わかりやすくお答えくださっています。「…そういうふうに何かに触発されて感覚が動き出すのは、すごく新鮮で幸せな瞬間なので、それが舞台にもあるといいなと思ったのです。それはその時間にそこにいる人しか味わえないことだから。」
また、全国各地のいろいろなホールで演奏することでわかってきたことについても、率直にお話しなさっています。
CDデビュー30周年記念、30枚目のアルバム『ゴルトベルク変奏曲』の録音に際しては、「そこでまずは『ゴルトベルク』という音楽そのものを感じたいと思ったのです。」「… だからこのCDではピアノであることよりも『ゴルトベルク』であることがまず絶対だと…」との思いをもって臨まれたのですね。
「30年間、第一線で活躍されてきて、今思われることはなんでしょう?」へのご返答には、一瞬、目を疑いますが、どこまでも謙虚な小山さんの胸の奥に秘められた強い思いを知り、感動しました。最後のお答えも可愛い!
 *Recital Report*
6/17(土)12年間・24回リサイタルシリーズ〈小山実稚恵の世界〜ピアノで綴るロマンの旅〉〜祈りを込めて〜@東京Bunkamuraオーチャードホール
「ピアノと色彩が織りなすロマンの時空を堪能」
当日の演奏模様がプログラム順に丁寧に温かな筆致で報告されています。

♪『音楽の友』 2017年8月号 p.126-129
〔連載〕小山実稚恵 & 平野 昭 対談 ベートーヴェンとピアノ 第5回
今回取り扱う楽曲:
 ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
 ピアノ・ソナタ第6番 へ長調 Op.10-2
 ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3

ベートーヴェンの「新しい試み」について、お二人の細やかな分析と意見交換が展開されます。調性、計算された構成、テンポ、強弱の表現など、楽譜に書かれたこと/又は書かれなかったことから作曲家の思いを繊細に読み取っておられるのですね。
「第6番」…「第3楽章は、冒頭に強弱記号が書いていないのも面白いですね。リピートもありますし、色々な弾き方を試すことができるのではないでしょうか。」とお話しなさる小山さん、きっと対談後すぐにピアノに向かわれたのではないでしょうか? あるいはすでに色々とお試しになった後?
オーケストラが意識されている、と平野さんが解釈なさる「第7番」、小山さんには楽譜から音楽が聴こえてくるのでしょうね。細やかに描写しておられます。
(第1楽章の)「第66小節あたりからは、楽器が次から次へと変わっていく様子が浮かんできます。…」
(第2楽章)「終わりの方などは、作品110の「嘆きの歌」に通じるものがあると思います。」「一方で、第3楽章はずいぶん平和で愛らしい。」
(第4楽章)「出だしがいちばん難しいかもしれません。また、低音域で静かに消えゆくような終わり方も特徴的です。」など。

♪『音楽の友』2017年8月号 p.172
People 「小山実稚恵」 取材・文=道下京子
「新録音、演奏会シリーズ、初めての著書 〜 充実の歩み、さらなる高みへ」
記事の冒頭はアルバムデビュー30年という区切りの時に録音された《ゴルトベルク変奏曲》の紹介。バッハの魅力については「… アイディアを作り込んでいるにもかかわらず、とても自然。耳で聴いても目で楽譜を見ても、自然の美しさが宿っています。…」とお答えになっています。演奏に際してはいろいろな演奏家の録音をお聴きになり、「『ピアノらしく弾く』のではなくて、これはやはり『バッハとして、《ゴルトベルク変奏曲》として弾きたい』」と思われたのだそうです。
12年間・24回リサイタルシリーズ、最終回のプログラム、最後の曲はベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第32番」ですね。「これはシリーズを始める当初から決めていました」とのお話、何度伺っても感動します。本当にすごい。
ご著書『点と魂と』のご執筆秘話も、楽しく拝読しました。

♪『音楽の友』 2017年9月号 p.114-117
〔連載〕小山実稚恵 & 平野 昭 対談 ベートーヴェンとピアノ 第6回
今回取り扱う楽曲:
 ピアノ三重奏曲第4番《街の歌》 変ロ長調 Op.11
 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
 ホルン・ソナタ へ長調 Op.17

ピアノ三重奏第4番:楽器の使われ方や楽譜の紙の材質から作曲年代が特定できること、「予期しない」転調が出てくること、など興味深いお話です。
ピアノと管楽のための五重奏曲は、モーツアルトの「ピアノと管楽のための五重奏曲」K452を踏襲したスタイルで書かれたようです
ホルン・ソナタはホルンの名手ジョヴァンニ・プントと出会い、共演するために短期間で作曲された作品だったのですね。

♪同『音楽の友』 9月号 Concert Reviews p.161
「ジャン・ワン&小山実稚恵 デュオ・リサイタル」
7/13に紀尾井ホールで開かれた演奏会のレビュー。ご執筆は萩谷由喜子さん。
臨場感あふれる、心のこもった細やかな描写から、チェロとピアノの熱い美しい掛け合いが聴こえてくるようです。当日の情景と感動がよみがえりました。

♪同『音楽の友』 9月号 Rondo p.182
「音楽とピアノ、自分を支えてくれたすべての人に感謝を込めて」
第67回(2017年)芸術選奨音楽部門文部科学大臣賞を受賞なさった小山さん(他にも、新譜CD発表やご著書の発刊、等、お祝いごとが続く小山さん)を祝して、6/26 ホテルオークラ東京にて「小山実稚恵さんをお祝いする会」が開催されました。その報告記事です。
小山さんのご挨拶・堤剛さんとのデュオ演奏・大野和士さん広上淳一さんとの共演風景の、素敵なお写真も載っています。

♪『ショパン』2017年9月号 日本人ピアニスト
p.92 小山実稚恵さんの演奏スケジュールと曲目の紹介。

♪同じく『ショパン』9月号P.119 「道下京子のCD PICK UP!」
 小山実稚恵(ピアノ)「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」
小山さんの演奏の魅力をつぶさに、温かな筆致で紹介なさっています。

♪『モーストリー・クラシック』2017年9月号 p.73
「ピアノと私」第40回 〜子供のころのピアノと私〜
ご幼少の頃のこと、吉田見知子先生との出会い(小山さんのお母様の直感に感謝!)、毎日の練習とレッスン通い、「優しいけれど厳しい先生」の教え、など、小山さんの原点とも言える盛岡での日々を、振り返っておられます。
「吉田先生は先生なりに私をほめて、おだてて育てながら、音楽の厳しさと楽しさを教えてくださったのだと思います。おだてに乗りやすい私の性格を見抜いて、でしょう。」
(おだてに乗りやすい=素直な、ということですよね?)
小山さんプロデュース「こどもの夢ひろば」(@仙台、7月末開催済み)のイベント紹介からは、子供達の将来を思う、小山さんの強いお気持ちが伝わります。

(ご参考)
♪ 同じく『モーストリー・クラシック』9月号 p.75
先日9/10 サントリーホールでのコンサート「再発見“戦中日本のリアリズム”」を指揮なさった、下野竜也さんのお話が紹介されています。「作曲家はどんな思いで音楽を書いていたのか、音楽で追体験することは大切だと思います」
おじい様おばあ様から教わったこと、吹奏楽部でのご経験、日本人作品への思いと、ご自身の取り組みについて、情熱を込めて語っておられます。

♪ 音楽評論家 萩谷由喜子さんのHPに、その9/10のコンサートレポートがお写真付きで掲載されています。

♪『モーストリー・クラシック』2017年10月号 p.76
「ピアノと私」第41回 〜往年の名演奏家たち(1)〜
小山さんが子供のころから聴いてこられた、往年の名ピアニスト:ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、リヒテル への思いを、綴っておられます。
それぞれの音色の特徴、タッチの違い、音楽に現れる個性をきっちり捉えて、具体的なイメージに結びつけて説明なさる小山さんの、鋭い聴力と感性に感じ入りました。
このお三方のCDは私のコレクションにも入っていて、最近はショパンのマズルカ(ルービンシュタイン)や、バッハの平均律(リヒテル)などを聴いています。小山さんの文章を読み返しながら、またじっくり聴いてみたいと思います。

♪ 同じく『モーストリー・クラシック』10月号「特集:神童伝説」
神童から巨匠になった演奏家:
p.42-43はルービンシュタイン(文/青澤唯夫さん)、
p.46-47にはホロヴィッツやリヒテルに関する記述があります。
なお、同じ特集に、萩谷由喜子さんも寄稿なさっています。ご参考まで。
 p.29 神童だった 作曲家:サン=サーンス 
 p.38-39大器晩成 作曲家:ブラームス
 p.57 悲劇の神童 渡辺茂夫

♪ 同 p.136 公演Reviews
「7月13日 紀尾井ホール ジャン・ワン&小山実稚恵 デュオ・リサイタル」
音楽評論家 國土潤一氏 による演奏評。(最初の曲、ジャン・ワンの演奏に関する文章)「〜小山の凜とした、しかも豊かな息遣いに溢れたピアノを得て、本来のしなやかで馥郁たる音楽を取り戻す。」素敵ですね。
レビュー締めくくりは、「幸福な思いを抱き帰路についたのは、筆者だけではないだろう。」 はい、もちろん! 本当に素晴らしいデュオ演奏でした。

♪『レコード芸術』2017年9月号 p.78-81
INTERVIEW
CDデビュー30年の節目の年に満を持して《ゴルトベルク変奏曲》を録音
小山実稚恵(ピアノ) ききて・文=長井進之介
小山さんのお話が、温かく、丁寧に紹介されています。合間をつないでいる地の文(長井氏の小山さんへの讃美)は、さながら通奏低音のようですね。
・バッハ作品への恐れと憧れ、《ゴルトベルク変奏曲》の魅力(2015年 演奏家デビュー30周年にリサイタルシリーズ第20回で演奏、今年2017年CDデビュー30周年にはCD録音されました)
・初のご著書『点と魂と スイートスポットを探して』のお話、
・12年間24回リサイタルシリーズ「小山実稚恵の世界」がこの秋に最終回を迎えること、最終公演のテーマと第1回とのつながりについて、
・これからの目標、等々。
小山さんの誠実なお人柄のにじむ繊細なお話を、嬉しく拝読しました。プロフィール、公演情報、CD紹介も載っています。皆様もぜひお読みになってください。

♪ Bunkamura magazine No.148(8月号)
「小山実稚恵の世界」第24回(最終回) @オーチャードホール のお知らせ:
「作曲家の晩年作から立ち昇る、永遠なる「銀」の光」(萩谷由喜子さんご執筆)も、お見逃しなく。

以上。お知らせまで。
Date: 2017/09/18/11:31:47 No.4748

Re:小山さんの記事情報のお知らせ
とさま
ぴあのふぉるて様へ

繰り返しになりますが、【ザ・プロデューサー・シリーズ 片山杜秀がひらく「日本再発見」“戦中日本のリアリズム”〜アジア主義・日本主義・機械主義〜】のぴあのふぉるてさんの文章は本当に素晴らしいですね。重ねて有難うございます。

また、今回も、小山さんの記事情報をファンの皆様にお届け下さり、感謝しています。これだけの記事を集め、整理整頓して、ファンサイトに投稿するまでの労力・時間・経費等を考えると、本当に頭が下がります。一人でも多くの人に小山さんの素晴らしさを知っていただこうというのがモチベ―ションになっていると推測しています。しかし、そのモチベーションは、ぴあのふぉるてさんが、深く深く小山さんの音楽を愛し、小山さんを深く深く尊敬されているから産まれるのでしょうね。

毎回毎回感心するのは、それぞれの記事を事務的に羅列するのではなく、一つ一つに心の籠った要約をつけて下さり、読み手を引き込んでしまう技をお持ちのことです。簡単にできることではないと思います。誰もが、興味のある記事を見つけて、書店で手に取ってみたいと思わせるような書きっぷりです。

小山さんという20世紀終わりから21世紀を代表するピアニスト・芸術家に関する情報が網羅されており、貴重な資料となりますね。

このようなファンサイトを運営して下さっているまさとさんにも感謝しています。

本当にいつも有難うございます。

とさま

Date: 2017/09/19/21:53:19 No.4749


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