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2/10「ベートーヴェンの想い」@フィリアホール のご報告
ぴあのふぉるて
先週2/10、フィリアホールで小山さんのリサイタル「ベートーヴェンの想い」(12年6回にわたった“作曲家の想い”シリーズの最終回)を拝聴しました。配布資料は、萩谷由喜子さんご執筆の当日のパンフレットに、「“作曲家の想い”シリーズ 過去のPROGRAM NOTES」も併せて綴じ込んであります! 細やかなお気遣いに感謝いたします。

今回は、小山さんがベートーヴェンの晩年のピアノ・ソナタ三作品:第30番、第31番、第32番を、初めて一つのリサイタルで披露なさる、究極のプログラムです。
小山さんは、でもまったく気負いのないご様子で、いつもどおり、一心に鍵盤に向かっておられました。
小山さん素晴らしかったです!

小山さんの演奏を拝聴し、昨年12/19の小山さんと萩谷さんのプレトークのお話を思い出しました。(メモ書きをもう一度読み返してから臨みましたので…)
〜「晩年のソナタは予め“三つで一つ”として構築されたのではないか?」〜
お話のとおり三曲を一つのセットとして捉えることで、新しい作品に出会ったような趣がありました。

例えば、作風の“対比”については:
〜「第29番《ハンマークラヴィーア》で“フーガ”を駆使して壮大なものを作った後、30番は“変奏曲”、31番は“フーガ”、32番は“変奏曲”…と多分思っていたのでしょう。すごい。」〜
そのベートーヴェンの「見事な構築性」を、小山さんはくっきりと描いてくださいました。

ベートーヴェンが好んだ手法:
〜「テンポは一定のままで、4分音符、8分音符、16分音符、3連音符、トリル…と、音価をだんだん小さくしていく方法」〜
徐々に想いが募る様子が、ほんとに素敵でした。

プレトークで(31番の「嘆きの歌」繰り返し部分の小山さんの説明を受けて)萩谷さんがおっしゃった温かなお言葉も、鮮やかに思い出しました。
〜「(小山さんのように)心情を汲み取って伝えてくださる方がいるから、我々はわかるわけで、ありがたいですね。」〜
まさに萩谷さんのおっしゃるとおりだと思います。

曲の終わり方について:
〜「30番は静かにテーマに回帰する。31番は華々しく、32番は静かに終わる。」〜
と教えていただいたとおり、対照的でした。
小山さんは「31番がいちばん好き!」とのことですが、きっとこの曲の華やかな終わり方にも秘密があるのでは?と思います。
小山さん歓喜の表情を浮かべて演奏なさっていたように見えました。

プログラム後半は、「最終到達地点」の第32番:
〜「劇的な始まり」「天からの交信」「新しい生命の誕生」「新しい扉が開いて、光が差して…」〜
と、プレトークで特別な思いを込めてご紹介くださった作品です。

心の深いところから湧き上がるように、作曲家の想いを届けてくださる小山さんの素晴らしい奏楽に、胸が締め付けられました。
小山さんご自身、「ベートーヴェンは、ほんとに胸に迫りますね…」と、演奏後、サイン会の時におっしゃっていました。

本日のアンコール:
小山さんきっとアンコールは演奏なさらないでしょう。ソナタ三つの後にアンコールは、なくていい。と感じたのですが……
カーテンコール数回の後、なんと、ピアノに向かわれました!
小山さんはあの時、小山さんの表情(今日はアンコールは、ないのよ。ごめんなさいね、というお顔。たぶん…)が読めずに拍手を送り続けたおおかたの聴衆の気持ちに応えるために、アンコールを弾いてくださったのだと思います(私の思い違いでしたらスミマセン)
小山さんほんとにお優しいですね。
隣の席に座っていたファン仲間も、やはり同じお気持ちだったそうです。
もちろん、演奏するからには張り詰めた心をほぐすような音楽を、と思われたのでしょう。軽やかで、可愛らしい曲でした。

曲名は次のとおり(案内表示より):
「ベートーヴェン作曲
6つのエコセーズ WoO.83 変ホ長調」

小山さん、素晴らしいリサイタルを、どうもありがとうございました。
晩年のソナタ三つは、近い将来、ぜひともCD録音なさってください!
どうぞよろしくお願いいたします。

ファン仲間の皆様、また土曜日に横浜みなとみらいでお会いできるのを楽しみにしています。
Date: 2018/02/16/01:08:42 No.4820

Re:2/10「ベートーヴェンの想い」@フィリアホール のご報告
とさま
★ぴのふぉるて様へ

 2月3日@ルネこだいらと2月10日@フィリアホールでの小山さんの公演のご報告を大変嬉しく拝読しました。いつもながら、音楽に対する愛情と小山さんへの尊崇の念に充ちた臨場感溢れるご報告は、読み手を幸せな気持ちにさせてくれます。有難うございます。

 小山さんの奏楽が、なぜかくも多くの音楽ファンを魅了してやまないのか・・・その答えの一つをぴあのふぉるてさんは綴って下さいました:【基本の所作で感動を生むのは、大袈裟な表現や変わった解釈で人々を脅かすことよりも、よほど難しいと思います。こういった基本と思われるような要素が、いとも簡単に、さりげなく自然に弾けること、もしかすると無意識のうちに?演奏できてしまうこと。これこそが小山さんの凄さ(の一つ)に違いない、と改めて深く感じ入りました。】(No.4819)

 土の器さんが、同じ趣旨の素晴らしい投稿をなさっていますね:【そしてシューマンからブラームスへ。(中略)出だしの主旋律♪ソ・ドシラソーの4音を拝聴した瞬間、今まで聴いて参りましたどの子守歌にもまして、強弱や音価・ペダルの深さ長さなどすべてが違和感なく美しく、小山さんの演奏なればこそと、深く頷く思いでいっぱいになりました。】(No.4789)

《自然に弾けること》=《違和感がない》・・・しかも同時に小山さんの深い洞察に基づいた理想的な《解釈(=個性)》と唯一無二の《小山トーン》が重畳(ちょうじょう)して産まれる音楽の瑞々しさが聴き手を魅了してやまないのでしょう。

 フィリアホールで、小山さんはベートーヴェンの最後の3つのソナタを演奏なさったのですね。私は、とても残念ながら、今回参加することができませんでした。3つを並べて演奏することで、単独とは異なった音楽的意義が産まれたことでしょう。ぴあのふぉるてさんは、3つのソナタの内、31番のソナタだけが演奏されたルネこだいら公演と比較することができたのですね。フィリアで、ベートーヴェン演奏史を塗り替えるような、想像を絶する名演が繰り広げられたことが、ぴあのふぉるてさんの筆致からひしひしと伝わってきます。

【今回は、小山さんがベートーヴェンの晩年のピアノ・ソナタ三作品:第30番、第31番、第32番を、初めて一つのリサイタルで披露なさる、究極のプログラムです。】(ぴあのふぉるてさん)

本当に【究極のプログラム】ですね!

昨年12/19の小山さんと萩谷さんのプレトークのお話を交えながら、当日の演奏の見事さを綴っていただき、何か現場に居合わせたような気分になりました。ぴあのふぉるてさんのメモは、今後、ベートーヴェンの最後の3つのピアノソナタを拝聴する際に、とても有益だと思います。小山さんの奏楽を聴かせていただき、より深く感動できるようになると思います。重ねて有難うございます。

「才能とは何か。それはパッションと知性である」・・・リヒテルやギレリスの師であったゲンリヒ・ネイガウスの言葉です。音楽においては、譜面から膨大な知識を習得すると同時に、強烈なパッション(情熱)がなければならないということですが、それに加えて、卓越した【演奏技術】がありますね。【知・情・技】の三位一体・・・それを具現し【違和感】なく【ピアノを自然に弾いてしまう】のが小山さんですね。小山さんの演奏が聴き手を魅了してやまない訳が理解できます。

小山さんの演奏を一人でも多くの方が聴いて下さることを願うばかりです。

★★小山さんへ:いつも心に沁み渡る演奏を有難うございます。【知・情・技】の三位一体を具現させた小山さんのベートーヴェン演奏は人類の宝です。【究極のプログラム】=【3つの最後のソナタ】による公演を各地で実現していただき、また、ファンが待ち望んでいるレコーディングがいつの日か実現することを心から願っています。

とさま


Date: 2018/02/18/11:14:43 No.4821


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2/3 ピアノ・リサイタル@ルネこだいら のご報告
ぴあのふぉるて
2月3日、ルネこだいらで、小山さんの今年初めてのソロ・リサイタルを拝聴しました。
前半はシューマンとブラームスの作品と、ベートーヴェン:ソナタ第31番の組み合わせ。
後半はショパンのノクターンとワルツ各種で構成された、魅惑のプログラムでした。
小山さんのショパンは、やっぱりいいですね!
瑞々しい潔い演奏に、身も心も潤いました。

今回は鍵盤がよく見える前方左寄りの座席だったこともあり、小山さんの美しい両手の動きから目が離せませんでした。素早いのにゆったりと映る不思議さ、高速でも決してせわしく見えない妙技に、惹かれます。俊敏さとまろやかさの同居は、特に、アルペジオ、音階、トリル、などに発揮されるようです。滑らかで、軽やかな、美しい動きから多彩な音色が湧き出るさまに、魅了されました。
頼もしく拍子を刻み続ける左手も、特筆に値する仕事ぶりです。

基本の所作で感動を生むのは、大袈裟な表現や変わった解釈で人々を脅かすことよりも、よほど難しいと思います。こういった基本と思われるような要素が、いとも簡単に、さりげなく自然に弾けること、もしかすると無意識のうちに?演奏できてしまうこと。これこそが小山さんの凄さ(の一つ)に違いない、と改めて深く感じ入りました。

楽器は前半、まろみのある響きでしたが、プログラム後半になると澄んだ音色で輝き出し、華やかなショパン作品にぴったりでした。

もちろん、プログラム前半のドイツものも素晴らしかったです。
深遠な「音の旅」の世界に舞い戻ったような心地で拝聴しました。

プログラム第3部のアンコール曲がまたすごくて、まさに生演奏の醍醐味を味わいました。
甘美なノクターン第2番に続いて、「英雄ポロネーズ」の白熱した演奏に、またもや胸を打たれました。
鳴り止まない拍手の中、恥ずかしげに、恐る恐る?もう一度ステージに現れた小山さんは、聴衆の気持ちを汲んで、さらに、その場で3曲目「スクリャービンの左手のためのノクターン」の演奏をお決めになったご様子です。どよめく会場が一瞬にして静寂に包まれて…
聴こえてきたのは、あぁ、なんと穏やかな美しい音色でしょうか。しかも左手だけによる奏楽とは! 優美な音楽は小山さんのお優しさそのものでした。
小山さんは聴衆の ”気” を感じて、ピアノで語り返してくださったのですね。
なお、このスクリャービンの曲は、小山さんのCD「Nocturnes」(夜想曲集)に収録されています。

この日、小山さんのサインは萩谷由喜子さんご執筆の当日のパンフレットと、「ぴあのピア Vol.5」ピアノの詩人〜ショパン編 のDVDに頂戴しました。このDVDにはプログラム最後に演奏なさった曲、ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」の演奏(映像)が収録されているのです!(「別れの曲」「舟歌」なども併せて収録されています)
小山さん、どうもありがとうございました。

会場で今回も多くのファン仲間の皆様にお会いできました。
明後日、「ベートーヴェンの想い」@フィリアホールで、また皆様とご一緒できますように。
Date: 2018/02/08/19:56:40 No.4819


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素直
位田耕一
でもやっぱり、ラヴェルのピアノ協奏曲の第二楽章が、一番好き。
Date: 2018/02/08/18:50:59 No.4818


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素直
位田耕一
やはり、リストの愛の夢は、何度聴いても素晴らしい曲だと思います。
Date: 2018/02/07/19:07:05 No.4817


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素直
位田耕一
別に、超絶技巧が良いとは思わない。基本的な事さえ出来ていれば良いと思う。心さえあれば、良いと思う。
Date: 2018/02/07/07:00:02 No.4816


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素直
位田耕一
バッハのゴルトベルク変奏曲を、何回も聴いていると、この曲がいかに素晴らしい曲かが理解できました。重厚で、バロック特有の上品さがありますね。
Date: 2018/02/04/18:00:39 No.4815


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素直
位田耕一
リストの愛の夢って、いい曲だと思いませんか?
Date: 2018/02/04/09:05:34 No.4814


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尾崎豊
位田耕一
ショパンは、純粋過ぎますね。尾崎豊に似ている。
Date: 2018/02/03/14:02:03 No.4813


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