今日はこれ以上無いと言う位い、とても爽やかなお天気でまさに小山さんのイメージそのままの一日でした。
駅からオーチャードホールまでの道のりも、心地よい日差しと爽やかな風が本当に気持ち良かったです。
オーチャードの公演前に開催されていますこのレクチャー・サロン会も17回目を迎えました。
会場となる場所はいつものオーチャード・リハーサル室ですが、リハーサル室とは思えない位い大きなキャパシティと素晴らしい音響があります。
そして沢山のオーチャードのスタッフの皆様に出迎えて頂きますが、皆さんのお心使いがとても優しく、そして お・も・て・な・しの心については素晴らしいスキルをお持ちです。やはりBunkamura
は他のホールとは一味違う質の高さを感じる事の出来るホールだと思います。
このシリーズも残すことあと8回になりますが、レクチャー&サロンも是非1度参加される事をお勧めいたします。
会場に入るとまずは好きな席へ着席します。僕はいつもピアノの前当たりを選ばさせて頂いています。
約2時間のレクチャー&サロンですが前半の1時間がレクチャーで後半の1時間が小山さん、萩谷さんを交えたサロン会となります。
時間になるとまずはスタッフの方が小山さんと萩谷さんを会場に招いて下さり登場されます。
最初は緊張した空気を感じますが、小山さんと萩谷さんが話し出すと直ぐに和やかな雰囲気に包まれます。
今回のテーマは舞曲ですが、まずはドビッシーのワルツとマズルカについてから説明され、そしてシューマンのダヴィッド同盟舞曲集に関しての説明がされました。少し変わったタイトルですが全体は18曲で前半と後半がそれぞれ9曲づつあるとの事です。
続いてショパンのワルツが7番、8番と続きます。ワルツの後はマズルカが2曲ですがやはり短調と長調の組み合わせでこれは今回のテーマでもある秘密・ひそかに、しかし激しくをイメージしているのかなと思いました。レクチャーの最後にはマズルカの第45番とワルツの7番の2曲を通して弾いて下さいました。目の前で聴くマズルカとワルツはホールで聴くのとはまた違った意味で素晴らしい感動でした。
続くシマノフスキは僕は初めて聴く作曲家ですがレクチャーの解説にもありました様に何となくスクリャービンを思わせる曲で、確かポトハレ音階というポトハレ地方の民謡の音階が第1番のマズルカでは使われている様で6月21日の本番ではとても楽しみな1曲であります。このポトハレ音階に付きましては実際に目の前でピアノを弾きながら説明をして下さいましたが、とてもエキゾチックで幻想意的な印象を受けました。
最後はリストで4つの忘れられたワルツとメヒィスト・ワルツ(悪魔のワルツ)ととてもインパクトのある曲目ですがメヒィストが村娘を誘惑する場面をピアノで説明を交え弾いて下さいましたが、まさにその場面が目に浮かぶ様に良く分かりました。
この様に曲がもつ内容をある程度理解した上で実際の演奏を聴く事は更に充実したコンサートが体験出来ることを感じる事が出来た素晴らしいレクチャーでした。
楽しく勉強になったレクチャーは約1時間で終了しました。記念の集合写真を撮った後は引き続き小山さんと萩谷さんを交えたサロン会となります。
今回は参加人数が比較的少なかったのでゆったりとした時間を過ごす事が出来て小山さん、萩谷さんとも楽しく会話する事が出来ました。
第17回「小山実稚恵の世界」まであと1週間。まずは福岡からのスタートとなります。
皆様と会場でお会い出来る事を楽しみにしています。
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