梅雨空を見る事が無い、今日この頃です。
今日もとても素晴らしいお天気です。やはり小山さんは晴れ女なのだと思います。
そして案の定、渋谷の街は若い人で溢れかえっていました。
喧騒の中、ハチ公前広場から歩くこと約10分で文化村オーチャードホールです。
ここはまさしく都会のオアシスです。あの渋谷の街からは想像できない落ち着いた空間。文化村は本当に素晴らしい!
入場前15分にホール前に行きましたが既に沢山の皆さんが入場を待ち焦がれていました。
いつもながら、このシリーズを心待ちにしている人が沢山いる事をひしひしと感じる瞬間です。
今日は普段、あまり耳にすることの無い味わい深いプログラムでありまして、ピアノをご職業とされている皆さんからのお勧めの声を沢山聞く15回です。
入場が始まり笑顔で迎えて下さるスタッフの皆様。オーチャードホールのスタッフの皆さんは、とても細やかで暖かい接待をして下さいます。いつも感謝です!
ホワイエでは沢山の小山ファンの皆さんとご挨拶をさせて頂きました。いつも本当にありがとうございます。
特にこのシリーズは全国各地からファンの皆さんが駆けつけて下さいますので、皆さんとお会いいたすことも大きな喜びであります。
舞台には赤を基調とした素晴らしいお花が圧倒的な存在感を放っていました。
このシリーズの一つに、素晴らしいお花を見る楽しみもあります。テーマに合わせたお花やプログラムなど、本当に小山さんの拘りが随所に詰まっています。
この威厳を放つお花からも今日のプログラムの濃さが創造出来ます。
そして舞台に登場された小山さん。勿論、衣装もイメージカラーである輝くレッドのドレス。
小山さんの拘りからも意気込みを十分に読み取れます。
まずはシューマン: トッカータ ハ長調 作品7とブラームス: パガニーニの主題による変奏曲
作品35 より。
、パガニーニの主題による変奏曲はブラームスの編曲でいつも聴く変奏曲もこの様に違う素晴らしさを知ることとなり改めてクラシック音楽の深さを痛感しました。
そして新譜CDと同じシャコンヌ。CDとは違う生の迫力と感動を十分に堪能いたしました。ピアノの持つ力は本当に無限大でありこの感動は全ての皆さんも同様に味わい拍手とブラボーがホール内を包み込みました。
休憩時間は前半の感動の余韻と後半の期待でとても充実した気持ちになりました。きっと皆さんも同じ思いなのでしょう。
後半はベルリオーズ=リスト: 幻想交響曲より、あの幻想交響曲がピアノで聴ける。興味と期待で胸が膨らむ中、幻想交響曲を見事にピアノで表現して下さいました。ピアノが本当に凄い楽器である事をしみじみ知る瞬間です。
そして僕の涙腺を緩ませてくれたイゾルデの愛の死 。小山さんのピアノでこの曲が聴ける。僕の感動は頂点に達しました!音の領域、表現、躍動感、全てが完璧で小山さんの思いと共にピアノから私たちの心へ響いて来ました。
最終は村上春樹作品でも話題になっているリストの『巡礼の年』、ダンテのソナタも想像を遥かに超えた生演奏の迫力と感動は言葉では表現できない位の究極の感動が全身を包み込みました。小山さんの全ての力を注ぎ込んだ名演奏。
大歓声と共に15回の幕が閉じました!
お疲れの中、アンコールは3曲も弾いて下さいました。心温まる曲ばかりでしたが、最後の愛の夢がいつまでも心の中に響いていました。
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