まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼横浜みなとみらいホール(大ホール) リサイタル                      2013/8/24(土) 
▼文の京スペシャル・コンサート「小林研一郎&NHK交響楽団」      2013/6/29(土) 
▼サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン / フィナーレ   2013/6/16(日) 


 横浜みなとみらいホール(大ホール) リサイタル

小山実稚恵ピアノリサイタル

2013年8月24日(土)
開演: 14:00

会場:
横浜みなとみらいホール 大ホール (神奈川県)


シューベルト:即興曲 op.142-2,3
リスト:ため息、愛の夢第3番、ダンテを読みて
〜休憩〜
ベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」
ショパン:ラルゲット(ピアノ協奏曲第2番より第2楽章)
バラード第1番、ポロネーズ第6番「英雄」


<アンコール>
スクリャービン:左手のためのノクターン 作品9−2
ラフマニノフ:前奏曲 「鐘」 作品3−2 
ショパン:ワルツ第1番 華麗なる大円舞曲 作品18


久しぶりの横浜みなとみらいホール♪

夏休みを挟み、久しぶりのコンサートになります。
今回は大ホールでのリサイタルになりましたが、開演前より沢山の観客の皆さんが入場を待たれていまして、最終的には2000人のホールがほぼ満席となりました。
演目はシューベルト、リスト、ベートーヴェン、ショパンとバラエティーに富んだ魅力的なプログラム構成です。
小山さんの演奏で聴くことの少ないベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」が含まれていまして、とても楽しみにしていました。
またリストのダンテを読みては、先日のオーチャードでも聴いたとても素晴らしい曲です。
最初の2曲はシューベルトでその優しく心地良い演奏に酔いしれました。
リストのため息と愛の夢、ここみなとみらいホールの雰囲気をイメージされて組まれたとの事でとても癒されました。
そして壮大で重厚な大曲でありますダンテを読みて、地獄の情景と愛による救済を暗示する光景と劇的な変化の中で奏でられる壮大な曲に心は大きく揺らめき、そして最後は魂の浄化を祝福する喜びへと結ばれて行きます。
ドラマティックで重厚な演奏を体験された観客の皆さんは、リストの世界へと引き込まれ、そして現実の世界へ戻り素晴らしい演奏に惜しみない拍手と声援を小山さんへ届けていました。
大きな感動を胸に、休憩時間はホールの大きなガラス窓の向こうに見えるみなとみらいの街並みと、海を見ながらその余韻に浸っていました。
そして後半の1曲目は楽しみにしていたベートーヴェン:ソナタ第14番「月光」です。
厳かに奏でられる第一楽章、この曲はクラシック音楽を普段聞かない人でも一度は耳にした事のある名曲です。詩人のレルシュターブはルツェルン湖の月夜のさざなみに揺らぐ小船のようだと評したそうです。楽章事にテンポが早まり最終楽章はベートーヴェンらしい劇場的な楽章になり、そして感動的に幕が閉じました。小山さんの魂が存分に詰まった見事なベートーヴェンでした。今後も、小山さんのベートーヴェンの演奏が増えてくると思いますが、とても楽しみです。
そして最後はショパンです。ラルゲットはショパンの恋文を表現した名曲ですが、月光とは打って変わり、ショパンのナイーブで繊細な音色が小山さんの演奏で見事に表現されていました。何度聴いても心が締め付けられれます。
バラード第1番、ポロネーズ第6番「英雄」で素敵なリサイタルが終わりました。
そして演奏曲目を自ら語って下さり、アンコールは3曲演奏して下さいました。
残暑厳しき中ですが、スクリャービンの左手のためのノクターンでは、清涼に包まれた都会の夜を思い浮かべました。
久しぶりのコンサートで、心はだいぶ癒されました。
終演後はサイン会があったのですが、とても沢山の方々が参加されました。
小山さんも沢山のファンの皆さんとの会話をとても楽しまれていました。
幸い雨も降らず今日はとても素晴らしいリサイタルとなりました。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!
新譜「シャコンヌ」です=> こちらです



久しぶりに来た横浜みなとみらいホール

今日の案内です



開演の約1時間前の様子

観客の皆さんが集まりだしています


入場開始時間は長蛇の列になっていました
入場開始となりました




外は暑いですがホール内はオアシス



近代的なみなとみらい横浜の街並み

このホールから海が見えます



開放感溢れる素晴らしいホールです




CDを購入している皆さん

終演後にサイン会もあります



開演前のくつろいだホワイエ




開演前の客席内




休憩時間の様子です



終演となりました
アンコールの曲目を確認しています



CD売り場は大盛況でした

サイン会は長蛇の列でした



素敵な笑顔の小山さん
<撮影・掲載は了解済みです>



みなとみらいには沢山の施設があります
一日では回りきれない素敵なエリアです

Date: 2013/8/24(土)

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 文の京スペシャル・コンサート「小林研一郎&NHK交響楽団」

文の京スペシャル・コンサート
「小林研一郎&NHK交響楽団」

2013年6月29日(土)
開場 3:00pm 開演 3:30pm

会場:文京シビックホール 大ホール

指揮:小林研一郎
NHK交響楽団


ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
<アンコール>エリーゼのために

〜休憩〜

ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14
<アンコール>ピエトロ・マスカーニ作曲
歌曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲


久しぶりの文京シビックホール♪

梅雨は明けたのでしょうか?今日はとても良いお天気でした。
文京シビックホールと言えば、2005年9月の題名21の収録を今も鮮明に記憶しています。
この時の司会者は今は無き、ハネケンこと、羽田健太郎さんでブーニンさんとの収録でした。=>こちら
文京シビックホールは文京区役所が同居した多目的ビルで、もよりの駅からも近いです。
展望台もあり25階から眺める景色は圧巻です。中でもスカイツリーが障害物なしで良く見えます。無料ですのでこのホールを訪れた際は是非立ち寄って見ることをお勧めします。
今日はコバケンさん、NHK交響楽団の皆さんとのツアーの初日で明日(6月30日)はいわき芸術文化交流館アリオス、7月2日は山形市民会館でのコンサートなります。
そしてその足で岩手県内の被災地でのチャリティーコンサートに訪れます。

被災地でのコンサート活動
2013年7月3日(水) 滝沢東小学校
2013年7月4日(木) 13:55 陸前高田市立高田小学校
2013年7月5日(金) 13:35 洋野町立宿戸中学校
2013年7月7日(日) 14:00 山田町中央公民館 

最終日は7月9日岩手県民会館でのリサイタルの長旅になります。
今でも被災地の事を忘れておらず、忙しいコンサートの中で時間を作り活動をされている小山さんには頭の下がる思いです。
小山さんのベートーヴェン/ピアノ協奏曲はあまり聴けない曲でしかも第4番なので今日は楽しみにしていました。
小山さんがワインレッドのドレスで舞台へ登場されると一気にホール内が明るくなりました。
ピアニストの綺麗な衣装を見ることもピアノ協奏曲の楽しみの一つかもしれませんね。
コバケンさんのタクトが振り下ろされ、N響の皆さんの演奏が小山さんのピアノと共に始まりました。
今日のスタインウェイは最高の音色を奏でていました。ベートーヴェンの爽快で優美な曲にしっかりと調律されており、僕の様な素人でもその調律の素晴らしさが直ぐに解りました。音の安定と響きがベストコンディションで調律されており、専属の調律師さんと共に演奏活動をされている小山さんならではの出来る技だと思います。
真摯に音楽に向き合い聴衆と共に楽しむ音楽作りを行っている小山さんのこだわりとして、ピアノの命である調律も小山さんの中では大きなファクターとなっていると思います。純粋なピアニストとして第一線で活動を行っている小山さんの姿がこんな所からも知ることが出来ます。
コバケンさんとN響の皆さんとの共演は国内では最高の環境だと思いますが、その中で聴く小山さんのベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番は例え様も無く華麗でありそして優美でありました。ベートーヴェンはやはり偉大です。無駄な音が一つも無く音の一つ一つに魂が宿っている。ベートーヴェンの曲はいつ聴いても本当に新鮮です。
コバケンさんとN響さんとの共演は最後まで爽快で優美でした。心がふわっと軽くなり幸福感が身体全体に満ち溢れる。そんな素晴らしい演奏でした。
アンコールはエリーゼのためにを弾いて下さいましたが、勿論心は一杯になりました!

後半は前半とは対照的なベルリオーズ/幻想交響曲でした。コバケンさんとN響さんとの幻想交響曲と言えば皆さんも想像出来る事と思いますが、そのスケールの大きさと言い、重厚さと言えば恐らく国内では右に出る者はいないと思います。この感動はしっかりと心の中に焼きつきました。本当に素晴らしい一日でした。
アンコールはピエトロ・マスカーニ作曲 歌曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲で美しい旋律で幕が閉じました。
お疲れの中と思いますが、小山さんはファンの皆さんのために今日も終演後にサイン会開いてくれました。
いつもの様にお一人お一人に優しく会話をされていました。
小山さんは、今日はそのままコバケンさん、N響の皆さんといわき芸術文化交流館アリオスへ移動されます。
そして被災地での演奏活動を含め長旅をされて来ます。特に被災地での活動は大変だと思いますが、どうぞお身体にご留意頂きまして、頑張って下さい。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!
新譜「シャコンヌ」です=> こちらです



ホール前の春日通り

ホールの表にあるポスター



ホール入り口

文京区役所との多目的ホール



25階展望台より/スカイツリーが中央の彼方に見えます。右端に後楽園遊園地の観覧車が・・・



西新宿の高層ビル郡

後楽園遊園地の観覧車



スカイツリーが見放題です




2000年に設立された文京シビックホール

小ホールもあります




今日の案内です



当日券の販売を待つ皆さん

入場時間となりました



大きなガラス窓が印象的です



昭和52頃まで使われたスタインウェイ




開演前の様子です



1階ホワイエ

2階ホワイエ



休憩時間のホワイエ

喫茶コーナーです



終演となりました



CDコーナー

サイン会が行われています



小山さんのアンコールはエリーゼのために

終演後の小山さん。お疲れ様でした!
<撮影・掲載 了解済み>



<クリック>

<クリック>


Date: 2013/6/29(土)

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 サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン / フィナーレ

サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
フィナーレ

日時2013年6月16日(日)
13:30開演
会場:サントリーホール(小ホール)

ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番 ヘ短調  op. 65
出演:
サントリーホール室内楽アカデミー/アルク・トリオ

トスティ:よそ者(異邦人)
サンドナーイ:けがれなき女
出演:保科瑠衣

ロッシーニ:約束
オッフェンバック:オペラ「ホフマン物語」から「森の小鳥は憧れを歌う」
出演:佐藤優子

ショスタコーヴィチ: 弦楽八重奏のための2つの小品 op. 11
出演:
ボロメーオ・ストリング・クァルテット、
クァルテット・エクセルシオ

〜 休憩 〜

ボッケリーニ: 2つのチェロのためのソナタ ハ長調 G74
出演:クレメンス・ハーゲン(Vc)、堤剛(Vc)

ポッパー: 2つのチェロのための組曲 op.16
出演:クレメンス・ハーゲン(Vc)、堤剛(Vc)

ブラームス: ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34、他
ボロメーオ・ストリング・クァルテット、小山実稚恵


今日は小ホールでの室内楽♪

今頃になって梅雨らしくなってきました。
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデンは6月1日〜6月16日に渡りサントリーホール・小ホール(ブルーローズ)で行われている室内楽のシリーズで今年で3年目を迎えます。(チラシ)
小山さんは昨年に続く出演で今年は6月14日(金)に堤さんとのベートーヴェンのチェロソナタに出演されましたが、こちらは14:30分の開演で僕は仕事で行けませんでした。
そして今日のフィナーレに来ました。チケットは早いうちに完売となった様ですが低料金で素晴らしいアーチストを13:30〜17:00までタップリと鑑賞出来る事からそれは頷けます。
いつもの大ホールでのコンサートの気持ちでホールに着くと入場時間に近いのに人がまばらで、時間を間違えたかと一瞬思いましたが、今日は小ホールでのコンサートでした。
小ホールは天井にシャンデリアの様な照明がありホテルの豪華な部屋の様な感じです。
座席は通常の配置にサイドビュー席が設けられています。
時間となりドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲が始まりました。パンフレットを読むと演奏はアルク・トリオで3人は東京藝術大学の出身で小山さんの後輩に当たる若いメンバーです。その演奏はとても新鮮でエネルギッシュ、技術的にも音楽的にも最高の水準を兼ね備えたこれからの日本のクラシック界をリードして行く若手のホープでした。
続くオペラはサントリーホール・オペラアカデミー選抜のやはりオペラ界のホープとなる若手のお二人でその美しくフレッシュな歌声に心洗われる思いでした。前半は日本のクラシック音楽界をリードしていく若手ホープによる演奏でこのシリーズが持つ意味合いも読めた気がします。
後半は打って変わり巨匠レベルの重鎮が奏でる室内楽でした。
2つのチェロをクレメンス・ハーゲンさんと堤剛さんが奏でましたが、お二人が舞台に立たれた瞬間からそのオーラーの凄さに圧倒されました!そしてチェロから流れ出る音は重厚で深い味わいのある素晴らしい芸術でした。
そしてこのシリーズの本当のフィナーレとなるブラームス: ピアノ五重奏曲を小山さんとボロメーオ・ストリング・クァルテットが共演しました。ボロメーオ・ストリング・クァルテットの皆さんはアメリカからはるばる来演して下さったメンバーですが、まず楽譜が冊子で無く、マックPCのディスプレーに映し出されている事にその斬新さを感じましたが、ひとたび演奏が始まるとあのブラームスのピアノ五重奏曲がとても心地良く心に響いて来ました。小山さんもメンバーの皆さんと楽しく共演をされていてとても素晴らしいブラームスで演奏が終わるとブラボーの掛け声と拍手が小ホールなのにとても熱いでした!
今日は室内楽とオペラ、いつものコンサートとは違うクラシック音楽の素晴らしさを堪能出来た一日でした。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!
新譜「シャコンヌ」です=> こちらです


朝からの雨は上がりました







入場時間まで近くを散策

ホール隣のテレビ朝日



ホール脇の小道

カラヤン広場



一日中曇り空です

今日の大ホールは18時からの開演



小ホール・ブルーローズの案内

13:30から17:00までのコンサート


今日が最終日です




小ホールなのでホール内は閑散としてます



奇跡の花 Blue rose です!
SUNTORY Blue rose APPLAUSE

ゆったりのサントリーホール



開演前の小ホール








休憩時間

終演となりました



今日は深い緑色のシックなドレスでした!
<撮影・掲載 了解済み>



Date: 2013/6/16(日)

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