まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼東京フィル/第813回オーチャード定期演奏会      2012/3/18(日) 
▼都響・調布シリーズ No.13 ベスト・オブ・ベートーヴェン      2012/3/6(火) 
▼バッハとの対話 Vol.5(彩の国さいたま)      2012/2/25(土) 


 東京フィル/第813回オーチャード定期演奏会

革新 ―新時代を拓いた楽曲、拓く指揮者

熱視線注がれるブザンソン指揮者コンクール優勝の山田和樹、100周年掉尾に未来へ飛翔のシグナルを。


2012年3月18日(日)
15:00開演(14:30開場)

会場:Bunkamura オーチャードホール

指揮 : 山田 和樹
東京フィルハーモニー交響楽団


伊福部 昭:交響譚詩
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

〜 休憩 〜

ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14



雨の文化村 オーチャード
今日は名誉あるブザンソン指揮者コンクールでみごと優勝した山田和樹さんとのラヴェルです。
山田さんは東京藝大出身なので小山さんの後輩にあたる訳ですね。そして師匠はあの小林研一郎さんなのです。
ラヴェルのピアノ協奏曲は左手の演奏が良く弾かれるのですが今日は両手の方です。

まだまだ寒い日が続いていますがそろそろ春の気配を感じるこの頃です。
震災から早くも1年が立ちました。小山さんは東京都交響楽団と指揮者の小林小林研一郎さんと東北ツアーを終え、その帰りに”ありがとうコンサート”でも共演した大船渡の甫嶺小学校と大槌町吉里吉里の吉祥寺で慰問演奏をされて来ました。
小山さんのラヴェルはあまり聴ける機会がないので今日はとても楽しみにしています。
前半の1曲目は伊福部 昭:交響譚詩ですが伊福部さんと言えばゴジラの作曲家として有名ですね。
そしていよいよラヴェルです。
小山さんはワインレッドのドレスでラヴェルにはお似合いのドレスだと思います。
第1楽章はどこかで聴いたような・・・そう言えばガーシュインのラプソディーインブルーの様な曲ですね。ガーシュインの方が少し早く作曲しているのでラヴェルはこの影響を受けているのかもしれませんね。
小山さんのテンポの良いピアノは山田さんとも息がピッタリあっていて初めての共演とは思えないほど素晴らしいです。
そして叙情的な第2楽章はピアノの独奏部分が多く、まるでピアノリサイタルの様です。小山さんの素敵なピアノの音色がホール全体に鳴り響き、しばし時の流れを忘れる程に引き込まれていました。
第3楽章はとてもリズミカルでラヴェルらしい色彩豊かな楽章です。小山さんもとても楽しそうに弾かれていましたね。
指揮者の山田さん、そして東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんとの息も切らさぬ名演に沢山のブラボーと拍手が送られ小山さんは何度もカーテンコールをしていました。
後半のベルリオーズ:幻想交響曲も素晴らしく、以前に聴いた大野和士さんの名演奏を彷彿とするのもでした。
終演後のサイン会は2階への階段を利用して上手にアレンジされていました。
ファンの皆さんとのにこやかな会話の中に小山さんの暖かな心使いが見えていました。

ホールを出るとまだ小雨が降っていましたが、傘をささずとも駅まで辿りつける程度でした。
3月が終わるといよいよ4月。新学期が始まりますね。新たに社会人となられる方たちにとっては希望と不安の月だと思いますが、元気に頑張って欲しいと思います。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚です!


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小雨がパラツク文化村前交差点

落ち着いた感じの文化村



ここの花屋さんはお勧めです

今日の案内



ホールは3階になります

通路にある大シアター



開放的な喫茶店

2時15分 もう皆さん到着しています



そろそろ入場開始の時間です



出入り口付近

今日もサイン会があります



3階から見た2階部分




被災地で演奏活動されている東フィルさんの写真

小山さんの演奏写真の前に飾られています



東フィルの皆さんへの寄せ書きです




喫茶コーナー






開演前の様子です



終演後のサイン会の列



終演後の風景

ラヴェル 素晴らしかったです!
<撮影・掲載 了解済み>











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Date: 2012/3/18(日)

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 都響・調布シリーズ No.13 ベスト・オブ・ベートーヴェン

都響・調布シリーズ No.13 ベスト・オブ・ベートーヴェン

2012/3/6(火)
19:00 開演

会場:調布市グリーンホール 大ホール (東京都)


ベートーヴェン:
「エグモント」序曲
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」
交響曲第7番 イ長調


[指揮]宮本文昭
[演奏]東京都交響楽団

初めての調布市グリーンホール
僕の仕事が多忙であった事で感想を書くのが遅れてしまいました。
このコーナーを楽しみにして下さっている方々にはお詫び申し上げます。

調布市グリーホールには2007年にリサイタルで一度訪れております。
今日は指揮者・宮本文昭さんとの初共演になります。
宮本文昭さんとはオーボエ奏者としての最後の演奏会を共演したりテレビ番組でご一緒されていますが、指揮者では今日は初めてとなります。そして曲目はベートヴェンの皇帝。東京都交響楽団の皆さんとのなんとも贅沢なコンサートです。

ベートヴェン尽くめのコンサートなので観客の方もベートヴェン好きの方と地元調布の方が会場内を埋め尽くしていると思います。ホールは勿論満席でした。
前半のエグモント序曲を終えるとスタインウェイが舞台の中央に移動されました。
やはりコンチェルトと言えばピアノですね。ピアノの持つ存在感は凄いと思います。
いよいよ皇帝の始まりです。エンジ色のドレスで小山さんが登場されると割れんばかりの拍手がホール内を包み込みます。宮本さんの指揮棒が振り下ろされると、例の皇帝の一番印象的なピアノ独奏。
宮本さんの流れるような指揮裁きに合わせ小山さんのピアノが音色を奏でて行きます。
宮本さんの熱い情熱を秘めたお人柄を思わせる様な皇帝。指揮者としての宮本さんも素晴らしいです!
オーボエ、テレビなどの司会、そして指揮者ととても多彩な宮本さん。今後のご活躍がとても楽しみです。
今半の交響曲第7番を終え、とても充実した演奏をなされたと思います。
宮本さんがベートヴェンを選ばれた理由がとても良く判る素晴らしい皇帝でした。

仕事の事で頭が一杯でしたが、今日の演奏会でリセット出来たことがその後の仕事に良い影響を与えてくれて事は言うまでもありません。クラシック音楽は本当に心のオアシスだと思います。
いつもはサイン会の最後まで皆さんとご一緒するのですが、今日は最後を見届ける事が出来ず帰りました。

指揮者の宮本さんとは、4月18日に今度はモーツァルトで共演されます。=>こちら
皆さん、是非お誘い合わせの上、ご来演ください。



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚も 1月25日に新譜発売された Vocalis です!


<クリック>





入場時間になりました

落ち着いた感じのホワイエ



調布の皆さんの憩いの場



小山さんのCDを手に・・・

通路にある大シアター



シェフが自らおもてなしを・・・




開放感のある素晴らしいホールです

終演後のサイン会は長蛇の列でした



出入り口付近

皇帝を弾き終えた小山さん
<撮影・掲載 了解済み>



素晴らしいコンサートでした

京王線 調布駅



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Date: 2012/3/6(火)

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 バッハとの対話 Vol.5(彩の国さいたま)

バッハとの対話 Vol.5


2012/2/25(土)
開演14:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場


【曲目】
J. S. バッハ:
《平均律クラヴィーア曲集第2巻》より 第15番 ト長調 BWV 884
最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ 変ロ長調 BWV 992

〜休憩〜

ゴルトベルク変奏曲 BWV 988



朝のうちは雨が降っていましたが午後からは雨も上がりました。
今日は久しぶりの彩の国さいたま芸術劇場とめったに聴けない小山さんのバッハと言うことでとても楽しみなプログラムとなっています。
彩の国さいたまの特徴としましては、リサイタルや室内楽などのシリーズや企画物と言ったクラシックファンを対象とした本格的なコンサートを専門的に開催しています。
今回のバッハのシリーズもそうですが、過去にはスクリャービンのピアノ・ソナタ全集のCDもここ彩の国さいたま芸術劇場で行われました。そして初代の館長はあの諸井誠さんなのです。
そしてここさいたまは小山さんが芸大時代にお住まいになっていた事もあり、地元ファンがとても多い事でも知られています。オールバッハと言うことで弾く方側も聴く方側もそれなりの目的を持ったコンサートだと思いますが、今日はクラシック音楽について耳の肥えた地元の小山ファンやバッハをこよなく愛する愛好家の方が主なのかなと思います。
前半は平均律クラヴィーア曲集からと最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョと言うことでショパンの曲などとは違い正直な所、普段あまり聴くことの無い曲目でしたがバッハの宇宙的で壮大な感覚が何とも言えず普段のコンサートは違う厳かな雰囲気を味わう事が出来ました。(小山さんのインタビュー記事があります。
そして後半は今日のメインイベントとなりますゴルトベルク変奏曲です。
小山さんにとってもバッハは特別な存在の様でして、特にゴルトベルクは30もの変奏を演奏して、そして最後にアリアが戻ってきた時の感動はピアニストとしても感無量の様です。
小山さんのバッハは1音1音に魂を感じる事が出来、点から音の雫が落ちてくる様な本当に宇宙的で壮大なバッハでした。そして最後のアリアでは鳥肌が立つ感動に思わず涙する場面となり、本当に心が洗われる素晴らしいバッハでした。
このまま時間が止まり永遠に聴いていたい感覚に捕らわれました。
長い沈黙が続き、そしてコンサートは終わりました。
ブラボーと共に沢山の拍手が小山さんへ贈られオールバッハの最終回は幕を閉じました。
この企画を担当されたスタッフの方や、彩の国芸術劇場の皆さんの心意気を十二分に味わえた素晴らしいバッハでした。終演後はサイン会がありましたが、勿論今日も多くの小山ファンの方々が列に参加され小山さんとの会話を楽しまれていました。
バッハの余韻を楽しみながら埼京線に揺られ帰路に着きました着きました。。。。。




このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚も 1月25日に新譜発売された Vocalis です!
彩の国さいたま芸術劇場でも大人気でした!


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埼京線 与野本町駅で下車します

駅前にもご案内があります



一つ目の交差点を右折して5分くらい歩きます

彩の国前の交差点



バッハとの対話が・・・

とても印象的なホールの景観



一番印象的な塔です




夜になると明かりが灯ります・・・




敷地もかなり広いです

音楽ホール入り口です



バッハとの対話 Vol .5

ぞくぞくと来演されています



入り口付近の様子

開演前の一こま



開演前のドキドキ感がたまりません



音楽ホールとしては最高の環境です




今日もサイン会があります



終演になりました

サイン会も大盛況でした



ゴールドの飾り付けの前で
<撮影・掲載 了解済み>

バッハの余韻を味わいながら帰宅します



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Date: 2012/2/25(土)

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