まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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第3回 〜うつりゆく情景〜

第3回 2007年 春 〜うつりゆく情景〜

オーチャードシリーズ「小山実稚恵の世界」第3回レクチャー&サロン



第3回 2007年 春 〜うつりゆく情景〜
■萌黄色:自然の情景・なつかしさ・キエフの大門

2007年6月2日(土)開演15:00

ハイドン : アンダンテと変奏曲 へ短調 作品83 Hob.XVII-6
ウェーベルン : ピアノのための変奏曲 作品27
シューマン : 子供の情景 作品15
    **休憩20分**
ムソルグスキー : 組曲「展覧会の絵」

<アンコール>
グリーグ:叙情小品集 第3番 より「春に奇す」
チャイコフスキー:「四季」より 6月 「舟歌」
シューマン=リスト 「春の夜」



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今日は待ち焦がれたオーチャードの日です。
渋谷には12時30分に着き、いつも行くラーメン屋で腹ごしらえした後オーチャードシリーズ恒例のまさとの喫茶ライオン巡りです。
今日は約7人程お客さんがいました。今日は多い方ですね(笑)
いつもの様にレモンスカッシュを飲みましたが、今日は暑いので喉越しがすごく良かった!
ライオンには約30分位いました。ここで気持ちを落ち着かせてから、いざオーチャドへ、です♪
オーチャードホール入り口前には入場時間10分前に着きました。
最初はまばらだった人が約10分位の間に沢山の人となりあっと言う間に長蛇の列です。
会場内に入り、まずピアノを見に行きました。
ピアノの後ろに添えられた今日の花は萌黄色をイメージした色が中心でとても暖かでなつかしさのあるものでした。
(ユリ、ヒマワリ、グラジオラス、オンシジューム、ソケイ、スノーボール)
そしていよいよ開演時間です。
席は比較的前の方で、私にとっては小山さんが良く見える最高の場所です。
今日の小山さんのドレスは。。。。。。
思わず息を呑んでしまいました。なんと今日のイメージカラーそのままの素敵な色のドレスでした!!
ハイドンの曲から始まりました。なつかしさのある曲です。
ウェーベルン、初めて聴く曲ですが過去から未来へワープした感じ?以前、越谷のサンシティホールで聴いた望月京さんのメビウス・リングをふと思い浮かべました。機械的なイメージの曲でしたが独特の音の響きに引き込まれて行きます。
曲が終わり、小山さんは一度立たれて会釈をされましたがこの時の笑顔が次の曲への始まりでした。
シューマンの子供の情景の心地よいメロディーがスッと心の中に飛び込んできました。先ほどのウェーベルンの曲の後でしたので、シューマンのメロディーがいつも以上にまろやかで心地良い響きとなっていました。
小山さんはきっと夢心地でトロイメライを奏でていたと思います。ここで観客の皆さんも心が十分に解れて音楽の素晴らしさを再認識されていたと思います。小山さんのピアノは心のオアシスです♪
休憩時間はコンサートの中では気持ちを切り替えると共に、余韻を楽しみむ束の間のひと時です。
後半は、いよいよ展覧会の絵です。
小山さんは椅子に腰掛けると同時に展覧会の絵のファンファーレを奏でましたが、重厚な響きは徐々に激しさを増していき、その気迫あふれるピアノの響きは聴く者の心を完全に展覧会の会場に立たせていました。
その後は、小山さんが音で展覧会場を案内してくれましたね。目を閉じると沢山の素晴らしい絵画が目に飛び込んできます。
その中の絵には小山さんの大好きなルドンの絵が含まれていました。(プログラムとして配られたパンフレットの最終ページに岐阜県美術館のルドンの紹介があります)
最終章のキエフの門は特に圧巻でおもわず自分の手を硬く握り締め、小山さんの雄大なピアノの音色にただただ涙するばかりでありました。
1台のピアノからこれほどまでに壮大で無限なエネルギーが満ち溢れてくるとは。。。。。。想像以上の圧倒的な小山さんのパワーとそのオーラで、場内の皆さんもただただ驚きに近い感動を味わったと思います。
演奏後は、どよめきに近い感動の中でブラボーと拍手の嵐で、興奮のあまり立ち上がって拍手している方も見ました。
この大パノラマである展覧会の絵で終わると、私を含め、皆さん興奮して夜寝れないと思います!
アンコールは小山さんのお気使いで心に優しく響く素敵な曲ばかりでした。これで熱くなった心が丁度良い加減に収まりました♪
小山さん、今日はこれまでとは違った素晴らしい感動をありがとうございました。
1台のピアノが無限の可能性を持っていることを証明してくれた、今日のコンサートでした♪
終演後は次回のチケットを買い求める沢山の人たちが売り場に長蛇の列を作っていました。
私のみならず、あの展覧会の絵を聴いたなら必ず秋のラフマニノフのソナタが聴きたくなる・・・・
これでまた、小山さんファンが大量に増えたことを確信した今日のコンサートでした♪


まさと恒例の名曲喫茶ライオンへ




   オーチャードに着きました




  小山さんのポスターが出迎えてくれます




  のんびり過ごせる文化村・オーチャード

このエスカレーターでホールへ



   入場時間10分前の様子

入場時間5分前の様子



  入場時間となりました

ホール内は落ち着いた良い雰囲気です



ピアノの調律が続けられてました

ユリ、ヒマワリ、グラジオラス、オンシジューム、
ソケイ、スノーボール



  休憩時間の喫茶コーナー








 CD売り場のコーナーです




   2階フロアーです




終演後にアンコール曲を確認する皆さん

 アンコールは3曲も。。。。。



  お祝いのお花が綺麗です

 終演後に次回チケットを求めて長蛇の列が。。。



表はまだまだ明るいです。 

ハチ公前広場は今日も沢山の人で一杯でした!






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次回の案内 <クリック拡大>



Date: 2007/6/2(土)

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 オーチャードシリーズ「小山実稚恵の世界」第3回レクチャー&サロン



2007年5月6日(日)  公演:15:00〜17:00

オーチャードシリーズ「小山実稚恵の世界」 
第3回レクチャー&サロン

場所:オーチャードホール B1F リハーサル室

出演者:小山実稚恵/黒田恭一

今日は昨日とは打って変わって寒々とした雨ですが、まじかで小山さんを拝見出来ますので、ファンとしましてはとても嬉しい一日です♪
それにレクチャーはいつもとても楽しくためになるのです!
小山さん、黒田さんが司会者の紹介の後にそろって入場されました。
昨年と同じく少し高めの椅子が2つと小さな丸テーブルがあり、向かって右に黒田さん、左が小山さんがその高めの椅子に座り小山さんの斜め後ろにスタインウェイがで〜〜んとあります。目の前で見るとフルコン用のピアノは本当にでかいです!
ここからまさとが聞いた感想ですが、何分にも素人のまさとが聞いたものなので多分に違う所があるかとは思いますが、雰囲気だけでも味わって頂ければ幸いです。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」は体全体で弾くような曲なので男性でも弾くのが大変だそうです。特に後半はとにかく大変だそうです。
またムソルグスキーの「展覧会の絵」はラフマニノフ、プロコフィエフなどのピアニストとしても活躍していたロシアの作曲家達のピアノ作品とは違いもっと原始的なピアニズムがつかわれているので、ピアニストとして華麗な部分での弾く快感みないなものが少ないが、その荒々しい部分に逆に惹かれるものがあるそうです。
ムソルグスキーは展覧会場を歩きますが、ハイドンは石畳を歩く様な感じかな?と小山さん。
そして今回のプログラムはハイドン、ウェーベル、シューマン、ムソルグスキーという曲順ですが、ここにウェーベルを入れたのがキーポイントの様です。
ウェーベルの曲はピアノにタッチした後の感じがキーポイントであるそうで、ピアノから指を離す瞬間が聴き所の様です。
また前に聴いた曲の印象が次に聴く曲に影響があるそうで、今回はハイドン、ウェーベル、シューマンのプログラムはその事を踏まえた内容の様です。
例えて言うと寿司を食べる前に生姜を食べるがシューマンを聴く前のウェーベルはそんな感じの様です??と黒田さん。
ここで小山さんがウェーベルの最後の所からシューマンに移る所を目の前のスタインウェイで弾いて下さいました。
ウェーベルの押し詰まった様な旋律の後に、フワァ〜〜〜とシューマンの曲に移り何だか抑えられていた気持ちが開放された様な気持ちでした。
子供の情景のトロイメライまで弾いてくださいました。
そしてまたムソルグスキーの展覧会の絵の話になり、この曲は体力的にも曲的にも弾き終わるととにかく終わった〜〜〜って気持ちになる様な曲だそうです。
ここで黒田さんが今回はアンコールは在るんですか?無いとちょっとものたりないかなぁ〜〜〜との質問に小山さんは笑顔で一応考えてますと。。。。
(どうぞ小山さんあまりご無理をなさらずアンコールをお願いします。。。まさとから)
そして黒田さんも大好きだというトロイメライをもう一度と言うことで。。。。目を閉じて聴いてると心にシミジミと伝わってきました。本当に素敵でした、小山さんのピアノ。。。。
約1時間程のレクチャー後、後半は会場の椅子を片付けてから丸テーブルを並べ立食パーティーがありました。
いつもコンサート会場でお見かけするお馴染みのファンの方も沢山お見えになってまして、小山さんのコンサートの話で盛り上りました。小山さんもそれぞれのテーブルにいらしてくださり、楽しくお話させていただきました。
・・・・・・
小山さん、6月2日まで首をなが〜〜〜くして待ってます♪


 今日はシトシト雨降りでした。 





 連休最終日の雨のためか、オーチャードは心持人が少ないです。








  レクチャーの案内が。。。。。




 正面はトイレ、左がレクチャー&サロン会場(リハーサル室


おまけ写真(渋谷も雨のせいか人通りが少ないです)


Date: 2007/05/06(日)

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