さて、今日は第2回 献呈 のリサイタルです。
お天気は久々の抜けるような快晴です。こんなに良いお天気に恵ぐまれるなんてさすがわ小山さんです!
まさとの行事としまして、まずは名曲喫茶
ライオンで気持ちを落ち着かせてきました。
例のごとく軋む扉を押して中に入るとそこはもう別世界!!
暗くどんよりした店内は何とも言えぬ雰囲気をかもし出していて、カビの匂い?のと軋む床は合いも相変わらずと言った所でしょうか。
席に着くと丁度お客のリクエストでメンデルスゾーンの交響曲 第4番「イタリア」
がトスカニーニのレコードで掛かる所でした。
観客は私を含め4名でした。。。。。
気分が落ち着いた所で、気合を入れ直しいざオーチャードへ出発です!!
ここから徒歩で約7分位で着きます。
開演15分前に着きましたが、既に沢山の方が時間待ちをしていて開演時間には長蛇の列になっていました。
ホール内に入るとあっと言う間に沢山の人で溢れてしまい、何だか春の時よりも盛り上がりが凄い気がします!!
今日はサイン会もあり、ぴあ出版の「小山実稚恵の世界」と11月22日に発売されたばかりのシューベルトと限定販売のベストアルバムが飛ぶように売れていました。
春の公演の時と同じく舞台には大きな花が添えられていていました。春は白でしたが今日は薄いグリーンを基調としたとっても素敵なお花です。
開演時間になりました。1階、2階、3階席と全て満席のお客さんはドキドキしながら小山さんを待っています。
舞台の袖の扉がスッと開くとダークグリーンのドレスの小山が登場されました。ドレスの色は今日のイメージカラーである深い緑で舞台の
お花との微妙な色合いが何とも言えず素敵です♪
前半はメンデルスゾーンの無言歌です。無言歌とは「言葉のない歌曲」でして、その言葉からしてもうロマンを感じてしまいます。
メンデルスゾーンのロマン香るメロディーが小山さんのピアノから溢れんばかりに押し寄せてきます。
私は「ヴェニスの舟歌」が特にお気に入りで、この時にはもう胸が締め付けられる想いで小山さんからのメッセージを受け取っていました。
以前はピアノの音を楽しんでいましたが、最近では音と共に小山さんからのメッセージも楽しむ事が出来ると感じています。
先日のレクチャー・サロンでの小山さんと黒田先生のお話を思い浮かべ、自分なりに調べたメンデルスゾーンの事などもイメージしながらメンデルスゾーンのいた時代にタイムスリップしていました♪
小山さんからの優しくロマン溢れるメッセージを十分に満喫した所で、次はシューマンのソナタ・第2番です。
ロマン香るメンデルスゾーンから、シューマンのファンタジーの世界へと小山さんのピアノに導かれて行きます。
シューマンがクララを想う気持ち。。。。沸いては消えて行くその交錯するファンタジーの世界。小山さんのピアノからまさとの心に優しく問いかけてきます。
シューマンのかきむしられる様な想いの世界にどっぷり浸かった所で前半が終了しました。
休憩時間にフロアーに出ると溢れんばかりの人で驚きました。これまでに何度となく来ているオーチャードホールですが、今日の賑わいと熱気はこれまでに無くすごいもので、小山さんを慕うファンの層の奥深さを感じる瞬間でもありました。
22日に発売されたばかりのシューベルトと限定販売のベストアルバムがもう底をついていました。しかし凄い人気です!!!
後半はシューマン=リストの献呈から始まりました。
シューマンのクララへの想いがリストによって更に情熱的に歌い上げられ、それは小山さんの魂を通じて津波の様に押し寄せてきました!
スタインウェイと小山さんは一身一体となり声高々と歌い上げているのです。素晴らしい調和でした♪
最後はリストのソナタ ロ短調です。
ただ一言。小山さんが全身全霊で語りかけてくる魂が熱く美しかったです!そして幻想的で重厚でした。
まさとの頭と心はもう完全に「小山実稚恵の世界」の中にいました!
そして、全ての力を振り絞った小山さんは、更に4曲ものアンコールして下さいました。
その小山さんのお気持ちが嬉しくて、ただただ胸がジ〜〜ンとして目頭が熱くなるまさとでした。。。。いや、観客の皆さんも同じ気持ちだったと思います。
今日のアンコールは最高に素晴らしかった!!
小山さん、全身全霊をかけた演奏!素晴らしいピアノの世界でした。本当にありがとうございました。。。。。
拍手とブラボーの嵐は消えることが無く、会場内の全てのお客様が満足した最高の演奏でした♪
お待ちかねのサイン会は、>私の知る限りでは一番多い人数でおそらく300人位のファンの皆さんが並びました!
お疲れになられているだろう小山さんですがそんな表情は一つ見せず、皆に笑顔で接しておられた姿に改めて感動した次第です。
まさとは、ぴあ出版社「小山実稚恵の世界」の本日の献呈のページ(22ページ)にサインを頂きました。
小山さん、本当にお疲れ様でした。
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今、感想を書きながら、まさとの心の中ではまだまだ小山さんのピアノが駆け巡っているのでした。。。。。。。。。