まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼ みなとみらいアフタヌーンコンサートシリーズ     2009/4/4(土)
▼ オーケストラの日祝祭管弦楽団演奏会     2009/3/31(火)
▼ 2009都民芸術フェスティバル     2009/3/22(日)

みなとみらいアフタヌーンコンサートシリーズ          

公演日 2009年4月4日(土)
開演 13:30 / 開場 13:00

会場 横浜みなとみらいホール 大ホール

(曲目)
シューマン/アラベスク Op.18、「蝶々」 Op.2
ショパン/ノクターン第17番 Op.62-1
ショパン/ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」 Op.61

〜休憩〜

ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」

<アンコール>
シューマン:トロイメライ
ショパン:
マズルカ第45番 作品67−4
24の前奏曲より第24番 作品28−24

地元みなとみらい。

いよいよ春到来ですね!
朝晩はまだまだ寒いですが日中はとても過ごしやすくなってきました。
桜も満開で今日、明日が山場かと思います。
今日は一応地元であります横浜の(横浜は日本で1番大きい市なので横浜の住人でも僕の家からは50分かかります。)みなとみらいホールでのリサイタルです。
話が反れますが横浜市は定額給付金の支給も5月以降とのこと。市が大きいから遅れるとお粗末な理由で弁解している市長は僕の家から近い場所の住人です(笑)
さて一応市内移動なので気は楽です。横浜で一番嫌いなのは駅の構内、なぜいつ行ってもあんなに混雑しているのか?しかも通路と言うものがはっきりとしていないので縦横無尽に人が行きかうので歩くのが非常に疲れます。と言うか必ず人とぶつかりますね。
そうこうしている内に現着です。開場5分前にたどり着きそのまま入場出来ました。
ホールは周囲全体がガラス張りなので外の景色が素晴らしく良く見えます。特に夜の夜景はどのホールよりも素晴らしいのではと思います。
今日は前半がシューマンとショパン、そして後半がムソルグスキーです。
いつもは前の方の席ですが、今日は24列目の丁度中間当たりになり音の響きとしては最良の席になると思います。
小山さんは若草色の素敵なドレスで登場されました!
シューマンのアラベスクと「喋々」では心が洗われる思いでした。小山さんのテンポの良い音色がみなとみらいホールを駆け巡ります。
ショパンのノクターン第17番はあまり聴くチャンスが無い曲(3月18日の埼玉で聴けなかったのです)ですが、とても揺れ動きがありショパンの気持ちが良く分かる素晴らしい名曲ですね、小山さんの解説にも有るようにトリルは本当に美しく魂を奪われそうになります。その後のポロネーズもショパンの晩年の作品らしくとても重厚で味わい深い大人のポロネーズと言った所でしょうか。小山さんならではの素晴らしい演奏でした。
休憩を挟み、いよいよ本日の目玉であります展覧会の絵です。この曲は何度か聴いていますが、今日の小山さんがどんな絵を見せてくれるか楽しみです。
そしてあの有名なプロムナード。この曲は技術的にも難曲との事ですが小山さんはとても楽しまれて演奏されていて、まさに展覧会開場を案内してくれているようです。古城や雛の踊りなど目の前に情景が浮かび上がってきます。
やはり一番圧巻なのはキエフの門でしょうか!?小山さんの重厚で格調高いピアノの音色がホール内を駆け巡りました。
今日は音響的にも恵まれた席でしたので、その素晴らしい音色を十分に堪能出来ましたね!
全身全霊を尽くした小山さん。今日も素晴らしいピアノでした。そしてアンコールの3曲も素晴らしい感動に包まれました!
終演後はサイン会も行われましたが、今日はCDの販売枚数が少なく、早いうちに売り切れたらしく終演後までに追加分が入った様でした。多分、発売をされた方も予想以上の枚数なのでかなり慌てたのでは?と思います。なので今日も長蛇の列でした。
そして今日も笑顔に満ち溢れた小山さんと会うことが出来ました。。。。。


※このコンサートお聴きになられた方がいましたら、一言感想を頂けますと幸いです => こちらです


今日のお勧めの1枚<クリック>




開場前から長蛇の列でした。

大ホールの案内



小ホールでもコンサートがありました。




4月の公演ピックアップに掲載されてました。

いよいよ入場開始です。



横浜の空は鉛色でした。







開演前の場内風景





休憩時間のひとコマです。

今日はサイン会があります。君も1枚どうぞ。



休憩時間にくつろぐ皆さん




終演後の風景

アンコールは3曲でした



サイン会のひとコマです。

今日も元気な小山さん



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Date: 2009/4/4(土)

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オーケストラの日祝祭管弦楽団演奏会          
2009年3月31日(火)  
開演時間 19:00

会場:サントリーホール

首都圏11のオーケストラより選抜された素晴らしいメンバーたちによる「オーケストラに日」のためのスペシャル・オーケストラ。

指揮者:大友直人

(曲目)
R・シュトラウス:
「ウィーン市祝典曲」よりファンファーレ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

〜休憩〜

レスピーギ:交響詩「ローマの松」

<アンコール>
エルガー:威風堂々


カラヤンさん、こんばんは!

3月31日はオーケストラの日。
各地で沢山の催し物が行われた様ですが、この公演がそれを締めくくる物でした。
日本オーケストラ連盟が2007(平成19)年1月に制定し、その年から実施しており「み(3)み(3)に一番」「み(3)み(3)にいい(1)ひ」(耳に良い日)の語呂合せと、春休み期間中であり親子揃ってイベントに参加しやすいことから。の様です。
そして大友直人さん指揮による首都圏11のオーケストラより選抜された素晴らしいメンバーたちが今日の「オーケストラに日」のためにスペシャル・オーケストラを結成しました。
・・・・・
この所、天候不順でしたが幸い今日は比較的良いお天気です。
サントリーホールには6時15分頃に付きましたが、ソワイエのコンサートもあり、また小ホールでの催しもあった事で既に入場出来る様になっていました。S席でも3000円とリーズナブルで、最高のホールと奏者を兼ね備えた今日のコンサートなので特にソワレは早いうちからのチケット完売でした。
オーケストラの日と言うことで、各楽団の紹介を兼ねたボードの掲示があったり各楽団の関係者よりそれぞれの宣伝用チラシが配られたりしていてホール内はいつもより盛り上がっていました。
1曲目のR・シュトラウス:「ウィーン市祝典曲」よりファンファーレは管楽器だけの演奏での小曲でした。
2曲目がラフマニノフです。
いつもは前の方の席ですが、今日は音響効果重視で9列目の丁度センター当たりの席にしてみました。
今日の小山さんは濃紺の素敵なドレスですが、僕の好きな色です。
大友さんの腕が振り下ろされると小山さんのピアノから鐘の響きが厳かに奏でられました。
いつもより少し遅い流れでその分重厚な感じがします。
色々な楽団の方をまとめた大友さんもご苦労があったとは思いますが、やはり選抜された素晴らしい奏者の方ばかりなのでその技量は高いレベルです。それぞれの個性が輝いていましたが、その中でもコントラバスの響きがとても印象的でした。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はのだめ効果もあり、沢山の人に知られる所となりましたが何度聴いても素晴らしいコンチェルトだと思います。
カデンツァと言えば、やはりラフマニノフのピアノ協奏曲が思い浮かびますが、この2番もロマンチックで素晴らしい旋律ですね。小山さんのカデンツァは沢山の想いが詰め込まれていて何度聴いても素晴らしいです。
第2楽章では遠い過去を思い出しいつも心が洗われる気持ちになります。
そしてパンチの効いた第3楽章。ここでも選抜メンバーの皆さんの気持ちは一つになりそして一気にクライマックスへと向かいました。
今日は混成楽団であった事で色彩豊かなラフマニノフだったと思います。
ブラボーの掛け声と割れんばかりの拍手が小山さんを、そして大友さんを中心とした選抜メンバーの皆さんへと贈られています。カーテンコールを何度も受けた小山さんの表情は今日も笑顔に満ちた素敵な小山さんでした!
休憩時間を挟み後半はお待ちかねのレスピーギのローマの松です。僕はこの中でも最終楽章のアッピア街道の松が大好きです!
学生時代に買ったフィラデルフィア管弦楽団とリッカルドムーティー指揮のものを今でも思い出した様に聴いています。
舞台にはハープやチェレスタ、ドラムなどが所狭しと置かれ、少し目線を上げるとパイプオルガンの席にも奏者が。めったに聴けないサントリーホールのオルガンです。そして後方を見上げるとやはりトランペットが左右に配置されています。
大友さんでのこの曲は確か以前にも聴いた記憶があり、恐らく大友さんの得意とする演目だと思います。
色彩豊かなこの曲、途中鳥の鳴き声が響き渡ったりと遠い古代ローマへと導かれて行きます。そしてアッピア街道の松になり音量が徐々に高まり出し、そして一気に炸裂します!パイプオルガンの重厚な響きがホール全体を包み込み、そして前後左右からのトランペットの響き。ステレオ効果抜群です。音の渦の中に引き込まれる錯覚に陥りました。
やはり生演奏は最高です!!手に汗を握るとはこの事ですね!素晴らしかったです。
アンコールはエルガーの威風堂々でしたが、このフルオーケストラでの響きはやはり最高でした。
今日はオーケストラの日。「み(3)み(3)に一番」を実感できた一日でした。
では皆さん、また会う日まで。。。。。


※このコンサートお聴きになられた方がいましたら、一言感想を頂けますと幸いです => こちらです


今日のお勧めの1枚<クリック>




今日はお天気に恵まれました。

仕事を終え、ホールに駆けつける皆さん。




オーケストラの日。マチネもありました。


チラシはのだめですね!




マチネからの歓喜が引き続いていました。


CDやチケットなどの販売です。



既にピアノがセッティングされています。





開演前のドキドキ感が何とも言えず良いですね!






売り場周辺は特に沢山の人が・・・






喫茶コーナーも大盛況!





2階フロアー






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Date: 2009/3/31(火)

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2009都民芸術フェスティバル           
2009都民芸術フェスティバル
オーケストラ・シリーズNo.40

日 時 : 2009年3月22日(日)
開演:14:00
会 場 : 東京芸術劇場 大ホール

東京フィルハーモニー交響楽団
指揮 : 指揮/渡邊一正

曲 目 :
〜チャイコフスキー・プログラム〜
歌劇「エフゲニ=オネーギン」〜ポロネーズ
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23

〜 休 憩 〜

交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」


雨の芸劇!

昨日は暖かな小春日和でしたが今日は朝からどんよりした曇り空でした。
でも東京は今日が桜の開花日であります。例年より早いとの事です。
家を出るときは少し雨が降っていましたが、池袋駅に着いた時は止んでました。
今日は2009年都民芸術フェスティバルと言う事で東京都も開催に関係しているらしく、料金も低価格であり早いうちから完売だった様です。
東京芸術劇場に着くと丁度入場開始になり待っていた皆さんが一斉に入場しました。
しかし東京芸術劇場は客席も広いがロビーもとてつもなく広いです。
いつもは1階席なのですが、小耳に挟んだ情報で2階席もなかなか音が良いとの事で今回は2階席の前の方にしました。
今日はオールチャイコフスキーですが1曲目の歌劇「エフゲニ=オネーギン」〜ポロネーズが終わると舞台の端に置かれていたスタインウェイが舞台の中央に移動されセッティング完了です。一旦舞台から離れた楽団員の方々が再び登場し、さてピアノ協奏曲の始まりです。
今日の小山さんはワインレッドで落ち着きのあるドレスでした。チャイコフスキーのイメージに合う色だと思います。
小山さんの伸びやかでダイナミックなピアノの響きが場内全体に鳴り響き出しました。東京芸術劇場の2階席、音の響きがとても良いですね!
そしてスタインウェイも沢山の優秀なピアニストに弾き込まれているためか、とてもバランスの良い綺麗な響きの音に聴こえました。
音楽の友と言う雑誌に現代のショパン弾きはだれだ!?と言う特集があり、その中で小山さんは「弾けている」ではなくて、「弾きたい」でなけらばならないとも言われています。ただ上手な演奏ではなくて聴く人の魂を揺れ動かす血の通った演奏。小山さんのピアノからはそれを強く感じる事が出来ます。
そしてクライマックスへと。チャイコフスキーの音楽は明日への希望を与えてくれます。恐らく、いやな事や悩み事があった特に、この曲を聴けばそれらは一度に素っ飛びますね!場内は割れんばかりの拍手とブラボーが飛び交いました。小山さんはカーテンコールに何度も何度も答えてお辞儀をされていました。
覚め止まぬ感動の中で後半は、「悲愴」 です。この曲は僕が始めて買ったクラシックのLPレコードでした。学生時代にポールモーリヤやレイモンルフェーブルなどが流行っていてその音楽にかなりハマッていました。その時に何故か間違って買ったLPレコードがチャイコフスキーの「悲愴」だったのです。間違って買ってしまったレコードなど聴く気もしませんでしたが、どんなものか興味本位で聴いたのですが、クラシック音楽ってこんなにも素晴らしいものなのかを見せ付けてくれたのが、この「悲愴」でした。
そして
渡邊一正さんと東京フィルハーモニー交響楽団が奏でる「悲愴」は感動に満ちた素晴らしい演奏で、今でも胸がドキドキとときめいています。
「悲愴」が静かに終わり、一瞬静まり返った後に突然のブラボ〜の一声が・・・皆さん、この一声の後に拍手をし出しましたね。
・・・・・
今日は心からチャイコフスキーを堪能出来た一日でした。
終演後ホールを出ると外は霧の様な小雨がパラツイテいましたが、心は爽快な気分でした。
次は3月31日のオーケストラの日にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を楽しませて頂きます。
では皆さん、また会う日まで。。。。。


※このコンサートお聴きになられた方がいましたら、一言感想を頂けますと幸いです => こちらです


今日のお勧めの1枚<クリック>




朝からどんよりした曇り空

今日はチケット完売!当日券無しです






いつ見ても長いエスカレーター




丁度入場開始の時間でした

芸劇のミニチュアがありました。良く出来てます!



ぞくぞくと訪れる皆さん


1階席は更にこの上





池袋の空は鉛色でした



2階席前のフロアー

休憩時間の喫茶コーナー




開演前の会場

ピアノ協奏曲が終わった後の様子




CDも沢山販売されていました


2階の喫茶室



2階席前のフロアー


終演後の1階席フロアー



素晴らしい感動を胸に・・・






帰りのエスカレーター乗り場






大きな吹き抜けのある芸劇

パラパラと雨が降っていました




Date: 2009/3/22(日)

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