まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。


▼サントリーホール22周年記念 ガラ・コンサート「響」     2008/10/4((土)
▼都民劇場・音楽サークル 第560回定期公演     2008/9/22(月)
▼こもれびホール・オールショパンプログラム     2008/8/30(土)


サントリーホール22周年記念 ガラ・コンサート「響」(正装コンサート)                    

〜華麗なる鍵盤のロマンティシズム〜
ピアノ誕生300年

日時 2008年10月4日(土)
開演  18:00〜21:30(たっぷり3時間半)

<出演>
ピアノ :
イェルク・デームス、仲道郁代、小山実稚恵
テオ・ゲオルギュー、ミロスラフ・クルティシェフ
ザ・ファイヴ・ブラウンズ

ヴァイオリン :神尾真由子 、堀正文
ヴィオラ:豊嶋泰嗣
チェロ:向山佳絵子
コントラバス:西田直文
バリトン:トーマス・バウアー

司会:若村麻由美

指揮:井上道義
管弦楽:東京交響楽団



今日は朝から素晴らしい快晴!

<曲目>
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
ワックスマン:カルメン幻想曲
シューベルト :歌曲集『冬の旅』からD911「菩提樹」
即興曲 変ト長調 D899/3、さすらい人 D489
ショパン:バラード第1番 ト短調 op. 23
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D667「ます」から第4楽章
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op. 37 から第1楽章
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op. 43から
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op. 23 から
エルガー:行進曲『威風堂々』第1番 ニ長調 op. 39-1

朝から素晴らしい青空になりました。秋の乾いた爽やかな空気がとても気持ち良いです。
今日はサントリーホールが秋に毎年恒例で繰り広げている国内唯一の正装コンサート。
正装とは言っても会社帰りのサラリーマンやごく普通の装いの方もいましたが流石にジーンズの方はいませんでした。
女性は着物姿の方が2〜3割り程度でドレスで着飾った方は少数でしたね。
男性はタキシードの方は少数でしたが蝶ネクタイの方は半数くらいいたと思います。
殆ど係の方と同じ装いなので皆が係りの方に見えてしまい今日は何だか係員が多いなぁと言った錯覚に陥りました(笑)
とは言えいつもとは全く違う華やいだ雰囲気が漂っていて気持ちを高めてくれましたね。ホールは小ホール、大ホールとも使用され小ホールにはレプリカでしたがクリストーフォリと言う1726年にイタリアのフィレンツェでバルトロメーオ・クリストーフォリと言う方が制作されたものが置かれていました。後々知ることになりますが、このピアノの復元は世界的にも著名な山本宣夫さんが行い所有しているものです。
参考リンク(1)
参考リンク(2)
参考リンク(3)
まずは司会役の女優 若村麻由美さんと指揮者の井上さんが登場しました。
若村麻由美さんは先日チャンネルNECOで見ましたが月光の夏(1993年)の公子(国民学校教師)役で出演してましたね。この時はベートベンの月光を弾いた特攻隊員が東京藝大の前進・上野音楽学校の学生で実話に基づいた素晴らしい映画でした。)
井上さんがピアノが何台ありますか?と会場内への問いかけ。。。。
舞台の上にはピアノが7台置かれていて5台はスタインウェイ、1台がエラールでもう一台が自動演奏ピアノでした。
7台では???と皆が思っていると・・・・
井上さんが8台ありますと言いながら小さなテーブルの上の布をめくると。。。。
なんと小さなピアノが置かれていてこれが自動でちゃんと演奏してるんです。
舞台の後方にはピアノの形をしたスクリーンが2つあり、そこにその小さなピアノが映し出されちゃんと鍵盤が動いて音がしているんですね。
驚いている暇も無くまずは仲道郁代さんのリストの愛の夢。仲道さんは小山さんとは殆ど同期のピアニストで藝大時代の写真(仲道さんは桐朋ですが)にも確か一緒に写っていましたね。
この曲は仲道さんにはピッタリの曲で甘い感じが何とも言えず素晴らしいです。
続いては、先のチャイコフスキーコンクールでバイオリン1位の神尾真由子さんと同じく2位(1位無し)のミロスラフ・クルティシェフさんの共演です。
勿論その演奏は最高のもので若々しくて瑞々しい演奏が素晴らしかったです。
3番手はピアノがイェルク・デムースさんで何と80歳で現役と言う素晴らしいピアニストとバリトンのトーマス・バウアーさん。
シューベルトでしたが、その味わい豊かで暖かな歌曲はとても心を豊かにしてくれました。
そして4番手が小山実稚恵さんでした。
小山さんはご本人が好まれる深いグリーン色のドレス。とても素敵です!
ピアノは今日の目玉でもありますエラール社のピアノ。
このピアノはショパンがこよなく愛したピアノですが小山さんが演奏されるエラールピアノは何と福澤諭吉の四男であった福澤大四郎氏の長男、福澤進太郎氏(フランス文学者)と結婚をしたソプラノ歌手・福澤アクリヴィさんとの娘さんが(会場内にきておられて紹介されました。)所有していたものを山本宣夫さんが復元したもので、復元には山本宣夫さんが所有していたエラールピアノから部品取りしたとの事で塗装も近代塗装されていたものを当時の塗装に戻したそうです。バイオリンのストラディバリウスと同じ塗装だそうです。何でもこの塗装だけでも音色は全く違うものになってしまうそうです。
福澤アクリヴィさん関連HP
山本宣夫さんのブログ
小山さんはこのエラールピアノのために何度も山本さんの基へ足を運ばれたそうです。
小山さんが鍵盤に指を落とした瞬間ショパンがいた当時にタイムスリップしました。
今のピアノとは全く違う音色に驚きを隠せませんでした。何と心地よい響きなのだろう。ピアノ線が弾かれる音がダイレクトに響いてくる感じで音はビィーンと響いてくる感じです。小山さんのバラードはダイナミックさと繊細さを兼ね備え魂が揺さぶれる名演奏でした!恐らくショパンが聴いていたらその素晴らしさに度肝を抜いたと思います。
そしてアンコールが一曲。小犬のワルツがこのエラールにはピッタリですね。細やかな音色がかわいい小犬を見事に描き出しました!!
会場内の皆さんもエラールのピアノは恐らくはじめて聴いたと思いますが、現代のピアノに引けを取らないその素晴らしい音色とエラールに魂を吹き込んだ小山さんのバラードにただただ感銘を受ける次第でありました。今日はこのピアノの演奏を聴けた事が如何に貴重な体験だったのか恐らく後々に知る事と思います。
そして次の演奏は豪華メンバーによるシューベルトの「ます」でした。
N響のコンサートマスターでもあります堀正文さんが声を掛けて集まった名士ばかりでの演奏は最高の五重奏でした。清流を泳ぐますが目の前に現れてくる思いでした。
前半の最後は5人兄弟姉妹(男性2名、女性3名)の The 5 Browns による演奏で全員がジュリアード音楽院を卒業した俊才ばかりでとても若いブラザーズです。勿論ピアノは5台でバーンスタインの「ウェスト・サイド・ストーリー」は本場の5人が息の合った所を見せ付けてくれました。
ここで30分の休憩です。
司会者の若村麻由美さんが、この30分は皆さん、思い思いにお過ごしください。。。と言われましたがその意味を知る事となります。
ホワイエは足の踏み場も無いくらい沢山の人で殆どの方がにこやかに挨拶を交わしたり。そこは華やかな社交場そのものでした。そして小ホールはそれこそすし詰め状態の中での歌の練習でした。(これは後々の合唱ための練習です)
そして後半を向えました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ですが、曲に入る前に長老のピアニスト・イェルク・デムースさんと若きピアニストのデオ・ゲオルギューさんの共演でその年の差は何と60歳以上でその様はおじいちゃんとお孫さん。とても微笑ましかったです。
本題のピアノ協奏曲第3番を弾くデオ・ゲオルギューさんはアカデミー賞の参考作品にもなった「僕のピアノコンチェルト」の主役少年(当時12歳)なんです。スクリーンの映画の一場面が映し出されたましたが、当時の面影をそのまま残した好青年でした。
「僕のピアノコンチェルト」の紹介
しかもピアノの腕前は素晴らしいものがありました。
勿論、井上さんと東京交響楽団の素晴らしいサポートもありましたが、その細やかな指裁きとダイナミックな音色にはもう釘付けでしたね。
会場内の皆さんも割れんばかりの拍手でその歓迎振りにはご本人のゲオルギューさんかなり驚いていましたね。
後半の2人目???の名前がプログラムに書かれていません????
また井上さんのお茶目かな?なんて思っていたらやはり井上さんが舞台に出てきて今日は僕がピアニストです・・・と。ピアノに着き演奏が始まりだしまして。その軽やかな指裁きは素晴らしいものがあり、あれ?井上さんってピアノも??と思っていたら、案の定(笑)指と音が合ってないんです(笑)。しかも井上さんはダンスを踊りだし鍵盤から指が離れても演奏は続きました(客席は大爆笑)。そうなんで、自動ピアノだったのです。そして何と、この自動ピアノと東京交響楽団の皆さんが共演しました。
この自動ピアノの演奏なのですが、リストのハンガリー狂詩曲の第2番の演奏はアルフレッド・コルトーの演奏がそのままロールで再現された演奏との事でした。本来はピアノソロの曲なので、それを上田真樹さんがオーケストラとのコンチェルト版に編曲されて、コルトーがソリストのコンチェルトになっていた様です。(ハンガリー狂詩曲はピアノソロ版で演奏される場合と、ピアノは無しですがオーケストラのみで演奏されるオーケストラ版もある様です。)もともとはピアノソロの演奏であり、しかもあの時代はテンポなどを揺らして弾くことも多かった頃の様で、さらには、コルトーが独特の特徴あるあのルバートをかけて弾いていた演奏なので、井上さんがそのコルトーの自由な演奏になんとか合わせて指揮していたのがとても面白く大変だったみたいです。
この自動ピアノも先にご紹介しました山本さんが修復したものだったのですね。
ピアノの裏にモーターが付いていて空気を送り出し鍵盤を叩いていました。演奏はパンチングして孔の開いた紙がコントロールしていたのです。
そして小山さんのパガニーニ・ラプソディです。
第18変奏では小山さんの熱き想いがひしひしと伝わってきました。
この曲は僕に取りましては、小山さんとの想いでの曲なので(小山さん、ごめんなさい。勝手に思っています)いつも心は熱く燃えるのです(笑)
そして最後のコンチェルトはミロスラフ・クルティシェフさんによるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。先のチャイコンの覇者です。
独特の雰囲気をかもし出しているクルティシェフさんでしたが、チャイコはとても落ち着いた演奏で非常に好感を与えてくれる名演奏でした。やはり世界を制覇したピアニストの演奏は一味も二味も違い素晴らしいものです!
今日はピアノ300年と言うことで隠れた存在ではありましたが、東京交響楽団の皆さんの素晴らしい演奏があり、それが実現出来たと思います。
そして最後の曲目。。。。。
スタインウェイの前に椅子が2つ???そして舞台へ5人のピアニストが。。。。。
曲はエルガーの「愛の挨拶」の編曲版でした。
何と2つの椅子に小山さん、デームスさん、仲道さん、クルティシェフさんが着席しました。。。。あれ、1人余ってしまいゲオルギューさんが皆の後ろでオロオロ仕出しました(笑)その仕草はやはり映画俳優ですね。場内は大爆笑。そして演奏が始まりリレー、連弾が始まり、時折背後からそろっと手を伸ばし譜めくりをするゲオルギューさんにまたまた会場内は大爆笑。そして演奏最後の3音をゲオルギューさんが指で弾き最後の最後まで観客を楽しませてくれました。
曲はそのまま切れ目無しに「威風堂々」に繋がるように特別に編曲されていて、井上さんの合図で客席の全員が立ちがり全員での合唱でした。舞台上のピアニストを含め全員での合唱です。(毎年、「威風堂々」はコンサートの最後に、お客さんも一緒になって歌われるそうです。
音楽って本当に素晴らしい!!!と心から感じたまさとでした。
クラシック音楽ってこんなに素晴らしく楽しいものだとつくづく感じた今日一日で、益々この世界に浸って行く自分は、これからの人生が豊かな物になる事を心から感じた次第でした。
小山さん、今日も素晴らしい一日をありがとうございました。
この日の事は一生忘れる事の無い素晴らしい思い出として僕の記憶の中にまた残りました。。。
次は、サントリーホールでのシンフォニア・ヴァルソヴィアとのショパンです!
ショパンの協奏曲1番と2番が聴けるこの演奏は、心に残る一日に相応しいものだと思います。

皆様も、どうぞお誘いあわせの上、ご来演ください=> こちらです!


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今日のお勧めの1枚<クリック>




アークヒルズ前。ここに着いた時点から心躍ります。

今日は抜けるような青空!



4時30分頃。5時から入場出来ます。

今日は完売公演です。



入場5分前。ぞくぞくと集まりだしました。

着物姿の女性が目に付きます。



5時になり、パイプオルゴールの音と共に入場開始です。




ピアノが7台。舞台に鎮座しています。

一番左がエラール。一番右が自動ピアノ。



エラールはこじんまりとしたピアノ。
背後の壁にピアノの形をしたモニターが。


小ホールに展示されたクリストーフォリのレプリカ。

白木の美しいピアノです。



山本宣夫さん制作・所有のピアノのです

2回の小コンサートが予定されています。



原田隆文ダミアンさんによる演奏。
クリストーフォリ(レプリカ)ピアノ演奏曲目

<開場中> 17:30 〜 17:50

□ジェスティーニ:ソナタ第5番から「サラバンド」
□原田ダミアン隆文:
土佐路律奏 T.遍路路 U.野の花 V.和賛

<休憩中> 演奏時間:10分程度

□チマローザ:ソナタ イ短調
□ポルポラ:コンチェルチィーノ

演奏:原田隆文ダミアン


華やいだ雰囲気満開の今日のガラコンサート。




そうそうたる方々がご来演され社交場と化しています。



休憩時間にセッティングされるピアノ

舞台には沢山の花が添えられていました。


小ホールでは休憩時間に合唱の練習が

小ホールは喫茶コーナーでもありました


今日の雰囲気は華麗です!

いつもの喫茶コーナーも大盛況


休憩時間、表に出てみました。





終演となりました。

帰りに見かけた東京交響楽団のトラック。



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Date: 2008/10/4(土)

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都民劇場・音楽サークル 第560回定期公演                     

都民劇場・音楽サークル 第560回定期公演 
オーギュスタン・デュメイ&小山実稚恵

2008年9月22日(月)19:00開演
会場:東京文化会館
共演:オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)

<前半>
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ

<後半>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」

<アンコール>
ドビッシー:美しき夕べ
ブラームス:ハンガリー舞曲第2番


広いホワイエが魅力的な文化会館
やっと秋らしい日が訪れて来ました。
午前中雨が残りましたが、文化会館へ向う頃には完全に止んでました。
デュメイさんとのデュオ・コンサートはこれまでに2回感想を書かせて頂いております。
2006.10.04 紀尾井ホール と 2005.5.1 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンですが、いずれも強烈な印象が残っています。
そして今年のデュオ・コンサートは今日の1回だけなので東京文化会館の大ホールも見事な満員御礼でした!!
定期公演という事でお客さんの層もかなり聴きこんでいる方が沢山来演されている様です。
しかも東京文化会館のある上野の森には小山さんが学ばれた日本芸術の最高峰である東京藝大が鎮座しています。
今日はデュオ・コンサートと言う事で共演者の相性もあるそうです。
デュメイさんとのパートナーはマリア・ジョアン・ピリスさんが有名ですが、それ以外でデュメイさんが特に信頼を寄せているのが小山さんなのです。
個性的で魂の塊の様な二人から発っせられる音楽は一度聴いたら脳裏から離れない程の心地良い快感があると思います。
東京文化会館大ホールの満席と言うのは迫力有りますね。僕は前の方の席でしたが、後ろを振り返ると押しつぶされそうな勢いを感じますね!
さて今日の小山さんはグレーの中にもキラキラと光る綺麗な装飾を施した素敵なドレスです。今日の会場、演目そして共演者のデュメイさんとのイメージもピッタリでした。
前半はブラームスとヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタ。
デュメイさんは長身の方なのでバイオリンが小さく見えますが、そのバイオリンから奏でられる響きは懐かしさと郷愁、そして優しさを深く感じさせてくれるものが有ると思います。
小山さんのピアノとデュメイさんのバイオリンはそれぞれを思いやりながら協調し合い音楽を築き上げて行く事を強く感じさせてくれます。
特に猛烈な勢いでお互いの魂がぶつかり合う瞬間はこれまでに味わうことの無い幸福感に満ち溢れます。
後半のクロイツェルは更に白熱した演奏が・・・・第3楽章が始まって直ぐにデュメイさんの激しい演奏で、掛けていたメガネが床に吹き飛んでしまいました。踏みつけないかとハラハラしましたが無事終了。
演奏後、何度か舞台上を歩かれましたがメガネを拾うチャンスがなかなか見出せない中、小山さんがサッと拾われてデュメイさんの基へ。小山さんのお優しさを感じさせてくれるとても微笑ましい一場面でした。
沢山の拍手とブラボーのあらし。スタンディングオベーションでその素晴らしい演奏を称えている方もいましたね。
そしてアンコールは2曲。1曲目のロマンチックで美しくグッとくる素晴らしいメロディー。どこかで聴いたような旋律。。。。
ドビッシーだったのですね。これまでの曲とは全く違った曲目がとても新鮮で強烈な印象でした。
終演後のホワイエは沢山の方が繰り出して、こんなに沢山の方が聴いていたのだなぁ、なんて変に感動していました。
ホールを出て横断歩道を渡り上野駅公園口前で後ろを振り返ると上野の森と文化会館が厳かに佇んでいました。
やはり上野の森の文化会館はクラシック音楽の聖地に相応しい佇まいなのですね。。。。。
今日は芸術の秋を迎えるに相応しい素晴らしい一日でした。
これから始まる音の旅・秋のシリーズ。シンフォニア・ヴァルソヴィアとのショパンと楽しみが目白押しです。
皆さんと共に小山さんのピアノを味わいたいですね。宜しくお願い致します♪


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上野駅公園口

横断歩道を渡ると東京文化会館



ホール前にある案内板

今日の主催は(財)都民劇場



終演は21時です

豪華絢爛のチラシ。最大量を誇ります!



この大ホールが満席・完売です!

5階席まであります!



CDを買い求める皆さん
この秋、小山さんのCDがまた出る?



開演前のざわめきが心地よいです。
静かに寛げる場所もあります。


休憩時間の喫茶コーナー

休憩時間のコーヒーの味わいは最高!!


終演になりました。

この集まりは何なのか?


そうなんです。今日のアンコールの案内でした。

ドビッシーとブラームス


今日も沢山の感動を味わいました・・・・




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Date: 2008/9/22(月)

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こもれびホール・オールショパンプログラム                     

ショパンの国、ポーランドの香りをそのままに
小山実稚恵 オールショパンプログラム

2008年8月30日(土) 開演14:00
会場:保谷こもれびホール

<前半>
ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9-1
ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
ワルツ 第19番 イ短調 「遺作」
マズルカ 第45番 イ短調 作品67-4
マズルカ 第32番 嬰ハ短調 作品50-3
バラード 第4番 へ短調 作品52
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

<後半>
ノクターン 第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
ワルツ 第8番 変イ長調 作品64-3
ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64-1 「小犬のワルツ」
ワルツ 第9番 変イ長調 作品69-1 「告別」
ワルツ 第2番 変イ長調 作品34-1 「華麗なる円舞曲」
ワルツ 第12番 ヘ短調 作品70-2
ワルツ 第14番 ホ短調 「遺作」
バラード 第1番 ト短調 作品23
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 「英雄」

<アンコール>
ワルツ 第10番 ロ短調 作品.69-2
ワルツ 第1番 変ホ長調 作品18《華麗なる大円舞曲》
プレリュード 第24番 ニ短調 作品28


初めての、こもれびホール


  
ワルシャワ・・・・そしてショパン・・・・ 今日、小山さんがこの想いを胸に こもれびホールへ・・・・・♪     < 関連記事 >

そして日本は・・・・
昨日の日本列島は雷、豪雨、増水、大変な一日でした!
そして今日も何となく妖しい空気と空・・・・・
今日は渋谷から東京メトロ副都心線に乗り池袋を抜け小竹向原駅で西部有楽町線に乗り保谷駅まで。
副都心線は空いているし、とにかく池袋まで早い!
家を出る時は曇り空で保谷駅に降りた時もまだ雨は無く徒歩15分くらいと聞いていたので歩き始めて約5分。
妖しい生ぬるい空気が漂ってきたと思っていたら空からポツポツと。そして1分後はもう豪雨。引き返す訳にも行かず一気にこもれびへ向かった。。。。。最悪でした。ほとんどシャツの肩から下はずぶ濡れ状態で靴の中はグショグショ・・・・ついてない↓
ホールに着いて数分後、雨は止みました。ガックリです  _| ̄|○
こんな事なら車で来れば良かったと・・・・
悔やんでいてもしょうがないので気を取り直して会場内へ。おっ、今日のホールはいいぞ!!
初めてのホールでもあり、ずぶ濡れの服が乾くまでとにかく歩き回る事としました(笑)
それでも開演時間までには完全に乾かず湿ったまま着席(苦笑)
でも着席した瞬間からもう服の事は忘れてましたね。今日はオールショパンだし、ポーランド帰りの小山さんだし・・・・
そして小山さんが。。。今日は鮮やかなグリーンのドレスが素敵です。笑顔も素晴らしくとても元気そうです!
まず、ノクターンを2曲。この曲は今日のプログラムの食前酒の様で会場の雰囲気やホールとの相性を確かめるとの事です。
次のワルツ第19番に入る前に小山さんのトークがありました。今日のプログラムは20日にワルシャワのリサイタルで弾いたものと同じ曲目で、前半のバラード4番はショパンの晩年の作品、そしてポロネーズ(アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ)は若い頃の作品。それに対して、後半のバラードの第1番は若い頃の作品で、英雄ポロネーズは往年の作品、そんな組み合わせでプログラムを作られたとお話になられていました。
ポーランドはとても寒く日本の秋の様な季節で重ね着が必要でしたが日本とは違い湿度が低いのでとても過ごし易かったと述べられていました。
今日のプログラムは前半、後半共にノクターンで始まり、ワルツ(+マズルカ)→バラード→ポロネーズへと繋がりとても趣向を凝らたものですが、ポーランドの人も今日と同じ演奏を聴いて感動したんだなぁ。と思うととても嬉しい気持ちさえします。
休憩時間になると服は完全に乾いていました(笑)
こもれびホールは比較的ガラス窓の部分が多くて外光がたっぷり入り、とても気持ちの良いホールです。
客席数は662席の1階部分だけですが、なだらかなスロープがあり一番後ろの席のドアを開けるとそこは2階部分になっています。
後半になると小山さんは更にノリにノリまくりエンジン全開でした(笑)。ポーランドの息吹させ感じされる素晴らしいショパンでどの曲も完璧な仕上がりだったと思います。
約600人程のホールでしたが皆さんも大変に満足された様で沢山の拍手と、ブラボーの掛け声も凄かったです!!
最後に小学生の男の子が花束をもって袖から出てきたのですが、かなり緊張していた様ですね。大きな花束を小山さんへ渡すと少し緊張が解けた様で最後は堂々と退場して行きました。立派でした!!沢山の拍手もありました!(男の子は声楽家の米沢牧子さんのご子息さんでした!)
花束をピアノに置きお待ちかねのアンコールは3曲も。。。。
ポーランドでは、アンコールは保谷で弾いた3曲のうちの2曲、ワルツの第10番とプレリュードの第24番の2曲を弾かれた様で、保谷では1曲多かった様です!小山さん、ありがとうございました!!
最初のワルツ10番。この曲は小山さんの演奏であまり聴くことが出来ないのですが、なんとも素晴らしい。情感がこもり迫り来るピアノの音色にもうノックアウトされました!小山さん、是非また聴かせてください。必ずきっとです!!!
コンサートは全て終了しました。
天気はスッキリしませんが、今日のショパン一色のコンサートで遠くポーランドの想いを胸に出来、晴れ晴れした気分になれました♪
きっと皆さんも同じ想いを持った事でしょう!
小山さんはこれから明日の大洲市民会館 大ホール(愛媛)での”夏休み 親と子のコンサート”に向かいますが、夏休み最後の日の思い出として沢山の子供達に感動を与えて下さる事でしょう♪
どうぞ、天候も荒れています。お気お付けてお出かけ下さい。


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保谷駅は工事中でした。

初めてのこもれびホール



今日はオールショパンプログラムです

開場時間となりました。



本日の催し物の案内です




沢山のCDです

大盛況のCD売り場



明るいホワイエは気持ち良いです
リサタルには打ってつけのホール



ショパンを愛する沢山の日本人
休憩時間も心躍るひと時



終演です。沢山の感動を胸に・・・・

雨は止んでいました。



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Date: 2008/8/30(土)

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