まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。


▼ 東京フィル・ サントリー定期 第750回                  2008/2/22(金)
▼ アプリコ・ジャパンアーティスト・プロジェクトIV          2008/2/2(土)
▼ 紀尾井の室内楽Vol.3 KSTアンサンブル2008         2008/1/23(水)


  
縮小 拡大
東京フィル・ サントリー定期 第750回                       
東京フィル・ サントリー定期 第750回

日時:2008年2月22日(金)19:00開演

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番
ラフマニノフ/交響曲第2番

指揮:渡邊 一正
東京フィルハーモニー交響楽団
会場:サントリーホール

親友のラフマニノフ君(笑)


※まさとの特集レポート

そろそろ春を感じさせるアークヒルズ

今日はかなり暖かな日になりまして、とうとう出ました。。。。。。花粉悲惨情報(泣笑)  _| ̄|○
花粉にもめげずにサントリーホールへ向いました(笑)
取りあえず新橋の駅の中にある蕎麦屋で簡単に腹ごしらえしてから銀座線で溜池山王駅へ。
カラヤン広場には6時15分頃には着いてしまい、時間があるのでウロウロと散策しました。
今日はサントリーホールへ初めてこられた方も多かったらしく、広場にある金色のモニュメント前で記念撮影されている姿を沢山見ました。(このモニュメントは真上から見下ろすと、シンボルマーク「響」の形が浮かび上がるのだそうです。)
当日券を求めてこられた方でしょうか。チケット窓口で無いと聞かされて残念がっている姿もありましたね。
開場時間を知らせるパイプオルゴールが響きわたります。
(正午のほか、開場時になると、壁が開いてぶどう畑の番人を表わした老人と少年の人形がオルゴールを回します。このオルゴールは、大ホールに設置されたパイプオルガンと同じ素材で作られた37本のパイプから音が生まれます。 との事)


(サントリーホールHPのMovie Download を使用させて頂いております。)

さて、ホール内に入りますと今日は若い人の姿をいつもより多く感じました。
ラフマニノフと言うプログラムとのだめ効果があるのかも???
いつも感じる事なのですが、当日の演目が会場内の雰囲気にも現れていますね。
今日は何となく華やかで甘い香りがサントリーホールを包んでいる様な感じがします(笑)
僕はこの3番を聴くのは春先が一番相応しいのではと感じています。なので僕の中では今日は絶好のラフ3日和なのです。。。。
今日の小山さんは、濃い茶系で胸元に煌く装飾のある素敵なドレスです。
厳かに曲が始まり出しました。小山さんが愛して止まない3番です。小山さんの魂は遥か彼方のロシアの大地に。。。。。
そして会場内の全ての皆さんの耳が、魂が小山さんのピアノに注がれ、いよいよカデンツァです。今日の小山さんは熱い中にも優美さを感じさせてくれるカデンテァでいつもの事ながら、時を忘れる瞬間です。
ラフマニノフは何を思いながらこのこのカデンツァを書いていたのだろうか?小山さんが以前お話しした中で、ラフマニノフは人見知りだったらしく、いろいろと話したい事があったのに話せなかった思いがあの混み入った音符やパッセージに表れているのでは。。。との事ですのでカデンツァにはラフマニノフの沢山の想いが吹き込まれているのだと思います。
そして大好きな第2楽章。指揮者の渡邊さんと東フィルさんは見事にこの楽章を奏でていました。そして小山さんとのコラボレーションは余すことなくラフマニノフの気持ちを表現していました。
そして一気に第3楽章へ。ここでは特にピアノと他の楽器との駆け引きが楽しめます。渡辺さんと東フィルさん、そして小山さんの気持ちは一つになりラフマニノフを謳いあげています。フィナーレは完璧なまでに合った息のまま上り詰めました!!
小山さんの指が鍵盤から離れ、渡辺さんの指揮棒が下がった瞬間、嵐の様な拍手がサントリーホールを包み込みました。
スタンディングオベーションをされた女性の方もいて最高の盛り上がりでした!
小山さんは拍手に迎えられ何度も舞台へ。。。。。皆さんご存知の小山スマイルで何度もお辞儀され、そして爽やかな春風の様にお戻りになられました。。。。。
後半は、ラフマニノフの交響曲第2番。この曲もとてもラフマニノフらしい甘美な香りのする曲で、特に第3楽章はその甘い香りが何とも言えず素敵で、渡邊さんと東フィルさんが織り成す最高の名演奏だったと思います。演奏後はブラボーがあちらこちらから掛り、渡辺さんそして東フィルの皆さんを称えていました。
次のラフ3は、年末になりますが、今から待ち通うしく思います。。。。。




          
少し早い現着なのでカラヤン広場周辺を散策しました。


          
滝のシブキが何気に心地よいです。


          
今日のチケットは早いうちから完売でした!


          
入場時間を待っている皆さん。


          
サントリー名物のオルゴールが鳴り響き入場開始です。


           
皆さん一斉に入場されています。


           
まさとお決まりのCD売り場ご訪問(笑)


            
今日は若い人の姿がかなり見受けられました。のだめ効果でしょうか!?


      
開演前風景。スタインウェイの準備もOKです!


      
休憩時間の2階の喫茶コーナーは沢山の人で一杯でした。



終演となりました。


           
                  < クリック >                                           < クリック >


Date: 2008/2/22(金)

                                                        Copyright(c) 2008 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

アプリコ・ジャパンアーティスト・プロジェクトIV                      
アプリコ・ジャパンアーティスト・プロジェクトIV
小山実稚恵ピアノリサイタル〜美と技の至芸〜

日時:2008年2月2日(土) 15:00開演

ラフマニノフ:前奏曲より
作品3−2嬰ハ短調、作品32−12嬰ト短調、
作品32−8イ短調、作品32−5ト長調、
作品23−5ト短調、作品23−4ニ長調、
作品23−2変ロ長調

リスト:
愛の夢より第3番 変イ長調
巡礼の年 第3年より第4曲「エステ荘の噴水」
パガニーニによる大練習曲より第3曲「ラ・カンパネラ」
------ 休憩 --------
ショパン:
ノクターン第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調

<アンコール>
ショパン:
ノクターン第2番op.9-2
ワルツ 第1番変ホ長調op.18「華麗なる大円舞曲」


アプリコスタッフのブログ=> こちら

東京芸術劇場の様なアプリコホール

今日は風も無くまずまずのお天気でした。
アプリコへ行く前に腹ごしらえと思い川崎駅で降りてラーメン二郎へと足を運びました。1時頃着きましたが長蛇の列で諦めました。
駅前の普通のラーメン屋で普通に食べました(笑)
アプリコは初めて行くホールですが、何となく東京芸術劇場?の様な雰囲気のある全面ガラス張りの豪華な作りです。
駅からも近いし大田区には素晴らしいホールがあるものだと関心しながらホール内に入りました。
ガラス張りのため中は素晴らしく明るい雰囲気でとても良い気分ですね!コンサートの期待も増すばかりの雰囲気です。
ファンサイトの掲示板に、アプリコのスタッフの方が当日券ありますとお知らせを頂きましたがホールにも掲示されてまして多くの方がお求めになられていた様です。
アプリコのホームページに書かれていましたが、このホールのスタインウェイは小山さんが選定されてたもので既に10年目を迎えたそうです。
また皆さんもご存知の様に、小山さんは著名人が多く住まわれている大田区の某所にお住まいで大田区民なのですね。
さて、そろそろ開演時間になるので客席へと移動します。今日は小山さんの指先が良く見える席です。
満席の会場の照明が落とされると、次はピアノに照明が注がれ小山さんが選定されたスタインウェイが鮮やかにライトアップされます。
今日の小山さんはとても美しい淡いピンク色のドレスでキラキラと散りばめた石がとても綺麗です。
拍手に答え二礼されるとまずはラフマニノフの前奏曲作品3−2嬰ハ短調です。この曲は始まりにふさわしい豪快な曲です。
ピアノは10年の時を経て、益々磨きが掛かり艶やかで鮮やかな音を
ホール内に響き渡らせてくれました。
小山さんは奏者としても素晴らしいですが、ピアノの選定に関してもずば抜けた力量をお持ちなのですね。多くのホールで信頼を得ているのが納得出来ます。
ラフマニノフの前奏曲は何度となく聴いていますが、このホールとピアノは最高の音の空間を作り上げてくれました。アプリコホールは多目的ホールの様ですが、音楽ホールとしてもとても素晴らしいものを持っていると思います。
そして僕が一番感銘を受けたのがリストの「エステ荘の噴水」です。言葉ではうまく表現出来ませんが、その豪快で緻密な水のしぶきが降り注いで来る様相が、なんとも言えず素晴らしかったです。もっともっと聴いていたい小山さんのリストです。
後半のショパンはノクターン第20番でしんみりした後でショパンの大曲、ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調です。壮大で華麗なこの曲が小山さん自らが選定されたスタインウェイより鳴り響いて来ます。フィナーレはもう圧巻!小山さんの底力を見せつけられました。
会場内は歓喜の拍手で満ち溢れ、小山さんもこれに答えるように最高の笑顔でお辞儀をされました。
ラフマニノフ、リスト、ショパンとピアノの神様の様な3人の魂を余すことなく伝えてくれた今日の演奏は、まさに〜美と技の至芸〜でした。
アンコールの華麗なる大円舞曲で今日の幕は閉じました。
小山さん。今日も素晴らしい作曲家の素晴らしい大曲をありがとうございました。
そしてサイン会は勿論、今日も長蛇の列でファンの皆さんは思い想いの言葉を
小山さんへ伝え、小山さんも笑顔でそれにお応えされていました。大曲演奏後のお疲れの中をありがとうございました。
外はすっかり日が落ちていましたが、一頃の様な重苦しい寒さではなく、なんとなく春を感じさせてくれるような。。。。。。
でも花粉症が心配な季節かも(笑)
次はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番です。のだめの影響もあるのか、何となく熱くなりそうなサントリーホールです。楽しみです!


---------------------------
アプリコホール・次回の予告

アプリコ・ジャパンアーティスト・プロジェクトW
東京都交響楽団演奏会
2009年3月6日(金)19:00開演   
会場:大田区民ホールアプリコ
管弦楽:東京都交響楽団
ピアノ:小山実稚恵
詳細:未定
曲目:未定


アプリコスタッフのブログ=> こちら
---------------------------




         
ラーメン二郎は長蛇の列(笑) 建物に回りこみ更に20人位いました! 


         
          この奥がアプリコホールです                               アプリコスタッフの方のコメント通り当日券ありました


          
   入場待ちすること10分程度。入場開始となりました。


          
アプリコホールは周囲がガラス張りなのでとても明るいです。


         
 開演前のワクワクする瞬間です!


          
音の響きがとても良いホールです。椅子の座り心地も良かったです。


          
今日はサイン会があるので売り場は凄い人・人・人


           
明るいホールはとても気持ち良いです!                                              終演となりました。


     
こちらはサイン会を待つ長蛇の列(ラーメン二郎の10倍位です・笑)


     
夜の明かりが素敵なアプリコホール                                           JR蒲田駅は駅の補修工事中です



Date: 2008/2/2(土)

                                                        Copyright(c) 2008 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

紀尾井の室内楽Vol.3 KSTアンサンブル2008                      
2008年1月23日(水) 19:00開演

会場:紀尾井ホール

出演 :
ピアノ:小山実稚恵(ゲスト・アーティスト)
オーボエ:広田智之
ヴァイオリン:豊嶋泰嗣/野口千代光 
ヴィオラ:市坪俊彦 
チェロ:菊地知也 
コントラバス:池松宏

曲目 :
■モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
オーボエ/広田 、ヴァイオリン/野口 
ヴィオラ/市坪 、チェロ/菊地

■ドホナーニ:弦楽三重奏のためのセレナーデ ハ長調 op.10
ヴァイオリン/野口 、ヴィオラ/市坪 
チェロ/菊地

----- 休憩 -----

■シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.114「ます」
ピアノ/小山実稚恵 
ヴァイオリン/豊嶋、ヴィオラ/市坪 
チェロ/菊地、コントラバス/池松

<アンコール>
「ます」の第4楽章より 第5変奏とAllegretto


紀尾井ホール玄関前

今日の東京は朝のうち雪が降りました。
9時前には小雨に変わりましたが、一時はどうなることかと思いました。

紀尾井シンフォニエッタ東京のメンバーが奏でる室内楽コンサート・シリーズが始まりましたが、今日は記念すべき第1回目で、第1回目を飾るのにふさわしいゲストとして小山さんが登場しました。
今日はモーツァルト、ドホナーニ、シューベルトの室内楽ですが小山さんは後半のシューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.114「ます」に登場されました。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの配置の後ろにピアノが置かれています。
この曲はシューベルトが22歳のまだ若々しく希望と幸福にあふれていた時期の名作であり、これ以降には、シューベルトはピアノ五重奏曲を作曲していないそうです。
今日の小山さんはワインレッドの素敵なドレスです。
。。
小山さんのピアノの音と共に五重奏の軽快なメロディーが会場内を駆け巡りました。
室内楽は久しぶりですが、この穏やかで心地よい雰囲気がなんとも言えず良いですね。
小山さんのピアノはとても明るく軽快で紀尾井シンフォニエッタ東京のメンバーの皆さんとの呼吸も勿論申し分なく、まさに妥協を許さない5人のメンバーが繰り広げた音の宴でした。
いつも思うのですが小山さんは室内楽となると、また一段と楽しさを味わっているご様子で他のアーチストのメンバーと音楽を奏でる喜びを思う存分に分かち合っている様子が手に取るように分かりますね。
僕にとりまして室内楽は心温まる音楽と言うイメージがあり、今日は朝から底冷えのする一日でしたが、とても穏やかで充実した気分になれた一日でした。
今日は今年最初の小山さんのコンサートですが、とても幸先の良い気持ちの良いコンサートでした。
次は小山さんの地元でもありますアプリコホールでのリサイタルです。
ラフマニノフ、リスト、ショパン、ピアノの名士が揃ったこのプログラムは今から期待に胸が膨らみます。





         
                     四ッ谷駅(赤坂出口)                                          なんとまだ残雪が。。。


         
          丁度開場時間に付きました                                               今日は完売です


          
                  ホール入り口前


          
     CDやチケットが販売されています


         
     紀尾井ホールは800人収容のホール


          
   収容人数に対してホール内はかなり広い


        
                      開演前の様子です


           
                 <クリック拡大>                                         <クリック拡大>




Date: 2008/1/23(水)

                                                        Copyright(c) 2008 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.