今日は風も無くまずまずのお天気でした。
アプリコへ行く前に腹ごしらえと思い川崎駅で降りて
ラーメン二郎へと足を運びました。1時頃着きましたが長蛇の列で諦めました。
駅前の普通のラーメン屋で普通に食べました(笑)
アプリコは初めて行くホールですが、何となく東京芸術劇場?の様な雰囲気のある全面ガラス張りの豪華な作りです。
駅からも近いし大田区には素晴らしいホールがあるものだと関心しながらホール内に入りました。
ガラス張りのため中は素晴らしく明るい雰囲気でとても良い気分ですね!コンサートの期待も増すばかりの雰囲気です。
ファンサイトの掲示板に、アプリコのスタッフの方が当日券ありますとお知らせを頂きましたがホールにも掲示されてまして多くの方がお求めになられていた様です。
アプリコのホームページに書かれていましたが、このホールのスタインウェイは小山さんが選定されてたもので既に10年目を迎えたそうです。
また皆さんもご存知の様に
、小山さんは著名人が多く住まわれている
大田区の某所にお住まいで大田区民なのですね。
さて、そろそろ開演時間になるので客席へと移動します。今日は小山さんの指先が良く見える席です。
満席の会場の照明が落とされると、次はピアノに照明が注がれ小山さんが選定されたスタインウェイが鮮やかにライトアップされます。
今日の小山さんはとても美しい淡いピンク色のドレスでキラキラと散りばめた石がとても綺麗です。
拍手に答え二礼されるとまずはラフマニノフの前奏曲
作品3−2嬰ハ短調です。この曲は始まりにふさわしい豪快な曲です。
ピアノは10年の時を経て、益々磨きが掛かり艶やかで鮮やかな音をホール内に響き渡らせてくれました。
小山さんは奏者としても素晴らしいですが、ピアノの選定に関してもずば抜けた力量をお持ちなのですね。多くのホールで信頼を得ているのが納得出来ます。
ラフマニノフの前奏曲は何度となく聴いていますが、このホールとピアノは最高の音の空間を作り上げてくれました。アプリコホールは多目的ホールの様ですが、音楽ホールとしてもとても素晴らしいものを持っていると思います。
そして僕が一番感銘を受けたのがリストの
「エステ荘の噴水」です。言葉ではうまく表現出来ませんが、その豪快で緻密な水のしぶきが降り注いで来る様相が、なんとも言えず素晴らしかったです。もっともっと聴いていたい小山さんのリストです。
後半のショパンは
ノクターン第20番でしんみりした後でショパンの大曲、
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調です。壮大で華麗なこの曲が小山さん自らが選定されたスタインウェイより鳴り響いて来ます。フィナーレはもう圧巻!小山さんの底力を見せつけられました。
会場内は歓喜の拍手で満ち溢れ、小山さんもこれに答えるように最高の笑顔でお辞儀をされました。
ラフマニノフ、リスト、ショパンとピアノの神様の様な3人の魂を余すことなく伝えてくれた今日の演奏は、まさに
〜美と技の至芸〜でした。
アンコールの
華麗なる大円舞曲で今日の幕は閉じました。
小山さん。今日も素晴らしい作曲家の素晴らしい大曲をありがとうございました。
そしてサイン会は勿論、今日も長蛇の列でファンの皆さんは思い想いの言葉を小山さんへ伝え、小山さんも笑顔でそれにお応えされていました。大曲演奏後のお疲れの中をありがとうございました。
外はすっかり日が落ちていましたが、一頃の様な重苦しい寒さではなく、なんとなく春を感じさせてくれるような。。。。。。
でも花粉症が心配な季節かも(笑)
次はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番です。のだめの影響もあるのか、何となく熱くなりそうなサントリーホールです。楽しみです!