アークホールは4月に佐渡さんとのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番を聴いたのであれから早くも5ヶ月が経ちました。
今日は名曲ばかりを集めた盛りだくさんのコンサートで料金も1500円、1000円、800円と低価格です。
沢山の人が素晴らしい音楽に触れる事が出来る様にとの音楽振興のための施策なのでしょうね。
今日は久しぶりに所沢に住む友人と所沢駅周辺で食事をしてきました。
所沢駅周辺もローカル色を残しながらも活気溢れる街になっていますね。
アークホールには開演20分前に着きましたが、沢山の人が列をなして入場していました。
今日は小山さんのアウトリーチ活動も手伝ってか、小学生を連れた家族の姿があちらこちらで見受けられました。
ホールに入ると人だかりがあり、近づいてみるとこのファンサイトでも紹介している小山さんの
アウトリーチ活動の写真が掲載されていました。所沢でのアウトリーチは、ここミューザの財団が主催元なんですね。
沢山の子供達に囲まれた小山さんがとても嬉しそうに活動しているお姿が写っています。
そして、もう一つの人だかりが・・・・・そうなんです。今日もサイン会があるとの事でCDコーナーはもの凄い人だかりで販売員の方もてんてこ舞いの様子でした。
さて、開演のお知らせがあり小山さんの登場です。今日はワインレッドの素敵なドレスです。
前半はラフマニノフとリスト。
まず1曲目のラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調を弾き終ると小山さんのトークがありました。
小山さんのトークを聞くのは久しぶりです。
ここミューザで4月に佐渡さんとラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番を弾いた事や、
アウトリーチ活動を所沢で行った事などをお話されました。所沢とはとても深いご縁がある事でとてもひたしみを感じておられるとのお話でした。
そして次に弾くラフマニノフ:前奏曲ハ短調(鐘)についてのお話だったと思います。そのお話の通り、小山さんのピアノから鐘の音が鳴り響いていました。
そして
ソナタ第2番。なんとも言えず憂いに満ち、そしてロマンチックなこの曲を小山さんは余すことなく私達に届けてくれました。
第一楽章で、体は金縛りにあったような緊張感に包まれ、そして第2楽章で一気に開放されました。このドラマチックな展開は聞く人全ての心を虜にしてしまいます。小山さんのピアノはこのラフマニノフの音の世界を見事に展開して下さいます。
小山さんのピアノはいつもそうなのですが、ストレートに聴く者の心へ語りかけてきます。この魅力がファンの心を捉えて止まない秘密なのだと思います。初めて聴いた人はまた聴いてみたい。そして多くのファンの皆さんはもっともっと聴いてみたい。と言う衝動になられてしまうのだと思います。
ラフマニノフの後はリスト。愛の夢、ラ・カンパネラと一度は耳にしたことがあるこの名曲に会場の皆さんが胸ときめかせ聴いていました。そしてエステ荘の噴水!小山さんが弾くこの曲を僕は大好きです。
後半はショパン一色でした。今日は小学生の子供達が大変に多かったのですが、ひょっとするとアウトリーチで小山さんのピアノを聴いた子供達が家族で来ていたのかもしれませんね。(みんな食い入る様に小山さんを見つめていました。)
演奏後に花束を手に舞台前にこられた方もいまして大変に盛り上ったリサイタルで、特に後半は会場内の皆さんが一体になって楽しんでいた事がとても良く分かりましたね。
サイン会は驚く程の沢山の方が並んでくださり、ファンとしましても大変に嬉しい瞬間ですね。
演奏者と触れ合う事が出来るこの瞬間は、一生忘れる事の無い思い出の時間になります。
今日は特にアットホームな素晴らしいリサイタルだったと思います。
皆さんが大変に喜んでいる事がとても良く伝わってきた心温まるリサイタルでした。
小山さん。今日も沢山の曲をありがとうございました♪