今日は先週のラフマニノフの余韻が残る中の東京での公演です。
この「ニューイヤーコンサート」は1978年から36年連続37回という共演を昨年お亡くなりになりました中村紘子さんが重ねてきた由緒ある名コンサートとでした。
今年は小山実稚恵さんがショパンを弾く事となりました。
演目は新春に相応しい曲目で、前半はワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲とショパン:ピアノ協奏曲 第1番でした。
新春に聴くワーグナーは本当に心を新たにしてくれます。
そして小山さんはホワイトに近い目の覚める様な素敵なドレスで登場されました。
先週の熱かったラフマニノフのピアノ協奏曲第3番、そして今日の胸がときめく様に素晴らしいショパンのピアノ協奏曲 第1番を聴く事が出来ました。
アンコールは、何とラルゲットを弾いて下さいました。
演奏が終わると東京交響楽団の責任者の方が舞台に登場され、中村紘子さんとの長い共演が終った事を残念に思いますと言うお話と、そしてこの名コンサートは小山さんに引き継ぐ事を述べられました。小山さんも、この名誉あるニューイヤーコンサートを弾く継がれる事をとても嬉しく思います、と述べられ、そして来年はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾きますと、とても嬉しいお話を述べて頂きました。
後半はドヴォルザーク:交響曲 第9番 「新世界より」。僕はこの曲が大好きでとても心地良い後半を楽しむ事が出来ました。最後はラデツキー行進曲を場内の観客の皆さんの手拍子と共に歌い上げ、幕は閉じました。
サントリーホールの外は小雨でしたが、暖かな気持ちが体順に充満した素晴らしいニューイヤーコンサートでした。
来年のニューイヤーコンサートを楽しみに、今年1年も頑張りたいと思います。
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本日のお勧めの1枚です!
ショパン:ピアノ協奏曲です=>
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