今日は、銀座の数寄屋橋交差点に3月31日オープンしました東急プラザ銀座の6階にあります「KIRIKO
LOUNGE」へ行ってきました。
「KIRIKO LOUNGE」には、スタインウェイがあるのですが小山さんがこのピアノを2月に選定しました。
今日はピアノの選定者であります小山さんが初めて奏でるお披露目コンサートとなっていました。
ラウンジは100名程の小さな空間なので今回は抽選でのご招待となっていました。
ここ東急プラザ銀座のコンセプトとしましては、新しい文化をここから発信を目指す「Creative
Japan 〜世界は、ここから、おもしろくなる〜」というものです。伝統と革新が共存する銀座のエリアの魅力を受け継いだ銀座の新たなランドマーク、東急プラザ銀座。そのシンボルとなるパブリックスペースが、ここ「KIRIKO
LOUNGE」とされていて、同じく東急グループの渋谷Bunkamuraがコラボレーションしたという事です。
そして「KIRIKO LOUNGE」に足を踏み入れるとスタインウェイが鎮座していて、なんとその背後には目の前に数寄屋橋交差点が手の届く距離にあります。夕暮れの数寄屋橋にネオンが灯る頃になると、本当にロマンチックで日常の空間から離脱したとても贅沢なラウンジと化していました。またこのラウンジの天井は高く大きな吹き抜けとなっていて、照明や壁はとてもモダンで銀座に相応しい素晴らしいラウンジに仕上がっていました。
最初に司会者の方からこのラウンジの紹介があり、そして小山さんが紹介されて入場されました。
小山さんがピアノの席に着くと、数寄屋橋のネオンが素晴らし背景となり音色と共に、その目の前に広がる色彩豊かなネオンも楽しめるという事になります。
まずはシューベルト、きっと小山さんはここ銀座で一番弾きたかった曲だったのだと思います。
そしてショパン。銀座のネオンを見ながら聴くショパンは何とも言えぬ不思議な感覚がありますが、それは決してざわついた雰囲気ではなく、落ち着いた大人の空間で聴く、とてもモダンで贅沢なショパンでありました。
最後に小山さんが選ばれたアンコールが、スクリャービンの左手のノクターン。この曲はここで聴くために作られたと言ってもおかしくない程、銀座の夜景ととてもマッチしていて、恐らく僕に取りましては、一生忘れる事の無い一場面になったと思います。
今日はBunkamuraからも沢山のスタッフの皆さんが来られていて、今日のために色々と準備を進めらて来られたのだと思います。
この「KIRIKO LOUNGE」は紛れもなく、これから何百年に渡り、ここ銀座の数寄屋橋で新しい文化を発信して行くのだという事を強く感じたと共に、そして小山さんがその原点にあるという事はファンの一人として、これほどの喜びはありません。
表に出ると夜の数寄屋橋交差点は先ほど「KIRIKO LOUNGE」で味わった景色と全く同じでとても不思議な感覚を覚えました。
1時間ほどのコンサートでしたが、忘れる事の無い素晴らしい時間でした。
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